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イギリスと聞いて皆さんが思い浮かべるものって、何でしょう?
紅茶、ウェッジウッド、ハロッズ、それともシャーロックホームズ?
私は若い頃はUKの音楽が大好きで、イギリスと聞くだけで音楽を想像しました。でも、イギリスに永住権を持って住み始めてみると、私はこの国を「貧しい国」と思うようになりました。
私がこのブログを始めたきっかけは、日本で知られているイギリスは本当のイギリスではないと感じたことに始まります。イギリスは日本人が常識として持っている価値観とは随分ずれているように思います。
イギリスでは階級制度があるというのはなんとなく知っていると思いますが、イギリス人は圧倒的に労働者階級に所属します。日本で出版されている本は、ずいぶんイギリスが優雅に書かれていますが、あれはイギリス人のほんの一部、ミドルクラス以上の人の話なので間違いなく、イギリスを知る参考にはなりません。
ここは本当に貧しいのです。
現在は景気が良く、イギリス人は自分が貧しいということも意識しなくなっているように見えますが、この好景気が始まる前は本当に貧しい人ばかりでした。
地下鉄の切符も自動改札に入れるとスッと盗まれちゃう。たかが200円程度のものなのに。
車にラジカセがついていたら、それだって窓ガラスを割って盗まれます。あるオフィスで盗難があったとき、盗まれたのはパソコンのモニターだったそうです。その盗品を盗んでは、売り払い、日々の生活にあてているのです。そんなの、二束三文なのに・・・。
今は物乞いも減ったし、小額にしかならないものの盗難もぐっと減りました。
貧しかったイギリスを知っているので、私は本当に良かったと思っています。少年が盗みに入り、家族を食べさせているなんていうのは、一番見たくないもの。
この1年も、イギリスにとって、そして日本にとってよい年になりますように!
そういう祈りを込めて、今日の画像はフランス・モンサンミッシェルのイギリスバージョン、セントマイケルマウントです。
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