森に親しむ談話室

森と人をつなぎ、人と人をつなぐ、森に親しむための談話室です。運営は、「森に親しむ研究所」です。

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写真は、吉野林業で名高い、奈良県吉野郡川上村の丹生川上神社(にゅうかわかみ)上社の写真です

特別大きな神社ではないのですが、一見して、とても新しいきれいな建物の様子が、お分かりいただけますでしょうか?
この神社こそ、日本の森林を代表する神社ではないかと、私は考えています。
背後の良く手入れされた、スギの壮齢林が印象的です。

1300年前に創始された旧官幣大社であるこの神社が、大滝ダムの底に沈むことになって移設されたものです。
調査によると、この神社の起源は、有史以前の遺跡にまで遡ることが判明しています。

主祭神は、「タカオカミノカミ」。
鳥居の字が読めますでしょうか。
雨カンムリに、口を横に三つ並べ、下に龍という字を書くと、「オカミ」と読み、古事記や日本書紀に記載されている、雨水を司る神様です。

京都の貴船神社と並び、雨乞いの神様(=祈雨)であると同時に、洪水に際しては雨が止むことを祈る(=止雨)神様でもあります。

森林は、水源をかん養し、洪水を防止する機能をもっており、まさに、「タカオカミノカミ」そのものといえます。
古代の日本人は、森林のこのような機能を経験的に熟知しており、「タカオカミノカミ」に、恵みの雨と洪水や山崩れが起こらないように、雨が止むことも同時に祈ったのかもしれません。

日本中に、「タカオカミノカミ」を主祭神とする神社がありますが、これらは、山の上に祭られています。
京都鞍馬山の貴船神社、関東の榛名山神社、大山阿不利神社などが有名です。

「タカオカミノカミ」、「クラオカミノカミ」、「ミズハノメノカミ」は水源の神様の起源にあたります。
水源を大切にしようとする心持は古代から日本人の文化であり、それは水源である森林を大切にする気持ちに直接通じていると思われます。
 森林がなぜ大切かは、日本人の生活の根源的なものから発し、さらに、木を大切にする文化に通じているのではないか。
 水源の神々についての考察と、若干の調査結果について、時々息抜きを入れながら、今回から連載シリーズで掲載します。

「連載3:水源林信仰」書庫の記事一覧

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久々にコメントさせて頂きます。水のかみさまだけでなく、山の神、すなわち山をご神体とする神社、たとえば三笠山をご神体とする春日大社とかは水源を守るために森林を守る、そんな考えもありますよね。また楽しみに勉強させていただきます。

2005/12/16(金) 午後 11:32 つっちー

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お久しぶりです!春日大社の話は次回掲載します。水源の神の調査で春日大社の宮司さんにお話を伺う機会がありました。三笠山には春日大社の摂社がいくつかあり、その最も古いものの一つに水源の神様が祭られているとのことです。続きは、近日中に掲載します。

2005/12/16(金) 午後 11:40 ytr**m

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そうですか、葉室宮司さんとお会いになったんですね。あの方のお話は平易で核心をお話されますよね。また続編を楽しみにしています。

2005/12/16(金) 午後 11:44 つっちー

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早速ありがとうございます。もう、10年近く前になりますが、正確には宮司さんかどうか不明です。急にひとりで事前のご連絡をしないでの、立ち話でしたので。貴船神社と鞍馬寺のときは、京都営林署長に同行していただきましたが。

2005/12/16(金) 午後 11:52 ytr**m


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