おもうこと かんじること

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外から考える日本

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留学を機に、我らが日本について考えることが増えました。
役人という身分からの視点のみならず、1人の国民として。
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先日、インディアナ大学を卒業し、無事に日本に帰国しました。
何事もなかったように仕事も始まり、アメリカにいたことが遠い昔のような気もします。しかしながら、学んだこと、感じたことを、仕事の中で活かしていきたいと、意気込みも新たです。

留学して帰ってきたので、せっかく少しはついた英語力を維持したいなと、たまに英字新聞を読んでいます。
そこで目に留まった記事。

引用をしっかりとすべきなのですが、その新聞を捨ててしまったので、簡単に触れます。

Japan Times の社説か何かだったと思いますが、国を想う心ですね、愛国心、nationalism ではなく paternalism、これについて書かれたものがありました。
外国の方がエディターでしたが、要するに、

・日本はすばらしい文化を持っている
・アメリカのように「国旗を大事にしろ」というようなことで愛国心を煽らなくても、すばらしい文化が愛国心を芽生えさせる基盤となる(アメリカは、そもそも深い文化がないから、国旗という形で国民の結束を呼びかけるのだと)
・だから、子供たちに国旗を大事にしろなど言うのなら、よっぽど、国語をしっかりと教えたり素晴らしい文化を伝えることが、ひいては、子供をはじめ国民が愛国心を持つにいたる

というものでした。

アメリカから帰ってきたからなのか、妙に納得のいくものでした。
我が国は、素晴らしい文化を持っています。他に誇れる文化を持っています。そうしたものをしっかりと見つめなおすことが、素晴らしい未来にもつながるのかなと、改めて思っています。

国家の品格

これまでも何度か記事を書いてきましたが、渡米して、ことさら、「日本」というもの、「日本人たる自分」というものを考えるようになりました。
渡米以外にも、そういう年齢になったということかもしれませんけれど。

日本でかなり売れているという藤原正彦氏の「国家の品格」を読みました。
春休みに用事があってニューヨークまで行った際に、本屋で見つけたものです。

何点か異論はあるのですが、氏の考え方には大方賛同するところがありました。

特に、国語の必要性については渡米前から私自身も強く信じていたことですし、渡米してからますますその重要性を認識するに至りました。
なお、石原都知事なども国語教育の重要性について主張をされていますね。

また、論理を展開する前提となる価値判断の重要性、それについて氏は情緒と形という話をしていると解釈をしていますが、その重要性についても私は賛成です。

ことさら論理についてやっきになって否定している感もありましたが、いずれにせよ、思考を展開する上では価値判断が必ず求められるし、だからこそ、価値判断のできる人間にならなきゃいけないし、育てなきゃいけない、そういうことだと思っています。

そして、価値判断というものは、その国の文化や伝統に大きく規定されるものだと思いますし、世界でただ1つの正しいことなんてのはありえない。だからこそ、日本の文化や伝統、国語、などをしっかりと教育することが重要なんだと思います。
アメリカやヨーロッパの考え方を参考にしたっていい。でも、文化も伝統も違う国々が、考え方が同じになることはありえないのではないか。

異論があるといったのは、特に、民主主義に対する考え方でした。
民主主義が完全でないことは誰だってわかっていること。でも、必要悪といったら言い過ぎかもしれませんが、今のところ民主主義よりより良いシステムが存在していないのではないか。

氏は、大衆に踊らされる可能性のある民主主義でなく、情緒を身につけたエリート層が大局的観点から統治するのが好ましいといったようなことを書いていると思います。

そうでしょうか?
では、あなたはエリート層ですか? 私はエリート層ですか? 誰が、その人がエリート層かどうかを判断するのでしょうか?
そもそも、私たちの国は、誰のものでしょうか? エリート層でない人々は、エリート層に心から委任することができるか? エリート層が失敗したらどうなるのか??

民主主義の重要性、民主主義と行政との関係について、何度かこのブログでも書いてきました。
私が民主主義が重要だと思うのは、私がアメリカにかぶれたのか、アメリカで行政や政治を学んでいるからなのか、よくわかりませんが、私は、やはり民主主義というシステム・概念は、大事だと思うのです。

話がそれてしまいましたが、繰り返しになりますが、日本らしさである情緒とか武士道精神のようなものだとか、そういったものをもっと大事にして、我々独自の価値判断の前提となるような道徳的な情操を養おう、そういった考え方はかなり共感をしています。

私自身、論理だけでなく感性を磨く努力をしなきゃなと、思っています。
今は、今更ながらですが、「菊と刀」を読んでいます。なるほどとうなずくことが結構あったりして、新鮮な発見もあります。

「国家の品格」、読まれた方が何人かいらっしゃると思いますが、どのようにお感じになられたでしょうか?

