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前回の続きです。
やっとレストランウエディングの話をします。
レストランでウエディングをする際の第一のポイントは、もちろん料理になります。
その次がキャパ、どれだけの人数に対応できるかはとても重要です。
レストランでは、100名を越える人数に対応できる店というのがなかなかありません。
100名以上収容できて、まして、婚礼のサービスや備品関係が充実しているとなると、そこはもう普通のレストランではなく、レストランの形をした婚礼専門会場になります。
レストランの場合、ホテルや式場の予算よりも、比較的低く抑えられるというのも特徴なのですが、婚礼専門レストランのような店のほとんどは、打ち合わせの仕方も、販売する商品も価格も、ホテルや式場となんの変わりもありませんので、ホテルや式場と同じ様な数字の見積りが出てきます。
また、日頃普通のレストラン営業を中心としている店は、式場やホテルに太刀打ち出来るハード(設備)がありませんので、ソフト(進行内容)を充実させるしかないのですが、そもそも日頃は普通のレストランだったりするので、ホテルや式場ほどの進行システムも確立されていません。
ですから、打ち合わせ時に
「うちはレストランですから、お料理はお出ししますが、進行の内容に関してはお客様にお任せいたします」
と言って逃げて、客に投げてしまいがちです。
そうなると新郎新婦は進行の作り方が分からないから、自分たちであれこれ考えた挙句、インパクトの薄い無難な内容にしてしまいます。
そうして行われたレストランウエディングが、ただの会食の集いという印象になってしまうワケです。
上ではちょっと弱点をあげてみましたが、もちろん優れたところもあります。
それが【料理】だったりするワケですよね。
レストランでは料理が美味しくないと話になりません。
レストランでウエディングをすると言うと、感性が古い親は
「もっとちゃんとしたところでやらないと失礼になるのではないか」
なんてことを言い出すし、招かれた方々からは
「安くあげようとしている」
みたいにとられてしまうし…。
だからこそ、料理が美味しくないといけないのです。
確かに、レストランを選んだのは、元々は安くあげようとしたのが発端だったのかも知れません(やっぱね)、でも、料理がバツグンに美味しければ、「自分たちは、料理が美味しいから、このレストランでウエディングがしたかったんです!」ということが言えるじゃないですか、大義名分になるじゃないですか。
基本的に結婚式場(ブライダルホール)などに招かれ慣れている人は、冷めた吸い物が出ようと、パサパサの刺身が出ようと、そういう席での料理はそれほど美味くないと知っていますので、クレームなんて出ません。
特に年配の方は、結婚式場やホテルは【ちゃんとしたところ】というレッテルを貼ってますからね、それだけで充分なのです。料理が美味しくなくても全然問題にしません。
ところが、レストランはそうはいきません。
少し前には、ハウスウエディングの会場も隆盛を極めました。
その場所で料理を作れない会場はケイタリングとなり、味の点では厳しい評価だったようですが、料理の味にポイントを置かないお客様にとっては、良いロケーションと、内容を自分の考えに沿って組み立てるという点が受けていたようです。
しかし、その乱立と言ってもいいくらいだったハウスウエディング会場も、今現在は少しずつ淘汰されてきたようです。
その勝ち組み負け組みは、どこで運命の線が引かれてしまったのか、それは言うまでもなく、やはり【料理】でした。
会場を決める時は、ちゃんと試食しましょうね。
特に、レストランは。
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