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■『四日間の奇蹟』浅倉卓弥/宝島文庫
・読み始めたらやめられなくなりました。ありえない現象なのに、現実味を帯びて迫ってくるので、引き込まれてしまいます。よく考えれば、如月敬輔と千織の関係も現実とはかけ離れている。でも、作者のねらいからして、こうあるべきなんだと納得させられます。それは人間とは何かを自然な形で追究しているからだと思います。
・引用「・・・自己犠牲とでも呼べばいいのだろうが、そういう言い方もなんだか薄っぺらく思えてな。・・・己の快だけを追究しないこと。それが一番人間らしい生き方ではないのかな、とな。・・・現実の世界、誰もが自分を守ることに汲々とし、逆のことを平気でしさえする。爪も牙も持たない弱者である人間が互いを守るために作り上げたはずの社会というものが、まるで機能せず、かえって搾取の場でしかないような様相さえ示すこともある。」
・千織を守るために指をやられ、ピアニストとしての生命を立たれた主人公は、その千織を憎みながらも身寄りのない千織を育て守る。憎しみは当然ある。しかし、なぜ育て世話をしていくのか、心の葛藤の中に、いつしか答えが出てきた。真理子もまた同じ運命をたどる。人間としてあることに誇りを持てるように、神様が授けた四日間なのかもしれない。
■映画『四日間の奇蹟』
・2005年 118分 監督/佐々部清
・如月敬輔/吉岡秀隆 岩村真理子/石田ゆり子 楠本千織/尾高杏奈 長谷川未来/中越典子 倉野順次/西田敏行
・本を読み終えると同時に、映画館に直行しました。多少原作と異なるところもあるけど、映画としては感動いっぱいの作品だった。
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本を読むのと映画を観るのはどちらからがいいと思いますか??
2005/7/3(日) 午後 8:19
本がいいかなと思います。でも、それぞれの良さがあるから一概には言えませんが。比べると、「あおの場面がなかった」「ちがってた」と気になる人もいるけど、それぞれの表現の良さがあると思います。ハリーポッターも、本と映画両方の良さがあるように。でも、本が先がいいかな。
2005/7/3(日) 午後 10:43