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どうもゆけちです。
突然ですが、この度、ブログを引っ越しすることとなりました。
ていうか、もう引っ越しました。
事後報告になってしまい申し訳ありません。



2008年8月にこのブログを始めて、もうすぐ7年になるところでしたが、個人的な思いからヤフーブログを卒業させてもらいました。
この間、多くの方々にアクセスしていただき、コメントなどで交流していただいたことは、とても有り難いことでした。ありがとうございました。

ヤフーブログは初心者にも簡単に使えるブログで、友達が利用していたこともあって私もこのブログを選びました。特別な知識がなくてもブログができる親切設計で、私の初めてのブログには本当にピッタリでした。
しかし、数年前から「もっといろんなことをブログでやりたい」と思うようになり、そう考えた時にこのブログサービスでは窮屈さを感じるようになってきました。

そんな時に、こんな情報が飛び込んできました。

「これはまたとない好機!」「まて!これは孔明の罠だ」などと葛藤しつつ、早速ライブドアブログに引っ越ししました。
(実際のところはこのニュースを知る数日前に「はてなブログ」を開設したりしてたので、ためらいはありませんでした)

一応、というか是非一度は足を運んでいただきたいので新しいブログのURLも貼っておきますね。



この旧ブログ「鏡画水月」については削除せずに残しておこうと思っています。
ただ、もうチェックすることはないと思うので、このブログにコメントをいただいても申し訳ありませんが返事はできません。

なんだか皆さんとこれでお別れと思うと寂しいのですが、しかしネットは広大な海でひとつにつながっていますのでそんなに悲しむこともないのかな、なんて思っております。
一方的な報告となり申し訳ありませんがご容赦ください。

本当に今までありがとうございました。
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パンチライン
第1話「パンツパニック」

【監督】
上村泰
【キャスト】
井上麻里奈
雨宮天
釘宮理恵
寿美菜子
戸松遥
吉田有里

感想

今期はこのアニメについて感想書いていきたいと思います。
今までアニメレビューしてきた中では一番過激な内容になりそうなのでご容赦ください(笑)
冬アニメの「冴えヒロ」もノイタミナらしからぬ内容だったけど、春が来てさらに輪をかけた作品が…(笑)
ノイタミナ的にはこれでいいのか?(面白いけど)



監督は上村泰。未見ですが「ダンタリアンの書架」に続いて2作目の監督作品。
制作はMAPPAで、ノイタミナアニメ「残響のテロル」で作画クオリティの高さを見たので期待できそう。

そして音楽はなんと小室哲哉。
かなりクールな劇伴だったけどよりにもよってこんなおバカなアニメじゃなくても…(笑)
主題歌は中川翔子とでんぱ組.incのコラボユニットが担当。

原作はゲーム制作・音楽事業などのMAGES.とフジテレビとなっており、もともとはゲームの企画だったものを先にアニメ展開することになったらしい。
それで、主人公が「ゲームみたいだ」と言っているようにまるでRPGみたいな展開になっている。
事態を打開するレアアイテムを手に入れるためには、霊体レベルを上げて実体化能力を鍛えなければならない。
実際のゲームはアドベンチャー系になるのかな?

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キャラクターの名前も漫画チックで…、
正義のヒーロー「ストレンジジュース」に変身するヒロイン・成木野みかたん(なるぎの みかたん)は音読みで「正義の味方」。
引きこもりゲーマー腐女子・曳尾谷愛(ひきおたに いと)は「ヒキオタニート」(引きこもり・オタク・ニート三拍子そろった人のことらしい)。
天才発明家としてストレンジジュースをサポートする台初明香(だいはつ めいか)は「大発明家」とその役割を表し、ギャル系インチキ霊媒師・秩父ラブラ(ちちぶ らぶら)は「乳ぶらぶら」ということで巨乳担当らしい。

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主人公・伊里達遊太(いりだつ ゆうた)はしばらく分からなかったが、名前と苗字をひっくり返すと「ゆうた・いりだつ」となり、第1話で幽体離脱してしまう彼の運命を表わしている。
あと、幽霊猫のチラ之助がマスコット的存在になるのかな。同じ幽体として遊太にアドバイスする。当然アニメなので喋る。語尾に「ら」が付くら〜。

