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こんにちは、ゲストさん
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お花を摘んだ次女は泣いてなんかいなかった。
サクラの花びらがいっぱい。そして色とりどりのお花がいっぱい。
チョコレート屋さんの水色の小箱を用意した。
三女と共に買ってきたきれいな小箱は小さな子猫にも小さすぎた。
何故だか次女は笑っている。
みんながしんみりしている中で、次女だけが笑っていた。
異様な光景だった。
次女だけが子猫を抱き上げ、そして背中をさすってやっていた。
どうしてこの子は笑っているのだろう。母には不思議に思えた。「笑っているけど悲しいんやで。」
次女は言う。わかっているよ。母も背中をさすってみた。何となくまだ温かい。生きていたんだな。
生きているから生きていたへ。
まるで眠っているようだった。
「みゃぁ〜」
サクラはピンクいろで、4月生まれの子猫によく似合っていた。
きれいなお花で子猫の体は隠されていく。
水色の小箱に次女はメッセージをマジックでキュッキュッと書いた。
「名前が無かったね。好きな名前をつけていいよ。」
名前が付いた時点で飼い主となる事を恐れて、名前が無いまま「子猫」と呼んでいた。
でも、次女はしっかり<にゃ〜君>と名づけていたらしい。
男の子だった。
我が家のニューフェースは<にゃ〜君>と名づけられた。
そろそろにゃ〜君を休ませてあげよう。
鳴きつかれたやろ!?にゃ〜君。
庭にお墓を作ろう。
最後までにゃ〜君の亡骸に触れる事の出来なかった長女は、頭にヘッドライトをつけ
スコップ片手に深く深く土を掘る。
「これしかできひんから。」
にゃ〜君が静かに眠れるように深く深く掘る。
彼女なりの罪滅ぼしなのだろうか。
三女は泣いた。
次女は笑っていた。
一体どうしたんだろう。
母は妙にこの次女のことが気になって仕方がなかった。
ホントに悲しんでいるんだろうか・・・。
それから何日も我が家で猫の話はタブーとなった。
サクラが散り終わるまで胸が痛かった。
そして次女の誕生日。
4月30日。
「今日はにゃ〜君のお誕生日会もしてあげよう。にゃ〜君はまだお誕生日のお祝いしてもらっていないから。」
あなたがそう言うのなら、そうしましょう。
そしてその日の夜、母は次女に尋ねた。
どうして泣かないの?
いつもは泣き虫な次女が言う。
「あのな。私が悲しかったらみゃ〜君も悲しいやろ?私が楽しいと思ったらみゃ〜君もきっと楽しいと思うね ん。私が笑ったらみゃ〜君も笑うと思うねん。」
なるほど。よくわからない理屈ではあったが、何となく次女らしい優しさであった。
少し変わってはいるが、彼女なりの筋を通していたのかと、母は嬉しく思った。
十人十色。
喜びも悲しみも人それぞれ。
色んな形の思いが交差する。
にゃ〜君は今頃くしゃみをしているだろうか。
来年も再来年も、またその次も・・・
サクラの季節にはにゃ〜君を思い出すことだろう。
次女の名は・・・4月らしい名前である。
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知らぬ間に便利機能は沢山。。。
しかしアナログな・・・かつ、めんどくさがりな、そして移り気な母は今日も健在で・・・。
この字体が妙に落ち着いたりなんかして。
全てがデジタル化の時代に向かっているのね・・・。
我が家のTV、右上に大きく表示される<アナログ>の文字
「邪魔やないの〜〜〜〜〜ん
・・・とブログの機能に賞賛しつつ、TVから勝手に発せられる脅迫におびえ(!?)
今日もにゃ〜君の思い出を語ろうぞ。
猫っていうのはホントに自由猫である。
ふらっと立ち寄りふらっと去って行く。
お隣のTAMAもMIEも開け放した窓からするっと入ってご一服。
「玄関のチャイム押して入ってこんかい
河内のおっさんと呼ばれるおじさまならご立腹ものであろう。
母の心は海原のように広い。広い。広い。
「粗茶ですが。」
茶菓子とお茶をお盆に温かく客人を迎える。
なぁ〜んちて。
と、そのくらい放っておく派である。
しかし・・・今回は放っておけなかった。
新生児である。
仮にも新生児。
親の手を差し出さなければ死んでしまうのではないか。
すごく焦った。
猫を飼う勇気は出来ていない。突然のことだったので。
自信もない。
知識もない。
保健所に連絡するのは絶対嫌だった。
出来れば母猫にお迎えに来て頂きたい。
無理なら、心ある方に大切に育てていただきたい。
家族会議を行う。
動物と縁の無い生活で育ってきた三姉妹は意見一つだった。
「可愛いけど、うちで育てるのは出来ひんな。」
母の、自分達の、植物を無残に枯らしてしまった<不器用な手>を全く信用していないのだろう。
夜まで留守をする我が家の母猫がわりになりうるのは小学生の次女だけだった。
動物を飼う・・・生活を共にする・・・命を預かる・・・
とても難しいテーマである。
昔の家猫や家犬は<猫まんま>で育っていた。
子供心に一緒に生活するのは簡単そうに思えた。
母、生まれたての猫がこんなにも小さいものとは知らなかった。
