日記
プルトニウムの検出はどの程度伏せられていたのだろう ツイッターで早野教授がプルトニウムの分析には時間がかかるとつぶやいていたので、日本の環境放射能と放射線というHPにある資料からプルトニウムの検出にかかる時間を調べてみた。
(実際の分析法は未発表で不明)
以下は検出マニュアルからの抜粋。 プルトニウム・アメリシウム逐次分析法 平 成 2 年 文部科学省 第 1 章 序論 本マニュアルは、超ウラン元素である 239+240Puおよび211Amの分析、測定法を定めたものであるが、239+240Puと同時に238Puを、 241Amと同時に242Cmも測定できる。 第 4 章 土試料 土試料は、土壌、河底土、湖底土、海底土等である。ただし、焼結プルトニウムを含む恐れのある試料については第7章による。 試料は電気炉を使用し500℃で4時間加熱した後、硝酸で煮沸浸出する。その後、プルトニウムは陰イオン交換またはTOA−キシレン抽出によりを分離,精製する。アメリシウムは、プルトニウムを分離した後の試料を、陰イオン交換またはTTA−キシレン抽出一陰イオン交換により分離・精製する。精製した試料中のプルトニウムまたはアメリシウムを、ステンレス鋼板上に電着してα線計測用試料とし、シリコン半導体検出器によるα線スぺクトロメトリーによって定量する。なお、放射能量と化学収率を求めるため、あらかじめ試料に242Pu(または238Pu)および243Am(または244Cm)標準溶液を一定量加えておく。 試料の化学分離から電着終了までに要する時間は、イオン交換法の場合、プルトニウムで約40時間、アメリシウムで約80時間であり、溶媒抽出−イオン交換法の場合、プルトニウムで約30時間、アメリシウムで約60時間である。また供試量50g乾土で本法を実施した場合、分析目標レベルはプルトニウム、アメリシウムとも40mBq/kg乾土である。 日本の環境放射能と放射線 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No22-1.pdf イオン交換法でアメリシウムまでやって約80時間。 試料の採取から運搬までの時間、電着試料のα線スぺクトロメトリー定量、レポート作成にかかる時間は私には分からないが、諸々に10時間かかるとして、90時間程度かかると見なしていいかもしれない。 おおよそ分析結果が出るまでに3〜4日要したと見るべきである。 会見発表が3月29日0:00。資料は当然28日作成。 試料採取が3月21日13:30〜22日07:45。 内容を考えると結果を即発表というものではないから、協議していたのだろう。1日から3日はかかっていた可能性がある。
これが早いか遅いか。検出までにかかる時間はかなり長いが、それを差し引いても躊躇があったのではないだろうか。引き伸ばしたところで何の解決にもならないが責任問題としてはより大きくなる。
勿論、これが初めての調査・検出とは限らない。
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