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僕は、ブライダル業界に絡んでいたりします。
その理由は話せば長いんですけど…
映画プロデューサーのM氏と決裂して監督を降りて、もうその世界からはすっかり足を洗ったつもりでいたら、映画プロデューサーE氏が俳優養成所を作るから協力してほしいと声を掛けてきまして、そこ用の舞台脚本を書いて演出したら、結構評判に……
で、何本か舞台のホンを書いて演出したら、すっかり舞台の人と周りから認められてしまい、依頼される仕事はそんなのばかりに……
そこで、俳優養成所の若造たちの現場を作ってやろうと、イベントの企画を作ったり、テレビCMの構成なんぞをしていたら、結構評判に……
で、気が付いたら、すっかり作演出家&構成作家&プロデューサーという肩書きで呼ばれ始め……
映画から離れた数ヶ月で、気が付けば自分がどういう位置に立っているのか分からなくなっていました。
そんな時、社員たった2人でやっているプロデュース会社が「我が社に入ってほしい」と申し出てきまして――
ナニソレ…と思いましたけど、結構ムリした良い条件を提示して精一杯の誠意を見せてくれて、それこそ三顧の礼で、何度も出向いてくれるしで…その会社に所属することに。
あと、社長のY氏は僕が過去にやっていたことをよく知っていて、いつまでも自分の会社にいてくれる人ではないと思っていたようで、「いれるだけいていただければ…」と、言ってくれたのも大きかったですけどね。
しかし、そこへ入ったら、いつしか僕は【1人広告代理店】をするハメになってしまいました。
だって…僕みたいなことを社長のYさんも、その同級生社員のMさんも出来ないので。
その時、社長のYさんがやっていたのは、ブライダルの現場に人材を派遣する業務でした。
音響オペレーターや配膳スタッフや司会を入れつつ、自身もコーディネーターとして会場に携わり、様々な業者も紹介、仲介する。ま…人足ですね。
で、僕が入ったことにより、CM制作、イベント企画発案、MC教育、タレント派遣が業務内容に加わり、それプラス、コピーライター、イラストレーター、広告デザインの仕事も手掛けるようになりましたが、それらは僕しか出来ないので、全てをやる僕は、正に馬車馬状態となりました。
プレゼンも僕しか出来ないし。
Y社長とM専務は、相変わらず婚礼現場に自身たちがキャプテンとして入るという仕事内容でしたが、傍から見るとこの会社はもう立派な代理店。
僕の仕事は増えるけど、全然追いつかない…という状態が起きても、手伝えないから社長と専務はノータッチ。
それに、そういう仕事は1つの物件の売り上げが結構大きく、今までなかった大金が会社に入ってくるんですけど、今まで小さな利鞘で細々とやっていた人が、そんな数字を見てしまうと狂いが生じてきます。
ここから恐ろしい話なんですけど、まず…大きな金が入ると、それを元手にもっと手を広げようと考えてしまい、いくつか支店を出し、人員を増やし始めてしまいまして、たった2人しかいなかった会社は、僕が入って1年半の間に社員が11人に増えていたんです。
―――でも、僕がやっている業務は、僕しか出来ないまま。
これって、もー危ないでしょ?
