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◆空調が過熱、出火か=運転再開に影響も−東電柏崎原発のぼや・新潟(時事通信社)
新潟県中越沖地震で被災し、運転停止中の東京電力柏崎刈羽原発(同県)の予備品倉庫で11日夜発生したぼやは、空調機のモーターや配線が過熱し出火した可能性が高いことが12日、分かった。現地調査をした柏崎市消防本部が明らかにした。原子力安全・保安院と同消防本部は、東電に再発防止と原因究明を求め、文書で指導した。
地震後、同原発では火災が相次ぎ、指導は口頭を含め5回目。文書は「再三、火災予防について指示、命令してきたにもかかわらず極めて遺憾」としている。
泉田裕彦新潟県知事は13日、記者団に「指揮命令系統や管理責任など、人的な部分のチェックが十分でなかった」と指摘。運転再開について21日にも議会に諮る予定だったが「延期したい」と述べた。13日午後、東電と消防に安全管理の徹底や指導などを求める勧告を行う。
会田洋柏崎市長は同日、同原発の高橋明男所長に原因究明と改善報告を申し入れた後、「起動試験の同意を撤回することはない」と述べた。品田宏夫刈羽村長は「火災と運転再開は別問題」との談話を出した。
高橋所長は会田市長に「心配とご迷惑を掛けた」と陳謝。「発電施設だけでなく事務所など全施設を対象にした総点検の計画を作成する」とした。
同原発7号機は唯一、点検・復旧作業が終わり、地元市村首長は運転再開を容認。新潟県の了解が得られるかが焦点だった。議会に諮る日程が延期となったことで、再開時期はずれ込みそうだ。
(2009/04/13-12:47)
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