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2.11 腕の着色(サバシ油) サバシ油は菜種油と椿油を混ぜ合わせて腐らせた物である。鉄砲鍛冶は銃身を黒く光らせるのに使用していた。種子鋏の場合、腕曲げ、焼入れをした後に腕のところのみを加熱し、サバシ油を染み込ませた布で塗布して焼き付け、黒色に着色する。この方法は金属工芸において行う油焼きと言われる着色法と同じであり、塗装のように塗膜を感じさせることがなく、鉄の素材感を生かした奥深さと品格のある着色法である。 村松貞次郎の著作『鍛冶の旅』第三章 鍛冶の産地訪問(268P) 種子鋏の牧瀬さんの鋏づくりで、11、ヤキツケの項目がありますが、それによると『ヤキツケ。穂先を焼いて水に焼き入れする。焼刃土は塗らない。次いで腕の部分を焼いて油壺に入れる。あるいは金鋏の先端にボロ布を厚く巻いて油を含ませたもので焼いて腕の部分にこすりつける。これは油焼入れではなく、一種の油焼き付けである。油はサバシと称して、種子油と椿油を混ぜて腐らせたものという。本来は鉄砲の銃身を黒光りさせる技法で、その応用である。もちろん防錆にもなる。』
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なんでぇ〜 サバシ油?
と考えると天水刀の剃刀はおおかた黒造なのでその黒く造る製法がヤキツケかなぁって考えたからです
2011/9/10(土) 午後 5:24
主題ではないかもしれませんが、種子鋏、
鹿児島に行ったときに見てきました。
懐かしい・・・・・。
一見すると博多鋏に良く似ているのですが、
歯に独特の捻りが入っているのが構造上の特徴らしいですね。
2011/9/10(土) 午後 8:51
あるけすさん、サバシ油は菜種油と椿油を混ぜ合わせて腐らせた物であるとの事なので天ぷらを揚げた残った植物油を長期保管した油を使えば同様の効果が上がるのではと考えますがどうなんでしょう・・・?
2011/9/11(日) 午前 9:13
こういう熱を使う後加工は刃と離れたところでないと出来ません。
2011/9/12(月) 午前 0:41
天水さん、普通は焼き入れ前に銘をタガネで切ったり刻印を打ってそしてヤキイレの黒造りで外見を整えて焼き戻し刃付けの行程でしょうか?
2011/9/12(月) 午前 8:20
参考になるでしょうか?http://www.daiichis.com/heattreatment/data16.html
右のカラーチャート。色が退色しているようですが・・・。
鉄製品の伝統的な黒肌仕上げに絹をこすり付けるのも刃物の焼き戻し温度をはるかに超えています。
2011/9/13(火) 午後 1:25
天水さん了解!(^O^)丿
2011/9/16(金) 午後 1:52
> あるけすさんさん
相互リンクありがとう御座いました。
2017/5/11(木) 午後 8:53