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辻村深月著。角川文庫。

小学生のころにはやった嫌いな人を消せるおまじない、電車の中であの女の子に出会ってから次々と奇妙な現象が始まり…、虫だと思って殺したら虫ではなかった!?幼い息子が繰り返し口にする謎のことば「だまだまマーク」って?横断歩道で事故が続くのはそこにいる女の子の霊が原因?日常に忍び寄る少しの違和感や背筋の凍る恐怖譚から、温かさが残る救済の物語まで、著者の“怖くて好きなもの”を詰め込んだ多彩な魂の怪異集。(裏表紙引用)




辻村さんの怪奇短編集。

へえ〜、辻村さんのホラーって初めてだなあ〜。ホラーというより、ジュブナイル風味のちょっと怖い話と言った方がぴったりかもしれない。13編収録されているので出来不出来の差はあるが、逆に言うと誰でも好きなお話が一つ二つあるのではないかな。


好きだったのは女子同士の友人関係の危うさをオチでくっきり表現した「十円参り」、謎のファンレターの中身がどんどん変わっていく「手紙の主」、三歳の息子が突然言い出したマークの正体にゾっとする「だまだまマーク」、ナマハゲ研究にやって来た女学生たちの運命がリアルな「ナマハゲと私」、ネットにある情報は全て噂?!「噂地図」など。

辻村さんの私生活が垣間見える作品が多いのが特徴で、幼い子どもや作家のお話が目立っていたように思う。恐怖というものは身近にあるから怖いもので、辻村さんは我が身に降りかかるキワキワのところを描くのが本当にお上手。

ショートショートはあまりいいのがなかったかも。坂木さんの作品などでも思ったのだけど、ショートショートって実は意外と一番難しいんじゃないかなと。。辻村さんほどの作家でも描きこなせないのだから。(えらそですいません)

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高里椎奈著。講談社文庫。

鬼の妃が棲んでいたという伝説が残る埼玉県鬼前町の公園で、通りすがりの人間が地中に引きずりこまれ、その前後の記憶を失ってしまう事件が発生。『枕石公園の怪異を調べて下さい』との依頼を受けた妖怪雑事相談所「深山木薬店 改」の店長リベザルは、早速調査に乗り出す。リベ&柚之助コンビが活躍する第3弾! (裏表紙引用)



リベザル店主の怪奇譚シリーズ第3弾。(あれ?まだそんな?)

ちゃんとミステリしてますな〜。
公園に作られた、大人が膝や腰までしか埋まらない落とし穴。犯人の目的は?また、告発状を出したのは誰?という感じ。まあそこは当たり前に読めるのだけど、今回新キャラが多い。警察側では一宮が面白いね。真面目と見せかけての「気に入った!」にはズッコケ。総和の同居人・チィもなかなか謎多き人物。いい人っぽいけどな。久々の登場キャラも多い。

あまり今回秋と座木は活躍してなくって(コレと言っていいセリフもない)、なぜなら主人公はリベザルと柚之助だから。2人ともロリキャラなのでお話自体幼児みが強い。「俺、幸せなんだよね?」はギュッときたなあ。

まあ今回のツボは秋と座木の水鉄砲遊びと座木に化けた柚之助と警官のレース編み(笑)。柚之助が変身した姿はリベザルが尊敬する人間が見えるってことだけど、秋じゃなかったのが意外。とりあえずチョコレンコンバナナおにぎりはすぐにやめろ。

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辻村深月著。講談社文庫。

息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画、親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイムカプセルの八年」)。家族を描く心温まる全7編。(裏表紙引用)



家族をテーマにした、7編収録の短編集。

「「妹」という祝福」
ウチは兄妹だけど、きょうだい仲が悪い気持ちは誰よりも分かるので身につまされながら読んだ。でも、やっぱ同性と異性では同性の方が距離は詰めやすいんじゃないかな。この物語の姉妹みたいに深刻じゃない場合は。はしかみたいなもんかなと。あの手紙はもっと意外なことが書いてあると良かったかな。

「サイリウム」
私もバンドやアイドルにはハマってきたからここに出てくる姉弟どちらも気持ちがわかるな。これは姉のほうに問題ありすぎないか。他人の趣味を批判する(しかも長々と)って1番やっちゃいけない事だと思うけど。弟だから甘えがあるのかな。最後に渡したものは良かった。素直じゃないなあ。

「私のディアマンテ」
特待生の娘に嫌われている母親は、兄嫁家族ともしっくりいかない。この兄嫁とうまくやる必要はない(キッパリ)。これはなんか展開がイヤだったなー。皆が皆失敗したわけじゃないだろうし、そもそもこういう人たちってなぜ○○しないんだろう。

「タイムカプセルの八年」
「運動会って、父親も行くものなのか?」にはビックリしたけど、教授ってところを鑑みてそれほど酷い父親とは思わなかった。キャンキャン吠える妻のほうがイヤだったなあ。。子育ての考え方とかステロタイプな気がして。

「1992年の秋空」
年子の姉妹、活発で明るいはるかと科学や宇宙に興味があるうみか。これは良かったな〜。この年齢でアレを書くのは勇気がいると思う。はるかは文章を書く人になるのかな?椚さんと親友になれそう。