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今日メールで届いた小泉内閣メールマガジンの小泉総理の文章の中で、日本が最も世界に良い影響を与えていると世界の人びとに思われているという世論調査の話がありました。
興味があったので、インターネット検索をしてみたところ、ありました。
こちらです。

イギリス国営放送のBBCとアメリカのメリーランド大学などが行った世論調査で、世界の33の国の4万人弱の人々に対して、イラン、アメリカ、中国、ロシア、フランス、日本、ヨーロッパ、イギリス、インドが世界に対して良い(positive)/悪い(negative)な影響を与えているかどうかを聞いたものです。
国としては日本が最も、良い影響を世界に与えていると思われている国、という結果になっています。

と、小泉メルマガではここまでだったのですが、上記のページを良く見ると、ちょっと面白い。

国別の順位は、日本、フランス、イギリス、インド、中国、ロシア、アメリカ、イラン。

日本の結果を細かく見ると、ほとんどの国で過半数の人が日本の世界に対する影響力を良いものとして考えています。
一方で、中国と韓国、この2国の日本に対するネガティブな視点が浮き彫りになっています。中国の71%、韓国の54%の人が、日本に対してマイナスのイメージを持っているようです。
日本に対して30%以上の人がマイナスのイメージを持っているのは、他にはフランスとイランだけで、その両者もプラスのイメージを持つ人が過半数近くになっています。
それを考えると、中国と韓国の日本に対する認識は、世界の他の国々のものと違っています。

面白いのは、上記のサイトにも書いてあるのですが、日本にプラスのイメージを最も抱いている国々も、韓国、中国、日本と同じアジアやその周辺(環太平洋)に属しているんです。
インドネシアの85%、フィリピンの79%、オーストラリアの60%の人が、プラスのイメージを懐いています。
ここのところ非常に良好な関係を築いているアメリカではプラスが66%のようですので、インドネシアやフィリピンの数値の高さが伝わると思います。

加えて、面白いなと思ったのは、韓国の人々は、ヨーロッパの国に対しては相当多くの人がプラスのイメージを抱いている一方で、それ以外の地域の国に関しては、軒並み半数近くの人がマイナスイメージ。何故なのでしょうかね?
中国は、日本とアメリカに対して、評価がかなり低い。特に、日本の低さは突出しています。でも、それ以外の国に対しては概ねプラスのイメージのようです。

ナショナリズムを煽る気はさらさらありませんが、中国や韓国の日本に対する見方は少し極端な方向に走りがちかもなと、思ってしまうところがあります。
この調査を見ても、両国の日本に対するネガティブイメージは、世界の中にあって、ちょっと異様とも言えるかもしれません。

我々日本人は、中国や韓国の人々に対して、もっと自らのことを理解してもらうよう努力をする必要があると、思います。
一方で、中国や韓国の人たちも、世界から、そしてアジアの他の国からも、こうして高い評価を受けている日本という国のことを、もう少し真っ直ぐに見てくれればいいのになとも思いました。

日本も中国・韓国も、まさに未来志向で、両者の良いところを真っ直ぐに見つめ、発展的で良好な関係を築いていければ素晴らしいなと思います。
本日、お隣の学部のイベントで、インドからの留学生による「インディアン・ナイト」というイベントに行ってきました。
カレーを食したり、生徒によるインドの歌や踊りの催し物を見てきました。

他にも、これまで、「コリアン・ナイト」、「チャイナ・ナイト」にも参加したことがあります。もちろん、(私は直接関係していませんでしたが)「ジャパン・ナイト」もありました。

今日ふと感じたこと。

我が国の文化は、インドや中国の「動」と違って、どちらかというと「静」なのかなということ。

今日のイベントでも、インドからの留学生の踊りなどは非常に上手で、楽曲もノリがとても良いものでした。
日本の文化がらみでノリが良いものといったら何だろうなと考えたのですが、お祭りの際のお神輿とかかなと。逆に言えばそれ以外はあまりノリというものを感じるものがないなとも思ったりしました。どうでしょうか。
茶道とか、わびさびとか、「静」だなと。そんな「静」な日本が私は好きですけれど。

