すべてが猫になる

期限があると読書ペースが上がる(はっけん)。

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深水黎一郎著。講談社文庫。

嵐で孤立した館で起きた殺人事件!国民的娯楽番組「推理闘技場」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えは何と15通り!そして番組の裏でも不穏な動きが…。多重解決の究極にしてミステリー・ランキングを席巻した怒涛の傑作!! (裏表紙引用)



4冠達成ということで話題になっていた作品がついに文庫化〜。

な、なるほど、こういう作品か…。かなり期待していた方向とは違ったけれど、誰もやったことがないことにチャレンジしているという点では素晴らしいと思う。なんせ解答が15通りだもんね。どの推理もいちいち納得のいくロジックで固められているので15回「うんうん」と頷くことになった^^;結局なんでもいいんじゃん。

作風は極めてコミカルでバカミスの範疇なのかなと。こんな番組が大ヒットするとは思えないし、政府がこういう非人道的な法律を通すとはとても思えないがそこは読み物として容認するしかないんだろうな。問題編そのものは全く面白くない凡庸な話なので。。15通りの解決を考えてゲームブックみたいな構成を思いついたのは素直に天才的だと思う。ただ、ありえない設定、世界観、条件内で成立している小説なので、本格ミステリとして評価していいのかどうか?

うーん、もう少し最後の推理そのものに目を見張るものがあればなあ。おふざけ系の文体が好きではないので、俯瞰するとどうしても「読みやすさ」が評価のかなりを占めたのではと思わずにいられない。

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