手のひらにすっぽりおさまる。
時々のぞくペットショップの子猫だってこの子に比べれば
恐竜ほど大きい。
儚げにみえて恐ろしかった。
そんな自分が小さい人間で嫌だった。
二日待っても母猫はやってこない。
家族に迎える。
この決断が出来ないまま、明け方の夜泣きを耳にすると
不安でしかたない。
<死ぬ>ということが怖くて震えた。
ミルクを水で薄めてやる。
人間の手のにおいが付かないように。
でも擦ってしまった。
冷えた体に焦る。
カイロを敷き、ペットボトルにお湯を注ぐ。
今年の四月はどうしてこんなに寒いのだろう。
どうして雨が降るのだろう。
焦りばかりがつのった。
職場やご近所、あらゆる人に里親のお願いをしたが
皆一同に「無理」と断わられた。
小さすぎるらしい。
そりゃあそうだな。
最後の思いつく猫好きさんに三秒でノックアウトされ、ようやく決心した。
名前を今日こそつけてあげよう。
病院に連れて行こう。
飼い方を勉強しなければ。
生まれて4日頑張った子猫だもの。
うんと褒めてあげたかった。
4日間悩んだ母はこの決断ですっきりした。
ハンドルを握り職場を後にした。
ケータイ。
パパさんから。
「今天国に行ったわ。間に合わへんかった。」
パパさんも会社を早退し、子猫を病院に連れて行こうと思っていたようだった。
あと一日決断を早めていたら。
後悔と、後悔と、後悔と・・・後悔ばかり。
家族で一番子猫を可愛がっていた次女は泣いていないだろうか。
思えば子猫、名前も無かった。
悲しい。
三女にそっと知らせた。
泣いて泣いて泣いて・・・
これ以上涙がでないと思えるほど泣きじゃくった。
動物が苦手な彼女。
意外だった。
家に帰ると長女だけが悲しそうに椅子に座っていた。
「次女と父はお花摘みに行ったで。」
長女も動物や植物が苦手な子供である。
母と似ているところがあって、生き物を少し怖がっている。
命を失った子猫の亡骸をみることは出来ないようだった。
優等生の彼女はそんな自分が嫌で仕方ないようだった。
葛藤しているようだった。
彼女らしい。
そっと続く。
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みゃあ〜みゃぁ〜・・・みゃぁ〜・・・
この間、懐妊騒動!??があった日・・・
母、一生忘れられない一日となった。
ベランダに面した物置。
迷子の子猫らしき鳴き声がした。
「んっ???」
屋根伝いにでも渡ってきて、帰れなくなったのだろう。
可哀そうに・・・。
ベランダ越しに覗いてみたが、夜の9時。
暗くて見えない。
子猫も物音に怖がって出て来れないのであろう。
救出は翌朝まで待つことにした。
その夜、夜鳴きの赤子さながら子猫は鳴き続けた。
朝日が眩しい朝の6時。
扉をそっと開ける。
がっ!!!
腰を抜かしそうなほど驚いた。
茶色い猫が宙を舞い逃げていった。
大きい・・・。
逃げたはずなのにみゃぁ〜みゃぁ〜・・・これいかに???
足元を見てしまい、先ほどとは比べものにならないほどの衝撃を受けた。
毛玉が5つ・・・。
いや、ハムスターが5匹・・・。
いや、へその緒がついたままの新生児子猫が5匹。
「う゛・・・」
母の人生に突然飛び込んできた子猫5匹。
ベートーベンもまっつぁおだ。
<運命>が頭の中を響き渡る。
親猫はどこ行った・・・。
動物を飼ったことのない母に試練が訪れる。
ダンボールにタオルを敷き詰め、猫達を保護する。
長女をたたき起こし、牛乳を買いに走らせる。
人命・・・猫命救助。
パパさんがネット検索で<猫を拾ったら・・・>より情報収集。
猫命救助はいかんらしい。
拾った場所を動かすと、親猫は育児放棄をするとな。
「いかん、いかん」
箱をかかえ元に戻す。
寒いので箱くらいは増やしてもよかろう?
更に牛乳は濃すぎてお腹を下すらしい。
「いかん、いかん」
スポイトで飲ませてしまったものは仕方ない。
人間のにおいが付くと、自分の子がわからなくなるらしい。
「いかん、いかん」
さんざんさわってしまった。
次女は可愛いと目を細めるが、母はどう見てもねずみにしか見えないこやつらが怖くて仕方が無い。
ねずみは苦手である。
ねずみが「みゃぁ〜」と鳴く。
「こわっ!!」
とりあえずそのまま様子を見ておくと、そのうち親猫が迎えに来ることもあるらしい。
泣けてきた。
母の人生に犬はあっても猫はない。
娘三人の育てることもままならない母が、言葉の通じにくい!?動物を育てる事など命を冒涜しているとしか思えない。
植物は十分に枯らしてきた。
金魚も・・・。
猫の母よ、どうぞお迎えにきておくれ!!
長い長い二日間であった。いや、三日。
一匹、二匹、三匹、四匹・・・親猫は順調に子猫を迎えに来てくれた。
万歳!!!
しかし、待てど暮らせど最後の子猫にお迎えはない。
5匹生んだのに、4匹と勘違いしたか?
産後の4往復がきつすぎて、最後を諦めたのか?
母の苦脳は続く。
そして話も続く。
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ビバすいか!! |
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