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私は太陽になりたい。
――― 暖かくて
――― 元気づけれる
――― この地球に“ヒカリ”をもたらすような・・・
そんな存在に私はなりたい。
そういっていた僕の彼女。
僕には何でそういうのかよく分からなかった。
時期分かることに・・・というよりも
分からずにはいられなかった。
僕の彼女は肩よりも長い髪にとても白い肌。化粧なんてしていないのに
化粧をして見えるかのような白さ。はにかむ笑顔が良く似合う整った顔立ちだった。
彼女はよく
「私って貧血気味なんだよね」
こういっていた。立ちくらみもするという。
「大丈夫か?」
そう聞いた俺に
「もしもの時は助けてね✿」
なんて甘えて言う。
ドキッ―――!
――― 可愛い!!
あ〜ぁ。また俺は・・・アホな男だ。
その都度その都度「可愛い」なんて思ってドキドキしちゃってるんだもんな〜。
そんなある日彼女は朝の集会の時貧血で倒れた。
彼女は一応病院へ行ったそうだ。
もちろん俺も後でどうだったのか聞く。
大切な彼女だもんな。
そう思って俺は携帯電話から電話した。
プルルルルルル・・・ プルルルルッ
「はっ・・・はいもしもし。」
えっ!?鼻声!?泣いてるのか!?
「あっ!俺だよ!大丈夫か!?」
「急性・・・白血病。わぁ〜〜〜〜〜んっ!」
病名を告げて彼女は泣きだした。
「え”っ!?」
白血病・・・血液の癌・・・
――― そんな・・・嫌だ!これは夢だ!!!
それから俺は生気のない彼女を元気づけるために毎日病院へ行った。
だが・・・
いつの日か俺は
「こんな私見られたくないから・・・もう来なくていいよ。」
そう告げられてしまった。
「でっ・・でも俺・・っ!」
「来ないでぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
静まり返る病室。
俺は泣きながら別れを告げた彼女を背に病室を出て行った。
そして僕はこう思った。
彼女が太陽になりたいって思っていたのは・・・
まさか
――――死が近くにある
という異変に気が付いていたのかもしれない。
そう思うと彼女の辛さが自分にも帰ってくるような気がして
心がとてつもなく痛かった。
だって自分は・・・
早く良くなれ。という願いしかできないのだから・・・
END
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