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ロジャー・スカーレット著。新樹社。

年老いた、子のない大富豪の豪邸。彼の誕生日に集まった肉親たち。その夜起こる殺人事件。複雑な謎が絡みあう事件の手がかりはどこに? 江戸川乱歩も愛した作家による、本格派ミステリー。


<エラリー・クイーンのライヴァルたち>シリーズ。
ロジャー・スカーレット面白いね〜。一番有名な「エンジェル家の殺人」のほうはそんなに評価高くない気がするけどどうなんでしょ。


さてさて、本書は典型的すぎるほど典型的な、館もの、遺産相続ものの本格探偵小説。この系統は登場人物たち(被害者、容疑者ともに)に個性と面白さがあるかないかで全然のめり込み方が違ってくるのだけど、本書は文句なし。面白いところを増やしすぎて、事件発生から探偵登場までに半分以上費やしてしまっているのが難と言えば難だけど。読者からすれば、「え、今さっき死んだのにもう読者への挑戦なの!?」という感じ。しかも全部の手がかりを晒されていない。おーいしっかりしろー^^;

ちょっと性格のよろしくない富豪と、彼の誕生日パーティーのために集まった甥たち。彼らは富豪のお金に頼りきってしまっていて、お金がなくなるとお金を貰うサイクルを続けている状態。オイオイ、働けよ。と思うが、このオジサンにも色々策略があって、彼らも身動きが出来ない状態ではある。それぞれ個性的な性格をしているだけに、彼らの妻や妹、婚約者など女性陣の存在もなかなか。万引き癖があったり、元身内の恋人を婚約者として連れて来たり、かなりの荒れ模様。


そのくせ、探偵と助手が全然個性がないのが不満だわ。いや、凄い頭脳というだけで充分個性的なんだけど。もう名前も忘れた。解決はまず始めに「間違った真相」を故意に提示してから真の真相を明かすスタイルで、最後だけやたらとドタバタ。最初の真相が真相だったらどうしよう^^;と思っていたので、ホッとしたのもあり。まあ、そんなこんなはあるけれどなかなか私好みの作品でありました。

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こんばんはゆきあやさん。ロジャー・スカーレットは全部買ってあるんですがまだよんでいません。抄訳の「白魔」というのを読みましたが、そんなに悪くなかったです。「ローリング邸〜」あたりを次読もうと思ってます。ミステリーは全部で5作品らしいです。「エンジェル家〜」の評価が高くないのは「三角館の恐怖」のせいかもしれませんね!。

2012/1/21(土) 午前 2:27 kms*30 返信する

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いちプロ=ロジャー・スカーレット、読んでみましょう。
最近、読んだクラシックミステリというとエセル・リナ・ホワイト
の「らせん階段」(ハヤカワミステリ)です。
1946年の映画「らせん階段」の原作です。映画も雰囲気抜群の
サスペンス映画でした(ヒロインを演じたドロシー・マクガイア
が可憐で美しかった)。
原作も雰囲気描写が入念で、それがラストで利いてくるのですね。
女優のドリュー・バリモア嬢の、何て言うのかな、お祖父さんの
妹に当たる、大女優、エセル・バリモアが映画では準主役で
貫禄ある演技でした。
「らせん階段」は、原作も映画も(ただしリメイク版ではなく
オリジナルの方)お薦めです。

2012/1/21(土) 午前 10:09 [ mitatejina ] 返信する

なかなかコテコテな設定で、おもしろそうです(^-^)
でも、探偵と助手に個性がないのは、ちょっとネックだなぁ…(^^;)
でも、設定はとっても好みだから、気になる作品です。

2012/1/21(土) 午後 6:56 [ タカ ] 返信する

エンジェル家さえ読んでません^^。こんな本も出てたんですね!単行本か。

2012/1/22(日) 午前 8:36 beck 返信する

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これは読んだことありませんが。。r( ̄_ ̄;)スマンスマン
江戸川乱歩が紹介した「三角館の恐怖」(エンジェル家の殺人)はとっても良くできている
と思いました♪
エレベーターの密室トリックは大したことないけど(笑)「純粋な論理」よる犯人当ては見事
でしたね。
ところで、R・スカーレットってクイーンのライバルだったん??

2012/1/23(月) 午後 7:38 関口 返信する

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>もねさん 全部買ってあるとはスゴイ^^。抄訳ですか〜。私はあと「ビーコン家のなんとか」とエンジェル家で読破になってしまいます。。復刊されたので買うつもりではありますが、筋を知っているので最後になりそう。。

2012/1/23(月) 午後 11:53 ゆきあや 返信する

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>いちプロさん ぜひぜひお読み下さい。コレもいいですが、「ローリング邸の殺人」オススメですよ^^
「らせん階段」ですか、りょうかい(^^)v。映画と原作どっちが先になるかはわかりませんが試してみます〜。ただ、かなり古い映画だとツタヤにない場合があるので、オリジナルってことになるかもしれません。それだと意味がないのかな^^;

2012/1/23(月) 午後 11:55 ゆきあや 返信する

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>タカさん 本格ミステリー好きなら、よだれものの作品かと思います(笑)。そう、本格ミステリの楽しみの一つである探偵と助手の個性が全くないというのが残念。しかし、読み物としてはなかなかですよ!

2012/1/23(月) 午後 11:58 ゆきあや 返信する

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>beckさん 乱歩のほうを読まれていれば、問題ないかと思われます(笑)。そう、単行本ですよ〜。見つけたらゼヒ^^

2012/1/24(火) 午前 0:03 ゆきあや 返信する

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>関口さん 「三角館の恐怖」って、設定や雰囲気は大好きなんですが(双子とか)、ラストに向かうにつれ読む自分のテンションが下がった作品でもあるんですよね^^;子供のころ、ポプラ社の本の雰囲気が怖くて怖くて(笑)。
こういう企画なんじゃないですかね。ロジャー・スカーレットだけじゃなく、色んな作家で叢書として出しているみたいですよ。この時代の、「読者への挑戦」を使った本格ミステリーを集合させて編集サイドで「ライヴァル」と称しているだけなんじゃないかなあ?

2012/1/24(火) 午前 0:06 ゆきあや 返信する

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