もう1つは、ここはアメリカですので多くのアメリカ人がイベントには参加をしています。
アメリカには、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、こうした「文化」が存在していないのかなと思ったことです。

アメリカ人はアメリカが一番だと思っていると感じます。その理由の1つは、アメリカという国自体が、それぞれの国から「新天地」を求めてやってきた人の集まりだから、ということがあるのだと思います。
だから、アメリカが一番。
でも、そうした人々の集まりで、それ自体固有の、歴史や伝統といったものに裏づけされた文化というものが存在していないのではないのか。
もちろん、マクドナルド、コーラ、文化といえば文化かもしれない。現代文化はアメリカからの文化かもしれない。
でも、歴史、伝統、といったものからはちょっとかけ離れている。

歴史、伝統といったものは、もちろんしがらみのようなものも感じるけれど、何か安らぎのようなものも感じるものな気がします。
他国のものであっても、尊敬の念を素直に抱きますし、心がなんだか落ち着くような気もします。
インドの伝統・文化ってすごいなと、今日は素直に思いましたし、いつかインドに行って直接体験してみたいなとも感じました。

また、振り返って、我々の国も誇れるような文化を持っていると再認識した日でもありました。
一方で、今日のインド人達は、年齢も変わりませんが、伝統的なダンスや歌を身につけているように見えましたが、日本人はどうでしょうか。
私は、詩吟も歌舞伎も能もできなければ、琴も弾けませんし、神輿をかつぐためのふんどしのつけ方も知りません。

善し悪しを言うつもりはありませんが、素直に、日本人としてもっと日本の文化を正面から見据え、愛し、身につけたり、自分達の子どもの世代に良いものを継承して努力、そうしたものが必要だなと、私は感じた夜でした。

戦争の教訓 その3

先日の記事の中で紹介をしましたヒストリーチャンネルというテレビ局の「第2次世界大戦の最後の日」という番組の2回目を見ました。

前回は、原爆の投下まで。
今回は、原爆投下から日本の降伏に至るまでを、丁寧なインタビューや映像で追っていました。

日本の軍部の暴走に対しては天皇はあまり影響力を持てなかったこと(くいとめられなかったこと)、長崎への原爆の投下の後なおも戦争続行を主張する軍部に対して最終的には天皇が降伏を決断したこと、などなどが描かれていました。

1つ印象的だったのは、原爆の投下についてです。
当時の多くのアメリカ人、多くの連合国の人々は、戦争を終わらせるためにした、原爆の投下を間違ったことではないと考えていた。
一方で、原爆が、瞬時に数十万人もの人の命を奪ったのみならず、その後遺症によって続々と人々が苦しんでいったこと、死んでいたこと。
果たして原爆投下が正しかったのかどうか、そういう場面がありました。
それで、印象的だったのは、とある当時のアメリカ兵の方のインタビュー。
「ある時、『あなたは戦争のヒーローだと思いますか。』と聞かれたことがある。私も、友達も、戦争のヒーローというよりは、戦争犯罪者のような気持ちでいた。」
人類史上例を見ない、原爆という兵器を用いたことが、彼をそのように感じさせたのかもしれません。

アメリカ人は原爆の凄惨さをわかっていないとか、レッテルを貼るような見方をすることは簡単だと思います。でも、それが果たして正しいのか。
原爆の投下を正しかったと思うことと、原爆自体を肯定することは、やはり分けて考えなければいけないような気がしました。

昭和天皇については、コラム的な形で、生い立ちから、若くして天皇の地位についたこと、長い在位期間の間日本の復興のために尽力したことなどが取り上げられていました。

日本の降伏の後、NYのタイムズスクエアには、数百万人とも言えるような大勢の人々が集まり、戦勝と日本の降伏を喜んだそうです。
のみならず、戦艦ミズーリでの調印の後は、太平洋の各地、ニュージーランド、中国、東南アジア諸国で、戦争の終結を祝うセレモニーも行われたそうです。
恥ずかしながら、そうした事実をしっかりと認識したことがなかったわけですが、改めて、太平洋戦争は、日本とアメリカだけの問題のみならず、中国、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドといった太平洋に面する多くの国の問題なのだと、そう認識しました。

番組の最後は、多くの国で多くの軍人と市民がなくなったことが、具体的な数字をあげて取り上げられていました。
我々は、このような悲劇を繰り返してはいけない。

あともう少しで、終戦記念日ですね。

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