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第1話は主人公に起こった大事件と彼が引き起こす災厄を描いて、同時にヒロインたちの登場も済ませる構成になってた。
第1話からヒロイン全員のパンツを披露するというタイトルに恥じない内容。

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女子のパンツを見てしまうと鼻血を吹き出し、それが人類滅亡のトリガーとなってしまう主人公・遊太。
あるバスジャック事件をきっかけにその力を解放してしまった遊太は、何者かに身体を乗っ取られ幽体となってしまう。

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しかし、チラ之助は言う、幽体には物理法則が適用されないので時間を遡ることもできるら〜、と。
遊太は過去へと戻り、自分の身体を取り戻すために聖典「ナンダーラガンダーラ」を手に入れようとするが、それには前述のゲーム的な手順を踏んでいかなければならないようだ。

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そして、その過程で出くわす幸運なシチュエーション。
ラッキースケベ体質の遊太は何度も女子たちのパンチラ(あるいはパンモロ)と遭遇し、その度に滅亡する世界を何度も過去に戻ってやり直すことになる。
遊太は最高にハッピーでピースフルな未来を掴むことができるのか…。

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まあ、エッチでおバカなアニメだけど気になる伏線がけっこう散りばめられていたので今後の展開が気になる。

まず、バスジャック事件を起こした謎のテロ組織「Q-may会」。
これも言葉遊びで多分「救命会」、つまり人類を救おうとしているのか…。ネット上の考察にそんなことが書いてあった。
明らかに重要人物っぽい白髪の美少年(青年?)は、遊太と川に落ちる際に何かを呟いている。

そして川に落ちて沈みゆく遊太を救い上げた2人の子供たちは…。
時間跳躍がありうる世界観なので、髪の毛の色からみかたんと遊太と思うのだが、服装はまるで研究施設の実験体のような…。(←アニメの見過ぎ)

時間をゲームオーバーから何度もやり直せる能力と、物理法則を無視できる幽体設定。
これらの要素が今後このアニメをただのパンチラアニメではない傑作にしてくれそうな気がする。
もちろんただのパンチラアニメで終わったとしても、みかたんカワイイので全然OKなのだが(笑)

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四月は君の嘘

【監督】
イシグロキョウヘイ
【キャスト】
花江夏樹
種田梨沙
佐倉綾音
逢坂良太
早見沙織
梶裕貴
茅野愛衣

感想

昨年10月から今年3月まで2クールに渡って放送された青春音楽アニメ。
制作はA-1 Pictures。イシグロキョウヘイはこの作品が初監督作となった。

原作は新川直司の同名漫画で、そちらも今年3月に連載が終了。
連載中の人気漫画とアニメがほぼ同時期に完結する、というのはそれだけで話題になりそうだけど、最近の漫画・ラノベ関係の瞬発力のあるメディアミックス展開を見てるとこういうのはこれからも増えていくのかも。

ただ、中には原作ライトノベルが人気だからとりあえず1クールだけアニメ化して、続きは原作で…、続編アニメ化は未定…みたいな見切り発車としか形容できないメディアミックスもあるので、原作が人気だからといって拙速にアニメ化するのはどうかと思う。
あっという間に消費されてすぐに忘れ去られるようなのはごめんだ。話がそれた。



■青春、音楽、難病もの

かつて天才少年ピアニストとして知られていながら、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった有馬公生。
モノトーンの日常を送っていた14歳の春、公生は同い年のヴァイオリニストの少女・宮園かをりと出会う。
かをりの奔放な演奏に触れた公生は、自分の世界がカラフルに色づき始めたことに気づく…。

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青春と、音楽と、難病…。エンタメの鉄板とも言える要素を3つも盛り込んだ王道を行く作品である。
逆にこれだけの要素が揃っていて、漫画・アニメと話題になっているにも関わらず、まだ実写化の話が出ないことが不思議なくらいだ。(難病ものの邦画とか、一時期は毎年のように作られていた気がするけど)

