漢風楚雨

ひとはみな、くがのひとくれ

中国政治

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嘔吐

 吐きそうだ・・・・


 9月末に中国チベット自治区とネパールの国境近くで亡命を試みたチベット尼僧(25)や少年僧(15)らが、中国の国境警備隊の銃撃を受け少なくとも2人が死亡した事件の映像が世界中で放映され、国際社会を騒然とさせている。

 最悪、である。
 残虐である。無知である。蒙昧である。
 まだこんなことをやっているのか。

 現場はエベレストに近いチョオーユー峰のベースキャンプから見渡せる氷河。映像は9月30日早朝、氷河の上を1列に並んでネパール国境のナンパラ峠に向かって歩いている約30人の行列を見下ろすように撮影されている。警告発砲音が響いた後、次の発砲音で先頭の尼僧が倒れた。カメラは銃を構える中国兵士の姿、続く発砲で行列の最後尾の少年僧が倒れる様子、倒れた人を抱き上げる兵士の姿をとらえ、目撃した登山家の「犬のように撃ち殺された」というコメントが流れる。

 なぜ発砲の必要があるのだ。
 警告も発することなく、後ろから狙撃とは。
 何がそんなに恐ろしいのだ。攻撃でもされると思っているのか。身に寸鉄も帯びない坊さん達に。

 それとも、チベットの僧侶など、人民解放軍の兵士諸君にとっては、狩りの獲物のようなものか。
 なんの尊厳も、感じていないのだな。諸君の殺めた相手に。

 この事件について12日に中国当局は、兵士が違法越境者に対し引き返すように説得したものの、「(抵抗したため)発砲した。正当防衛だ」との公式見解を発表。1人が死亡、2人が負傷したとしている。

 「違法越境者」とやらは、どれだけ重装備だったのだろうか。
 職業軍人が密出国者と戦って死傷者を出すとは、弱い軍隊もあったものだ。
 「学生と戦って被害を出した」天安門事件のころから、何一つ変わっていないということか。

 
 今回も、中国当局は口をぬぐい、厚顔に公式見解を押し通すのだろう。(人民網の日本語版には報道すら出ていないようだ。今更驚くにはあたらないが。)そして事件が風化するのを待つのだろう。
 しかし、これほど躍起になって、無抵抗の人間を撃ち殺してまで、彼等は何を守るというのか。チベットの支配か。そのためにどれだけ大きなものを失っているか、分かっているのか。
 自浄作用の働かなくなった組織は、例外なく腐っていくばかりだ。無抵抗なのに殺される人々は、死を覚悟して抵抗するしかなくなるではないか。自明の事実を黙殺して世界の批判に答えないのならば、世界もまた中国を、道理の通じない野蛮国だと思うだろう。

 中国のために、憂える。どうか前言を訂正し、真摯に謝罪をしてほしい。 
 今ならまだ取り返しがつく。あと5年経ったとき、中国は必ず、大きな変動の波に飲み込まれる。その時頼れるものは、経済力や軍事力ではない。長年培ってきた信用であり、変化に耐え抜く克己心である。
 その二つとも、これでは無くなってしまう。また苦渋の近代史百年を繰り返したいのだろうか?
 
 
 
 

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粉飾決算?

 前々から、疑われてはいたけれど。


 国家統計局が発表する中国の国内総生産(GDP)などの経済データに対する信頼性が揺らいでいる。統計局の邱暁華局長が就任1年も経ずして12日に突然解任され、その後の動向は不明。データ偽造などの嫌疑で調査を受けているとの情報がある。19日にも発表される今年1〜9月期の国内総生産(GDP)で、実態をより反映するよう内部で作業が進められているもようで、成長率は1〜6月の10・9%から1ポイント近く減速しそうだ。

 なるほど、統計局局長の突然の解任には、GDPの数字操作があるんじゃないかということか。

 この問題で国家統計局は17日までに、邱氏の後任として局長に就任した謝伏瞻氏が13日に部内の座談会に出席。統計数値の正確性、科学性を向上させるよう要求していたことを明らかにした。謝新局長の発言を公表した背景には、邱氏の解任理由を示唆し、統計データへの信頼を回復したいとの思惑がありそうだ。

 この辺、操作の隠蔽よりも、公表によって信頼回復を図ろうとしたわけですな。
 個人的には、よい選択だと思います。隠すより現れるは無し。ただでさえ、数字が信用できないことは、あちこちで指摘されているわけだし。

 邱氏は統計局の生え抜きで、今年3月に局長に就任したばかり。わずか7カ月での解任は(1)マクロ調整をめぐる中国共産党中央と政府の意向に従わなかった(2)GDP数値など信憑(しんぴょう)性に問題があった−など、さまざまな憶測が飛び交っている。

