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私の友人Mさんは、独身時代にロンドンでひどい目にあったと言う、
「日本人の留学生の女の子の恋愛沙汰に巻き込まれて大変だったのよ」
話を聞くとそれは第三者から見ると、それはちょっとしたゴシップであった。
Mさんは独身時代、ある語学学校に通っていた。そこで知り合ったフランス人の男性とフラットシェアをすることになった。2人には恋愛感情はない。話がとても合う、親友と呼べる関係だ。
ところがある日、同じ語学学校に通う若い日本人女性Aが転がり込んできた。留学生Aはフランス人男性に恋をしていた。フラットをシェアするときに人数が多いほうが家賃は安上がりだと考えたMさんとフランス人男性は、そのAという女性を受け入れることに。
ところが数日も経たないうちに、AはMさんに「ここは私と彼の住まいだから」と主張し始める。聞くところによると、フランス人男性は「おはよう」と挨拶がわりに毎朝、留学生Aの頬にキスをした。ところがキスの挨拶の習慣になれていない日本人女性は、それを「私のことが好きなんだわ」と誤解したのだ。
話はそれだけでは済まない。
フランス人男性に挨拶でキスされた日本人女性の留学生は他にもいて、はっきりいってたったそれ(挨拶のキス)だけなのに、彼は私のことが好きなのよ、いいえ私の彼です!と主張する人がわんさかと出てきた。Mさんは彼と仲のよい友人だっただけなのに、最後には誹謗中傷の手紙を送り付けられたり、私の彼にちょっかいを出さないでと叱られたりで、踏んだり蹴ったり。
そうこうしているうちに、フランス人男性も嫌気がさして、母国のフランスへ帰国してしまった。
私も仕事柄、たくさんの日本人留学生に会うけれど、一番ひどい話が1つある。
離婚してシングルマザーとなった50代の女性が、20代の息子と住む家に日本人の留学生を受け入れて、生活費を捻出することに。最初に来たのは可愛らしい日本人女性で、息子は失業中なので、母に代わり、到着した翌日、彼女をつれて周辺をなど1日中、案内してあげた。
ところが何を勘違いしたのか、この日本人女性、この1日ですっかり恋人になった気でいたようだ。
息子がついに職を決め、以前から付き合っていたガールフレンドを母に紹介するために家に連れてきた。2人は結婚を意識していた。
ところがその挨拶にきた良き日に、ホームステイしている日本人留学生は大泣きで現れた。
「ひどい!結婚する人がいるなら先にいって欲しかったのに・・・」
みんな、唖然。あの日、一日だけとはいえ、イギリスの金髪のハンサムな白人男性にエスコートされ、食事をし、観光もしてくれた。彼はホストファミリーとして当然の行為だと思ってしたことが、彼女には「恋人」と思わせる行為となってしまった。
もちろん、そのご家族は、以後、日本人を受け入れることを拒否していると言う。
私もこちらに独身で住んでいたら勘違いしたかもしれないが、イタリア人男性は特にすごい。知り合いに紹介されて、ハグと頬にキスで挨拶をしたけれど「こんなにきれいな人に出会えてうれしいよ、また会いましょう」と言う。私はイギリス暮らしでこの「挨拶」にはなれたけれど、もし独身であったら「まあ、うれしいわ。次はいつ会えるのかしら」と思ったかもしれない。
イタリア人男性は、ナンパや愛の言葉?は本当に挨拶のつもりだ。
道を聞かれて答えただけなのに「どうもありがとう。君は本当にきれいだね。では、さようなら」と一言付け加えるのである。
イギリス人は非常に優しいし、優しくされるのになれていない日本人女性は勘違いするのかなあ?
ちなみに「東洋の神秘だ」と日本人女性がモテるというのは幻想である。
何でもいいとかどっちでもいいというように自己主張しないし、会話のキャッチボールがすべてだと思っているイギリス人にとっては「つまらない」そうだ。
もしあなたがロンドンの町でいきなりイギリス人にナンパされたら、それはいわゆる「ジャパ専」か、日本人女性はお金を沢山持っているという話を信じているとんでもないやつらだ。
結婚や交際に至るまでにイギリス人は非常に良く会話をお互いにする。だからその「会話」もなく、いきなり付き合ってくれというのは、ここではありえない話だと思っていたほうがいい。
日本人女性で、イギリスへ留学しようと思っている皆さん、どうぞご注意くださいませ。
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