http://www.em-platform.com/blm/modules/d3forum/images/posticon0.gif反論 (放射能汚染分野)既に福島などから「EMは放射能汚染に効果がある」との報告が多数公開されているが、
「微生物に放射能汚染など解決できない」など、次のような批判がある。 ・光合成細菌は太陽光しか利用できないので放射線は吸収できない ・微生物ごときに放射能は低減できない ・放射能の作物への吸収抑制はカリ肥料によるものである ・EMの飲用で放射能のダメージなど防げない ・EMは放射能への不安に付け込む商法である しかし、これら批判の多くは、誤った認識によるものであり、以下反論したい。 1。EMは「放射能を低減できる」ことが実証できた 福島県をはじめ全国の有志たちから、EMの施用により放射能が低減したという事例が多く報告されている。 しかし、事例の多くは、野外実フィールドで放射能測定したものなので、 ・雨などで一部が流出したのではないか? ・耕起したため地下に拡散したのではないか? ・植物に吸収されて薄まったのではないか? ・天候などによって空間線量の変動ではないか? ・物理的半減期崩壊による減少も含まれているのではないか? など、測定の仕方や精度の問題を指摘する向きも少なくない。 そこで私は、放射能の流出のない閉鎖系環境で放射能低減実験を行った(2013-2014)が、その結果は、 ・光合成細菌は放射線を吸収すること ・EMは土壌放射能を低減すること などを確認することができた。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/o00622o54f03728541c3.jpg (詳しくは放射能低減の実験報告 (放射線吸収・放射能減量を実証) を参照) 一般に「放射能が低減した」という現象は、「Sv測定にて放射線量が減った」ものなのか、「Bq測定にて放射能そのものが減った」ものなのか、またはその両方であることが実験でわかった。 1-1 光合成細菌は放射線を吸収することが実証できた ・このことは、私の上記実験によって確認でき、 「光合成細菌は太陽光しか利用できない」とする見解は間違いであることが証明できた。 ・実験では、光合成細菌資材を投入しても、必ずしも放射線の吸収が出現するものではなく、酵母を増やす操作をことで放射線の吸収が顕著に表れた。 この理由は、酵母が糖や有機物を分解するときCO2を排出するが、光合成細菌の行う光合成には原料のCO2が不可欠であることから、CO2不足では光合成細菌が存分に働けない、つまり、光化学反応が行われない=光子エネルギー(放射線等)が吸収されない原理によるものである。 私は、酵母を増やすために糖蜜を散布し、結果として放射線の吸収をコントロールすることができた。 1-2 土壌微生物群の働きで放射能そのものの低減(減量)できる 一般に、放射能の半減期は「如何なる物理的科学的電磁波的ストレスを加えても不変である」と言われている。 ・ところが、私の実験では、開始時と終了時の放射線量に有意な低減が観測された(①)、 明らかに放射能は低減したのである。 ・それと同時に、不可解な現象を掴むことができた、それは、 ・土壌表面の放射線量は低下すると、底面放射線が増え、 逆に、表面放射線が増加すると底面放射線は低下する、 という放射線量の明確な相関関係である(②)。 ・私は、放射線量低減の事実①と、土壌表面と底面の放射線量の変化の相関関係から、 土壌微生物叢(光合成細菌主体)の働きによって放射能の崩壊が早まるとする 「放射能崩壊加速説」を提唱してみた。 もちろん、放射線崩壊加速説のメカニズムの解明は今後を待たなければならないが、メカニズムの解明は別として、「微生物の働きによって放射能そのものは低減する」という現象とそのデータが取れたのである。 2. 放射能の作物への吸収抑制について (1) 福島県は、平成23年度「民間等提案型放射性物質除去・低減技術実証試験事業」を実施した ・この事業に応募したマクタアメニティ(株)の「EMオーガアグリシステム標準堆肥」によるコマツナ栽培で、放射能の吸収が他と比較して顕著に低かったことが報告された。 ・しかし、その後、福島県や農学者たちから、それはEMによる効果ではない、との見解が出された。 その根拠としているのは、 ・吸収抑制された要因は、その肥料に含まれた交換性カリウム成分によるものである。 ・カリウムは栄養素として植物が根から吸収されるが、セシウムもカリと同じ化学性があるので、土壌にカリ剤を施用することで放射性セシウムの吸収が抑制される働きがある。 ・上記の試験事業では、EM堆肥の施肥量が多すぎた結果として、セシウムの吸収量が抑制されたのであって、EMの効果ではない、という解釈に変えられた。 (2) しかしマクタアメニティの標準堆肥を施用する多くの農家の作物には放射能が検出されない、 との報告が既にある。( 甦れ!食と健康と地球環境 「第57回堆肥等の放射線対策 )より 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/h00616h54e1565210964.png ・なお、このレポートには、マクタアメニティ標準堆肥の作り方も公開されており、カリウム成分が高い米ヌカなどの資材を特別多く混入したわけでもなく、通常の畜産堆肥づくりにEMと光合成細菌を強化しただけである。 (3) ベラルーシの国立放射線生物学研究所では ・「EMが土壌に含まれる放射性セシウムの植物への移行を抑制する作用の研究 」 が行われてたが、カリウム成分のない液体EMだけでも作物への移行が抑制されている。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/q00617q54e502df4ff68.jpg (4) 放射性セシウムの植物への移行抑制のメカニズムについて ① 国の放射能汚染した農地の放射能汚染対策として ・ゼオライトと交換性カリ(塩化カリウム)の投入を義務づけ/推奨しているが、その根拠は、セシウムは土壌の鉱物と結合する性質があることから、ゼオライトを施用することで作物への吸収が抑制されると言うものである。 ・また、セシウムはカリと化学性が似ているので、カリ肥料を施用することで、放射性セシウムが作物に吸収されるが抑制されるというものである。 ・しかしこの農業指導方針は、有機農業への道を閉ざすことに繋がるものであろう。 ② 微生物が放射性セシウムを濃集することについて ・全ての生物(動物・植物・微生物)にとってカリウムは不可欠である。 放射性セシウムはカリウムと化学性が似ているので、微生物細胞膜のカリウムチャネルを通じて微生物の菌体内に取りこまれる。 従って、EM栽培を行うことで土壌微生物群が豊かになり、放射性セシウムイオンは菌体内に固定され、その結果として植物への吸収が抑制される。 ・また、糸状菌が放射性セシウムを濃集することが広く知られている。 (糸状菌の細胞膜にセシウムが凝縮している写真がどこかにあったが、探したら貼るつもりでいる) これは、セシウムイオンは細胞膜や菌体内部のリン酸と結合しやすいことによるものである。 ・これは酵母がウラニウムを細胞壁に濃集する写真である引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/n00628n54f23c34418f4.png ( 図:酵母でウランを鉱物化) ・この写真は、酵母に含まれるリン酸がウラン塩と結合したもの ・細胞壁から外側に形成するだけでなく、一部は菌体内部にも入り込んでいる ・針上に伸びていることから、リン酸塩のイオン化力は相当に高いと思われる ・なお、微生物が作り出す有機酸や酵素が金属や放射性物質を可溶化するという。 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/t00627t54f232468bc6d.png ( 図:未来を拓く先端基礎研究) (5) EM畜産事例/放射能汚染した牧草地の放射能低減 ① 放射能汚染地帯の畜産経営は非常に厳しい状況におかれている。 ・牧草は高度に汚染されているので牛の飼料には使えないので、汚染されていない購入牧草を使わなければならない。 (なお、牧草は焼却処分されるが、焼却炉からの排煙による再拡散が懸念される) ・牛乳の放射能含有は自主規制値5Bq以下となれるよう、汚染牧草を一部は使うことはできる。 ・補償が減額されたら畜産経営は成り立たなくなると思われてならない。 ② 一般的なEMを活用した畜産について(震災以前) ・東日本大震災が起こる以前から、畜産にEMを使って効果を上げている事例は多い。 ・EMの使用方法は、牛に「飲ませる」「食べさせる」「牛舎内に散布する」が基本である。 ・牛舎の悪臭はほとんど消え、ハエは激減し、作業環境は大きく改善される ・牛の毛艶が良くなり、ストレスがなくなり、羅病も激減する ・乳質は最高ランクになっていく ・スラリーは半熟EM化されているので牧草地や畑に散布することができる ・牛糞堆肥は、最良の有機肥料となる、等々 ③ 福島県南相馬市龍澤牧場の放射能汚染対策としてのEM取組み事例 ・龍澤牧場では、これまでEMを使っていなかったが、2012年から取組がはじまった。 (引用:第74回 福島における2013年度のEMによる放射能対策の成果(1)) ・EMに取り組むことにより、上記②の効果は出はじめた。 (牛乳へのセシウム移行については、④で述べる) ・2012,2013の2年にかけて、牧草地のセシウムを測ったのが下図である。 また、セシウムの牧草への移行も測定していたが、報告にあった移行係数は、ちと不正確なので、私の勝手で再計算し(画像をクリック)、対照区(化成肥料)と比べたEM区の差は、初年度なこともあって低減比−17%ほどであった。 ・EMの散布は、 ・悪臭のなくなったスラリー液肥を牧草地表面に撒いたこと ・EM活性液の散布回数は、エンバクは1回、イタリアングラスは2回 ・特筆すべきことは、牧草土壌のセシウム濃度が対照区は上昇していたことである。 対照区が上昇した要因は、山の斜面からセシウムが流れ込んだものか、それとも フクイチから今でも毎日放射能が拡散しているので、その影響も考えられる。 ・このような悪条件にも係わらず、EM区が低下することは予想通りというより、予想以上の効果があるものだと驚かされよう。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/a00624a54f17cbce523e.png ④ 牛乳へのセシウムの移行が減ってきた まずは第60回 乳牛の内部被曝対策についてを見ていただきたい。 ・汚染牧草地から刈り取った牧草を食べさせた乳牛1頭から搾った牛乳のセシウム濃度がEM投与後4週目から下がりはじめている。 このことは既に予想されていることなので追跡測定したのだが、問題は、食べたセシウムは、いったいどこに消えたのだろうか? ・体内循環(糞尿排出)が早まったのか? しかし、生命あるものは、何よりも子孫を残すためのメカニズムが優先されるはず (乳、卵、果実、被子、種子・・・) ・生体内の元素転換または半減期崩壊加速なのか? (微生物、酵素、弱い相互作用を壊す波動の総力力・・・) 今後の解明へのアプローチが楽しみである。 ・下図は、EMを活用した畜産では、EM(微生物群)が善循環していることが分かる。 牧草はEMによって生命力が高められている、それをサイレージ化した飼料は機能性が高い。、 健康な牛から排出される糞尿は腐敗臭が大幅に抑えられていることからすでに善玉菌優勢になっていり、そのままでも植物の肥料にはなるが、EMを散布することで最高の有機肥料になる。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/y00629y54f29ebf9d1ba.png (6) 国の推奨または義務化したゼオライト+塩化カリウム施用の問題について ① 化学肥料の投入によって、有機農業は慣行農業への転換を余儀なくされる。 ・慣行栽培に転換すると、市場や顧客への魅力や商品価値は損なわれ、風評被害やTPPなどと相まって、福島の農業の未来は完全に閉ざされてしまう可能性が高い。 ・また、カリウムの投入により、収量は上がるが、食味は落ちるし、塩素イオンの過剰は、成長を妨げ、濃度が高ければ成長は遅れるなどの影響がある。 (特に敏感な植物は、桃、りんご、タバコ、じゃがいも、ぶどう、ピ−マンなど) 結局のところ、今の国の放射能汚染対策では、福島や北関東などの放射能汚染地帯の農業を救うことができない、と思わざるを得ない。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/q00630q54f2afc73a3a3.jpg 放射能に汚染された農地で農業を続けるためには、EM栽培に切り変えることでしか農業の未来は考えられないのではないか。 ・EMは放射能汚染の解決策をの全てを提供する ・作物への放射能の吸収は抑制され、 ・土壌の放射能そのものも低減でき、 ・農作業などで強い放射線による外部被ばくも軽減する。 ・環境問題、農業従事者の満足度、顧客=生活者への精神面等の貢献、新規就農者への魅力など、EM栽培による農業への夢と可能性は大きく広がるものである。 それに対して、国がゴリ押しする農業の除染対策と後戻りできない慣行栽培では、 これからの国際化や品質差別化や生活者との連携化など、ますます厳しくなる農業の再生は、難しいのではないか、考える。
2. 清涼飲料EMXGoldに対する批判的意見にコメントする ネットでは、「清涼飲料EMXgoldは、放射能汚染の不安に便乗した怪しい商品である」などの批判記事が見受けられるので、以下コメントする。 ① この批判は当たらない。 すでにチェリノブイリでの放射能汚染で悩むべラルースの子供たちへの放射能障害にEMXの投与で顕著な効果があったことが以下に報告されている。 ● EMX(健康飲料)による放射能被曝対策について 引用:・1994年野呂美加さん(チェルノブイリのかけはし代表)からの問い合わせを契機に、支援保養のために来日したベラルーシの子供たちにEM・X(抗酸化飲料)を提供すると同時にEM・Xの効果を確かめることができた。 ・来日療養期間:7月23日〜8月31日 ・子どもたちを3つのグループに分けた A:EM・xの飲用30cc/日 B:EM・xの飲用50㏄/日 C:EM・Xを飲まない ・日本へ出発する前の身体負荷値は A:81.61Bq B:88.65Bq C:62.99Bqであった ・ベラルーシに帰国した直後の測定値は A:26.78Bq(相当下がっている) B:全員測定不能(=正常値) C:33.81Bq(通常の転地療法効果) ・そして引き続きEM・Xの持続性について10月と12月に追跡調査したその結果は、 A:帰国時よりさらに下がっていた 22.16Bq B:全員測定不能=正常値を維持していた C:37.31と高くなりはじめたこのことから、EM・Xは1日当り50ccを服用すると40日でセシウム137の身体負荷量を完全に消去すると同時に、耐放射性機能が長期にわたって保持される可能性を示している。 ② 田中茂医師が著書「EMーXが生命(いのち) を救う」(要点)の中で臨床事例が載っているが、ゆほびか誌2002年3月号「EM飲料 驚異の新証言」(抜粋)で取り上げられていることから、EMXがガンや難病に効果があるものと考えて良いのではないかと思われる。 ③ なお、上記の試験で使われたのはEMXであり、現在製造販売されているEMXgold商品とはメーカも製法も異なるので「EMXgold商品は放射能障害に効果があるとは言えない」という意見もあるようなので、これに関する私の意見は次のとおり。 ・EMブランドは信頼できると考えたい。 研究開発で改良した新製品のたびに攻撃があることは、技術革新が停滞する恐れがある。 ・効能の一つに抗酸化作用があるが、EMXより劣ることを批判者からは明確にされていない。 ・悪い商品は、顧客離れなどから自然に衰退していくものなので、あまり気にならない。 ・なお、EMXgoldについてメーカでは加熱すると機能が上がる酵素!!として紹介されていおり、これは、気楽に熱いお茶や料理に入れられるので歓迎である。 ・なお、私は発酵食品や発酵飲料を作る際には、発酵促進と雑菌繁殖抑制として 多用している(参考まで)。 ④ EMXは高価である、という批判には、個々の価値観によるものなのでコメントしようがないが、抗酸化物質や抗酸化酵素は、家庭でも発酵によって簡単に多量に作ることができる。 -------------------------------------------------------------------- 以上のことから、放射能汚染の基本的な問題に対して、EMにはソリューション(解決策)あることを示した。 しかし、放射能汚染は問題だが、つまるところ健康への影響はどうなのだろうか、 特に気になる点は「内部被ばく・低線量被ばく」であろう。 そこで、別な記事として 国民に知られたくない内部被ばくの真実/細胞損傷リスクを試算 をUPしたので、覗いてみてください。 |
