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2. EMを応用した災害対策
EMの活動は限りない広がりを見せるとともに、私たちの生活にとって本当の意味で実用的な技術であることが分かります。
日常的に使用することは、無意識のうちに健全な環境を整えてくれますし、人と人との交流を活性化させる役割を果たしてくれています。
EMは「実践する」というキーワードを守り続けることで、あらゆる問題を安全で快適、低コストで根本的に解決することが可能となってきます。
さらには、EM活動が潜在的な部分で「予防効果」を持ち合わせていることもご説明したとおりです。
つまり、EM活動を幅広く展開することは、問題の発生を未然に防ぎ、その拡大を最小限に抑えることに繋がります。
災害対策について一番はじめに考えること
これから災害対策を行う上で、潜在的なリスクを軽減することを第一に考えねばなりません。
発生してからでは被害を軽減することが困難だからです。つまり、私達が考えなければならない最初の活動が「防災」と言うことになります。
では、今日考えられている防災活動を行うためのキーワードから検討していきたいと思います。
防災活動のキーワードとなるもの
○ 事前の準備
○ 災害時の対処策の検討
〇 災害後の復興支援策の検討
以上のキーワードから、防災活動で重要なことは、災害を想定した上での予防策を検討することが基本となります。
また、キーワードに附随し、これまでの災害での課題について考える必要があります。
これまでの災害時の課題から学ぶこと
○ コミュニケーション不足による地域住民関係の疎遠化
○ ボランティア団体の間での争いごと
○ 自治体の対応やコーディネート
〇 救急医療の問題や救済従事者の健康問題
防災活動を行うポイント
防災活動の考え方をまとめてみますと、災害に対する様々な情報を網羅した形で意思決定を行う必要があることに気づかされます。
対策は役割を持った人々だけで各々の単元を論じ合うのではなく、被災者や多くの人々の提案がスムーズに取入れられるような柔軟的な態勢が必要す。
防災におけるEM活動の役割
これまで考えられてきた防災活動を通してみてみると、組織間の連携を強化する必要性を強く感じさせ
られます。
しかしながら、近隣でのコミュニケーションが難しくなっている現代社会において、価値観の異なる組織を単純に結びつけることは大変に難しい役割となります。
それらを成し遂げるためには、それぞれの価値観を侵害しない橋渡し役が必要となります。EMの特性であるバランス感覚やEM活動の原点であるボランティアや草の根の精神は、この重要な役割を担うための条件を具備しています。
EMによる防災活動
EMによる防災活動と言っても、基本となる部分は通常の防災意識と同じです。
従来の防災準備に合わせて、日常的にEMを活用することで、水、食糧などの備蓄とともに、衛生面での配慮を加えた災害への備えとなります。
一方、家庭における日常的なEM活用だけでは、防災準備が点の活動となり十分な成果が期待できません。
この活動を線へと導くためには、社会全体を見通した災害対策案が必要となります。
そこで、防災計画のデザインを構築するための情報として、根幹を成すEMボランティア活動の防災的な意義についてご説明します。
EMボランティア活動
EMを活用しているボランティア団体は全国的に展開していますが、それぞれの団体が同じ目的を持って、同一時期に活動してきたわけではありません。
しかし、EM活動を軸とすることで、それぞれのボランティア団体が互いに歩み寄り、協力体制が出来上がってきました。
また、EM活動に従事する企業も自然に団結しあうなど、それぞれのパートで社会のニーズに応えるための努力を行っています。
このようなEM活動を通したコミュニティーを構築するためには、特別な活動を必要としません。
組織ごとの設立当初の目的が異なったとしても、EM活動を通すことで共通の未来ビジョンを描くことが出来ます。
その中では、それぞれの団体の役割が存在しているため、競争を行う必要がないのです。
コミュニティーの作り方
一方、地域で初めてEMコミュニティーを作ろうという方々にとって、今までの内容は容易ではありません。
どのようなEM活動を行えばよいかなど考えるところが多いと思います。
そこで、EMコミュニティーを構築するためのアイデアと情報を紹介します。
○ EM市民農園
自治体もしくは地域住民の手でEM市民農園を開園します。
ここでは、家庭からでる生ゴミのリサイクルや米のとぎ汁EM発酵液などを活用し、野菜などの栽培を行います。多数の住民が交流できる場となります。
○ 地域緑化
地域全体の緑化活動を推進します。一つの家庭でも緑化活動をはじめると、地域全体に自然とも不要となります。
その上、住民間の情報交流や物々交換などの場を作り積極的な係わり合いが行われるようになります。
広がっていきます。美しい環境は連鎖的に広がっていくのです。EMを連動して活用しますと、肥料代
○ EMのボランティア団体への加入
EM活動を行っている既存のボランティア団体へ参加することで、EM活動を率先して行うことが可能になります。
地球環境共生ネットワークと呼ばれるNPO 法人やEMによる環境教育支援ボランティアを行っているEL-net、福祉作業所を支援しているEMボカシネットワークなど、たくさんのボランティア団体が存在しています
EMボランティア活動に参加する意義
このようにEMボランティア活動の最も大事な成果は、EMコミュニティーを構築してくれることにあります。
コミュニティーの役割を狭義の意味で捉えた場合、災害時に人命救助が迅速に行えることです。
救助活動に必要とされる要素はスピードと情報であり、コミュニティーがしっかりとした環境では、隣人の救済活動や正確に情報提供がなされ助かる例は多いのです。また、広義の意味で捉えた場合は、広域ネットワークの構築となります。
災害時には幅広い分野、地域でのネットワーク網が必要となってきます。コミュニティーエリアを狭くすることは、災害時にすべてネットワークがダメージを受ける可能性があり、内部での支援活動が停止してしまいます。
また、正確な情報を手に入れにくいなどの不都合が生じます。
コミュニティーとは総合的に捉えますと社会全体を指しています。家庭でEM活動を行うことは日常的な防災活動として有効であり、EMボランティア活動に参加することは社会的な防災活動として効果があります。
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