|
映画の初恋のような「激しい季節」を60年経って初めて見ることができた。
高校2年の頃、歌少年でありつつ映画少年でもあった私の思春期に突如としてデビューしたイタリアの「ジャクリーヌ・ササール」が準主役で出た作品だったが、当時のヨーロッパの若い男たちを虜にした新進女優だった。 東隣町のレンタルで探していると、カラーのパッケージが並ぶ中に、ポツンと白黒のパッケージで「激しい季節」の文字が目に入った。 もしかしてササールの映画かな?と手に取って説明を読むとササールの名前があり、小躍りしながら借りて帰った。 主役は「刑事」で殺される夫人を演じた天下の美女「エレオノラ・ロッシ・ドラゴ」だった。 戦中のイタリアを舞台に、裕福な若者たちの享楽的な日常を描き、やがて動乱の波にのみ込まれていく様を描いた作品だった。 夫を戦争で亡くして未亡人となった30女が、ふと知り合ったファシスト幹部の息子と恋に落ちる。 一方、ナチスドイツと組んだファシズムのムッソリーニは戦局の悪化で首相の座を追われ、後継首相となったバドリオ政権はドイツとの枢軸関係を破棄してドイツに宣戦布告を出した。 未亡人と恋に落ちた若者の父親がファシストの特権をはく奪され、息子は戦線に行かざるを得なくなり、未亡人と若者が駆け落ちを決行するが、二人の乗った列車がドイツ軍機の空襲で辛うじて命が助かるが、若者は未亡人を娘の待つ家に向かう列車に乗せて自分は戦地に向かう。 窓から身を乗り出して絶望と悲しみと不安の表情で若者を見つめる未亡人の姿は哀れを超えて観る者の胸を撃つ。 同じく第二次大戦を舞台に描かれた「ひまわり」と重なる悲劇を描いているが、私にはこの「激しい季節」の方が映画としては上質であったように思う。 だが、ひまわりが「マルチェロ・マストロヤンニ」と「ソフィア・ローレン」という強力コンビだったのに対し、激しい季節が未亡人役のエレオノラ・ロッシ・ドラゴは当時二人といない美人女優だけあって見せるのですが、恋人役を演じたフランスのジャン・ルイ・トランティニャンが生硬な雰囲気で馴染めなかったためか、大きな話題を集めなかったのが残念だった。 冒頭にかいたジャクリーヌ・ササールは健康的ではち切れそうな顔と肢体を持っていて、とっても魅力的だった!
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