【転載】EM★記事
[ リスト | 詳細 ]
http://www.em-platform.com/blm/modules/d3forum/images/posticon0.gif国民に知られたくない内部被ばくの真実/細胞損傷リスクを試算フクシマの放射能汚染問題は、収束どころか、まだ始まったばかりであり、
これからますます健康問題や社会問題などが顕在化するものと思われる。 既にチェルノブイリ原発事故後の28年間の健康損害等について、数多くの調査報告が公開されている。 原子力推進派(IAEA・ICRP・日本政府)は放射能汚染との因果関係は「科学的に証明されていない」、 として無視する姿勢なのに対し、ECRRや市民・識者たちは科学的な根拠をあげて反発・反論の勢いが増してきた。 この対立する論点と今後の経緯は、フクシマの真実を知るうえで見逃せないものだけでなく、 放射能汚染が、宮城県・岩手県南部、北関東一円そして首都圏に広がっていることよる低線量被ばくや、 僅かな量でも放射能が含まれる農産物・畜産物・海産物を摂ることによる内部蓄積による内部被ばくへの懸念、 更には震災瓦礫や放射能汚染物の焼却処理の広域化等の問題もあり、 少しでも健康に不安を感じる国民にとっては気になって仕方がないと思われる。 1.フクシマとチェリノブイリの汚染マップと汚染基準について ① 汚染規模の色分けと縮尺とが同じ地図があったのでリンクする。 http://pds.exblog.jp/pds/1/201411/20/55/e0247355_14441365.jpg (凡例の色分け汚染区分が不鮮明だったので簡略して書き起こした) http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/s00644s550d228c7d5f6.png ② 復興庁が公表している避難指示区域マップ http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/l00648l550d6372d6f8b.jpg ③ 汚染基準について、チェリノブイリとフクシマ(日本政府)を対比させてみた。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/r00658r55233cc41afcf.jpg ・この日本政府の決めた汚染基準を知って、愕然としたのは私だけなのだろうか・・・。 ・チェルノブイリ周辺国の放射能汚染による健康被害に関する数多くの報告があるにも関わらず、 ・日本政府の放射能汚染による健康問題ががフクイチ周辺だけに限定されてしまったこと、 ・日本政府が推し進めてきた原発の事故への責任問題・補償問題から逃れるための根拠となること、 ・事故以前のQOL(生活の質)には決して戻れない住民の苦悩を無視しようとする人権軽視の姿勢 ・などなど・・・ ・この基準は、チェリノブイリ汚染被害国より遥かに緩いものであることは、 ・日本政府の国民の人権を軽視の姿勢そのものを内外に示したことばかりか、 ・原発事故の後処理問題と放射能汚染問題を解決する技術が無いことが明らかになったことなど、 これでは日本はまるで三流国ではないか、との印象を抱いたのは私だけなのだろうか・・・。 2.日本政府に対する市民・識者の反発について 2.1 ICRP(国際放射線防護委員会)に反証するECRR(欧州放射線リスク委員会)について 日本政府の放射能汚染によるリスクモデルは「ICRP勧告」を下敷き(見解を踏襲)にしているが、 ICRPのリスクモデルは科学的に妥当性はない、としてECRRは反論している。 そこで、考え方の全体構図を把握するためにICRPとECRRについて、以下概観する。 (1) ICRP(国際放射線防護委員会) (参考:国際放射線防護委員会) ・専門家の立場から放射線防護に関する勧告を行う民間の国際学術組織である ・助成金の拠出機関は、国際原子力機関や経済協力開発機構原子力機関などの原子力機関をはじめ、 世界保健機構、ISRや国際放射線防護学会などなどの放射線防護に関する学会、 イギリス、アメリカ、欧州共同体、スウェーデン、日本、アルゼンチン、カナダなどの各国内の機関 ・IAEAなどの原子力推進側の人物がICRP委員会の正会員でありICRP勧告(2007年)にも参加している ・日本との関係について ・2007年の勧告では、1年間の被曝限度となる放射線量を平常時は1mSv未満、緊急時には20〜100mSv、 緊急事故後の復旧時は1〜20mSvと定めている ・この勧告に基づき、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所の事故に際し、ICRPは日本政府に対して被曝放射線量の許容値を通常の20〜100倍に引き上げることを提案した。 ただし、事故後も住民が住み続ける場合は1〜20mSvを限度、長期的には1mSv未満を目指すべきだとしている ・これを受け内閣府の原子力安全委員会は、累積被曝量が20mSvを超えた地域において防護措置をとるという方針を政府に提言した。 (2) ECRR(欧州放射線リスク委員会) ・1997年に結成されれ、ベルギーに本部を置く市民団体 ・欧州評議会及び欧州議会、国際連合、各国の政府等とは関係を持たない私的団体である ・湾岸戦争、イラク戦争における劣化ウラン弾や、チェルノブイリ原子力発電所事故、福島第一原子力発電所事故 などに付随する放射性物質の健康問題に関連した活動を行っている。 ・「ICRPのモデルは放射線リスクを過小評価している」と主張 ・ECRRは、3つの調査結果を発表 ・2003年のECRR勧告『放射線防護を目的とした低線量の電離放射線被曝のもたらす健康への影響 ・『20年後のチェルノブイリ ―チェルノブイリ事故の齎す健康への影響 ・2010年のECRR勧告『低線量の電離放射線被曝のもたらす健康への影響 2.2 ICRPの問題点を指摘するECRRの見解について 調査は膨大かつ難解なこともあったが、参考になった主な情報源は次のとおり。 ・「基準値」の正当性を問う〜ICRPとECRRの基本的観点の相違/内部被曝問題研究会MLから ・<参考資料>ECRR勧告:欧州放射線リスク委員会 ・矢ヶ崎克馬「長崎原爆体験者訴訟」追加意見書 (1) ICRP側(および日本政府)の放射線リスクに対する主な問題点について ・1946年、突然「内部被ばくの研究委員会」を廃止し、外部被ばくだけのリスク見解の方針となった。 以降、内部被ばくに関する検討と報告は一切出されなかった。 ・健康リスク基準については、 ・100mSv/年以上からのみ癌・白血病リスクがありえる、との見解が基本となる ・それ以下の線量では健康リスクは限定的であるとした (これを「安全宣言」という御用学者もいる) ・ICRP放射線リスクモデルは、全身均一な被ばく(γ線外部被ばく)のみである ・リスクモデルに使用した基本データは、長崎・広島原爆による被害者調査によるものだが、 使われたデータは原爆投下から5年後以降の調査データであり、次の点において妥当性はない。 ・ヒカドンの直接被ばくの死者については(殺戮兵器使用だから)リスク別扱いでもしかたないが、 ・その後5年間での死者数は膨大なのだが(3か月後には白血病で死んだという報告もある)、 そのデータは全く含まれていないこと(*1) これは実際には日米共同で調査していたが、そのデータは全く採用されていない、 つまり放射線被ばくによる内部被ばくによる健康損害の実態が隠蔽されていると考えられる。 ・さらに、5年後から使われたデータは、実は生き延びた人たち(=強靭な身体の持ち主)なのである。 ・この60年間にDNAの研究は目覚ましく、ゲノム解読やDNA損傷とその修復メカニズムや 電離放射線によるDNA損傷による健康障害などの因果関係が解明されてきているにもかかわらず、 放射線内部被ばく(α線β線:内部被ばく)による健康リスクについては無視または論議を避けている ・ICRPが容認(検閲)した研究報告だけで健康リスク見解の根拠としている ・2004年低線量内部被ばくに関する意見が報告されたが、報告書から削除 ・2005年ICRPモデルが誤りであることの研究証拠を報告書から排除 ・チェルノブイリ原発事故による多くの健康損壊が明らかになっているにも拘わらず、 独自で調査・検証することもなく、一貫して放射線被ばくによるものではないと無視している ・各国の放射線防護機関の全てはICRPと深く繋がっており、ICRP基準を下敷きにしている ・活動資金はIAEA、核開発・原発関連業界が主であり、委員の大半は原子力推進関係者である ・放射線利用の哲学は、便益と費用を基準とする「功利主義」である ・便益とは、電力需要の増大・雇用の増大・自治体への交付金、漁業補償金など ・含まれていない費用には、廃炉・廃棄物処理・汚染除染処理・健康障害補償など ・政治優先・経済優先・人権軽視・・・である ・内部被ばく・低線量被ばくによる健康リスクの真実の隠ぺい等々・・・ (*1参考)マンハッタン計画(原子爆弾の開発)と原爆投下 ・第二次世界大戦中に原爆開発計画としてスタート ・トリニティ原爆実験(米国ニューメキシコ州アラモード砂漠、1945/7) ・長崎に原爆投下(1945/7/16)死者不明者7.8万人/投下年で9万人/5年間で14万人 ・広島に原爆投下(1945/8/6)死者不明者12.2万人/投下年で14万人/5年間で20万人 (2) ICRP指針を踏襲する日本政府の処置や見解に対する市民・識者の反発について 日本政府の汚染基準や健康損害の不安に対する見解や政府の同調する御用学者などによる安全見解に対し、 多くの市民や識者から反発の声が上がっており、以下イラストにまとめてみた。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/r00659r5523448db3574.jpg 3.原発汚染やチェルノブイリ原発事故汚染等における健康損害実態について IAEAとICRPおよび日本政府と御用学者たちは、世界の原発周辺の健康損害やチェルノブイリ放射能汚染と 住民の健康障害とは(科学的に証明されるような)因果関係は無いという見解でいるが、本当なのか? そこで、改めてチェルノブイリ放射能汚染に関する健康損害の実態をまとめてみた。 ① チェルノブイリ原発事故の健康障害実態について チェルノブイリとウクライナの子供たちの健康(事故直後から25年の観察結果) 報告:ウクライナ放射線医学研究センター ●報告例(1987-1991年)の一部を紹介する《詳しくは本分をご覧ください》 ◇この時期は子供が不調を訴える回数が増加した 極度の疲労:82.7% 衰弱:71.7% 精神不安: 65.9% 頭痛: 52.0% めまい: 40.3 % 不眠: 29.6 % 胃腸の不調: 52.8% 心臓周辺の不快感: 26.4% ◇臨床検査で様々な器官機能障害が見られた 動脈圧の不安定: 70.3% 肺の吸気機能障害: 53.5% 心臓の機能変化: 40.0% 胃の機能障害: 39.6% 運動後の疲れやすさ: 31.5% 免疫力低下:60~70% 肝臓機能の一時障害:52.8% ② ヨーロッパ広域の低線量による疫学的な調査による健康損害例 (図の右1列は、アメリカの原発稼動と健康障害との相関性を表したもの) http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/b00639b55055b553af91.jpg (図引用)「内部被曝についての考察」琉球大学 矢ヶ崎克馬 「長崎原爆体験者訴訟追加意見書]矢ヶ崎克馬 ③ 「子どもの7 割以上が食品汚染で病気−ウクライナ調査報告」 NPO法人食品と暮らしの安全基金サイト より引用 (左)平成24年第5回「市民のためのがん治療の会」講演会の映像 (右)放射線被ばくの本当の危険性 平成24年12月2日(日)ウクライナ調査報告(pdf) http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/p00336p516913a24effd.jpg http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/v00338v516914d10f208.jpg (要点) ・ウクライナでは、 ・低線量地区 0.12μSv/h程度 (=さいたま市レベル)にも関わらず、 ・毎日の食事10Bqで健康被害がでている。 食事に含まれる放射性セシウムが体内に50倍程度に濃縮され蓄積したものと考えられる。 ・ウクライナの子どもたちの調査結果 (a) ピシャニッツァ村学校 足が痛い62%、頭痛47%、のどが痛い36%、痛みなし36% (b) モジャリ村学校 足が痛い72%、頭痛81% のどが痛い59%、痛みなし16% (c) コヴァリン村学校 足が痛い71%、頭痛21%、のどが痛い29%、痛みなし25% ・放射能による健康障害は、非汚染地域に60〜70日の転地保養で一時的に痛みが治っていることから、 やはり内部蓄積(子どもの場合体内半減期は38日)によるものであろう。 などなど、生々しく報告されているので一見されたい。 4.放射能被ばくによる健康損壊のリスク 4.1 放射線被ばくと健康損傷について (1) 活性酸素は身体の細胞にダメージを与える Wikipedia 引用:活性酸素は、大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称である。 一般的にスーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類とされる。 活性酸素は、酸素分子が不対電子を捕獲することによってスーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、という順に生成する。 スーパーオキシドは酸素分子から生成される最初の還元体であり、他の活性酸素の前駆体であり、生体にとって重要な役割を持つ一酸化窒素と反応してその作用を消滅させる。 活性酸素の中でもヒドロキシルラジカルはきわめて反応性が高いラジカルであり、活性酸素による多くの生体損傷はヒドロキシルラジカルによるものとされている。 過酸化水素の反応性はそれほど高くなく、生体温度では安定しているが金属イオンや光により容易に分解してヒドロキシルラジカルを生成する。 活性酸素は1 日に細胞あたり約10 億個発生し、これに対して生体の活性酸素消去機能が働くものの活性酸素は細胞内のDNAを損傷し,平常の生活でもDNA 損傷の数は細胞あたり一日数万から数10 万個になるがこのDNA 損傷はすぐに修復される ・生体へのさまざまなストレスによっても活性酸素が発生する ・放射線による人体細胞への損傷には直接損傷と間接損傷がある (直接損傷)放射線の直接の電離作用によりタンパク質やDNAの分子を切断すること (関節損傷)放射線によって水分子が電離した活性酸素が分子を切断すること http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/b00650b550fe4af67e27.jpg ・放射線は、DNAを直撃して分子を切断することが最も怖いが、活性酸素活性力の強いヒドロキシルラジカルを誘発することである。 (2) 活性酸素によるダメージに対する生体防御機構について 活性酸素は、タンパク質を酸化したり、脂質を酸化したり、遺伝子を損傷する。 ・抗酸化物質は、活性酸素を直接消去(還元)する ・抗酸化酵素は、活性酸素でダメージを受けたタンパク質などを修復したり分解することで 悪影響を取り除いてくれる ・遺伝子の損傷に対しては、損傷の状態に応じて様々な修復機能が働いてくれるが、 遺伝子の2本鎖(ペア)が同時に損傷した場合は、それでも復元を試みようとするが、 復元のすべてが成功するとはかぎらない。 ・復元した形が悪ければアポトーシス(自爆機能)が働いて細胞は死滅し分解消滅する ・しかし、遺伝子が修復できない可能性もあり、遺伝子変異として生き残る。 これが、ガン細胞になったり、臓器・器官内で増殖して機能変質・低下に繋がったり、 もともと遺伝子に隠されていた不安定さが顕在化する場合もある。 ガン細胞に対しては、免疫細胞が働いてその増殖を抑えようとするが、がん細胞の増殖が勝ると発がんとなる。 以上の修復機能は、人が生きている限り発生する活性酸素や自然放射線(地中カラ、上空から、放射性カリウム等)のダメージに対応できるよう、地球誕生以来の生命体や人類進化の過程で築かれてきた生体防衛機能である。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/b00660b5527758ba180e.jpg (3) 食物に含まれるセシウムが体内に高密度に蓄積し内部被ばくする ・全ても食物には放射能(安全?)基準があるが、いまやその基準値以内なら安全である、という風潮が まかり通ってきた感があるが、本当に安全なのであろうか? ・下図は、放射能が僅かでも含まれる食物を毎日摂取した時の放射性セシウムの蓄積量と そのセシウムから発せられる放射線の線量を試算してみたものである。 試算の条件は、 ・30歳以上の女性の平均的な食事(構成) ・全ての食物のセシウム含有量は基準値の10%だと仮定した ・試算の結果は、 ・毎日の食事で摂取されるセシウムは14.15Bq/kg ・それが体内に蓄積される総量は2.023Bq/kg ・そのセシウムによる放射線は全身に被ばくする線量は1.10μSv(9.6mSv/年)となる。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/w00647w550d3c1c51f68.jpg ・この計算式に使われたSv/Bq変換係数は、ICRPの外部被ばく「γ線」のものなのである。 ・なお、内部被ばくでは、γ線のまえにエネルギーの大きいβ線が発射されるものなので、 体内(健康)が受けるダメージは遥かに大きいものになる(詳しくは4.2項にて)。 ・今や、100Bq以下なら堂々と店頭に並び、国や行政は安全であるとは言っているが・・・不安は残る。 「検出不能」(検出限界値以下)と言われると全く汚染されていない食材だと信じさせられてしまうが、 しかし、2013年時の農産物の放射能検査の各県の検出限界値は、 福島県が25Bq/kg、埼玉県が10Bq/kgなのである。 つまり、安心できる食材と思って毎日摂ることにでもなれば、上記例のように体内蓄積され、 知らず知らずのうちに内部被ばくによる健康損害で進んでいく可能性もある。 (4) 内部被ばくによる健康損害のメカニズムについて ・日本政府や原発擁護・推進学者たちは、放射線被ばくは内部被ばくであろうが外部被ばくであろうが、 「同じ線量値なら健康損害に差はない」として、内部被ばくによる健康問題の議論を避けてきた。 ・しかし、内部被ばくは外部被ばくとは根本的に異なるものである、 ・外部被ばくは、γ線による被ばくである(全身被ばくの物理面からの見解) ・内部被ばくは、体内細胞に入り込んだ放射能物質から発す放射線α線・β線・γ線による 細胞損害=健康損害のことである(生物学・医学・保健学な見解) ・フクシマの汚染放射能の大半は放射線セシウムによるものなので、放射線はβ線とγ線である ・外部被ばくはγ線が主であり、全身を透過する途中で疎らに細胞内分子を電離(損壊)する ・内部被ばくは、体内に付着・蓄積した放射能による被ばくなので、β線とγ線の両方である。 内部被ばくで深刻なのはβ線であり、そのエネルギー全てを飛程距離2mm内で使い切る、 つまり(細胞サイズ10μmとすると)連続する200個ほどを局所集中的に原子を電離(分子切断)する、 DNAであれば遺伝子は切断され、生体に備わっている遺伝子修復能力が及ばないと場合は、 遺伝子異変(誤った増殖・子孫)、不安定遺伝子の錯乱、がん化の原因となる。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/t00646t550d34dde03f7.jpg (参考) ・セシウムはカリと似た化学性を持つので細胞内に取りこまれるが、Na-KポンプとKチャネルの KとCsの通過割合が異なるのでCSの方が一定量多く溜まっていく。 ・放射線種で飛程は異なる(更にエネルギーの大きさによっても飛程は異なる) ・α線 空中で4cm程度、生体内で20μm程度 ・β線 空中で2m程度 、生体内で2mm程度 ・γ線 空中では数100m程度 、生体内では数cm〜突き抜ける 4.2 内部被ばく・低線量被ばくによる細胞レベルの損傷リスクを試算 (1) ICRP側には、「内部被ばく」と「内部蓄積」については論議を避けてきた この理由は、 ① 内部被ばくによる健康損傷リスクのメカニズムが明らかになると、ICRPのリスクモデルの決定プロセスや 非科学性が問われ、原発行政や核開発の推進にブレーキがかかるばかりか、健康損害の賠償・補償の問題が世界的に湧き起こることになる。 ② ICRPの内部被ばくについての見解 ICRPは、「同じ線量なら外部被ばくも内部被ばくも健康リスクは同じである」と説明しているが、とんでもない! ・外部被ばくはγ線により全身疎らに損傷を与えるので、健康リスクは軽いものだが、 ・内部被ばくは、α線やβ線によって局所集中的に損傷を与えるのでγ線に比べて遥かに深刻だからだ。 ③ 体内蓄積については、毎日の僅かでも放射能が含まれている食事で体内へ数十倍以上にも 濃縮されるので、内部被ばくや低線量被ばくの問題に注目されるのが避けたいのであろう。 (2)そこで私(高橋GO)は、同量の放射能Bqによる外部被ばくと内部被ばくの細胞に与える損傷リスクを試算してみた。 (前提とする条件) ◆放射能核種はCs137のみとした。 Cs137は、β崩壊でβ線を放出し、その直後にγ線を放出する。 ◆外部被ばくについては、 β線は透過力が弱いので土やコンクリートなどの障害物や空気中でほとんど消滅し、 人体にはγ線だけが到達し、体内でエネルギーを使い切るか、一部は突き抜ける。 試算では、このγ線のエネルギーの全てが原子を電離する(透過量ゼロ)と仮定した。 ・γ線は本来なら、物質との相互作用でコンプトン散乱(低エネルギーγ線+光電効果) ⇒光電効果⇒オージエ電子へとエネルギー使いながら消えていくるものだが、 試算では、全てγ線のままで全エネルギーを電離によって失っていくものと仮定した。 ◆内部被ばくについては、 Cs137が食事によって口から摂りこまれ、胃液で100%イオン化されてすべて腸から吸収され、 全身の細胞にカリウムに混じって細胞内に溜り、タイミングを待ってβ崩壊(β線を放出)する。 β線の体内での飛程は2mmとし、大きさ10μmの細胞200個を連続して串刺しにするとした。 なお、γ線も放出するが、これは外部被ばくの試算結果とほぼ同じ値になる。 ◆つまり、内部被ばくは外部被ばくに比べて「β線の分だけ損傷リスクが大きい」ことになる。 ◆試算では、たった1個のCsの崩壊による細胞損傷リスク (細胞1個あたりの電離原子数)を求めた。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/f00661f5528dd5fa5a81.jpg http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/e00668e552ef67a0968f.jpg (3) 健康リスク不安は更に続く ① 損傷を受ける細胞の数は膨大である ・上記試算は、たった1本のβ線で分子272.8カ所が損傷する細胞が連続200個あるってことである。 ・1Bqとは1秒間に1回崩壊する量のことなので、丸1日なら、60secx60minx24hour=86,400本となり、 損傷する細胞の総数は(x200個なので)、なんと1,728万個にもなる。 (細胞分裂の所要時間は1日なので、細胞分裂の最中に損傷を受けた場合は正常修復は難かしい) ・これはセシウムβ崩壊のたった1Bq量での出来事だから、 食品基準値10%(ほぼ検出限界値)を毎日摂り続けたときの 体内蓄積量は約2000Bqとなるので、 損傷を受ける細胞総数は全身で345億6千万個/日にもなるhttp://www.em-platform.com/blm/uploads/smil3dbd4d8676346.gif ・なら、1年間では、x365なので・・・http://www.em-platform.com/blm/uploads/smil3dbd4d8676346.gif 目が眩んできた、計算はヤメときましょう・・・ ② β線による細胞損傷リスクは、飛程が短いが故に損傷が局所に集中することである、 遺伝子はかなり長い分子構造なので、β線が当たった原子の電離作用で分子はズタズタになり得ることである、(γ線なら1カ所の切断程度の切断だから正常に修復されるだろう) もし、細胞分裂期や修復をコントロールする遺伝子個所等が損傷して変性するなら、 以後の分裂細胞は正常に働かない可能性が高くなる(ゲノム不安定性) 次項(4)は、医学的研究によって明らかにされた部位ごとの損傷メカニズムである。 (4) チェルノブイリ事故の医学的影響に関する研究調査の概要 このサイトはぜひクリックして覗いて欲しい。 「チェリノブイリの長い影」からの 引用:・この章では、人体の臓器と系に分けて説明している。 ・免疫系 ・妊娠女性−胎児−子供間の関係 ・細胞遺伝学的影響および突然変異 ・甲状腺 ・中枢神経系および精神発達 ・特定の代謝異常に特有の特徴 ・骨系 ・検査は3グループの子どもに実施された ・チェルノブイリ災害の放射線学的影響に関して、諸国家の科学者が実施した科学研究調査の結果を いくつかまとめている。 ・ここに引用した試験結果は、莫大な数の研究調査結果のごく一部であり、 このなかには政治的または個人的な理由で機密となっていたか、隠ぺいされていたものもある。 ・ここにまとめられたデータの信頼性は、科学者らの議論により徹底的に検討されてきたものであり、 実際に疑う余地のないものであることが明らかにされている。 5.放射能汚染から身を守る (1) 放射能汚染から身を守るには、現実は難しい ・汚染されていない地域に移住することは簡単なことではない ・故郷は捨てれない ・収入はどうするのか、新生活の資金をどうするか ・国や行政は安全だと言っているが本当なのか・・・ ・汚染されていない食物だけで食事するのは難しい ・汚染した地域で生産した食材には放射能が含まれている ・産直や地産地消が定着してきたので利用を控えるのは難しい ・首都圏北部・北関東・太平洋岸の南東北全域は汚染されている ・地域の食材を使わないと非難される・・・ (2) EMを活用する農業や生活なら、かなり放射能対策にはなる ① 農業や家庭菜園をEMで栽培する (放射能の移行抑制) 農産物への放射能の移行はかなり抑えられる (徹底すればゼロになる) (放射能の低減) 微生物の働きによって放射能の崩壊が早まり、土壌の放射能は急速に低減する (放射線の減衰) 土壌表面に形成された光合成細菌層によって放射線が吸収され、妊婦や子どもたちには少しだけ安心できる これらのことに関する詳しい説明は、反論(放射能汚染分野)を覗いていただきたい。 ② EM活用で得た発酵技術を利用して発酵飲料を作って日常的に飲む ・材料は果物類がいい、ハーブ類もいい てっとり早くは、100%果汁(安い濃縮還元)なら糖分も入っているので砂糖は不要だ。 ・きちんと発酵するには種菌としてEMWが便利だ 発酵を早めたい場合は更にイースト菌を加えるとよい 種菌を入れないと上手く発酵せず腐敗する可能性は高い ・発酵微生物のエサとして砂糖などの糖分は不可欠である ・EMXGoldを少量入れると発酵は確実となる ・なお、発酵食品は頻繁に摂りたいものだが、 ・たいていは塩分が濃い ・ちと家計に響くhttp://www.em-platform.com/blm/uploads/smil3dbd4d75edb5e.gif ③ EMXGoldは放射能障害の特効薬である ということで、EMによる放射能対策の全貌をイラストにしてみた。 ・いかに体内で生成される消化酵素の浪費を抑えるか ・新鮮な食材に多く含まれる食物酵素の重要性 ・いかに体内で生成される代謝酵素の働きを高めるか ・有機EM栽培の農産物は補酵素(ビタミンやミネラル)は豊富 ・発酵食品を多く摂る ・発酵酵素飲料を作って日常的に飲む ・ストレスの少ない居住空間や生活を心がける http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/d00667d552d075b5bee6.jpg (3) 有機EM栽培による農産物の入手に関して ・家族が食べていける農地や菜園があっても色んな品種は作れない ・EM栽培を行っている生産者との交流(交換)は不可欠だし、 近所に生産者が増えないといけない 課題はあまりにも多すぎます。 ------------------------------------------------------------------------ しかしEMには、放射能汚染時代のソリューション(解決策)があることが分かった。 EMを知らない人は知ってる人を訪ねればいい、喜んでボランティアで教えてくれるはずである。 東電や国や行政は、 首都圏、関東〜南東北太平洋側の広大な放射能汚染地域の住民の健康を守ることは決してないでしょう。 福島県の住民にだって「健康悪化は放射能汚染との因果関係は証明されていない」と逃げるはずだ。 原爆症認定訴訟は今だに続いている、国は責任を取らず逃げ回るいことは目に見えている。 もはや、家族の健康を守るためには、自分たち一人一人が自ら取り組む必要があろう。 放射能による健康障害は、医者に通っても決して治るものではない。 放射能汚染がほとんどない盛岡に住んでいる私が、内部被ばくの健康リスク問題を騒ぐことは、 風評を煽ることに繋がる、とお叱りを受けるだろうとことは承知している。 しかし、風評の本質は、真実を隠すことでは決して消えない、根源は信用されていないことである、と思う。 だとするなら、真実を明らかにしたうえで、その問題に真剣に取り組んでいる姿こそが 風評を下火にさせる、風評被害を応援する人々が増える、などの信頼に転換できることではないか、と考えたい。 私には、放射能汚染による健康損害を少しでも軽減できるような、 広く被害者の皆さんを支援できるための具体的な構想を既に描いております。 その時期がきたら、皆さんに呼びかけてまいりたい。 |
http://www.em-platform.com/blm/modules/d3forum/images/posticon0.gif 反論 (水質浄化分野)日経サイエンス誌2012年10月号特集「マイクロバイオーム/細菌に満ちた私」では、人体に共生する微生物数は人体細胞数の10倍もあり、それぞれが人体各所の健康を助けてくれている。
例えば腸内細菌は食物から栄養への分解や、生命維持に不可欠な酵素を生成したり、病原菌やウイルスなどを殺菌したり、免疫機能の向上を担ってくれている、などを明らかにしてくれた。 農業においてのマイクロバイオーム(土壌微生物叢)では、作物の健全な成長を助けてくれるし、海や河川湖沼水系では、水辺・水中・川底海底の植物根に形成するマイクロバイオームとの共生によって環境浄化力を保つことがことができる。 はじめに ( 反論の要旨 ) EMは、農業分野においては、病害虫の抑制、品質の向上、有機資源循環等に貢献しており、 水系分野においても、悪化した水系の水質改善やヘドロ減少を実現し、環境回復と水産業等に貢献してきた。 しかし、全国の環境保健センターは、 ・EMによる汚染された水質回復成功事例の実態を全く調査することもせず、 ・水質浄化の原動力となる水生植物とマイクロバイオームとの共生による浄化メカニズムも理解せず、 ・EMの核心となる働きを引き出せない「稚拙と思われる実験」によって「EMに効果なし」と一方的に結論するなど、EMによるボランティアな環境浄化活動を阻止しようとしている。 さて、『 不存在の証明 』 という概念がある、 この意味は、「あり得ない」とか 「存在しない」ということを科学的に証明することは、不可能である(極めて困難である) という意味である。 