「孫と誕生会」
内気な孫、実音。クラスの誕生会に呼ばれなかったと落ち込んでいる孫にうまい言葉がかけられず――。綺麗事で終わらないところが良かった。じいちゃんカッコイイ。じわっとくる。私は祖父が気難しくて苦手だったので羨ましい。

「タマシイム・マシンの永遠」
辻村さんほんとドラえもん好きね(笑)。タマシイム・マシンはちょっと思い出せないけど、話に出てくる「おばあちゃんの思い出」が好きな話だったので、心の中の記憶の漫画をフラッシュバックさせてしまった。それで泣けてしまった。。


以上。「タイムカプセル〜」「1992年〜」「孫と誕生会」が1番響いた。前半はあんまりいいと思わなくて、あらこの本ハズレかな?と思ってしまったが盛り返した感じ。家族の話なので、読む人それぞれが共感出来るお話があるんじゃないかな〜。

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高里椎奈著。講談社文庫。

姉は本当に事故死だったのか?傷ひとつない綺麗な遺体に、納得できないでいた妹は、妖怪雑事相談所「深山木薬店改」を訪れる。調査に乗り出すリベザル、座木、そして秋。親の死後、妹のために身を粉にして働いてきた姉に過ぎった思いとは?粉々に見えた欠片がラストでカチリとはまる、シリーズ第2弾! (裏表紙引用)


リベザルが新店長になってのシリーズ第二弾。


めっちゃ普通にザギが出てくる。秋が雇われになった以外はそれほど前シリーズとの変化なし。

姉が富士の樹海で失血死したが外傷がない、原因に妖が関係していないかということで、一人の女性が深山木薬店を訪ねてくるお話。リベザルが奮闘するが、秋と違って被害者や関係者の心に寄り添いすぎて傷ついてしまうのでなかなか上手くやれないねえ。あげく秋とケンカするし。リベザルには推理をする資質がない、とかこの事件は調査に値しないとか言ってしまう秋だけど、その真意はどこに。しかし捨てセリフが「師匠のおたまじゃくしー」とは(^_^;。

あとはゼロイチやら前回お世話になった成田構造研究所の皆さんが登場するので楽しい。事件の真相について、こんな死に方ってあるの?などなど気になる点が少しあり、世間の評価を見たのだが…9割以上、秋とリベの関係とかゼロイチでた〜みたいなことしか書いていない(笑)。もちろん自分もミステリ部分は添え物だと思っているが…流し読みしているわけではないので。

それにしても。ザギの「花束などあなたの引き立て役にもならずに枯れてしまったでしょう」云々を久々に読んだが…そろそろスピードワゴンの小沢にしか見えなくなってきた。

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高里椎奈著。講談社文庫。

桜の樹の下で盗んだのは、一枚の呪いのお札だった。それ以来、掏摸を働いた桐の周囲で、気味の悪い出来事が頻発。悩んだ桐は、妖怪雑事相談所「深山木薬店改」を訪ねるのだが…。果たして、師匠も兄貴もいなくなってしまった“薬店”で、ひとり頑張るリベザルは真相に辿り着けるのか?新シリーズ開幕。(裏表紙引用)


怪奇譚シリーズ始動、その第一弾ということで。

リベザル主人公か〜(いや、めちゃ好きなんだけどね)、秋もザキもいないのはちょっとな〜と思ってずっと積んでいたのだが…いやいや、読んで良かった、泣いちゃったよ。

リベザル店主初仕事は、お菓子のヒット商品の擬似品を製造している会社の社員・桐からの依頼。この桐、いい年して会社の仲間とスリをやっていて、ある日謎の女性から掏った財布に入っていた札を手に入れてからというもの、周りで怪奇現象が起こるらしい。まあ、捨てたはずの財布が家のドアポストに毎回戻る(しかも指が見える)とか確かに怖い。しかし脅しだけならともかく、やがてスリ仲間が墜落死、同僚が神社で襲撃されるわ撲殺されるわ失踪するわと大事件に。

おっと、第一弾だからかちゃんとミステリになってるじゃん(別にそこ求めてないけど)。警察サイドもまたキャラ立ってるしな〜(再登場?)。來多川警視正の暴走に「面舵いっぱいです!」はかなり笑える。。だんだんそのツッコミを待つようになる自分。。悠キ(漢字が出てこないめんどい)友紀のキャラはなんだかあの人ソックリだが。。

リベザルはやはり色々未熟だけど頑張ったと思う。探偵としては、推理ができればいいというわけではないからねえ。リベザルのためにキレてくれた桐にも感動だし。そしてそして、まさかのピザ屋登場(笑)。リベザル〜〜良かったねえ〜〜〜〜(読者的にも良かった)。最後に出てきたのはあのキャラよね?なんかサラっと重い過去語ってるし。次作で出てくることを願う。


というわけでテンション上がる傑作ではあったけれど、比喩表現が気になった。サードコーチャーが進塁を急かすみたいに、とか桂馬の位置に、とかアセイミナイフのような、とか。。自分の無知を棚に上げるけど、、私にはその例えわからんよ^^;

今年全部読んじゃお。

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