 謝新局長は、邱氏の解任問題には直接言及していないが、正確性の向上のほか、「統計データの重要性を十分認識し、責任感と使命感を持って仕事をしよう」と強調。この発言が逆に、これまでも疑わしい目で見られがちだった中国の国家統計の信頼性を揺るがす皮肉な結果も招いている。

 12日の邱氏解任について統計局は、16日になってようやくホームページと傘下の専門紙、中国信息報で紹介。いずれも解任理由には何ら触れず国務院(内閣)の通知をそのまま掲載している。

 でも、解任理由には触れられないのか。
 もし数字の改竄があったのなら、はっきりさせた方が、より「今後はデータの信頼性を高めます」「今後はこのようなことはしません」というメッセージを印象づけることになると思うのだが。
 何か事情があるのかな?我々、外部からみている人間にはうかがい知れない事情が。

 統計局は邱局長時代の8月、昨年のGDP成長率を9・9%から10・2%に上方修正した。専門家は「比較のベースが上方改定されたため、その分、技術的にも今年の成長率は下方修正されるはずだ」と指摘。成長率は1〜9月に10%台前半に減速する可能性が高いとみている。信憑性回復に向けた“ソフトランディング”が狙いという。

 また、政府系シンクタンクも生長率が鈍化する方向とみており、中国社会科学院では今年通年で10・5%、来年は10・1%と予想している。また中央銀行である中国人民銀行は、投機防止策や利上げなどマクロ調整効果で、来年は9・5%まで減速するとみている。

 ただ国家発展改革委員会の馬凱主任は、「(経済過熱)問題は根本的には改善されておらず、投資の水準は依然高い」と話しており、成長率が減速しても、マクロ調整は継続するとみられる。

 ははあ。
 「経済過熱」をほどよく冷ますためのデータであれば、GDPの上方修正などもってのほかであるかもしれない。
 あくまで想像だが、邱局長の解任劇、むしろGDP成長率の過剰評価が、上層部の政策と相容れなかったからではないのだろうか。
 そうだとすると、今度下方修正されて出てくるであろう統計データも、少し眉に唾して読み解くべきかもしれない。(「読み解く」なんつっても、経済に素人の私が、何ができるわけでもないが)

 

中朝国境之緊張

 最近、中国は北朝鮮に随分冷たくなっているようだ。


 29日付の解放軍報は、人民解放軍の瀋陽軍区に所属する部隊が8月下旬、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との国境にある長白山付近で軍事演習を行ったと伝えた。人民解放軍は先月にも同地域でミサイル発射実験を行っており、韓国メディアは「長白山付近で中国の軍事演習が明らかに増加している」と報道している。

 台湾にも、しょっちゅう同じ嫌がらせをやってるしな。
 さすがに、もう面倒見切れないのだろうか。

 「許せねぇ!!」

 おお、これはキム先生。御身は大丈夫ですか?成人病のデパートと伺いましたが。

 「あいつら、半世紀の友情をなんだと思ってやがる!!」

 一方的に相手にたかり続ける関係を、友情とは言わないんじゃないでしょうか。

 「何を言ってる。俺が脱北者を強制収容所に送り込んでるから、東北三省は経済発展できるんじゃねえか。」

 いや、防ぎきれてないから、国境沿いまで軍隊が出張ってきてるんじゃないですか。
 そもそも、自分の国から逃げ出す人間がこれだけいる時点で、どうなんだって話ですが。


 でも、標的は日本なんですってよ。酷い話だ。

 「けっ、高級食材の輸出元をぶち壊す馬鹿が、どこにいるってんだよ。」

 ご自分の価値観だけで、物事を判断しない方が宜しいのでは。
 あ、でもそうすると、やっぱりミサイル実験はただのハッタリなんですね。

 「余計なお世話だ。アラスカまで飛ばすんだよバカヤロウ。日本なんか端から相手じゃねぇ。」

 じゃあ、中国のミサイルだって、きっと日本まで飛ばすんですよ。
 あー、いやだ。これが友好国のやることだろうか。

 「ふん、あいつらの技術力なんか信用できるか。東京を狙ったミサイルが、平壌に落ちない保障はどこにもねぇぞ。」

 それはひょっとして、ギャグで言ってるんですか?
 でもキム先生、やっぱ中国の言うことは、聞いておいたほうがいいですよ。

 「おい、俺を誰だと思ってるんだ?東アジア唯一の独裁君主、神聖皇帝のゴールデン・ジョンイル様だぞ?チベットの地方官あがりなんざ目じゃねぇんだ。あいつら、テメェの国の農民反乱も抑えられないじゃねぇか。情けねえ。」

