星屑ひとつ

ゆきの初期作品「先生は俺のモノ!」(ケータイ小説)を掲載中♪ 拙い作品ですがお楽しみ下さい。

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◆[フランスからこんにちは](5/28)
そして、いよいよ、フランス視察団の到着の日。まずは、日本に到着した視察団の方々を空港へ出迎えに行ってホテルへ案内する。


その役目を行うのは、理事長代理の学校長と視察を受ける学年の代表の生島先生とお世話係の坂田先生だ。


坂田先生はフランスからやって来た視察団に目を奪われてしまっていた。


何と言っても視察団はフランス人の妖艶なる男性だ。


日本人の坂田先生が相手では、あまりにも性的魅力があり過ぎる上に、セックスアピールが強すぎる。


坂田先生の目からハートが飛び出したらそれが延々と続きそうな予感がする。


万が一、熱烈な視線を浴びて倒れ込んだら視察団の一人に抱きかかえられそのままホテルの一室へと連れ込まれ翌日の朝まで解放されない気がする。


杉田君がどんなにエッチでフェロモン放出しすぎと言っても、フランス人の比ではない気がする。


そんな偏見を持ってはいけないと教育者の端くれなのだからと、自分ではそう思っていた。が、やはり、翌日、視察団が学校を訪れた時の顔ぶれを見て自分の考えはあながち間違いではない気がした。


坂田先生は視察団の団長の長身金髪ハンサムさんから目が離れずにいた。


その団長を見る目は既に恋する乙女だ。



「おい、お前まであんなみっともない姿を見せるなよ。」



私の後ろから声を掛けて来たのは杉田君だ。かなりドスの効いた低い声で私を脅すつもりで話しかけたのだろうか?



「私は外人には興味ないから。大丈夫よ。」


「なら、いいが。金髪男に油断すると直ぐにキスされるからな。注意しろよ。」


「うん、分かってる。」



きっと、杉田君は私を心配してくれたのだと思う。でも、大丈夫よ。あんな金髪外人には興味ないからね!



「留美? 留美じゃないか?」


「え?」



視察団の中の一人が私に声を掛けて来たけれど、いったい誰だろう?とその人の顔を見た。


とても、身長が高くてほっそりしていてまるでモデルさんのような人だ。


顔立ちも杉田君程ではないがイケメンのなかなかに良い男。しかも、一人だけ日本人だ。


フランスの視察団のメンバーだからフランスに住んでいる為か、とても艶やかな人で頬が熱くなりそうだ。



「やっぱり、留美だ。俺だよ!秋吉だよ、近藤秋吉(こんどう あきよし)!」


「え?! 近藤先輩?!!」



フランス視察団のメンバーの中にいたのは、私の高校時代の先輩で私の憧れだった人だ。




◆[フランスからこんにちは](6/28)
「うっそ、近藤先輩?!」


「久しぶり!!」


近藤先輩は私の1学年先輩で昔から容姿端麗のイケメンさんで女子生徒の間では王子様的な存在だった。勿論、私も先輩の大ファンだった。


近藤先輩も久しぶりに後輩に会えて懐かしくなったのだろう。ちょっと驚いたけれど、いきなり抱きつかれてしまった。


「先輩?!」


「留美、相変わらずちっちゃいな。」


「先輩が大きすぎるんです! きゃっ・・・・先輩?!」


フランスに行ってから先輩はかなりスキンシップに慣れてしまった? 昔はこんなに触れられることなんてなかったのに。


しっかり抱きしめられては頬にキスまでされてしまった。


でも、憧れの先輩とこんな風に再会できるなんて驚きと嬉しさとで私もかなりハイテンションになってしまいそう。



[アキヨシ、誰だ?その女は?]

[俺の高校時代の後輩です。可愛いでしょう?でも、手を出したらダメですよ。俺の大事な後輩だから!]


いきなりフランス語で話しはじめた近藤先輩と視察団の会話は私にはさっぱり分からなかったけど、杉田君はそんな先輩らの会話を聞いてかなり顔つきが強張っていた。


[ようこそ、日本へ。留美の先輩なら大歓迎しますよ。]


近藤先輩と視察団の会話に入り込めるほどのフランス語が出来るのは、今は通訳の人以外には杉田君しかいないだろう。


しかし、今のこの場には通訳はいない。どうやら、日本語通訳を買って出たのは先輩の様だ。


[ええ、そうですが。あなたは?]

[ここの理事長の孫で杉田玲人と言います。留美は俺の女なので必要以上のスキンシップは遠慮願いたいですが。]

[留美の彼氏?]


杉田君は終始にこやかに会話をしていたけれど、一体どんな話を先輩としたのか気になった。


「ねえ、杉田君。何を話したの?」


「ただの挨拶だよ」


視察団の学校訪問初日は特に変わったことはなく、坂田先生が学校の説明をすると、日本語の分かる先輩が視察団の人達に通訳していく。


まずは建物内部の案内をしたがそれ程時間がかかったわけでなく、2時間程度学校案内をするとお昼ご飯を学校の食堂で済ませた。珍しい日本の生徒達のランチをそのまま視察団も一緒に食べていた。

その後は会議室へ移動だ。


一年間の行事や生徒達の様子を映し出したビデオ映像を見ながらの説明が始まった。珍しい日本の学校生活に釘付けになっていた視察団の人達から様々な質問が飛んでいた。


そんな会議室の隅っこで杉田君は先輩の行動に目を光らせていた。


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※ここでもう一度おさらいw
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