|
「パラボリックが陽転したが」
3日ぶり反落。上昇して始まったもののその後はじりじりと下げてきており、5日線
をサポートに変えることは出来なかった。ボリンジャーバンドの下降するマイナス1
σ、マイナス2σに沿った動きが続いており、本日はマイナス1σに上値を抑えられた格
好。一目均衡表も上値抵抗線として意識されていた転換線に跳ね返されている。パ
ラボリックが陽転したが、週半ばの安値水準を再度窺う動きをみせてしまうと、あ
っさり陰転してしまう可能性はある。MACDはマイナス300近くまで下げているが
反転の気配はみられていない。ただ、MACDとシグナルとの乖離がやや縮小して
きており、期待感はややでてきてはいる。月足の一目均衡表ではもう一段の下げが
あった方が底打ち感がでるため、このレベルからの反転期待よりは、一段安後の反
転が意識されよう。
日経平均は3日ぶり下落。84.25円安の12803.70円(出来高概算17億9000万株)で
取引を終えている。17日の米国市場は金融株の上昇や原油相場の調整が強まってい
ることなどが好感され、NYダウは連日の大幅高をみせており、シカゴ225先物は
13100円を超えてきていた。これが好感され東京市場はメガバンクなど金融関連主導
で幅広い銘柄が上昇した。しかし、時間外でのメリルリンチの冴えない動きやグー
グルなどネット関連の慎重見通し、さらに今晩にシティグループの決算を控えてい
ることもあって手掛けづらく、シカゴにサヤ寄せすることなく12999.64円と13000円
にも届かない状況となり、その後は前日同様に膠着感の強い相場展開が続いてい
る。3連休を控えていることもあって参加者が限られる中、後場に入るとポジション
調整とみられる動きもあって下げに転じてしまっている。東証1部の騰落銘柄も朝方
こそ値上り数が1000を超えていたが、大引けでは反対に値下がり数が1200を超え、
全体の7割を占めてしまっている。
メリルリンチの時間外の決算が今晩のNY市場に影響を与えるとの見方や、日本
時間の夜7時30分に予定されているシティグループの決算を控えていることから手控
えムードが強まっていた。ただ、オーバーウィークのポジションは取っていないこ
とから週末のNY市場が落ち着いた動きをみせてくるようならばアク抜け感を強め
てくる可能性はある。また、急落につながった場合でも、週末、月曜日の取引をみ
てから参加できるため、下振れ後の底打ち感を見極めての参加といった流れとな
る。仕切り直しから参加しやすくなりそうではある。
(村瀬智一)
|