主人公・公生はナイーブな文化系ながらも、まあまあカワイイ幼なじみ椿と、サッカー部のチャラい友人・渡に囲まれて日々を送っている。(この時点でリア充の臭いがプンプンしてるとか言わないw)
そんな彼が出会ったのは金髪ロングの美少女ヴァイオリニスト・宮園かをり。肩書の上品さとは真逆の、奔放で暴力的で表情が目まぐるしく変わる少女に公生は一目で恋に落ちる。

しかし、それは叶わぬ恋だった。
渡のことが気になるというかをりを椿が渡に引き合わせ、公生はその現場にたまたま居合わせただけにすぎない。
14歳の春の劇的な出会い。しかし、「友人A」として認識される所から公生とかをりの関係は始まる。

だが、物語はすぐに動き出す。
演奏者という同じ境遇が公生とかをりを無関係では居させない。
ピアノを封印したピアニストと、彼にもう一度ピアノを弾かせてみたいヴァイオリニスト。
かをりは持ち前のバイタリティと強引さで、公生を再びコンクールの舞台へと引きずり出す。

そこで公生が感じたもの…。それを得るために公生は再びピアノに向かいあう。その傍らにはかをりの姿。
同じ時間を共有し始めた2人を見て、公生に淡い想いを抱いていた椿は困惑する。
そして公生は、渡に遠慮してかをりへの想いを心にしまいこんでいた。

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…と、こんな恋愛模様を見せられて青春の切なさ儚さ感じないはずがないだろうと(笑)
放送開始当初は良い意味でドロドロの四角関係が見られるもんだと思っていた。
これで面白くならないはずはないだろうという確信があった。

実際その通りだったけど、思っていたよりもおとなしくまとまっていた(ドロドロはなかった!)のは、主人公たちが14歳の中学生だったからだろうか。
見てる最中はまったく中学生には見えないマセた演出だったけど、よくよく考えればキス以上のカンケイには発展していないわけだし。
しかしそれでも、人生でただ一度の大恋愛に立ち会った気になるのは、「今」しかない14歳の少年少女の感情が画面に溢れていたからだろうか。

そして、個人的に思うのは、肉体関係のない恋愛であっても、公生やかをりが自分たちの演奏に求めていたのは、音楽を通して得られる絶頂だということ。
これは、セックスで得られる快感よりも遥か高みの感情だろうと思う。
かをりはそれをストイックに追い求め続ける。公生はかをりの伴奏者としてそれを体感したからこそ、その地平に再び行こうとしてピアノに向かう。

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公生の演奏に影響される人物たちも多く登場し、物語を彩る。
ずっと公生をライバル視してきた井川と相座、公生にピアノを習うことになる相座の妹。
彼らとの競演・共演も見所だった。

特に公生・井川・相座の3人が終盤で見せた関係性は面白い。
ライバルとして認め合いながらも、舞台裏では支え合う存在だった彼ら。
競技者は敵同士であっても支え合い、高め合っていく。

世の中に青春を描いたアニメは数多くあり、アニメファンなら誰もが自分にとっての青春アニメを持っていると思うが、この作品は新たな青春アニメの金字塔となるポテンシャルを持った作品だった。



■停滞する物語

前述の鉄板要素を上手く料理したし、やはり最後は涙なしには見られないような結末だった。
毎回の演出も素晴らしかったし、作画も安定…。
ポテンシャルは本当に高いTVアニメだったと思う。

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↑ポテンシャル高いヒロイン(病弱)

しかし、この作品が傑作や名作かと問われれば、私は否定してしまう。
何故なら単純に乗り切れなかったから。
面白い、素晴らしいアニメだと頭で理解していても、それが感動に結びつかない状態が長く続いた作品だった。

つまりは「飽きた」ということだろう。
クラシックを演奏しながら語られる主人公たちのモノローグ(つまり弾き語り)がとても多い。
Aパートでモノローグ、Bパートでモノローグ。モノローグ、モノローグ、モノローグ…。