 いや、考え方としてはですね、お国じゃ反乱を起こすようなカロリーすら、そもそもお百姓さんに残ってないんじゃ・・・・

 「なんだと?おい、そもそもてめえら日本人がとっとと戦後補償を俺たちによこせば、こんなことにはならなかったんだぞ。責任感じろ。」

 とんでもない責任転嫁ですね。そういう考え方が没落への第一歩ですよ。
 あ、もう「あと一歩」のとこに立ってるのか。

 「あーあ、しかし、餓えて死ぬ人民達を思うと、俺も胸をえぐられるようだよ。」

 ははぁ、自分ひとりあの国で太鼓腹抱えてても、やっぱり良心の呵責に苦しんでいるのですね。

 「当たり前じゃねぇか。あいつらが餓えて死んだら、おい、誰を人質にして在日朝鮮人から金をひっぱりゃいいんだ?」

 やっぱ、最低だわ。この人。
 でも、落としどころは探っておかないと、中国だって余裕があるわけじゃないですからね。
 いざとなれば、かなり強硬な手段に出てきますよ。



 

 

 

 

一言

 寓話として。


 なぁ、キム君。
 友達って、大切だと思わないか。

 そりゃ、長い付き合いだ、いろいろあるさ。
 先生もな、無二の親友に見捨てられた事がある。石打から新潟まで無賃乗車に挑戦した時、俺が車掌に捕まってる間、あいつは俺を捨石にトイレに逃げ込みやがった。

 でもな、それでもかつては、身体を張って助けてくれた友達だろう。

 韓国紙、中央日報は18日、ソウルの外交消息筋の話として、北朝鮮の金正日総書記が今月初めに訪朝し極秘に会談した米国関係者に「中国は信じられない」と述べ、友好国中国の指導部に対する不満を吐露していたと報じた。

 こういうことを、しかもジョージ君にチクるのは、人としてどうなんだ。
 ん、その目は、反省してないな。

 同紙によると、金総書記は米関係者に「中国は決定的な瞬間にわれわれを助けてくれない」とも発言したという。

 あのなぁ・・・・
 じゃあ一体誰が、君を「決定的な瞬間」とやらに助けてくれるんだ。
 ジョージ君か?
 彼は油を持ってない家には、よくも悪くも冷淡だぞ。

 いいか。
 無理に学校に来いとはいわないから。
 ちゃんと、フー君に、あやまっとくんだぞ。
 備忘として。
 思っていたより、ずいぶんいっぱいいるんだなという感じ。


  2005年末現在で、全国の中国共産党の党員総数が7080万人(昨年同比1.7%増)となった。中国共産党中央組織部が発表した最新の党内の統計資料で明らかになった。うち、中国共産党の末端組織は352万カ所で、昨年と比べて4万3千カ所(1.2%)増となった。
 
 高学歴の党員が増えたのは、大学生の増加がそのまま数字にも反映したものでしょうなぁ。
 ただ、学生党員が増えているのはちょっと面白いです。共産党政府の将来を危ぶむ声は、中国内外を問わずよく耳にしますが、未来ある学生が党を担っているというのは、彼らには我々に見えないメリットを
見ているのかしら。
 (あるいは、政府主導でものすごいオルグが進行中とか・・げほげほ)


 追記(6/25)
 中国情報局より、藤村幸義教授のコラムで、関連する発言を見つけたので、備忘のため引用。

 今、中国共産党員が増加しています。中小の企業家などが相次いで党員になるわけです。彼らは自身の事業を拡大するためにも、権益に接近する必要があります。昔はイデオロギーの党、今は実益のための党になっています。ますます政治は金持ちのものとなり、貧困層とは無縁の存在になってきますが、党員増加もあり、新たな利益の代表として、共産党の影響力そのものは落ちていません。

 なるほど。
 中小企業の経営者なら、高学歴層も多いだろうし、おそらくベンチャーを立ち上げた若手がけっこうな数を占めているんだろうと思います。
 共産党が資本家と結びつくというそもそもの矛盾をおいておけば、政府と資本が結びつくというのは(我々庶民には実に迷惑な話ですが)当然の流れか。

 しかし、こういう形で新たな利益の代表になるのは、50年〜100年のスパンで見たとき、共産党政権にとってはまずいのではないでしょうか。現在の経済成長を支えるためだとしたら、そのツケは今よりもっと膨らんで帰ってくるのでは。
 いちおう、一宿一飯の恩義を受けた身として、言うべきことはいっとかんと。

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