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昨夜、ドラマ「テレサ・テン物語」をテレビで観ました。
「愛人」、「つぐない」、「時の流れに身を任せ」はバッチリ歌える私。
しかし、彼女の熱烈なファンということもなく、ただただ気になる人という存在でした。
輝かしい歌手としてのキャリア、台湾人でありながらも祖国中国を想う人。
42歳でこの世を去ったこと。
そんなことに単純に惹きつけられていました。
ドラマは、東南アジアでは既にスターだったテレサが、日本のレコード会社の目にとまり、日本でデビューするいきさつから始まります。
そして、当時は他国と殆んど国交がなかった台湾のパスポートでは、歌手活動に不便が生じる為に、インドネシアの偽造パスポートを作ったことから、日本を追われます。
香港の大富豪の御曹司との婚約破棄。
歌う気力さえ失われ、逃げるようにパリに居を構え、ピエールという若いカメラマンと恋に落ちるテレサ。
しかし、寒いパリで喘息が悪化してしまいます。
「やはり、私には歌しかない!」
再起に向けた新曲の打ち合わせを、療養地のタイ・チェンマイでしている最中に、孤独な死を迎えることになるテレサ。
ちょっとー、前から気になっていたこのフランス人のピエールってなんなの??
歌手であり、喘息もちのテレサと一緒なのに、タバコをやめない。
お金はせびる。
むかつくったら、ありゃしない!!!
あんな馬鹿なヒモ男のことを愛し、必要としていたテレサの孤独。
「私には帰る場所がないんです。」
と、日本のレコード会社の担当に打ち明ける場面には泣けました。
彼女は・・・祖国中国を愛していたのです。
天安門事件後の中国で歌うテレサ。
このドラマで一番感動したのは、テレサが中国の民主化運動という歴史の1ページにかかわろうとした人だったということです。
国と国との争いに人生を翻弄された歌手であり、ひとりの人間であり、女性。
父が歌う「私の家は山の向こう」が大好きだった彼女の想いは・・・。
美しい山々や草原、稲田を謳うこの歌にも涙が止まりませんでした。
私はピエールの人間性を確かめるためにも、原作になっているジャーナリストの本を読もうと思います!
ピエール、待ってろよ!!!
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