2014/07/17
祇園祭、山鉾巡行(前祭)
山鉾巡行を見物させて頂きます。
はじめての山鉾巡行、
本日の着物まわり
団扇の付け下げ小紋(ぎをん齋藤)
博多帯(博多・にしむら)
ピンクの半幅帯(撫松庵)
蟹の絽の帯揚げ
ホースヘアの草履(横浜・じざいや)
山崎世紀さんの紫紺染のBag(銀座・きもの白)
お祭り本番は
団扇の髪飾りや絞り鹿の子
桔梗のかんざしで気分を盛り上げて。
反省点
より一層気分を盛り上げるべく、半幅帯2本でお花結び。
ロングタイプなので、お花をもう一輪作れたかも。
(もう十分?)
藤井絞りさんのお宅は
素晴らしい屏風、巨大な鉾のオブジェ、奥座敷でお食事です。
そいや、なんで祇園祭にチマキなの?
チマキを腰に持っていると、八坂神社の守り主スサノオノミコトが子孫を護ってくれるという
無病息災のお守りなんだそうな。
これらは食べれないチマキですが、玄関の入り口上に飾ると良いそうです。
次の祇園祭のときに、古いものは回収BOXに入れ、新しいチマキにします。
上京できいない場合は、お近くの神社でお焚き上げされると良いそうです。
よ〜し、ひとつは自宅に、他はお土産にして幸福のお裾わけにしましょう。
みんなでポーズ。

左から、きもの白さんの若旦那は、背に勝虫(とんぼ)の背縫い!
昔の歌舞伎座で求めた番傘模様の浴衣を着物風に。なんと全てに刺し子の入ってる(!)
琉球壁上布に羅の帯で透け感バツグン
最近すくなくなった蛍絞りの絽の小紋、
仕立てでは小紋ほど柄の配置が難しいものはないそうです。
やはり、本日も皆さん通な装い!
お食事は
仕出しのお弁当でおもてなし
。
だから、祇園祭のときは
仕出し屋さんは
いよいよ山鉾巡行!
鉾のお囃子の方たちと
同じ目線の高さで見物できます。
「ちまきほうって〜
」と叫んでみるのも
お祭りならではのお楽しみ。
今回23基のうち18基を見物出来ました
。
1、長刀鉾(なぎなたほこ)
毎年かならず先頭を行く長刀鉾。
だから、順番のくじはひきません(くじ取らず)
鉾頭にかざした長刀は疾病邪悪をはらうためのもの、
八坂神社と御所に刃先が向かないようにします。
2、 芦刈山(あしかりやま)
謡曲「芦刈」を題材にしたもの
貧しさのあまり離別した夫婦、妻は都で宮仕え、
別れた夫が気にかかり、探しに行ったところ、
夫は落ちぶれて芦を売っていたそうな。愛って切ない…けど強い?
ということは、このご神体は夫なのか…、ちと怖い(山鉾最古級)
前掛けは強い生命感のライオン(山口華楊)
3、函谷鉾(かんこほこ)
中国の関所・函谷関は鶏の声で開くという関所。
秦から逃げる斉、関所を通りたくて家来に鶏の鳴き声をまねさせたところ、
本物の鶏が一緒に鳴いたため門が開き、無事通り抜けたのだそうな。
中国の故事が多いね。
「ちまきほうって〜
」
せっかく投げてくれても、なかなかGETできません・汗
4、綾傘鉾(あやがさほこ)
おおっと??赤熊をかぶった棒振りのお囃子がやってきた!まるで弓取り式〜!
綾傘鉾は安産、縁結び。(自分もはやく妊活しなければ…!
)
垂がりと房飾りは、森口華弘の友禅染め。
天女かな?迦陵頻迦(かりょうびんが)かな?
5、伯牙山(はくがやま)
前名は琴破山。
琴の名人・伯牙が、自分の琴の音
を評価してくれた友人の死を聞いて、
もはや琴の弦を切ってしまったというお話。
前掛けは、中国の明の時代の古いもの(1400〜1600位?)
日本は室町・戦国くらいか〜。
そんな時代にこんな前掛けを作ったとは、贅(とプライド)を尽くしているね〜。
6、霰天神山(あられてんじんやま)
むかし京都に大火事が起こった時、いきなり霰天神が降りてきて
霰を降らせて鎮火したとのこと。
春日造りの社殿で、雷除・火除。
右側の花鳥綴織の前掛けの原画は、日本画家・上村淳之の紅白梅に銀の鶏。
7、木賊山(とくさやま)
わが子がさらわれちゃった〜〜・涙
一人ぼっちで信濃の国で木賊を刈る年老いたお父さん。
そして少年はそんなお父さんの姿を見る…、胸が痛い…
という世阿弥の謡曲「木賊」から。
牡丹鳳凰紋の綴れ錦は見事だ!
8、菊水鉾(きくすいぼこ)
菊の露を飲んで700年!
