森に親しむ談話室

森と人をつなぎ、人と人をつなぐ、森に親しむための談話室です。運営は、「森に親しむ研究所」です。

「森に親しむ研究所」の樹木たち

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種から育てた、当「森に親しむ研究所」の樹木たちです。

今朝の、ホオノキとブナの新芽の様子です。
芽鱗が1枚の「ホオノキ」とたくさんある「ブナ」は対照的です。

今、展開しようとしている新葉は、半年以上前の冬芽の中に、すでに準備されていたものです。

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「森に親しむ研究所」周辺の種から育てた樹木たち、連載6回目です。
ソメイヨシノが散り始めると、ホオノキの冬芽が動きはじめます。

樹木は、南から北に向かい、気候の変化に応じて生育する種類が変わっていきます。
気候帯と植生帯とが符合しているのです。

ホオノキは、九州から北海道、千島列島まで分布しているとされ、北国の樹木として勢力を広げているようです。
ホオノキは北へ向かい、「北国の樹木」に自らなったのかもしれません。

分布範囲が広い樹木は、自らを改造しながら、勢力を拡大させていると考えることができます。
今から、20年前出版された「北国の雑木林」菊沢喜八郎著は、樹木と親しくなるためにとてもよい本だと思います。冬芽から新葉の時期を詳細に観察した結果と考察が記されています。

ホオノキの冬芽は、変わっています。
ブナとは対照的で、芽鱗は一枚だけ。

でも、北海道南部までのブナよりも、はるかに北まで分布しています。南は房総半島や九州でも普通に見られます。

ホウノキの葉は、展開すると同時に、一番外側の葉が、未熟なまま褐変して、すぐに枯れ落ちてしまいます。

近いうちに、その写真が撮れると思います。(つづく)

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種子から育てた「森に親しむ研究所」の周辺の樹木、連載5回目です。
写真は、アカメガシワの新芽です。

春夏秋冬の中で、もっとも「色彩の豊かな季節」は、いつでしょうか?

秋の紅葉よりも、春こそ、色彩豊かな季節であると思います。

春は、色。
夏は、木陰がうれしく、木の姿が印象的。
秋は、実りの秋。
冬は、森で働く季節。

と、子どもたちの教材研究をしたことがありました。

「裸の冬芽」

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「森に親しむ研究所」の周辺の樹木、連載4回目です。

昨日の写真のとおり、ブナの冬芽がたくさんの「芽鱗」のコートを纏っているのに対して、この冬芽は、何も着ずに、スッポンポンで冬を越しました。

アワブキという樹木ですが、日本の南西部を主体に分布しており、中国東北部にもあるとされます。
枝を燃やすと、切り口から泡を吹くことから名づけられたとされています。

この仲間は、世界で600種もあるといわれ、ありふれて、あまり役に立たず、無理せず、目立たず、広く分布を広げる、かなりしたたかな樹木のようです。

まだ、葉は展開していません。

「ブナ嵐」の話

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前回に続き、当「森に親しむ研究所」周辺の樹木の様子です。

写真は、ブナの芽吹きが、今、始まろうとしている様子です。
研究所の周囲にある約50種の樹木のほとんどは、15年ほど前に種子から育てたものです。

数本のブナの木の芽吹きは、木によって違っています。北関東、宮城県、岩手県の種子から育てたブナがありそれぞれ異なっています。

「ブナ嵐」という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか?
故山中寅文氏の「ブナ嵐」のお話は、とても印象深いものでした。

東京大学農学部林学科森林植物学教室の技官として40年間にわたり、小石川で「樹木の実生」の研究をされ、近くにお住まいの作家、幸田文さんが「木の先生」と親しく呼ばれた、故山中寅文氏が最もお好きな樹木はブナでしたが、当研究所は「山中教室」のメンバーとして山中先生から声をかけていただき、いろいろな樹木のお話を伺いました。

ブナの本場である東北の森のブナは、他の樹木に先んじて、その緑の新葉を展開します。
春を迎えて、いち早く葉を展開することは、雪国の樹木にとって、とても重要なことです。
東北の森でブナが栄えた理由のひとつはその新葉の展開の速さにあるといえます。

なぜ、いち早く葉を広げることができるのか、いろいろな理由があると思われますが、その一つの秘密は、夥しい数の新葉を包み守る「防寒コート」である、芽鱗(がりん)であると思います。

多数の芽鱗に包まれた多くの葉が、その「コート」を脱ぎ捨てる早業は、自然の気候の移り変わりと敏感に符合する「術」を体得していることによると考えられます。

その「術」とは、一つの芽に20枚以上といわれる芽鱗を、いっぺんに脱ぎ去る「技」です。

5月の中旬の午後2時頃、東北のブナ林に南風が吹くとき、遠くの方から、ザーーッ、ザーーーッと、なんともいえない春の嵐の音が近づいてくることがあるそうです。

その音が、周りを囲んだとき、ブナ林は文字通り無数の芽鱗が青空を背景にして、ざわめく音とともに森の中に舞う様子を嵐にたとえ、「ブナ嵐」というとのことです。ブナの一斉の芽吹きです。


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