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このブログの最初のページに「家族や家庭を思い出すもの」として短い言葉で記しました。
今、長年住み慣れた土地を離れ、青梅に暮らし始めて1年4ヶ月になります。織物を楽しみ、これからはゆっくり機にむかう日々にしたいと考えていました。そんな折、友人から「何かに使って」と夜具地を受け取りました。これからは「さき織りをやりたい」と何時も言っていましたからそれ用にと。さき織りは、古い布を最後に生かす利用方法ですから、新しいこの夜具地は使えません。「どなたか何かに使いませんか」と言ったり、眺めているうちに「これはこれは」と魅せられてしまったのです。
幼い頃、母親の里に行った時寝た布団の柄、軒下や縁側に干してある布団が目に浮かびます。兄弟で引っ張り合いして「わたが切れる』と叱られたり、布団作りを手伝ったりしました。読んでいる本が途中で止められなくて何時までも布団の中で読み続けたり、時には悔し涙を流したり、悲しいときに姿を隠していられるのも布団のなかでした。
寒さをしのぎ、体をやすめ、眠る為だけでない布団、その夜具地が青梅で作られていたとは。
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