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乳・ロザリオの光 (まゆみへ) キックボードで会社に通っていた 少女が いつのまにか もう母親(ママ)に色づいている シオンの成長は 君の成熟で カトリック教会の ミサの帰り 君は 小鳥のさえずりのように 光(あきら)かだ * 含ませる乳は 君のぬくもりとして シオンの栄養となるだけでなく 多くの赤ん坊のために 降りしきる ロウソクの灯火を持つ あたたかな雪 多くの死んでしまった 子供への 君の流した涙が 柔らかく 温かいから 君の乳は あたたかな雪の灯(ともしび) 灼熱の血潮をろ過した やさしい 涙のともしび 聖母マリアの 血の涙の宿り 地球の匂い シオンの匂いは ミルクとおっぱいで 少しイチゴが まざっている きっとこれが 天国の匂いなんだろうな * シオンは日に日に 目覚めてゆく 見えるものに そして見えないものに 一枚ずつ 柔らかな和紙をめくるように そして シオンはおぼつかない 足どりで それでも歩みだす 両手を広げて 勇気を持って きっとこれが 本当の匂いなんだろうな 母なる惑星である 本当の地球の匂い 母はシオンに キスをして
「あなたといると 生きている意味が わかるのよ」 と やさしく かたりかける |
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2011年06月25日
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