作品感想群

書き連ねてみます。ネタバレあり。★5つが満点。

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ネジ式ザゼツキー

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日付:2007/2/27
形態:単行本
感想:★★
 御手洗シリーズとしてはイマイチ破壊力に欠ける。タイトルの「ザゼツキー」の発音のしにくさが好き。
 スウェーデンの大学で脳の研究を続けている御手洗のもとを、奇妙な患者が訪れる。彼は数十年前の記憶しか再生できない。どんなに親密な会話をしても、1分目の前から消えるだけで彼は会話の相手を忘れてしまう。(つまり映画『メメント』のような患者)彼が書いた奇妙な物語「タンジール蜜柑共和国への帰還」と彼との会話をもとに、御手洗は彼の記憶が失われた理由と奇妙な物語の解明を行う。

 島田荘司お得意のけれんみとミスリーディングがたっぷりの前半から中盤。奇妙な著作をもとに真実の解明を行う、という御手洗シリーズではおなじみのパターンの作品。最後1割程度でやっと真実が明らかにされるのだが、ある程度予想できる事態かつトリックの大きなインパクトはない。あといくらなんでも初動捜査が雑すぎないか?この辺は不満。
 横書きと縦書きが混在するのもちと読みにくい。横書きである必要性が余り分からなかった。

 ネットで感想を見ていると「この本のどこが面白いんだろう」という人を散見する。つい失笑してしまう。相性の問題で、面白くない人にはまったく面白くない本なのだろうなぁとしみじみと思う。
 あとがきに変えて『マンハッタン物語』というエッセイが載せられている。マンハッタンで感動したことなどが書かれていて、これがそのまま『摩天楼の怪人』の創作につながったのだろうなと推察される。

摩天楼の怪人
http://blogs.yahoo.co.jp/yuka_usagi/30791450.html?p=3&pm=l

魔神の遊戯
http://blogs.yahoo.co.jp/yuka_usagi/20943460.html?p=3&pm=l

ロシア幽霊軍艦事件
http://blogs.yahoo.co.jp/yuka_usagi/18581633.html?p=3&pm=l


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