|
◆【転載】ドイツもこいつも・・・(転載元: 多事多事暴論 )
ロンドンで開催されていたG20(主要国金融サミット)が閉会し、2010年度の世界経済成長率を4%に引き上げるため、総額で5兆$(約500兆円)の公的資金を投入すること、1900万人の新規雇用の創出やヘッジファンドに対する規制強化が会議の成果として盛り込まれました。残念ながら、私が見る限り「絵に書いた餅」としか見えないのはなぜでしょう。
ところで、麻生総理がこの会議の場で「またやってくれました。」
全体会議の前の記者会見で「日本は失われた10年の中で公的資金を投入したおかげで、国内の鉱工業生産高が5000億$を割ることがなかった。」事を引き合いに出し、公的資金投入に否定的なドイツ当局を名指しで批判したのでした。
実は、ドイツやフランスの財政当局は日本の「失われた10年」に関して非常に良く研究しており、両国のアナリストをして「日本がやってることは『タコの足食い』であり、結果として雇用創出も、内需拡大にも役立ってない。」という手厳しいレポートをまとめています。
確かに未曾有の経済危機であるのは確かなだけに、財政出動をためらう独仏両国の当局の思惑には若干KYであると言いたいのですが、さも公的資金を投入した事で経済が立ち直ったかと幻想する麻生総理の認識の無さには、世界中のアナリスト達が嘲笑を浴びせています。
麻生総理の発言は「やらないよりやった方がいい」という意味でしょうが、公的資金を投入して国内経済が拡大したかといえば、金融機関・民間企業を通じて合併・消滅などによって縮小する一方です。勤労者の賃金も毎年減少するこの国の「どこが公的資金の恩恵を受けている」のでしょうか?。
私達の国のリーダーが、この様な幻想に酔いしれている限り、ますます国家財政や国民の預貯金受け取り利子は「食い逃げ」される一方です。自分達の周りの恵まれた階層だけに目が行かず、派遣切りやリストラに遭う人たちの不満に対しては「ガス抜き」としか言えない官邸招待でしか対応しない事には、さすがに「異議あり」です。
ロンドンに集まった人達を見て、正に「ドイツもこいつも同じ」と失望するのは私だけでしょうか?。
転載元: 多事多事暴論
|