(なんかの健康CMみたい・汗)
薬水「菊水井戸」を飲んだ少年は700年生き続けたそうな。
千利休の師もの井戸を愛で、この水にちなんだお茶会もあるそうな。
唐獅子の胴掛けは皆川月華作・水引は山鹿清華作。
「ちまきほうって〜〜
」やはり、なかなかGETできません。
そして男性が「ちまくおくれ〜」と叫んでも、なかなか投げてくれません(笑)
9、太子山(たいしやま)
その名の通り、聖徳太子を祀る山。知恵を表します。
前懸は、阿房宮図の刺繍。
あれ?ご神体があっちむき、「こっちむいて〜」(←それは無理だ)
10.四条傘鉾(しじょうかさほこ)
おや?可愛らしいちびっこ達が花笠を被ってやってきた。
滋賀県滝樹神社「ケント踊り」を参考にお囃子が再現。
「がんばれ〜
」
高温多湿の京都、熱中症にならないでね。
(こんな小さいころから練り歩くとは、京都の人は芯が強いわけだ)
傘の上に若松を飾るのが特徴。なにげにシースルーの傘。
11、蟷螂山(とうろうやま)
カマキリが小さな鎌で大車に立ち向かう様子は、
小さくても大きなものに立ち向かうという様子、
南北朝時代、足利義詮の大軍に立ち向かって戦った
四条隆資の武勇ぶりを表します。
カマキリはくじらのヒゲでつくられて、からくり仕掛け。
鮮やかな友禅染の見送は、羽田登喜男の作品。
「こっちむいて〜
」
女性陣の黄色い声に、おじちゃんがカマキリのからくりを引っ張ってくれました。
12、鶏鉾(にわとりほこ)
中国秦の時代、世が安定し、
訴訟用の太鼓に用がなくなって、鶏が巣をつくったという故事を題材にした鉾。
まるで鶏のトサカ
みたいな赤い笠に、円山応挙など四条派による水引。
トロイの王子と妻子の別れを描いた16世紀ベルギー製の見送。
トロイといえば、トルコ旅行で見たトロイの木馬を思い出します。
13、白楽天山(はくらくてんやま)
詩人の白楽天(白の衣)が、道林禅師(紫の袈裟の人)に、
仏法の大意を聞いている様子。
学問成就をあらわすそうな。
前懸は、トロイ戦争の場面をあらわしたベルギー製。
14、郭巨山(かっきょやま)
中国史話「二十四考」のひとつ。
郭巨さんが、貧困のあまり母親も妻も子どもも養えず、
わが子を山に埋め捨てようとしたところ、
黄金の釜を掘り当て母親孝行をしたという故事から。金運の山。
見送は、天女かと思いきや、上村松篁画の万葉美人。
15、月鉾(つきほこ)
鉾の頭にみかづきをつけ、悠々とやってきた月鉾。
破風屋根裏には、丸山応挙の金地色彩草花図、
天井には、源氏物語の五十四帖扇面散図が施されています。
コンチキチン・コンチキチン。
藤井絞りさんの前の道は、実は少し下り坂らしく、すぐスピードがでちゃう。
16、岩戸山(いわとやま)
古事記と日本書紀に記される「国生み」「天の岩戸」の神話から。
アマテラス大神がご神体。
「南く〜ん」太鼓の南くんが大人気。
南くんは顔が真っ赤に
。お囃子の皆は「何だ何だ?
」
「ちまきほうって〜
」
このときラッキーにも、
岩戸山のチマキをGETできたよ〜
。
この縁起の良いチマキは、
お土産にして幸運のお裾わけにしましょう。
17、そして、いよいよ船鉾(ふねほこ)
日本書紀の新羅出船が題材。
神功皇后のご神体には岩田帯が巻かれ、安産のお守り
。
船の中にはちびっこがぎゅうぎゅう詰め、まるでノアの箱舟みたい!
「がんばれ〜」手を振ってくれました。
見物の合間に、藤井絞りさんの展示会を拝見。
金麦のCMでおなじみの雪花絞りの浴衣をはじめ、
本疋田の逸品物まで、また今日も目がクラクラ〜
。(ダメ!
)
18、放下山(ほうかやま)
コンチキチン・コンチキチン
あれ?船鉾でラストだと思っていたのに、放下山がやってきた!
どこかで順番が入れ替わったのかな?
見送は、 皆川泰蔵のバグダッド。イラクの首都バグダッドは昔のメソポタミアあたり。
イスラムの夜のモスクが神秘的〜。
世界各国を旅したからこそ作り上げることのできる作品だそうです。 
自分たちも今年の旅行はどこ行こう〜?(着物で南アフリカが良いな〜。)
ラストに、みなさんでポーズ
。
本日は初めての山鉾巡行見物、
はもはもづくし、逸品物の展示会で目の保養、
素晴らしいおもてなしをありがとうございます。
きもの白さんは歌舞伎座の近くなので、
また銀座に遊びに行くときに立ち寄りたいと思います
。
おまけ
ご当地恒例の山車祭り(スナベシャ)が催されたそうで、
メールをもらいました。
日本もインドも、山車が好きだね〜〜
。
というわけで、山車づくしのロングブログで失礼。
このところのおでかけのお写真がたまっているので、
合間を見て少しずつ整理したいと思います。
yukirikohuブログに来て下さってありがとう!
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