スリランカ ボホマストゥティ

19年かかって合格の夢をつかんだ42歳の青年海外協力隊。

派遣前・現地訓練

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青年海外協力隊選考試験合格者は、72日間の派遣前訓練を修了後、現地にて現地訓練を受け、任地に派遣されます。訓練内容は、語学・社会・文化・健康管理法・交通安全・現地適応力の涵養等様々で、任地に溶け込みよりよい仕事を行うための訓練です。
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JOCV-Unit訓練

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現地訓練で、宿泊先を転々とし、1ヶ月の間に宿を6回変わった。現地訓練の内容は、語学訓練、社会文化講座、先輩隊員任地訪問、スリランカ事情・先輩隊員活動紹介、コロンボホームステイ、地方(村落)ホームステイ、交通安全講習会、日本大使館訪問、配属先省庁表敬訪問等。
地方(村落)ホームステイでは、電気・水道の通らない山奥の家で生活させていただいた。とても不便な暮らしで、あまり衛生状態もよろしくはなく、蚊・ダニ・ハエに悩まされ、毎日が大変だった。日本そしてコロンボの生活と比べると、どうしてこれほど物質生活の格差があるのかと改めて感じた。ホームステイ先は、お茶・ゴム・水稲等の栽培をしている家族だった。川で水浴びをし、湧き水を飲み、鶏が卵を産むソファーに座り、家族・犬・猫と一緒にご飯を食べる毎日。美しい山の中で貧しくも心清らかに幸せに必死に生きる村の人の生活を少しの間垣間見ることができた。相当な手間隙をかけて料理を作り、いつももっと食べろもう少し食べろと言ってくれる。村から町に出かけたときには、金もないのに勘定をおごってくれる。別れの際も決して謝礼のお金を受け取ろうとしない。清貧という生き方は、日本にはもう無いかもしれない。この美しい心を持った家族のほうが、私たちよりも豊かな生き方をしているようにも感じた。
8日まで、私の属するJOCV−UNITの現地訓練を受けている。こちらの役所のシステムは日本の一昔前の役所のシステムに似ているように見える。全て書類主義で稟議・決裁をとっていて、しっかりとファイリングシステムが整っていて、何をするにもレターを書いて仕事しているようだ。また、仕事の一つ一つが徹底的に分業されていて、現代のカーストを形成している。例えば、お茶係・コピー係・メッセンジャー・運転手・フィールドワーカー・クラークはそれぞれ絶対に自分以外の仕事はしない。立場を超えて相手の仕事に助言することはできない。だから仕事が改善されにくい。ハワイトカラーの仕事は背広を着てクーラーのついたところで書類を書くことであり、現場を見に行くのはフィールドワーカーの仕事である。上層部が現場のことを知ることは難しい。効率が悪く、大変仕事に時間がかかる。そして、仕事よりも家庭や友人知人のほうが大事なので、仕事をするときにもそれが基準となる。......そんなことなど学んだ。そしてシンハラ語!日常会話なら大丈夫になったが仕事の言葉や書き言葉がとても難しく悔しい思いをしている。高等な会話がぜんぜん楽しめない。くやしい、くやしい、くやしい!これが全て英語だったら絶対にもっともっといい仕事ができ、自分の英語の能力もどれほど伸ばせて日本に持って帰れるだろうに......と
8日にいよいよ任地の「バドウッラ」に配属予定だ。どんなところだろうか、自分に何ができるのか、不安と期待が膨らむ。バドウッラは、ここ(商業首都)コロンボから鉄道だと12時間高速バスだと8時間の山奥にある。しかしきれいな大きな町だと聞いている。生活物資に困るようなことは無いようだ。バドウッラでもインターネットができると思うが、まだはっきりとは分からない。

