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アイリス・ジョハンセン「星に永遠の願いを」。既読のジョハンセンの中で一番好き! ヒロインが、ジョハンセンに多い「男の保護欲をかきたてるいたいけな少女」ではなく、諦観すら感じさせる既婚女性だからかなあ(といっても21歳だが)。
アイリス・ジョハンセンについて、HP更新しました。
「Viva!! Romance」
http://book.geocities.jp/yukiyanagi3romance/
しかし。ジョハンセンはたしかに面白いのだが、どうも感情移入がしにくい。
(悪口ではない! 大好きなのよ〜。邦訳ヒストリカルは全部買ってます)
ロマンス小説を読むときは、「ヒロインに同化してヒーローに恋すること」を信条にしているのだが、ジョハンセン作品の場合は、ヒロインになりきれないのだ。
ヒロインになりきれない理由を考えてみた。(ジョハンセンの全作品があてはまるわけではありません)
1)物語のクライマックスが、ロマンスの成就ではなく、冒険の成就である。
2)人物の感情の機微の描写が少なめ、というか、あっさりしている。
3)展開がドラマティックでスピーディなので、登場人物の心の動きを想像する暇がない。
4)ヒーロー・ヒロインが歴史的に果たす役割が大きいので、親近感があまり感じられない。
裏返せば、ヒストリカル・アドベンチャーとしてはよくできている、ということなのね。
しっとりした恋をするのではなく、歴史の渦に巻き込まれて冒険したいときに、読む作家なんだなあ・・・。注文した新作が楽しみだわ。(ジョハンセンの現代ものは、実は一作も読んでいない。ロマンスよりサスペンスの比重が高そうなので)
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