つまり、環境保健センターが、いくら実証実験を行おうが、尤もらしい水質データを揃えようが、EMによる水質浄化の成功事例が現実に存在する限り、「EMの効果はない」ことの証明にはならない、ってことなのである。 言い換えれば、 環境保健センターの実証実験では、「EMの効果を出せなかった」 と言うのが正しい結論なのである。 なお、保健センターの実証実験による「EMに効果なし」の結論には、次の観点で反論したい。 ① 水質浄化に成功している事例は、日本や世界には幾らでも存在すること ② 微生物による水質浄化メカニズムを理解せず、EM利用技術も知らない者たちによる実験であること ③ 実験方法と評価方法が根本から間違っていること ④ 環境保健センターには、微生物を使っての汚染水質の回復やヘドロ減少を実現する考えがないこと ⑤「EMに効果なし」と発表するで、EMによる水質浄化活動を牽制していること このことを、いくつかの環境保健センター報告書について、具体的詳細に反論していきたい。 1。 岡山県環境保健センターの実証実験について 以下、年報から引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/i00601i54c6ceb7d07e2.png 1.1 1995年 フラスコ実験について 報告書 p33-引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/i00602i54c6cec8c30f4.png ・フラスコ実験ではEMに効果があるかどうかの判断はできないことを悟ったようだが、 ・この教訓が、次年度の実験で全く生かされていないのは、とても残念である。 1.2 1996年 汚濁湖沼水浄化の研究について 報告書 p54-引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/n00603n54c6ced6c447a.png (1) 実験の目的と評価指標に関して ・「閉鎖性水域の富栄養を防ぐ意味からもEM菌による窒素、リンの除去効果の確認は必須である」 について。 この実験目的と実験方法では、EMを正しく評価できない、と考える。 ・EMに含まれる微生物の菌体は有機物なので、閉鎖空間ではEM投入によって窒素やリンは増える。 ・水中の窒素やリンは、植物や植物プランクトン等によって吸収されて低減するものであり、窒素は、ある種のバクテリアによって一部気化するが、リンは気化しない。 ・EMは、窒素やリンを消滅させる化学薬剤でも魔法の液体でもない。 EMを正しく評価するには、自然環境を模した実験装置で行なわねばならない。 (自然環境を模すとは、土砂底、石、護岸、植物、流木、水流など微生物叢が定着でき環境のこと) EMは、自然界に存在する微生物と共生することによって自然環境の浄化を促進する。 自然環境を模した実験装置ではEMの効果を直接測ることが出来ない、との難点はあろうが、EMによる効果を出しやすくするための実験方法を考えねばならない。 ・EM投入前に、水質の「安定した汚れ」を測定・観察しておく (植物が元気でない方がいい、元気だとNとPが吸収されてしまう) ・EMを投入して水質の変化だけでなく、生態の変化も測観察すべきである。 ・なお、水中のアンモニウムや亜硝酸塩なども測定することで、微生物の多様な働きが見えてくる。 EMだけで自然界の汚染を除去することは不可能であり、EMは自然界が本来持っている 自然浄化力(微生物・植物との共生)が活性化するスターターの役割をするものである。 以下の別の実験や考察でも、このような微生物叢や生態系での浄化メカニズムの認識は見当たらない。 (2) 「障害植物プランクトンの増殖抑制効果」 「水槽実験における水質改善効果」について ともに、「EMによる効果は認められなかった」 と結論しているが、そんなことは決してない、その実験方法では「微生物叢が形成されていない」ことに原因がある。 EMを「水質浄化薬剤」に仕立てあげ、水質だけの測定で効果はない、としているが、 実験方法が根本的に誤っており、EM効果を知る目的での実験としては失敗なのである。 ・参考まで卑近な例だが、私が熱帯魚水槽で「藻の発生を撲滅した事例」を紹介する ⇒ 引用:それは平成6年、私の自宅でのことである。 (装置) 120cm水槽で水草システム方式をめざして構築した。 水草システムとは、 熱帯魚への酸素供給方法を、水槽にエアポンプで空気を送り込むことではなく、 水草の光合成によって酸素を発生させるものであり、外部フィルター(ポンプ)と 底面フィルターや砂底にバクテリアを定着させる「生物濾過方式」のことである。 (藻の発生) 水草と熱帯魚を入れて、稼動3か月ごろから水槽に藻が少しずつ発生しはじめた。 藻は、次第に水草の葉や茎や砂底やガラス壁にまで広がってきて、取って取っても、 砂を洗ってもすぐ増えてくる、水槽はカビ臭くなる始末で、まったくのお手上げ状態になった。 ブラックモーリーやヤマトエビやプレコやコリドラスだって藻を食べてくれない。 (対策) あるとき熱帯魚屋でPSB(光合成細菌系)なる商品を見た歓んだ、 光合成細菌なら家に「EM−1(当時は救世1号)」があったので、早速試してみた。 ・EM1(1/3カップ)と糖蜜を水に溶いて入れた、水槽は茶色(EM・糖蜜の色)になった。 ・5、6時間ほど経過した頃から水は白く濁りはじめ、ついには水草も見えないほど白濁した、 よくみると熱帯魚が水面でパクパクしている、酸欠だ、慌ててブクで空気を送りこんだ。 ・翌日には白濁がだいぶ取れ、ブクも不要となり、3日目には水槽の水は真っ透明になった。 対策したのは、たったこの1回だけであった。 (結果) ・それ以降、何年もの間、藻は一度たりとも発生することはなかった。 水は真っ透明、水草が生い茂り、熱帯魚たちも元気である。 ・給水は水道水を直接入れても平気であり、水替えや砂洗いは皆無であった。 ・ただ、底に沈着したゴミや壁面のくすみだけは、月1回ほど軽く除去する程度である。 この状態のまま水槽は10年近くも問題なく稼動でき、「完璧な小宇宙」となっていたのである。 (成功のポイント) ・藻の発生は水質の悪化が原因であり、微生物による生物濾過機能が働いた ・EMは、有用微生物叢の形成への促すことができた。 (補足) ・熱帯魚水槽のエアレーション方式は、空気を強制的に送り込むものであり、 水流をつくり、熱帯魚に酸素を供給するものだが、この欠点は、水質は悪くなり、藻が発生し、魚も病気にかかりやすく、頻繁に掃除が必要となり、熱帯魚飼育を断念する人は多い。 水槽の有機物(枯草・糞・餌の残り)は、酸化分解されて綺麗になるハズである、 という理屈は全く当てはまらない。 このような水槽(他人)にEMを入れても、藻も水質も改善されなかったが、 その理由は、水質を浄化する「微生物叢が形成されない」からである。 ・熱帯魚の成功の秘訣は、微生物叢が形成できる構造と、EMを投入することに限る。 この私の成功事例から、環境保険センターの「EM実証実験の失敗」の原因を指摘してみたい。 ① 投入したEM液は科学薬品ではない、直接的に水質を改善したり藍藻・緑藻類の抑制はできない。 水質を改善するには、微生物叢を形成できる場所と水生植物が必要である。 ② 微生物叢を液体中に形成することは難しく、底の土砂や流木や石の回わりに形成しやすい。 有機物は、微生物たちによって、アンモニウム ⇒ 亜硝酸塩 ⇒ 硝酸塩 ⇒ 窒素ガス類 へと分解していく。 (光合成細菌:光合成で糖を生成、アンモニア・硫化水素・有害物質を分解/嫌気性) (アンモニア酸化分解菌=亜硝酸生成菌ニトロソモナス/好気性) (亜硝酸酸化分解菌=硝酸生成菌ニトロバクタ、ニトロスピラ/好気性) (硝酸塩を分解する脱窒菌/嫌気性) この微生物たちの棲家(微生物叢)に水が静かに通過することで、硝化分解が進行する。 藍藻類や緑藻類は、 アンモニウムや亜硝酸塩があると発生し増殖する リン酸塩は最も好んで増殖する 硝酸塩が多く(富栄養)ても繁殖する 硝化バクリアたちは、毒性のあるアンモニアや亜硝酸を分解し、安全な硝酸塩を生成してくれる。 水生植物は、硝酸塩やリン酸塩等を吸収して成長し、光合成によって水中に酸素を放出する。 