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1990年頃だったと思う。
オランダのロッテルダムレコードがジュリアナ系テクノをよりもっと、
パンクの精神に近づけたハードコアテクノを発信した。
そのCDを入手し、手にした瞬間、驚いたのが、
CDジャケットのオーラが「天才バカボン」なのである。
目玉はビヨヨーンと飛び出し、その世紀末を表現した様は、
まるで赤塚不二夫先生の世界観でした。
パンクとは退屈に対しての反骨精神や反社会性・・・
悲しみ、怒りや攻撃を思想やメッセージで訴えるもの・・・と思っておりましたが、
赤塚先生の場合、ナンセンスギャグ漫画という手法で表現されたのではないでしょうか
・・・と思っております。
その「念」を、はるかかなたのクラブDJ達が敏感にキャッチしたのです。
サイバーパンクと呼ばれるそのテクノも当時日本のテレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」
の冬彦さんが通う怪しげなSMクラブのバックミュージックとして使用されていました。
日本では、どうやら受け入れられなかった様ですね・・・
それはさておき、赤塚先生とシンクロする様なハードコア・テクノとCDジャケット・・・
たぶん狂気と背中合わせにある先生の繊細なる、切ない愛情が遠くオランダの地まで
届いたのではないでしょうか・・・
元来パンクとは、そういう「精神哲学」だと僕は思っております。
最後に赤塚先生の葬儀の時、タモリさんも弔辞で語られていましたが、
「何もかも全てを受け入れる」バカボンのパパの、この言葉は大好きです。
「これでいいのだ・・・」
合掌・・・
オランダ ロッテルダムレコード
動画はこちら
http://jp.youtube.com/watch?v=_-7FEKNOUWs&feature=related
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