スリランカ ボホマストゥティ

19年かかって合格の夢をつかんだ42歳の青年海外協力隊。

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自転車で村を回って

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12月1日(月)
プラデシヤレーカムカーリヤーレ(カッチェリー)へ行き所長(Divisional Secretary Ja-Ela)とジャーエラの洪水の問題(毎年2回以上の洪水が起こる)について話す。ジャーエラで4つの自治会が設立されたが、すべての自治会が洪水問題の解決を望んでいることを説明。ジャーエラ市役所もワーリマーリガエンジニヤルカーリヤーレ(灌漑事務所)も担当者が問題地点を視察し、必要な措置のスケッチを取っていったが、1.建設途中で資金繰りがつかなくなって建設が頓挫しているジャーエラ市を南北に貫く高速道路の基礎の部分(土砂を積み上げて作られており高いところで4メートル)がラグーンへ逃げるべき水をさえぎっているため、数箇所に運河の建設が必要なこと。2.ジャーエラ川の浚渫と堤防の嵩上げ。3.市内の排水路・側溝の清掃と新設。4.治水に配慮した都市計画と規制。5.治水行政の連携。6.適切な治水技術。7.1〜6を実施する費用の捻出―という総合的な対策が必要なことを説明し、早急に必要な措置を実行してほしいと英文書にして手渡した。

