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今日は久しぶりに兵庫芸術文化センターの定期演奏会へ行ってきました。
今年の6月にチャイコフスキー国際コンクールで優勝された“ときの人”、
神尾真由子さんの演奏が聴けるということで、とても楽しみに行きました。
演目もチャイコフスキー!「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」。
なんてタイムリーなブッキング!
本当に素晴らしかったです・・・。
HPACの定演の中で史上最高といえる演奏だったと私は思います。
まず神尾さんの存在感。
出てきた瞬間に空気が変わり、弾き始めた瞬間にとても崇高な空気へと変わった気がします。
引き込まれました。
あの情感・・・!
顔の表情も切なそうなので、目から入るとそれに注力してしまいそうになりますが、
音だけに集中しても、ヴァイオリンから心がひしひしと伝わってくるような情感。
まさに全身全霊での演奏でした。
それに合わせるように高まっていくPACの空気、音。
第1楽章の神尾さんのソロの後のアンサンブル?は、この上なくぴったりシンクロしていて、
素晴らしい・・・。
「美」以外の何でもない・・・。
本当に美しかったです。
今までクラシックの演奏を聴いて、「鳥肌がたつ」ことはあったけど、
今回初めて「目がうるむ」というのを経験しました。
「感動」というより、美しいメロディを情感たっぷりに心から聴かせてくれるので、
「癒された」のだと思います。
会場で泣くのは恥ずかしいので抑えましたが、
1人だったら、もしくは会場がもっと暗ければ、号泣していたかもしれません。
それほど癒される音でした。
テクニックも精緻で正確だったと思います。
ppでのあの響きはなかなか聴けないです。
ボーイング?の無理のなさも圧巻でした。すごい!
“ときの人”“勢いのある人”というのは、これほどまでに素晴らしいのですね。
さらに、2幕・ラフマニノフ「交響曲第2番 ホ短調」も良かった!
今日はロマンティックな大曲が2本立て!なんて美味しい。。
切なくて、壮大で、「なんて良い曲・・・」と心にしみてきて、
演奏もそれに十分応えていました。技量十分でした。
パートごとのばらつきが全くなくなったし、
1stバイオリンの一体感は相当レベルでした。
1年前の定演では、HPACのことを痛烈に批判しましたが、
そこで嫌だった欠点がすべて消え去っていました。
(それは、今回急にではなく、徐々に良くはなっていたのですが。)
今日の演奏会は完璧、100点満点でした。
指揮のオッコ・カムさんもすごく頼もしくて、素敵でした。
指揮者の前に独自の世界が広がって見えました。
ちょっと変わった演目をするのがお好きなようで、珍しい曲、
シベリウス「交響詩 吟遊詩人」・「悲しいワルツ」も聴けて、大満足でした。
兵庫PAC、素晴らしい管弦楽団に成長されたようです。ブラボー。
追伸:1年前の定演では批判をしてしまったので、
良くなったときには、その事実を書き留めておきたくて、
今回の記事をUPしました。
またしばらくは更新が止まるかもしれませんが、
たまに覗いていただければ嬉しく思います。
どうぞよろしくお願い致します。
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