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大学4年のとき、協力隊に行って、それをステップに国際協力の道に進みたいと考えていた。不合格となり、大好きだった植村直己が冒険の出発点として選んだアメリカに向かった。サンフランシスコで留学中、アーネストカレンバツクの「エコトピア国の出現」を読んで、そのころ日本にはまだ無かったワーカーズコレクテイヴ(社員全員が社長となる企業のあり方)や市民参画行政とエコロジーと言うものを知り、オールタナテイヴ−もうひとつの新しい社会のあり方に希望を持った。日本はバブル真っ盛りの大量消費社会で、使い捨てライターや使い捨てカメラとあらゆる物を使い捨てにしていた。帰国後、海外とつながりたいと日本語学校に勤めたり、少し道に迷いながら、アーネストカレンバツクのもうひとつの新しい社会作りに参加したい気持ちもあり、ふるさとの市役所に入った。市役所の仕事も結構ダイナミックで面白い仕事だ。3年国民健康保険で窓口の仕事をし、5年生活保護ケースワーカーの仕事をした。その後2年中央卸売市場で青果流通監督の仕事をし、自治体国際化協会の短期国際交流研修で米国へ派遣された。仕事以外に国際盲人マラソン、椿サミット、太平洋島サミット、九州沖縄G8サミット宮崎外相会合、オルブライトホール完成除幕式等動員もあった。その後4年間大学の国際交流担当をし、中国からの短期研修生の受け入れ・ニュージーランドからの留学生の受け入れ・カナダの大学との姉妹大学の提携他新規事業にも取り組んだ。その後2年間資産税課で家屋評価を担当した。異動するたびにゼロからのスタートで沢山のものを学ばなければならなかったが、大変貴重な経験をさせていただいた。16年間磨いていただいた。
社会も使い捨て型大量消費社会から資源循環型社会へ、縦型社会から横型社会へそしてウエブ型(インターネット型・蜘蛛の巣型)へと段々と全員参加型・全員主人公型の社会へ変わってきている。ある意味で、アーネストカレンバツクのもうひとつのオールタナテイヴ新しい社会へと変わってきているように感じる。また、帰国後人生の折り返し地点で、どのように次のステップに進めるのか楽しみにしている。

現地訓練

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3月26日深夜スリランカ着。初めての公用パスポートを手に、9年ぶりにスリランカに来た。青年海外協力隊4回目の試験を受けるため、なぜ自分が合格しないのか、何が足りないのか、何を勉強しなければならないのか―これらの答えを探すために、9年前スリランカに来たのだ。当時排気ガスで空気が真っ白く道はガソリンと排気ガスの臭いで鼻がつんとしていたものだ。今はいくらかは空気がきれいになったように感じる。
39歳(青年海外協力隊の応募用件の年齢制限は39歳)になり、妻に聞いた。「これが最後やけど、受けていいか?」「受ければいいわ。どうせ落ちるが。」結婚後も受け、何回も落ち続けていたのだから。隊員でもないのに宮崎県のOBの実家の農作業に行ったり、OB会の飲み会やキャンプに参加したりしていた。「怨まれるのはいやだから」と妻は許してくれた。私にとって青年海外協力隊は、青春そのものだった。「青年海外協力隊」と聞くだけで、心が高鳴った。しかし、こんな私でも家族は自分の命よりも大切だ。下の子の入学式も上の子の卒業式も出席することができない。究極の選択だ。今回受けなかったら一生後悔するだろう。落ちたのなら諦めもつくが。一生後悔して生きるだろう。夢を諦めてしまった親がどうして子供に夢を諦めるなと教えることができるだろうか。くやしくて、どうしても諦めることができなかった。そして、夢は諦めなければ必ずかなうと教えることができるようになった。

駒ヶ根訓練所

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青年海外協力隊駒ヶ根訓練所に平成18年度3次隊として入所。雪の舞う長野県駒ヶ根市で一瞬一瞬必死になって頑張った。210名が入所し207名が訓練を修了した。家族と職場のみんなが支えてくれた。最初に受験したのは昭和63年(19年前)だった。昭和62年シンガポールからベトナム・ホーチミン市へむかうピースボートの洋上で、200人程のボートピープル(インドシナ難民)に遭遇した。海賊に襲われ、女性はレイプされ水・食料・燃料もなく幾日か漂っていた。私たちには彼らを救出することもできず、水・食料・燃料を船上から投下し、そのまま別れた。何もできなかった。ドイモイと呼ばれる市場経済主義を始めたばかりのベトナムは、活気に満ちてごった返していた。人々が貧しさのなか必死に生きていた。日本では「プラトーン」(オリバーストーン監督)が絶賛上映されたばかりだった。帰国し、自分に何かできないかと、難民定住促進センターや様々なNGOを訪ねた。しかし、文学部の学生にできるような仕事は無かった。青年海外協力隊隊員募集ポスターの少女の素晴らしい笑顔とベトナムの人々の姿が重なり、青年海外協力隊の説明会に行った。放映されたビデオでは、青年が途上国の貧しい村で人々と同じ物を食べ、同じ服を着て、貧しい生活のなかで何かできないか悩む姿が描かれていた。青年は村の人々と一緒に話し合い、川に小さな橋を架けることにした。以前は数時間かかって対岸へ行っていたが、橋ができると簡単に対岸へいけるようになった。このビデを見たとき、こんな仕事をしたいと思った。大学卒業後の志望進路は、国際協力となっていた。青年海外協力隊をステップにして次に進もうと考えていた。その最初のステップを踏むのに19年かかるとは思っていなかったが・・・・・・

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