森に親しむ談話室

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「森に親しむ研究所」の樹木たち

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「森に親しむ研究所」の樹木たち、連載32回目です。

写真のアジサイは、あまり手入れが良くなくて、昨年の枯れた花がまだ残っています。

アジサイは、毎年、地際から伸びた枝の頂に花を付け、冬になると、普通、地際からすべて枯れてしまいます。

これって、多年草と何が違うのでしょう?!
アジサイは、「草」なのでは??
と、思うのは、ごく自然だと思います。

そもそも「木」か「草」かは、人間が勝手に区分したものですが・・・
今から30年前の、学生時代の「樹木学」のノートにたしか書いてあることを思い出し、本当に30年ぶりに開きました。ノートは、すぐに見つかったのです!!

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木 ← 地上部の茎が1年中枯れない
タケ、ササ、ヤシ、サボテン、木生シダ、コウヤボウキ

と冒頭に記載されています。大学2年生の時、故中村克也教授の「樹木学」講義第一日目のノートです。

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それでは、アジサイは、「草」??
早まってはいけません。物事は、ルーツに帰ることが大切です。

アジサイの原種は、ガクアジサイです。
ガクアジサイは、房総半島南部、伊豆半島、伊豆諸島、紀伊半島、四国の足摺岬などに自生していて、ここでは、半常緑性です。
すなわち、茎どころか、葉も完全には枯れないのです!

半常緑性の樹木については、このブログで何回か取り上げました。
ガクアジサイの半常緑性は、海沿いの環境の厳しい場所に生育していることと、関係がありそうです。

海岸地域の厳しい環境に適応するための方法で、条件が厳しくなると、落葉性、多少でも環境の良い場所では常緑性になり、両刀使いで、他との競争に少しでも有利になろうとしているのです。

アジサイは、原種ガクアジサイのもつ、落葉性の形質が現れているだけなのです。
(了)

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当「森に親しむ研究所」の樹木たち、連載31回目です。

アジサイは、伊豆諸島などに自生するガクアジサイ(額紫陽花)から作られた品種とされています。

上の写真は、ガクアジサイの形態をハッキリ残しているアジサイです。
下の写真は、アジサイの系統です。

日本の山地には、西日本中心のコアジサイ、南関東はガクアジサイ、東日本以西のヤマアジサイ、東北日本中心のエゾアジサイがあります。ヤマアジサイとエゾアジサイは色がちがうだけで、ほとんど同じものです。


ヤマアジサイの別名をサワアジサイといい、関東近郊の山の沢沿いでよく見かける、葉の厚いアジサイは、タマアジサイです。ちょっとややこしいですが、これだけ理解すれば、日本の山のアジサイは、だいたい見分けられます。

いずれも、ガクアジサイと同じような花の形です。

岐阜県南東部の恵那山麓には、コアジサイがたくさん見られ、7月になると咲き始めます。

昨年、岐阜県中津川市を訪れたとき、恵那山は、東西日本の植物のアパートだと表現した、地元の植物に詳しい方がいました。いろいろな植物が少しずつ同居しているそうです。

実は、2年前から準備した亜寒帯の森林観察の計画があって、今朝は、北海道に向かう予定でしたが、重要な予定が入りキャンセルしてしまいました。
(つづく)

6月の花 〜 紫陽花 〜

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当「森に親しむ研究所」の樹木たち、連載30回目です。

6月の花といえば、アジサイ。

最寄のバス停に向かう途中、アジサイが咲きはじめました。
この場所に、こんなにアジサイがあることに、はじめて気がつき、毎朝、少しずつ観察することにしました。

最近見かけるアジサイは、ほとんどが、セイヨウアジサイのようです。
これらの多くは、日本のガクアジサイやアジサイから作られたヨーロッパの品種で、再度、日本に持ち込まれたものです。(つづく)

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当「森に親しむ研究所」の樹木たち、連載29回目です。

ライラックの名前は、ご存知だと思います。
ライラックは北海道をイメージさせますが、原産地はヨーロッパです。

ライラックの別名はムラサキハシドイですが、それでは、ハシドイは・・・

ハシドイは、南千島から北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島まで分布している、日本在来種です。
この花も近づいてみると、とても可愛らしい。

雨の中、関東地方でもやっと、咲き始めました!
紫色のライラックも、当「森に親しむ研究所」にあるのですが、もうとっくに、4月に咲き終わりました。

それにしても、この時季の日本の樹木の花は、白いものが多い気がします。

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当「森に親しむ研究所」の植物(連載28回目)です。

タイトルの歌から、ドクダミがいかに身近な草であるかがわかります。
梅雨入りとなった、昨日の雨に打たれても、意外と元気でした。

白十字に注目してください!
何か、規則性に気がつかれませんか?

花びらのように見えるのは「総苞片」とよばれるものですが、その大きさの順序が決まっているのです。
一番大きな総苞片の向かい側が、必ず一番小さく、他の2つは中間の大きさなのです。
(だからどうということは無いのですが・・・)
花は、雄しべと雌しべだけです。

ドクダミは、先史時代の中国で薬草とされ、江戸時代の貝原益軒の「大和本草」では10種類の薬効が紹介されています。

現代の薬学では、ドクダミの生薬中のアセトアルデヒドの仲間とドデカナールという精油成分がブドウ球菌に強い抗菌力があることや淋菌やハクセン菌にも効き目があることで説明されています。
化膿症、蓄膿症、中耳炎、尿道炎、ニキビなどに古くから定評があります。
クロロフィルの肉芽形成効果と相まって治癒効果を高めているとのことです。
(参考文献:加藤岳人著「気のある植物」)

成分は開花期の今頃が多く、採取適期です。
ドクダミは、また、天ぷら、おひたし、酢味噌あえ、炊き込みご飯などにも利用されます。加熱すれば匂いは消えます。

先日掲載のユキノシタも、今日のドクダミも、東アジアに棲む我々にとって、長い間、常備薬のようなものだったのです。

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