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クライアント先の画廊の店員さんの日常がおもしろい。
7歳の娘と砂場遊びした。最初は見てるだけだったが、手を真っ黒にして泥団子を作る娘を見たら、「無性に作りたくなってきたんです」。
粘土質の土も混ぜて入念に丸め、まんまる、つるつるに。落ち葉に乗せて砂場の縁へ飾り、満足満足。
帰ろうとしたところ、一部始終を見ていた知らない女の子がたたたたたっ!っと駆け寄ってきて、「ぽーぃっ!!」。
その時の気持ちを、彼女はこう綴っていた。
* * *
一瞬の出来事で、すごくショックでした。
だけど、なんだか懐かしい気持ちになり、少し笑ってしまいました。子どもの頃ってこんなんだったかも、って。
「すごいのできた!」と喜んだ気持ちが次の瞬間には、ためらいもなく折られる。でも、悲しい気持ちも一瞬。すぐに「もういいや!」ってなっちゃう。
大人になると、一つの行動に遠慮や配慮や勘繰りやいろんな思いがくっつくけれど、こどもの行動はシンプルで裏がない。
何かが欲しくて作ったのでもなければ、憎たらしくて壊したのでもない。
すべてが刹那的だからこそ、たくさんの悲しい・美しい・楽しい・悔しい、そういうキラキラとした瞬間をキャッチできるのかな。
・・・だって。
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