自然栽培トマトの小黒農場

今シーズンのトマト発送は8月中旬からとなります。

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養分の流れ

暑い日が続きます。
この2日間、山梨県内の気温は40℃を超えるところがありました。
標高1,200mの当農場はまだましですが、それでも日差しが強く日中の作業はとても大変です。
 
さて、先日からお伝えしています今年初めてトマトを作付けした畑の様子です。
樹勢が強く、尻腐れが発生しています。
尻腐れはカルシウムの不足により起こる生理現象。
水分の欠如、高温、多量の窒素などの環境下でよくおこる現象です。
こうした環境ではカルシウムが吸収されにくいようです。
土壌中にカルシウムがあってもそれを吸収できなければ全く意味がありません。
 
慣行農業ではカルシウムの葉面散布をするのが一般的だそうです。
自然栽培ではその方法は使いませんので、違う対策を取らねばいけないのですが、その方法が分からずにいます。
作物が置かれている環境が原因で発生する現象。
環境を替えてやればいいのですが、これはすぐに変えられるものではありません。
 
トマトの置かれている環境を変えられないのなら、トマト自体に一工夫を加えてやるしかありません。
どうしたものかと考えながらトマトの日常管理をしていたらハッと気が付く事がありました。
養分の流れです。
 
下はトマトの葉っぱです。
こういう形をしています。
 
イメージ 1
 
こういう形をしている理由は、この形が一番トマトに都合が良いからでしょう。
という事は、この形が一番養分の流れがスムーズなはず。
トマトの樹自体もこの形にしてあげればいいのかも。
果樹の剪定は葉脈を見てとさんざん聞いてきましたが、なぜ今まで野菜についてもこの事を考えてこなかったのだろうと、重要なことに今さら気が付きました。
 
現在トマトが置かれている環境が厳しいものであっても、それでもトマトは養分を吸い上げているはずです。
その養分の一つがカルシウムです。
カルシウムも微々たる量かもしれませんが吸い上げているはず。
なのにそれが上手く実に回らず尻腐れに。
それならば実に上手くカルシウムが流れるようにしてあげれば、と考えました。
 
それで樹勢維持に重点を置いたトマトの樹を再度剪定しました。
脇芽を残し、葉の枚数を確保してきたおかげで樹勢はいいです。
ただ、この残した脇芽、葉っぱに養分が流れてしまっているようです(想像)。
それで残しておいた脇芽、葉っぱをすべて取り除く事にしました。
 
下は取り除く前。
上の葉っぱの写真と見比べると込み合っているのが分かります。
樹勢は良いのですが、はたして養分の流れが良いかというと、それは別の問題なようです。
イメージ 2
 
残しておいた脇芽・葉っぱを取り除きました。
それが下。
イメージ 3
 
同じ樹ですが、かなりさっぱりとしました。
隠れていた実が目立つようになりました。
そうそう、この姿。
実が目立つ姿が理想なんだった。
樹勢の維持にばかり木を取られて理想の形を忘れていました。
こういう姿のトマトはとても美味しいのです。
 
こうしたことできっと養分の流れが良くなったと思います。
尻腐れがぱたっと止まることはないにせよ、良くなる方向に向かってくれればと期待しています。
 
畑にいるから気付く事がたくさんあります。
とにかく時間を使い経験を重ねることだなとつくづく思います。
 

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