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しのぶれど色に出りけりわが恋は 物や思うと人の問ふまで
百人一首を娘に解説する為に、勉強してたら、こう言う妄想話を書いてしまいました。
(^^♪
気が向いたら、また書こう♥
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あなたを好きだと気付いたのはいつ?
多分、あなたがお兄ちゃんの事をずっと、思い悩んでいて、その想いを打ち明けられた時?
ううん、もっと前からきっと気になっていた。
あなたは、いつも真っ直ぐに、私に想いを示してくれるけど、
「あなたを好きだから、お護りしたいんです。
この想いに見返りは求めません。
ただ、心に止めておいて下さい」
とだけ…。
でも、それって、凄く困ってるんだよ? だって、私が自分の事好きじゃないと思ってるんでしょ?
好きになんてなってくれないって。
どうして? ばればれじゃん!私の気持ちなんて…。
みんな気がついていつのに、
態度にも顔にも出てるのに
どうして、本人だけが気がつかないんだろ??
超、鈍感…。
素直じゃないから、言い出せないけど、
私だって…凄く…口には出せないけど…好きなんだよ?
他の事はみんな全部、私の口にしない意地っ張りな気持ち、拾ってくれるでしょう?
どうして、これだけ漏らすの? 拾ってくれないの?
桜咲く学校からの帰り道。
聞いてみた。
いつも、意地っ張りで聞けないけど、満開の桜並木を並んで歩いていたら、
不思議とすんなりと言えた。
「ねえ、好きだって言うけどさ、私をどうしたいの?」
「好きだから、お護りしたいだけです」
「いつまでよ?」
「さあ、いつまででしょうね?ずっとですか?」
「そう言うの困るんだよっ」
「僕が好きでやっているんですから、気にしなくていいんですよ?」
「じゃあ、私が他の人と付き合ったらどうするの?
これまで護ってくれてたけど?それでも護ってくれる気なの?」
「んー。付き合えますかね?」
売り言葉に買い言葉じゃないけど、ちょっと喧嘩腰になってしまった。
ほんと、私って可愛くないんだからっ。
悪戯っぽく言われたけど、
えっ? これって馬鹿にされてる?
何? 僕以外に相手にする物好きはいないって言いたいの?!
「絶対に付き合ってやるんだから!」
「でも、お護りは致しますよ?」
むきになって言ったけど、はいはいってな感じで笑われた。
〜っ!!ムカつく!!
あ、今年も満開の桜。
「・・・そんな話してたよね、去年の今頃」
「そうでしたか?」
あれから1年、あの時と同じ場所を歩いていたら、急に思い出しっちゃった。
まだ、付き合ってもなかったんだよね。
私って意地っ張りでさ…。
隣をみて…鈍感さは、変わっていないみたいだけどね?
「私が他の人と付き合ったらどうする?って聞いたの覚えてる?」
「覚えてますよ」
「あの時さ、付き合えますか?って馬鹿にされたんだよね」
ふんわりの笑顔だけど、あれ? 何か黒い方のに見えるけど…?
キョトンとしたように首を傾げられた。
そして、馬鹿にしたつもりはありませんがと…。
うん? じゃあ、何?
「ですから、本当に付き合えると思ってたんですか?」
なんか、話がかみ合わない。
私が答えないでいると、
何か、黒い笑顔で言われた。
「僕の答えは1年前と変わりませんよ?
ちゃんとお護りいたします。そして
本当に僕以外と付き合えると思っているんですか?
と言うか、僕がそれを許すと思ったんですか?」
「…」
あ、あれってそう言う意味で言ったの?
「僕は、あなたが思うより、ずっと心が狭いんです」
いや、それは知ってるけどね。事、私に関してね…。
過保護だもんね…。超が付くほどに。
「うん? あれ?? えっ? ちょっ??
あの時、まだ付き合ってなかったよね?」
「そうでしたか?
僕は付き合ってたと思ってたんですが…」
「私、付き合ってる気なかったよ?」
「そうでしょうね。なかなか言い出しませんでしたからねー。」
「…」
私の気持ちを知ってて? わざと?
気づかないふりしてたりする?
ってか、私に言わすよう持っていった?
聞くとクスクス笑われた。
「『しのぶれど色に出りけりわが恋は 物や思うと人の問ふまで』
有名な歌ですよ?知ってますか?」
…。知らない…ってか興味ない、短歌なんて。
今、絶対に関係ないよね、それ、その話?
ってか馬鹿にしてる?! 今、こんな有名な歌知らないって思ったでしょ!
足を止めて、悪戯っぽい目が私を覗き込む。
「隠していると思っているのは自分ばかりで、周囲は皆知ってますよ?顔や態度に出てますから
と言う意味でしょうか。
ですので、当然…ね?」
何、当然僕も知っていましたよって事?
ね?っじゃねぇ!! からかうな!!
絶対、私で遊んでるよね?!
人差し指をクルクル回していたかと思うと、
人差し指で、ちょんっと唇を触れられた。
そのまま先に歩きはじめた。
私を置いて…。待ってよ・・・。慌てて後を追う。
こいつ、鈍感じゃなくて…天然じゃなくて…
ううっ…。
ちょっと、からかわれて涙目になっちゃったじゃないっ。
「むむうううう・・・・っ いつか負かす!!!!」
かあぁと赤くなって、叫んだ。
「可愛いですねー」
出来るもんならどうぞ、と先を行く背中が言っているようだった。
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