カウンターパートが別途立ち上げたと言っていたRilawulla自治会を見に行ってみたが、ジャーエラ市役所の管轄を超えたカナーダーナという隣町だった。Karaeliya自治会の会長宅へ行くと生活保護担当官と書記も来ていて、次の会議開催を 勧めてみた。開催日を連絡するとの事。自治会開催日時・議題を正確に周知するための掲示板の必要性について話してみたが、スリランカでは誰かがきちんと管理(監視)しなければ、例えば公衆便所が1日目で水道の蛇口が盗まれ、2日目でドアが持っていかれ、3日目で屋根がなくなるという具合に、直ぐに子供や酔っ払い等から壊されるだろうという話になった。家庭菜園普及プログラムで配布した種子は、自治会長宅で花を付け小さな実を付けていた。Indivitiya自治会の会長宅へ行くと会長は不在で奥さんと話すが、このプログラムは会計の人がやっているとの事。「このプログラムはここの自治会のプログラムで、旦那さんはこの自治会の会長さんでしょうが。」と言っておいた。書記も不在のため、会計宅へ。女性会を立ち上げることになったので、21日(日)の設立総会に来てくれと言われ、喜んで伺うことを約束した。家庭菜園普及プログラムで配布した種子が、この会計宅でも花が咲き実がなっていた。20日(土)にほかの会員宅の菜園の状況も見に行くことになった。道路清掃のシュラマダーナ(奉仕作業)について、可能なら1月にでも実施したいという旨市長と自治会とで協議してみるということになった。
12月2日(火)
Thudella Dakuna(南)自治会会長宅では家庭菜園普及事業で配布した種が大きく枝葉をつけていた。洪水でたくさんの苗がだめになったようだ。書記は不在で奥さんと少し話す。Thudella Batahira(東)自治会会長は不在で、書記は衣服工場で8:00〜17:30(土日が休み)の勤務でご主人は木材店で就労中。会計もセメント会社で日雇い労働をしており、会計の弟と話す。グラマーセーワカニラダーリ(民生員)が洪水後の救援物資配布の現地調査に来ていた。マットレス・タオル・石鹸等を配布するとの事。会計宅付近には4人の不登校児がおり、登校指導をしているとの事。本日から1月5日まで学校が休みに入ったので、子供や親たちと話をしてみようと思っている。クシカルマサミティエ(農業委員会)を村につくりましょうという話しがグラマーセーワカニラダーリ(民生員)からあった。話しを進めてみたい。カンターサミティエ(婦人会)とラマーサミティエ(子ども会)は継続しているようだ。このグラマーセーワカニラダーリ(民生員)と何か協力してできることがあるかもしれない。
12月3日(水)
市役所へ出勤すると手紙が届いているとの事。後任者の派遣に関する文書で、2年間及び週間のワークプラン作成依頼だった。要請調書でも何でも、カウンターパートや事務長や市長と協力して作成してきたので、市長と協議して作成した。
自転車の整備をしてもらう。スリランカのものは直ぐに崩れる、新しいペダルが3日でだめになったり、兎に角壊れるが、スリランカの凄いところ―日本よりも進んでいるというべきか―どんなものでも修理してくれる人がいることだ。日本では、新しく購入しなければならないことが多いが、どんな小さな部分でも知恵を絞って修理してくれるのだ!−物を捨てられない性格の私が一番スリランカの好きなところだ。日本なら、「メーカーに送ってみますか?買い換えたほうが安いですよ!」と言われることが殆どだ。もったいないと思う自分しか修理する人はいない。そんな日本なら捨てるしかないような靴、鞄、ズボン、時計、メッキ、電気製品なんでも、驚くほど安価に修理してくれる。インフォーマルセクターの層の厚さ。意外にも技術もそこそこある。某自動車整備隊員が言っていたが、「日本では様々な部分がブラックボックスになっていて触れなかったり、そっくりアッセンブリーごと交換となる。しかし、スリランカではあーでもないこうでもないといって何とか修理してしまうようだ。」―確かに、先端技術の分野では日本は高い技術を持っているのだろう。しかし、基礎的な部分では途上国のほうがひょっとすると底力を持っているのではなかろうか?部品もない古い車を何とか修理してしまう途上国。修理するよりも買い換えたほうが安いと言って、物を簡単に捨てさせる日本社会。仕組みが分からないようにブラックボックスにしたり、修理するよりも買い換えたほうが安いと言われる技術国日本の将来が心配だ。愛車ダイハツ―ロッキーは平成元年式だったと思うが、未だ日本で修理できるのだろうかと帰国まで4ヶ月となり心配している。
12月4日(木)
後任者の派遣に関する2年間及び週間のワークプランを事務長と市長と私で作成し送付。安全対策協議会・健康診断・隊員集会のため、コロンボへ。
“The Catcher In The Rye (邦題;「ライ麦畑で捕まえて」)” J.D.Salinger(Little Brown Book)を読んでいる。高校生のとき読んで好きになった本が眼に留まり、コロンボ・バンバラピテイャMC近くの書店で購入した。思春期の頃は繊細で社会に反発する主人公に同感しながら読んだものだが、42歳になって読んでみると臆病で社会に揉まれていない主人公に「しっかりしろよ!情けない!何をしてるんだ!馬鹿じゃないのか!」といらいらして途中で投げ出したくなる。―知事の父親を持つ16歳の主人公は、学校を成績不良で退学となるが、親にはそのことは話していない。幼馴染の女の子とデートした同室の学生に、嫉妬して腹を立てるが、彼から叩きのめされ、寮を出て行く。親の金でホテルに泊まり、タクシーを乗り回し、バーに数軒行くものの年齢が見抜かれ、好物のスコッチ&ソーダではなくコーラしか飲めない。行く先々で会う女性―同級生の母親・年上の女・カトリック教会のシスター達に直ぐに惚れてしまう。娼婦を呼ぶが童貞の主人公は気が変わり、娼婦に帰ってもらい金額の半額を払う。が、再度娼婦が部屋へ現れ、ポン引きに打ちのめされ金額の残り半額を取られる。―その気もないのに貯金を下ろしてどこか遠くへ行って仕事を見つけるから結婚しようと言うが女の子に断られ、“You give me a royal pain in the ass, if you want to know the truth”(P133)と言ってしまうが、彼女が泣き出すと何度も謝り続ける。さすがにこの場面では、本当に主人公にその言葉を返したくなった。続きを読むのも馬鹿らしくなってきた。

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こんにちは。
毎週更新されるのを楽しみに読ませていただいています。
ここ2〜3週間は特におもしろいですっ!
病床のC/Pの涙に、心打たれるシーンとか、「yui*ami**u」さんの やさしさが伝わりました。また、アーサーCクラークやサリンジャーの書評も面白く、なんといっても共感できました。
私、驚いたのが、なんと「ランカの凄いところ・・・」って、滅多にランカを褒めない「yui*ami**u」さんが、たまにランカを褒めると「あー、そうかぁ」って納得してしまいます。
残りの活動期間もこの勢いで頑張ってください。みんな心より応援しています。

2008/12/6(土) 午後 0:41 [ こんにちは☆ ]

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ブログをずっと読んでいただいてありがとうございます。そして、皆様のご声援ありがとうございます。これからも、何気ない人々との日々のふれあいの中から、スリランカの素晴らしさを発見し、国づくりのお役に立ち、何かひとつでも学んで帰りたいと思っています。

2008/12/6(土) 午後 8:52 yui*ami**u


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