|
今回は「森林の魅力について(4)」です
冒頭のキノコの写真は、文章と関係ありませんが、昨日、このキノコが持ち込まれました。皆様ご存知のハツタケ別名ロクショウです。
かつてマツ林が多かった房総半島ではホンタケともよばれ、もっとも一般的な食用きのこでした。
酒とみりんとしょうゆと砂糖少々で煮込み、とてもおいしくいただきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■「森林環境教育全国シンポジウム」にて
2002年の11月、千葉県山武町で開催された「森林環境教育全国シンポジウム」に参加し、第三分科会で森林環境教育と林業について話題提供しました。
森林環境教育と森林・林業問題との接点は、「良い環境を形成し、提供している森林は誰によってどのように育てられるか」という点であるといえます。
すなわち、環境教育の目標は、1975年のベオグラード憲章により「世界の全住民が環境とそれに関わる問題に気付き、関心を持つとともに、当面する問題の解決や新たな問題が起きることを未然に防ぐために、個人及び集団として必要な知識、技能、態度、意欲、積極的な関与などを身につけること」とされています。これを、森林環境教育について、表現を少し強調して当てはめてみますと、「森林が環境を良くすることに気づき、感じ、関心を持つようにするとともに、正しく理解するだけではまだ片手落ちであり、誰がどのようにその森林を育て守るべきかという視点を欠落させてはならない」ということであると解釈できます。
分科会においては、200年を越えるスギで構成される背戸山をシンボルとする山武林業が、農用林の発展形態として「サンブスギ」と山武の環境風土とが結合して成立したことに着目しながら、千葉県の「教育の森」制度及び森林ボランティアの活動、森林所有者と市民との関わりのあり方について、いくつかの事例を紹介しました。
森林環境教育や森林ボランティア活動は、実際に森林とふれあい、身をもって森林と関わるところに価値があります。その場合、森林が本来、地域の風土により規定されているものであることから、森林環境教育において、地域林業の視点が不可欠であり、あらためて森林所有者の参加のもとで展開されていくことが是非必要です。
そして、森林のすばらしさについて感じるだけでなく、「自然の大きな生命体としての森林」、「森林の価値とは何か」を考え、どうかかわるかが大切なことになります。
|