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地球温暖化の影響で、日本の夏場の暑さは年々増すばかりである。街行く人の服装も、若い女性を中心に年々薄着となってきつつあり、ともすれば下着かと思うような服装で歩く者までいるから、目のやり場に困ることもしばしばある。これも問題なのだが、今回はサラリーマンの服装に着目したい。特に営業の人間は、ほぼ1年中「上着にネクタイ」という暑苦しいものであり、大量の汗を流し街中を歩いていて、こちらが気の毒になるほどである。そしてこれが冷房の設定温度を下げ、更に温暖化に拍車をかけている、という悪循環が行われている。
これに対し、近年企業ではノーネクタイを推進しているところも現れて来た。その分設定温度を28℃の基準温度としているようだ。これは企業側としても経費削減になり、地球温暖化防止へ貢献しているからまさに一石二鳥だ。見ている側としても、決していい加減な無い格好には見えない。むしろ少しは暑さも和らぐ感じもする。
そして今年は国会でもそれが実施されるようである。衆院議院運営委員会の川崎二郎委員長が、17日の理事会で6月から4か月間、国会内で本会議時を除き、上着・ネクタイ・議員バッジを着用しないことを認めるよう提案したという。地球温暖化対策として院内の冷房温度を28度に設定する代わりに、軽装を奨励するもので、与野党は大筋で合意しており、24日の同理事会で正式に決まる見通しだそうだ。
先日環境省が「クール・ビズ」という夏用のビジネス軽装を提案した。しかし中々普及には時間がかかるように思われる。かつて大平正芳内閣で提唱され、現在でもダサいと不評の「省エネルック」の二の舞にならぬ事を願うし、同時にネクタイを生産する業界側へのダメージも考慮しつつ、従来の観念を打ち破る率先した努力と実行、そして地球全体への大きな“愛”の意識を高めていかねば、地球温暖化の波はますます高く大きくなっていく一方であるのではないか。
Crion
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