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写真は、宮城県田尻町蕪栗沼(かぶくりぬま)の、昨日の早朝の様子です。
冬鳥の保護地といえば伊豆沼が有名ですが、この蕪栗沼は、伊豆沼の南約8kmに位置します。
今年、ラムサール条約の登録湿地になりましたが、この沼地の条約指定の意義は大きい。
詳しくは、「森、里、川、海をつなぐ自然再生」(中央法規出版2005.7.20)に全国13の自然再生の事例のひとつとして報告されています。
登録湿地は、蕪栗沼だけでなく、周辺の水田・湿地を包括し、新しい水田耕作への取り組みも含まれています。
・上の写真のとおり、整備された広大な水田の中に位置する
・伊豆沼に集中し過ぎたハクチョウやガン・カモ類のネグラとなっている
・薄氷を割りながら、朝のウォーミングアップをする鳥たち(35mmカメラ換算750mm相当望遠で撮影)
渡り鳥の保護と地域の農業の振興に焦点をしぼり、渡り鳥飛来地にありがちな「観光地化」などの派生効果は、目的外にしていることがこの地域の「自然再生」のポイントです。
日本を代表する水田地帯のひとつ、宮城の米どころの中核地域らしく、極めて大規模な圃場整備事業が繰り返し実施されたことが、一見して明らか。
事業が完了し、新たな農業をめぐる情勢の下で、今、地域が自然再生の意味を考え真剣に取り組み具体化した事例として報告されています。
冬鳥たちにとって、まわりが広大な水田で囲まれていること、コア部分は大規模な人工の堰によって水田と隔離されていること、観光地化するような、道路や案内標識は一切無いこと。
地元の広い連携により渡り鳥と共生する農業のあり方を模索しいる様子は、現地の状況から確認できます。
町が奨励している「冬期湛水水田」により生産した米のブランド化など、新時代の「認証米」へのチャレンジに対し、何もできず恐縮ですが声援を送らせていただきます。
※山里文化研究所の情報及び全国森林インストラクター会HPで毎月ニュース記事コメントを担当しているN氏の情報に興味を持ち、一昨日夕刻から昨日朝にかけて現地に入りました。
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自然再生農業ですか、いい試みがあるんですね。やはり自然をコントロールするのでなく共生するという気持ちがないと美しくまたお恵みを頂ける環境にはならないんでは、って思います。いいお話ありがとうございます。
2005/12/25(日) 午後 0:05
早速コメントありがとうございます。 オリオン座の雄姿や冬の天の川、夜通し冬鳥の声を聞き続けながら過ごしたクリスマスイブの夜も、オツなものでした。 そのあと、盛岡から吹雪の中秋田県大曲市までアプローチしましたが、58年前の大雪を越える、観測史上最大の降雪で危険と判断し帰宅しました。
2005/12/25(日) 午後 0:24