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ある企業様の依頼を受け、元旦の売場リサーチを実施し、売場データの集計や分析をしていると鶏卵売場に目が止まりました。アップ画像を参照ください。「紅白新春たまご」なる企画商品がとても売場を華やかにしており、価格は白10個で198円、とても面白いアィディアで、価格的にも購入し易いと思います。



この鶏卵メーカーや商品について昨年はいろいろとコメントをさせて頂きましたが、基本姿勢は、本質・本道の商品1つ、時代や経済状況に応じて変化が可能な商品1つが必要で、様々な商品を展開しても結果として一過性で終了してしまうことが多いと感じました。本質・本道はブランド化を目指し、進めていくこと。変化対応商品は企画・スポットなどとにかくシェアを広めていくことです。そして、エリアでのブランド化を広げていき、それを拡大していく地道な動きが必要なのです。



失敗例としては、本質・本道の商品が未完成のまま、変化対応商品のみ展開すると変化対応商品のみの展開だけになり、本質・本道の商品を生かすことができません。結果として、企業の方針に合致しなくなります。無論、変化対応商品のみの拡大が方針であれば達成となりますが・・・。このように、時代背景に合わせ、変化対応商品を本質・本道にする鶏卵販売の企業方針もとても効果的な戦略であり戦術につながると考えています。



今回の画像の商品は、変化対応商品のみだけではなく、定番商品として展開しているため、売場のシェアを取るためには、大きな戦略商品であることは有意義だと感じます。



次に、画像の右側に、受験生応援としたアイディアの商品が展開しています。位置的にメインではない売場にて展開され、よくパッケージを確認しないと判断できず、価格は10個で298円です。とても良いアィディアだと思いますが、はたしてお客様である消費者は購入するのでしょうか?考察してみると。



ターゲット⇒受験生を持つ親、受験生と景品マニア

◆ 18歳の人口は平成3年付近の200万人をピークに下降し、120万人を現在は切っています。当然、人口が減れば、受験人口は減ります。では、小学校受験・中学校受験・高校受験と各世代の受験生もおりますが、現在の経済環境では、小学校・中学校受験においては、人口数も増加は見込めません。変化がないのは高校受験でありますが、人口が減っていれば、おのずと、想定数字は算出できます。あとは、応募による景品を収集している方々となります。


コンセプト⇒商品スペックにあるDHAが脳の活性化を及ぼし、受験生に合致している。そして、受験生を応援する商品として展開

◆ 狙いとしては、とても面白いと私は思います。受験生を持つ親は子供を気遣って商品を購入すること、親子で買い物に行き、購入する可能性が期待できます。しかし、価格が298円であることが現在の経済状況とマッチしていないと考えます。そして、受験が終了するまで食べさせるのか?願かけとして受験当日のみ食べさせるのか?この点が明確になっていなことです。本来、DHA成分を考えると、ある一定期間食べる必要があると考えますが、この点がとても曖昧で、願かけであれば、当日のみ食べさせ、その前に運試しなる抽選プレゼントなるフックは必要ないのです。どうせやるなら、全員にプレゼントする必要があり、受験の前に、プレゼントに応募し、当選・落選があること自体、不明なことです。



以上のことから、私は、量目を少ない商品にし、受験日当日に食べる願かけ商品として販売することが私は良いと考えます。そして、購入者の皆様すべてにお守りや応援ツールが手に入るシステムにすること。10個ではなく、6個・4個の商品で、親は普通の卵で良いが、受験生の子供の朝食は合格たまごにするという気持ちになるからです。この点を考えて私は、ご提案したいと思います。受験生は実家からではなく、下宿生もいるはずです。地方の方が東京で受験する時は、受験会場にはホテルから出発するはずです。地方であれば、地方の国立大学の入試日を調べ、拡大販売する日別のスポット企画も必要です。



私は、お客様である消費者の心理や状況を考え、商品や企画を立てることが必要です。受験生応援食品はキットカットのように、携帯できる食品とできない食品とでは、より消費者の心理を考えた提案にしなくてはなりません。とにかく、販売シェアを増加させることを目的として企業の営利目的が見え隠れすると消費者は確実に不信を抱きます。



本質・本道と変化対応を戦略に入れ込んだ商品企画や提案を実施することが鶏卵メーカーに求められることだと考えます。新春たまごは購入されている方が多くいたのも、このことにマッチングしている考えます。

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