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川の氾濫後に避難勧告 台風18号被害の盛岡・玉山区
16日の台風18号による大雨で松川が氾濫した盛岡市玉山区では、市の避難勧告の発令が間に合わず、下田地区などで多数の住民が住家に取り残されたことが18日の市議会一般質問で取り上げられた。危険な水位に達したことが知らされる河川に該当せず、急激な増水に後手を踏んだ格好だ。市は対応の甘さを認め改善策を検討する。
市総務部などによると松川が氾濫したのは16日午後5時ごろとみられる。市が勧告を発令したのは松内地区が同5時34分、下田地区が同6時。住民は勧告を知っても身動きが取れず、141人が自衛隊などに救助された。
国のデータによると、好摩の古川橋の水位は16日午後2時で2・37メートルだったのが、同3時3・54メートル、同4時4・29メートルと急上昇した。
避難準備情報発令の目安となる氾濫注意水位2・5メートルは同2時すぎに到達していたとみられる。しかし、国や県が危険な水位に達したことを市町村に連絡することが義務づけられている水位周知河川に指定されておらず、市は知らずにいた。
水位の変化は松川を管理する県などのホームページに公表されているが、担当者は河川パトロールに出動し、手が回らなかったという。結局、市災害対策本部に「古川橋冠水」の情報が入ったのは同5時20分だった。
(2013/09/19)
避難勧告間に合わず…台風18号、盛岡・玉山区http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20130917-OYT8T01413.htm 台風18号による大雨では、16日夜から17日未明にかけて盛岡市玉山区の一部が河川の氾濫のため孤立状態となり、自衛隊などが出動して住民計141人を救出した。けが人はなかったが、急激に増水したことなどから、同区好摩、下田両地区の住民に対する市の避難勧告は間に合わなかった。市消防防災課は「勧告を出すいとまも無かった」と話しており、川を管理する県も対策を検討している。
市のまとめ(17日午後6時現在)によると、16日の大雨で救出されたのは両地区の計131人と、同区松内(まつない)地区の6人、好摩地区の「古川橋」上にいた4人の計141人。いずれも、北上川につながる1級河川の松川が氾濫し、一時的に孤立したり、身動きが取れなくなったりしていた。
市は16日午後5時34分、松内地区の住民から「川があふれてきている」との通報を受け、携帯メールや市の広報車などで同地区の一部に避難勧告を出した。消防団員らは松川の警戒を続けたが、「一気に胸くらいまでに水位が上がった」(市消防防災課)といい、好摩、下田両地区は勧告が出される前に冠水した。
同課によると、下田地区の浸水した大部分は、市の洪水ハザードマップで浸水地域になっていなかった。長谷川晋也課長は「50年来こんな被害はなかった。今後に向けて態勢を考え直す必要がある」としている。
松川を管理する県河川課は、17日朝から地元住民からの聞き取り調査を行った。同課によると、松川の水位の変化は県と国のホームページなどで公開していたが、水位周知河川に指定されていないため、盛岡市に連絡はしていなかった。県が把握している河川の情報を市町村も素早く共有できるかどうかについて、同課は「対策が必要かどうか検討する」としている。
境内まで浸水した下田地区の浄泉寺の住職・山崎教真(きょうしん)さん(66)は、「スピーカーを通じて『川の水位が上昇しているので、下田、川崎地区の人たちは避難してください』との呼びかけが聞こえた時には、既に身動きが取れない状態となった。もっと早く呼びかけてほしかった」と振り返った。
(2013年9月18日 読売新聞)
視察の知事に「情報伝達改善を」 浸水の盛岡・玉山区
達増知事は19日、台風18号で大きな浸水被害を受けた盛岡市玉山区の下田地区を視察した。同地区は市の避難勧告が遅れて多数の孤立につながったこともあり、行政からの情報伝達について知事が住民から改善を迫られる一幕もあった。
知事は住民やボランティアの片付け作業が続く下田地区を訪れ、園舎が高さ2メートル以上も浸水した下田保育園を視察した。帰り際に同園の佐々木端瑛園長(67)が知事に駆け寄り、災害時のきめ細かい情報提供を強く求めた。佐々木園長は記者団に「雨量の見込みや危険度をもっと小まめに知らせるべき。8月にも豪雨があったばかりで(対応は)慣れているはずなのに」と不満を表した。
同日は木村太郎首相補佐官率いる総勢17人の政府調査団も同地区を視察。木村補佐官は県からの激甚災害指定要望について「被害の深刻さを感じた。もらった意見を精査し、各省庁連携して取り組みたい」と述べた。
断水解消、被害住宅226戸に拡大
県総合防災室は19日正午時点の県内の台風18号被害状況をまとめた。八幡平市の640戸で続いていた断水は18日夜に復旧し、4市1町で最大1636戸に及んだ断水は全て解消された。
損壊・浸水が判明した住家は県北部を中心に計226戸(前日比48戸増)に拡大。全壊1戸、一部破損6戸は変わらないが、八幡平市の調査が進んだことで床上浸水が97戸(同22戸増)、床下浸水が122戸(同26戸増)となった。盛岡市が調査中のためさらに拡大する見通しだ。
IGRいわて銀河鉄道は19日、全線で運転を再開した。盛り土が崩れるなどし復旧工事を行った渋民―好摩間では当面の間、徐行運転する。
(2013/09/20)
台風18号による大雨の際に盛岡市玉山区で1級河川・松川が氾濫し、一部地区への避難勧告が間に合わず、孤立状態となったことを受けて、県が今年度中に、松川を水位周知河川に指定する方針を固めたことが19日、分かった。
水位周知河川に指定された河川では、住民避難の目安となる水位などが定められ、この水位に達した場合、県には関係市町村や住民への周知が義務付けられる。県は2004年から19河川を指定しているが、松川は指定されていなかった。
県河川課は「今後、洪水となる川の水位や流量を解析し、住民が避難に必要な時間などを計算していく。条件が整えば、指定する」としている。(2013年9月20日 読売新聞)*
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