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日銀が金融緩和の見送りを発表した直後、日本株は下落し、円高が急速に進んだ。いつもながら日銀は、日本を貶めることについてはピカイチの組織である。今回も、株価が下落局面に転じた時に間髪入れずに発表を行ったが、下落を一層推し進める為にはまたとないタイミングだった。背後にアメリカの影響が有ることは疑うべくも無いが、このようなあからさまなやり口は、経済知識の無い人でも「何でわざわざ火に油を注ぐタイミングで発表するの?」と、不審を抱くレベルだ。

マネタリーベースの観点から、円高解消は容易い問題だが、「円の信認が落ちる」という摩訶不思議な理屈で円高を推し進める日銀。輸出企業が嫌いな民主党首脳とも利害が一致している点も影響大であろう。

通貨の供給量というのは、相対的なものであり、日本以外の国々がマネーサプライを増やしている中で、日本一国が現状維持をすればデフレが加速するのはサルでも分かる理屈である。今日のように外部要因で国内の景気が冷え込んで来ているときには、金融緩和をするしか手が無い。アメリカや欧州はもちろんそうしているので、株価の下落も日本ほど進んではいないのである。

日本人はそろそろ日銀の異常さを認識すべきだろう。

FRBやECBが金融緩和によって景気後退に歯止めをかけている一方で、日銀は何もしないばかりか、株価の下落局面にあわせて「金融緩和の見送り」を発表するという熱の入れようである。もうこれはワザとやっているとしか考えられないのだ。

リーマンショック後の、各国の株価の推移を振り返ると、日本株の異常な動きが手に取るようにわかる。例えば、ダウが10%下げれば、日経も10%程度下落するのに対し、ダウが10%上げた時には、日経は5%も上げないのだ。それどころかダウが上げているのに日経は下がり続けた期間もある。これを繰り返しながら、日本株だけが一人負けしていくのである。

ダウと日経はリーマンショックによって50%あまり暴落した。それから2年で、ダウはリーマンショック前の水準に近づいたのだが、日経は3分の1も回復していない。

このような状況を招いているのは、第一に日銀が金融緩和をしないからである。金融緩和をすれば資金が市場に流れて株高になり、円安が進む。そして円安によってさらに株価が上がるのだ。

以前、日銀はGDP成長率1%目標の金融緩和を行うと発表したことがあった。その直後から市場は反応し、8200円前後だった株価は瞬く間に上昇して1万円を越え、円安も76円から85円まで進んだ。日銀は、「このまま金融緩和を続ければ、日本の景気が回復してしまう」と焦ったのだろう。だから今回はそれを止めたのだ。

今の日銀は日本を崩壊させようとしている。

このことは将来、白川総裁が消え、日銀が本格的な金融緩和を実施する時が来れば証明されることだ。株価は瞬く間に回復し、円安が進んで好景気になる。その時、国民は初めて、デフレ脱却が簡単なことであったこと、日銀が意図的に不景気にしていたことに気が付くのである。

日銀は、景気が上向いて企業の内部留保が増え、それが投資に回り始めたた小泉政権時代、もう少しで労働者に好景気の影響が及ぶと言われたタイミングで金融引き締めを行った前科がある。労働者の給料が上がるとデフレから完全に脱却してしまうので、不景気に戻す必要があったのだろう。その後、アメリカで金融危機が起こり始めたために、日銀の自作自演によるデフレ誘導は有耶無耶になってしまった。

このように、日銀ははるか以前からデフレ政策(不景気維持政策)を実施しているのだが、白川が総裁になってからは殊更に酷いのである。

白川を総裁に就けたのは誰だったか思い出してみよう。
自民党政権時代、総裁人事で白川を無理やり総裁につけたのは民主党である。

2008年4月までの日経平均とダウ平均、そして、それ以後を比較してみよう。
アメリカ発の金融危機だけを理由にすると説明が付かない現象が多々見受けられる。それに気付くだろうか?

日銀は日本の中央銀行に非ず。

国民はそのことをまずは認識すべきだ。

日銀は意図的に日本をデフレにしている。

そもそも、経済学の常識では、長期的にデフレになることなどは無いのである。デフレスパイラルなど想定することも無意味なことであり、経済学の本には載ってもいなかったことだ。人間が自ら「貧乏になりたい」「不景気であって欲しい」と望まない限り起こらないデフレスパイラルが起こるなど、経済学者も想定外だったのである。

通常は、人間はモノを生産し続け、経済活動を続けるものである。誰かか意図的に金融を引き締めたりしない限り、自然にGDPは成長してしまうのだ。つまり、人間が働くことを止め、新しいものを購入することを止めて、過去の資産で生活を始めたりしない限りにおいて、長期のデフレというのは起こり得ない。

それが起こっているということは、確実に犯人が存在することを示す。それは、金融を引き締めることが出来るものに限られる。つまり、日本銀行しかないのだ。

よく、「日銀が無能だからデフレから脱却できない。」という人がいる。何を言っているのだろうか。無能だったらとっくに好景気になっているだろう。

放置していればいつかは好景気になるのだ。10年以上もデフレでいることのほうが不可能に近い。つまり、デフレが続くということは、日銀が有能で、好景気にならないように監視しており、GDPが成長し始めたら金融を引き締めて景気上昇に歯止めをかけているということに他ならない。

日銀が日本を不景気にしておきたい理由とは何か?さまざまな陰謀論も囁かれているが、確証はもてないので言及はしない。


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