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木の城たいせつ:営業停止 「何の説明もない」従業員に不安広がる /北海道
3月7日12時2分配信 毎日新聞
◇空知支庁が連絡会議
道内大手の住宅メーカー「木の城たいせつ」(空知管内栗山町、山口昭社長)が営業を停止した問題で、空知支庁は6日、庁内連絡会議を発足させた。グループ全体の従業員は約600人おり、地元では雇用問題や取引先企業の連鎖倒産の懸念が広がっている。
同支庁は、離職が予想される従業員や、取引先企業を対象にした相談窓口を設置。さらに、取引がある中小企業に対して低金利融資を行う「セーフティーネット貸し付け」の適用も決めた。地元の栗山町は、商工会議所などと連携をとりながら札幌地裁への自己破産申請が予想される10日にも具体的な対策を決める。
こうした中、従業員には不安が広がっている。大学受験の子供を抱えているという男性社員(52)は「合格発表前の破綻(はたん)。子供には不安は与えたくない。合格すればうれしい反面、学費の問題も出てくる。動揺しないようにしたいが、無理だろうか」と、不安そうに話した。グループ企業の女性従業員は「5日朝、自宅待機と言われただけで、その後は何の説明もない」と心配そうな表情を見せた。
一方、高橋はるみ知事は6日の定例会見で「北海道を代表する企業で、こうした事態に至ったことは大変残念。取引先の中小企業へのセーフティーネット、雇用関係も懸念される。北海道経済への影響を最小限にする」と語り、対応を検討する方針を示した。木の城たいせつの代理人を務める諏訪裕滋弁護士は7日、札幌市で会見し、自己破産手続きの進め方や今後の対応を明らかにする。会見には山口社長も出席する見込み。【吉田競】
◇建築基準法改正、破綻の一因に
「木の城たいせつ」は、コンクリート造りと木造の長所を合わせた混構造の家が得意分野だった。しかし、マンション耐震偽装事件を機に昨年6月から施行された改正建築基準法によって着工までに大幅な時間が取られ、それが経営悪化の一因となった。
同社の混構造の家は、鉄筋コンクリートの基礎部分を通常住宅の5倍近い高さ2・4メートルとし、その上に木造2階建て住宅を造る形。豪雪地帯の北海道の暮らしを考慮した設計だったが、改正法でマンション以外の住宅の一部にも構造計算書の提出が義務付けられたため、着工が滞った。同社幹部によると、「確認申請にかかる期間が法改正後は2倍の2カ月になった」という。
同じく一般住宅が専門だった早川工務店(札幌市豊平区)も昨年12月、負債34億円を抱えて破綻。同社は独自開発した鉄筋コンクリートの外断熱工法を武器に成長していたが、改正法の影響で資金調達が厳しくなった。耐震偽装事件の余波で、地元の環境に合った独自工法を開発してきた地場企業が相次いで破綻した形となった。【鈴木勝一】
⇒姉羽事件がこんなに暗い影をおとすとは・・・。
木の城たいせつは一時期はひんぱんにコマーシャルが放映され、コマーシャルソングまである
企業でした。
従業員は全員解雇という最悪の事態となってしまいました。
木の城たいせつは100年持つ丈夫な家をウリにしてきましたが
外観がイマイチで若い方達の購入が少なかったのではないでしょうか。
社長が創業者で同族企業だと、誰も何も言えない雰囲気があったのかもしれませんね。
今後は会社として従業員の方の再就職にもできる限りの尽力をして欲しいですね。
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