これでは食傷になってしまうし、実際私はなったんだと思う。
モノローグに頼った演出。それは原作漫画で言えば白い四角の箱の中に台詞が書かれてるような感じだろう。
そういう情緒に訴えるような演出はこの作品に合っていて、魅力の一つでもあるだろう。
だが、それに頼り過ぎだ。

さらに、主人公がモノローグで語る言葉も毎回あまり変化がないのである。
「今週も切ないモノローグをやってたな」そんな感じである。
物語はたしかに進行しているのだが、演出が同じせいで同じ回を繰り返しているように見えてしまう。終盤なんて話がどこまで進んでるのか分からなかった。

おそらくこのアニメは原作を丁寧に忠実に再現したんだと思う。
だが、月刊誌の構成は月イチで見るから良いのであり、その構成をTVアニメで毎週やられたらどうか?(単行本一気読みでも感動するけど?というツッコミはご遠慮ください)
原作未読なので憶測に過ぎないのだけど、とにかくTVアニメなりの別の構成の仕方があったように思う。

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そんなわけで後半戦に入ってかをりが入院してから(髪色が薄くなってから)は特に物語の停滞を感じるようになった。
前半の山場で公生が母親との問題にケリを付けたせいもあるかもしれない。
問題がひとつ片付き、主要キャラも登場し終わった後に待っているのは、ヒロインとの決着のみだろう。

ただ、そこからもけっこう長い。(まあ半分残ってるから当然)
相座妹の登場、椿の揺れる心、かをりに会うのが怖い公生、本筋に関係あるかないか分からないのも含めて、相変わらず「弾き語り」の演出は毎回のように続く。

そこが面白いというのも分かる。
「青春」を演出する上でベターだと思うし、実際優れた表現だと思う。
ただ、このアニメの場合は、その演出がデフォルトになってしまった。

私はこういった演出はシリーズ通して各キャラクター1、2回、主人公は最初と中盤と最後だけでも良かったんじゃないかと思う。
モノローグはたまにやった方がグッとくるはず。
少なくともAパートでやった後にBパートでもやるようなものではないと思う。



これだけ書いておいて、実際はそんなにモノローグなかった…とかだったら笑ってしまうが。
それはそれで、少ないモノローグで強い印象を与えたということが言えるかな。

いや、たしかにモノローグは多かった。
私の中では「モノローグのアニメ」として記憶に残りそうである。

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最後になったが、私イチオシのキャラクターは椿の友人・柏木さんだったことを書き加えておく。
あの中学生とは思えぬ落ち着き!
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博士と彼女のセオリー(2014年/イギリス)

【監督】
ジェームズ・マーシュ
【キャスト】
エディ・レッドメイン
フェリシティ・ジョーンズ
チャーリー・コックス
エミリー・ワトソン
サイモン・マクバーニー
デヴィッド・シューリス

感想(2015年3月18日、フォーラム仙台にて鑑賞)

高名な物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた伝記映画。
他の学問の博士だったらスルーしてたけど、宇宙物理学ということで鑑賞。
まあ、純粋に予告編が上手く出来ていたということかも。

タイトルにある通り、ホーキング博士とその最初の妻ジェーンの関係を描いた物語。
原題の「The Theory of Everything」よりも「博士と彼女の〜」の方が的確だと思う。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、歩くことや話すことすらままならなくなっていくホーキングを、妻ジェーンが献身的に支えていく姿が描かれる。

しかし、時間が進むと物語は不穏な空気を帯び始める。
ジェーンが教会で知り合ったジョナサンは、ホーキング一家の友として親密な時間を送るが、その奇妙な家族の姿はやがて歪みを生じさせる。
父親代わりとしてなら善意だが、夫の代わりとなると話は違ってくる…。

そんなスキャンダラスな時期も乗り越えた夫妻だが、別れは意外にあっさりとやってくる。
それは敗北すると分かっている闘いに長年身を投じ続けたジェーンへの救済でもあった。
なにも一人でホーキングのすべてを愛し抜く必要はない。先発投手として仕事はキッチリと果たした、後はリリーフに任せてマウンドを降りても構わないのだ。

