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ユキンコロンコロン日記。
ブログ引っ越し致します。

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森の教会と音楽家。

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街の喧騒など忘れてしまう静けさに包まれた森に
そっと佇むホテルニドム。
友人の挙式の前に少し 森を散策してみました。

かつてホテルニドムに滞在したという 音楽家バーンスタイン氏と
ニドムの森との関わりがちょっと気になりました。









レナード バーンスタイン(1918〜1990年)は
アメリカの歴史上 最も豊かな才能に恵まれ
最も大きな成功を収めた音楽家の一人。

生涯に7回来日しているが
その最後の来日中の1990年の6月20日〜7月9日
PMFのため 札幌にやってきました。


PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)は
2006年で17年目を迎える 札幌の音楽祭。
彼が提唱して始まった若手音楽家の育成を目的としたPMFは
今日では国際教育音楽祭として 
世界中から音楽家が集まる札幌の夏の風物詩となっている。




第1回目のPMFが開催された1990年の前年
バーンスタインの肺が病に侵されていることが分かり、
札幌滞在は街中のホテルを避け
空気がきれいな郊外の一軒家に泊まりたいとの要望で
主催者が当時まだホテル建設中であったホテルニドムの社長に
直談判の上 ニドムに滞在することになりました。

ホテルニドムに滞在中は よくコテージそばの小川の脇にある
ベンチに座り 1時間ほどせせらぎに耳を傾けていたそうです。

そんな森の雰囲気と空気がよほど身体に良く、
元気になれたのが嬉しかったのか、
音楽のテーマが思い浮かんで「森の歌」
と言うタイトルのテーマを4小節作り、
「来年また来て全曲を完成させるから」と置いて帰りましたが
その年の10月に彼は亡くなり
この4小節はバーンスタインの絶筆となりました。

バーンスタインが滞在したコテージには 
オーストリアのウィーンで作られた
コンサート・グランド・ピアノが残されています。

ベーゼンドルファーのグランド・ピアノという高価なピアノは
ホテルニドムが 彼の滞在中に特別にレンタルしたものでした。
バーンスタインが去った後レンタルしていたピアノを返そうと思ったら、
ふたの中の鋼鉄製のフレームにバーンスタインのサインがあり、
返せなくなってしまったそうです。
ニドム側は一瞬あわてたのですが、今では彼が滞在中に作曲した
4小節の「森の歌」とサイン入りのグランド・ピアノが
ホテルの宝物になっているのです。



当時彼の滞在したコテージは
フィンランドの立ち枯れた シルバーパインという
松材を使った 重厚で暖かみのあるログで組まれたコテージです。
今では森の中のチャペル「ペレ・カムイ教会」として
結婚式に使われており 今回の友人の結婚式もこの教会で行われました。



音楽や芸術と自然は一体だと実感させてくれるような
静かな佇まいの森に建つコテージと音楽家との関わり。
北海道だからこそ こんなエピソードが生まれたのだなぁと感じました。

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    私も以前この話しを聞かされたことがありました。 当時の社長が、二ドムの場所の波動、磁場惚れ込み 森の風景、建物全てがスピリチュアルに考え造られた場所だとか。

    [ Naomi ]

    2006/6/14(水) 午前 7:43

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    森のなかを抜けるせせらぎも遊歩道もそして 静かに水をたたえる湖も… そっと森にとけこんでいて人工的なのに落ち着くのは人と自然がうまく調和できる微妙なバランスがさりげな〜く配置された設計だからなのでしょうね〜。式当日大阪から来ていた友人が「癒される〜癒される〜」と鼻から息を吸いながら、そこかしこと歩き回っていた姿が印象的でした(笑)

    雪ん子工房

    2006/6/14(水) 午後 0:53

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