やがて、ホカの支社が回らず、だんだんマイナスの数字を出し始めると、それを補填するように、更に業務を増やしまして―――
すると、僕はいつの間にか、配膳スタッフの制服を夜遅くにアイロンがけもするようになっていました。
お陰でクリーニング屋さんが開けるくらいにアイロンの腕を上げました。
これは、少しでもコストを下げようとリネン費用を削った結果、数多くいるスタッフの制服を自社内で洗濯してアイロンがけするということをやり始めたんですけどね。
なのに…
一度大きな数字を見てしまった小さな会社の代表は、いろんな感覚もマヒしてしまっているワケです。
「また広告の仕事獲れりゃー、ンー百万入るから」
みたいな。
社長はデスクに座って何をしているのかなーと思って、チラリと覗いたら、高級マンションのチラシを真剣に見ていて、自分の車もそろそろ買い替えたいみたいなことを言ってるんです。
汗だくになってアイロンがけしている時に、それをやられると心が折れます。
それで、社長は、5時を過ぎると「じゃ、あと宜しく」と言って帰ってしまうし。
その後、僕は、深夜までアイロンがけしつつ、商品コピーを考えつつ、描きかけのイラストに少し手を加えながら、現場に入れ込むスタッフに連絡を入れ続ける―――という状態。
なので、ある日、とうとうキレて、
「僕の仕事は、僕にしかやれない仕事に絞ってください」
と言ってみましたけど「その問題はそっちでなんとかしないと」という返答。
社員2人でやっていた時は、Y氏は何でもやっていたのに。
その後、しばらくして僕は辞めました。
引き止められはしましたけど、でも、それまでの僕の状態を振り返って「ま、しょうがないです」…と納得してくれました。
その会社では、ブライダルのいろんな仕掛けや、トータル的な戦略図面は作っておいたつもりなので、僕がいなくなってもそこは出来るはずだと思っていました。
ま…広告代理店業務は無くなりますけど。
――ところが、辞めたらブライダルの各会場、各業者から僕に連絡が入り、契約を結んでくれと……
いつの間にか、ブライダル業界で名が通ってしまっていたようで……
僕は、会社にいる間に、結婚して婿養子となり、九州を出てはいけない人になってしまいまして、東京で仕事するモノ書きに戻って欲しくないカミサンの意向もあり、ブライダル業界にまた絡み出したワケです。
会社は僕がいなくなったあと、潰れてしまいました。
自分がこれから何をやってゆくのか、全然検討もつきませんけど、まだ自分を必要としてくれる人がいることについては、ありがたいと思っています。
でもやっぱり、僕は一体何屋さんなのか分かりません。
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ふむふむ(❁ฺω❁ฺ)
読んだ私も何屋さんなのかよくわかりませんが
仕事が出来るのであれば何屋さんでもいいじゃないですか( ̄▽ ̄)ウンウン
2009/2/26(木) 午後 8:25
九州から出られないのでするか@@!!
奥様に愛されておられるのですねェ〜@@♪
2009/2/26(木) 午後 9:39
ちゃうちゃう
逆に奥様を凄く愛しているから
物書きを辞め九州を出てはいけない人になってしまったんすよね?
ε=ε= (ノ ̄▽ ̄)ノとぅーっ
2009/2/26(木) 午後 10:18
居場所やあなたを求められるのは幸せなこと 考えすぎても仕方ないですね。 なんて 書いてみました。
2009/2/26(木) 午後 11:19 [ bv ]
はじめまして。訪問履歴からお邪魔しました。
「これができる!」っていうのがいろいろあるのって素敵なことですよー。しかも、「自分しか」って。。。。。
コレと言って何も思いつかない私にとってうらやましい限りです。。。。
2009/2/27(金) 午前 3:05 [ grant-freely ]
コメントありがとうございます。
それがあなたの運命なのだ・・
それで、いいのだ。
2009/2/27(金) 午前 9:33 [ はまさん ]
わー、なんかコメントいっぱい!
娘実家に送って、洗濯して干して畳んで、流しの洗い物して、PCの前にやっ〜と座ったら……
2009/2/27(金) 午前 10:01 [ BOSSA TOM ]
あ、えーっと…
娘が出来た今は、東京仕事の許しは出るようになりました。
1週間近くは行けます。
ただし、東京行っても限られた時間内での会議と本書きになるので、カンヅメでほとんど外にでられませんけど。
でも帰ってきたら洗濯物が山となっているので、それはそれでたいへんですけどね。
仕事先に対して行う妨害も今はないですし。
今は平和ですが、夜8時以降に外出する仕事はまだ基本的にNGなので、多方面に非常に迷惑かけてますけどね。
2009/2/27(金) 午前 10:17 [ BOSSA TOM ]
こんにちは。履歴から来ました。
初コメであれなんですけど、、、。
すごくお気持ちわかります!!
小さな会社の社長って!!!変わりますよね。うんうん。
今は失業してます。
次はブライダル業?なんて考えてたので参考にさせてください。
また遊びに来ます。
2009/2/28(土) 午前 0:59 [ - ]
こんばんは
コメントありがとうございます。
何か…同じようなこと経験されました?
宜しくお願い致します。
2009/2/28(土) 午前 1:06 [ BOSSA TOM ]