そして、ラストシーンの2人の様子を見ると、そこには紛れもない愛がある。
ホーキングとジェーンをイコールで結ぶ方程式は途中で崩れ去ったが、成り立たなかった式からも「解」は生まれ落ちた。
命という名のその「解」が、逆に2人の方程式の正しさを証明するのかもしれない。

ただ、映画全体はなんとなくジェーンの気持ちで進んでいく気がした。
この伝記映画の脚本は、ジェーンの回顧録を元にして書かれているらしい。
ジョナサンとのこと、ホーキングの下を去ったこと、それらをジェーンの立場から弁解しているようにも見える。

一方で、ホーキング博士の提唱した革新的な理論には、ほとんど触れられていない。
まあ、説明された所で私なんかにはよく分からないのだけど(笑)
なので、やはりこの映画はホーキングよりもジェーンのものなのだと思う。
そういう意味でも「博士と彼女のセオリー」という邦題はピッタリだと思った。
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アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-

【監督】
吉原達矢
【キャスト】
福山潤
喜多村英梨
日笠陽子
成田剣

感想(2015年3月17日、DVDにて鑑賞)

文化庁若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ2013」の参加作品として、ZEXCS(ゼクシズ)が制作した短編アニメーション。
原作は山口優のライトノベルで、ライトノベルというジャンルの中ではハードSFという位置づけらしい。

舞台は意識とネットワークをリンクさせることに成功した近未来。
主人公・御影礼望(みかげ れむ)の妹・御影詩希(みかげ しき)は、この最新技術を使い、仮想空間での擬似生活「ネクストライフ」を利用していた。
しかしある時、ネクストライフ利用者の意識はネットワークの彼方へと喪われてしまう。

「アーリー・ラプチャー」と呼ばれたその災厄から、意識を取り戻すことができた詩希。
謎の研究所から逃げ出した彼女は兄・礼望と再会するが、詩希の記憶は失われていた。
それどころか、詩希は自分の身体が自分のものである実感が無いという。
「ポエム」と名乗った詩希の姿をした者は、本当に以前の詩希の魂なのか…?

この作品を見ながら浮かんだのは、SF作家フィリップ・K・ディックと、アニメ「攻殻機動隊」シリーズ。
自分は何者なのか?…という問いは非常にPKDっぽいし、ネットワークに一度放たれた意識は本当に自分の意識なのか?…というのは攻殻で扱ってたもの。

一度精神が肉体を離れ、ネットワーク上をさまよった末に肉体へと戻ってきた時に、その魂は本当に以前と同じ肉体に入るとも限らないんじゃないかっていう物語。まったく別の人間の意識が入り込んでしまっても不思議じゃない。
同じ意識だったとしても、肉体を長く離れたために記憶や以前の感覚を失ったとも考えられるし、精神をネットワークにつなぐ、つまり精神をデータ化するということは書き換えも可能ということでは…?

では、人間の意識とは何なのか?魂とは?そんな深遠なテーマを描いてる作品。
さらにそこへ、お兄ちゃんと義理の妹(の姿をした誰か)の微妙な距離感をミックスしている。
年頃の、女性へと成長していく義妹への兄の戸惑いなんかも下敷きにあるのだろう。

アクションとしては、ネットワーク超能力者となった妹が機械を自在に操るのが唯一の特殊能力で、後はお兄ちゃんが慣れない白兵戦繰り広げるだけの、見た目には地味なSF。
だけど、敵のセンサーを逆手に取った作戦などはSF的な決着方法で面白かった。

アニメーションとしては柔らかいタッチが独特。
SFらしい硬質なスタイリッシュさよりも、「妖精」っぽさを出した感じか。
ボクっ娘が自分の胸を鷲掴みにして、「このおっぱいも本当に前からあったのか確信できない…」とか言い出すので萌え要素もバッチリ(笑)

ちょっと原作も読みたくなった短編アニメだった。

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