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◆[フランスからこんにちは](1/28) 体育祭の後、いつの間にか本当に杉田君とは良い雰囲気になってしまった。 杉田君とのエッチは寸前で消滅したけれど、その後は、前の様に無視されたりはなくなり良好な関係を保たれていると思っている。 ただ、良好な関係は嬉しいのだけど、杉田君は堂々と私に接触してくるのが非常に困っていることではある。 まあ、本当はそれがかなり嬉しい。 だけど、肝心な事は結局話てもらえず私としては不満なのだけれど、いつか杉田君の口から全てを聞けるものだと信じている。 本当は流されるのは嫌なのだけれど、こんな考えになったのもみんな杉田君のキスが甘くて「好き」と言ってくれたから。 だから、杉田君を信じて待つことに決めた。 「相川先生。」 「生島先生、どうかしました?」 「来週にはフランスからの視察がありますが、坂田先生だけでは大変でしょうから相川先生に坂田先生の手伝いをお願いしたいのですが、どうでしょうか?」 「ええっ?! でも」 フランスからの視察の為に坂田先生はかなり前からフランス語の勉強をしていた。そんなのを急に手伝えと言われても言葉も通じないのに絶対に無理。 せめて言葉が通じればいいのだけど。言葉? 「あの、生島先生。それって必ず手伝うのは教師でなければいけませんか?」 「え?あ、いえ・・・でも、」 「私にいい考えがあるんです。」 「相川先生?」 生島先生が止めるのも聞かずに、直ぐに図書館へと向かった。 杉田君は相変わらず英語指導といって女子達に淫らな英会話を教えている。 どんなに私が辞めて欲しいと頼んでも私の言葉など無視する杉田君。 「杉田君、話があるのだけどいい?」 「もうちょっと待っててよ。」 「相川先生、順番なのよ! 今は私が玲人に習ってるの!」 どう見ても習っている様には見えない。 椅子に座る杉田君の足の間に立っているのだけでも腹が立つのに、杉田君の肩に手を回して抱きついたようにしてるんだから。 私が目の前にいても杉田君も平気な顔をしてやっている。 なのにそれでも「好き」って言った。あれって社交辞令じゃないの?と思ってしまう。 私を抱くための言葉だったのかも知れない。そう思ってしまうよ、杉田君。 「最低」 なんでこんな男を好きになったのだろうかと思ってしまう。だから、図書館から逃げる様に出て行った。 「留美!」 「なによ!女の子と楽しくやってればいいでしょ!」 明らかに嫉妬だ。杉田君と両想いになったと有頂天になっていた私がバカだったんだ。 だから、どんなに言い訳されても聞く耳なんか持たないから! 「留美!待てよ」 「待てと言われて待つバカが居るものですか!!」 少しでも杉田君から離れたくて走って逃げた。
◆[フランスからこんにちは](2/28) 杉田君が女の子にモテるのは知ってるし、女の子が大好きな杉田君だとも知っている。 だけど、だからって私の前であんなに堂々と女の子達といちゃつくなんて最低! 「待てったら!!」 どんなに追いかけてきても杉田君なんて私には関係ないんだから! 「なんて足の速いヤツなんだ?!くそっ」 杉田君に負けないように兎に角職員室まで走った。職員室へ逃げ込めばきっと杉田君も諦めるはず。 杉田君に少し睨まれれば怖くなるし悲しくもなる。ほんの少し笑顔を向けられるとどんな杉田君も許してしまう。 そんな状態で杉田君と口論しても勝ち目などはない。私にあるのは杉田君には抗えないという事実だけ。 こんな弱い気持ちのまま杉田君に流されて付き合うのは私の神経が持たない。 やっぱり杉田君との恋なんて考えられないのかも? 「良かった、職員室までは来れないわよね?」 「何が良かったんだ?!」 職員室へ逃げ込んだものの、走って追いかけて来た杉田君に入り口のところで捕まってしまった。 それでも、必死に自分のデスクへと戻ろうとしたけれど杉田君にヒョイと抱えられた。それも、俵でも担ぐように杉田君の肩に。 「下ろしてよ!! ちょっと?!! 杉田君?!!」 「騒ぐとパンツ丸見えだぞ」 その一言で大人しくなるしかなかった私・・・・ だって、本当に足をバタつかせれば膝丈のスカートの私のパンツが丸見えになってしまう。 「お前のパンツ見て良いのは俺だけだ。大人しく担がれていろ。」 「は・・・い」 素直に従う他なかったけれど、職員室の先生方の注目を一身に浴びてしまうと恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまった。 それは顔どころか耳も首も手も体のアチコチがまるで茹蛸の様に赤く染まってしまった。 「先生方、お騒がせしました♪ ちょっとお仕置きしてきますのでご安心を。」 にっこり微笑みながらそんなセリフを言う杉田君にドキっとしてしまった。 その「お仕置き」って・・・どういう意味? と、思っていたら保健室へ連れて行かれてしっかり鍵をかけた杉田君にキス責めにされていた。 「まって・・・」 「待たない」 「だって、ここ保健室!」 「だから?」 「それに授業始まるし・・・」 「お前は昼から授業ないだろう」 「え?」 なんで杉田君がそんなこと知ってるの? それに、ここは学校の保健室でエッチするのはかなり不味いと思うのだけど。 そうじゃなくて・・・・また流されて杉田君の思い通りになるのはご免だ。 なのに、キスされたら拒めないし、体に触れられると止めて欲しくない。こんなことを考えるなんて私の体はどうかしている。 「ここ、気持ちいいの?」 「うん」 最後には結局杉田君のキスに負けて抗えない私は受け入れてしまっている。 |
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