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イギリスと日本の子育ては違うと良く感じる。
まずは叱り方。
日本では「そんなことしたら○○におこられるよ」と言う。
イギリスでは悪いことをしたら「Really Naughty!(本当に悪い子!)」と言う。
日本では「悪い子だ」と決め付けるのは良くない、と言われているけど、イギリスではごく普通のことのように思う。その反対でイギリスでは○○が怒るから駄目という叱り方は、良くないとされている。
それと、子育ての目標が根本的に違う。
イギリスはとにかく自立を目標にしていると思う。ほとんどの母親は赤ちゃん言葉は使わないし、使わせない。幼稚園になるまでにThank youとSorryとExcuse meが言えないとしつけがなっていないと思われてしまう。2歳のときに娘が通っていた保育園でもおやつの時間に「Milk」と言っても先生は決してミルクをくれない。「Milk please」とPleaseをつけるまでミルクを与えてもらえないのである。
日本では、子供はある程度大きくなるまで母親のそばにいるのが当たり前である。母親(もしくは父親)と添い寝をすることが許され、「ミルク!」と言えば「はいはい」と母親は持ってくる。子供はいつまでも子供で、親が面倒を見ればみるほど良いとされているように思う。イタリアのモンテッソーリは、日本の母親がおんぶして農作業をしているのを絶賛している。スキンシップがあって、子供の情緒の成長にはとても良いそうだ。
根本的な違いは日本の子供は自分のことを「○○ちゃん」「△△くん」と呼ぶが、イギリスの子供はすべて「I(私)」というところだと思う。私は実はこれは非常に重要なことだと思っている。
私などは時々、日本へ帰ると実に違和感を感じることがある。
「■■ちゃん、○○が欲しいって言ってんだよ!」と駄々をこねている子(5歳前後?)を見かけたが、母親はまったく怒りもせずに「■■ちゃん、■■ちゃん」となだめていたが、イギリスだったら「■■、そんなにえばってい言うもんじゃない!欲しいならPleaseをつけろ」とぴしりと母親が言うと思う。つまり、「ちゃん」付けで自分子供を呼んでいること自体、日本の母親は自分の子供なのに遠慮がちに話しているように見えるのだ。
ただ、これはあくまでもイギリスでしか子育てをしたことがない私が、ちょっと日本へ帰ってみた時に思った感想である。私は江戸っ子なので、良く親以外の他人にも叱られて育った。そうすることで、社会に色々なルールがあることも知った。まあ、要は江戸っ子は、おせっかいなのである。
でも、それはロンドンっ子にも通じているところがあるなあと、この頃なつかしく思うようになった。
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