これが、水質浄化のメカニズムであり、藍藻・緑藻類の増殖抑制のメカニズムである。 EMに含まれる微生物は、光合成細菌・乳酸菌・酵母等であり、上記の硝化バクテリアは含まれてないが、 適量なEMを投入することで局所から微生物叢が形成され、自然界に常在する有用菌類や 日和見菌類との共生が始まり、上記バクテリア菌たちが働きはじめるのである。 EMの役割は、腐敗微生物叢を劣勢にし、有用微生物叢メカニズムの始動を助けるものである。 ③ 私の成功と彼ら(岡山県環境保健センター実験者たち)の失敗の要因を比較考察する。 《取組み時期と微生物情報》 ほぼ同じ時期である 私 :1995年、「地球を救う大変革」とEM事例集的な書籍2冊ほど、 EM実践経験なし。 彼ら:1995〜1996年、比嘉照夫セミナー講演要旨集、「環境革命」、他論文は多数、 EM実践経験なし。 《目的》 取り組みの目的が根本的に違う 私 :熱帯魚と水草の元気な水槽、藻の発生の阻止。 彼ら:EMの水質浄化能力の検証、実験が失敗でも構わない、実験の事実が目的であった 《投入資源》 私 :問題解決に要した費用は、EMと糖蜜の計200円程度 藻の大発生に悩まされた期間は半年だが、水質浄化に費やした時間は4,5日だけ。 彼ら:2年度にわたっての職員数名、実験に係わる諸経費(全て県税) 《私の成功と彼らの失敗の重要で根本的な要因》 私 :比嘉照夫「地球を救う大変革」に感銘、EMに環境解決への直感が働いた。 彼ら:比嘉照夫とEMを疑い、EMの働きを信じる感性と想像力がなかった。 既に国や全国の行政の間では、EMへの懐疑・批判が聞こえていた、 微生物が環境を底支えしていることへの認識が浅く、その想像力も希薄であった。 自然浄化力に頼るのではなく、科学技術の力を過信していた このような実験への姿勢は、以下の「水路での実験」「湖沼での実験」などに如実に表れている。 彼らの実験の目的は、汚染水域の水質を改善するための実験・研究ではなく、EM効果をに表面的にでも)評価を下すがためのものであった。 成功事例の(現地やリーダを含む)調査は全く行わなれなったことからも判断できよう。 (3) 「用水路における水質改善効果」について ・昔から水質を浄化する方法として「活性炭」を沈める方法がある、炭の無数の微孔に住みつく微生物によって水質を浄化するというものである。 しかし、ほとんどが失敗している、炭全体がすぐにゴミや泥などの物理的物質で覆われて、しだいに微生物による浄化力は喪失するからである。 ・「ボカシ袋」の投入だって同じことである。 初めは浄化力はあったろうが、常時流れ込んでくる腐敗物質によって勢力が弱くなり、袋にはゴミなどによって目詰まりし、ボカシ有機物は腐敗する。 これは、実験する前から分かっていたはずであり、この実験は明らかに失敗なのである。 しかし、EMを「永久的な水質浄化薬剤」に仕立て上げ、実験の失敗の原因も追究せず、 既に用意されている「EMの効果は認められない」を報告書にまとめたのである。 (4) 「小規模池による水質改善効果」について ・池の容積・水量や流入水量、およびEM投入量と回数が明確に示されていないが、適正に投入されない場合は、効果は現れにくい。 ・本来、池をEM液だけで浄化するためには大量のEMが必要であるが、報告書には、EM活性液を作った形跡はなく、他所からもらってきた程度から判断して、投入量が少な過ぎると思われる。 ・EM液体だけで効果を出すためには、 ・良質のEM活性液を作るノウハウと手間が必要である ・新鮮なEM活性液を、池の汚れ具合や容量・流入量にあわせて頻繁に投入する。 ・緩やかな水流もあった方がベターである、等々。 ・EMが底の腐敗有機物を分解しはじめると浮遊物出ることがあるが、水質が悪くなったわけでなく、有機物の質が良い方向に変わったものである(腐敗有機物⇒分解有機物) しかし、報告書を見る限り、 ・EM培養の形跡はないので、活用ノウハウをも知らないと思われる。 ・効果を判断する基本的な生態系の変化は、全く観察されていない。 ・劇的に変わらないから「効果なし」としたのは、自然相手では早計である。 一般に、EMを家庭や菜園で活用して慣れている人でも、池や湖沼の水質浄化は簡単ではない、ましてや、EMの扱いに未熟な者による実験では、簡単に効果が出るとは思われない。 「EMの効果は認められない」の表現は、正確には「効果は出せなかった」と訂正すべきである。 (5) 「中規模池実験における水質改効果」について、 「浚渫した後にEMボカシ袋を投入したところ、悪臭が消え、透明度が向上したが・・この現象は浚渫の程度に依存している」について EMの効果に否定的な見解になっているが、EMは悪臭対策にも利用されている、 ・EMに含まれる有機酸が悪臭を即効的に中和し、悪臭が消える ・EM投入による微生物群により、腐敗有機物が分解される ・発酵型微生物叢が形成されると、腐敗菌類が果たらなくなる 従って「池の悪臭が消えた」は、EMの効果もあったものと考えられる。 (養殖池での成功事例の多くは、水を抜いた後のEMを散布して底質を改善している) しかし、実験者は、悪臭が消えたのは浚渫によるもので、EMの効果ではない、と結論づけたが、水質浄化の本質に少しでも迫っていれば、EMへの評価は変わった可能性があったと思われる。 (6) 「EM菌による水質改効果」について、 ・「すべての実験においてEM菌による著しい効果は認められなかった」 と結論づけているが、すでに述べたように、これらの全ての実験は、方法や観察が不十分によるものであり、「有効な効果は出せなかった」と修正しなければならない。 実験担当者(組織)には、 ・EMの本質(微生物叢とその形成)の認識はまったくなく、 ・EM培養技術もなく、EM活性液も作れず、 ・EMを水質浄化薬剤とみなしているかような実験方法であった。 このような認識の低さや活用技術のない者たちによる実証実験では正しい評価はできない、 客観的な検証には、成功事例を調査し、偏見を抱かず、実証能力(正しい認識や技術など)がなければならないと考える。 (7) 考察の中に、EMの働きを示す重要な引用があった 引用:なお、「EM菌による汚濁湖沼の水質改善プロセスとしては、有用微生物群による生物相改善によって生態系が正常になり、湖沼内の栄養塩基類は細菌などに取りこまれ、食物連鎖を通して高次捕食者である魚類の生体成分となり、最終的には陸揚げなどによる系外に排出される」とされている。 (出典元:比嘉照夫「EM環境革命」1994) これこそが、EMの自然生態系を蘇生する基本的な理念である。 しかし、残念ながら、実験者たちには、このことは理解できなかった、全く気にもとめていなかったことが、全ての実験を再読して見ると、よ〜く分かる。 例えば、 ① 池のリン酸塩は、どんな微生物でも除去(気化)することはできないものだが、それなのに、リン酸が減っていないのだから「EMの効果は無い」と短絡した、とんでもない! リン酸塩は、自然界では、 ・大半は水性植物に肥料成分として吸収する ・植物プランクトンも喜んで栄養として吸収する ・そして植物プランクトンは、動物プランクトンへ、魚介類へと連鎖が進む ・なお、微量だが、あらゆる微生物の菌体形成にも取りこまれる。 これが水質浄化のメカニズムである。 しかし、植物への移行など連鎖系の観察や測定は全く行っていなかった。 ② EMに含まれる微生物には、有機窒素を消し去る(気化)直接の機能はない。 ・光合成細菌はCO2から糖を産生し、他の微生物たちにエサを供給する ・乳酸菌や酵母も、有機物を低分子へと発酵分解したり有機酸などを産生するだけである。 ・微生物叢が形成されると、硝酸塩を分解して窒素を放出する微生物が増えてくる ・逆に、窒素を固定する微生物だって増えてくる 従って、CODだけを追いかけて水質を測るだけでは水質浄化の現象は掴めない、生態系の変化の観察が不可欠なのである。 (農業分野では、作物の成長性を多面的に計って微生物の効果を知ることができる) ③ 「物質循環が成立し、様々な生物間相互作用が存在する自然生態系である汚濁の進行した池沼においても、EM菌投入による著しい水質改善効果は認められなかった」 と、もっともらしい修飾句が付けられているが、 実験者たちは、「物質循環」や「生物間相互作用」など一切観察していないのである。 例えば、悪臭が消えた、透明感がでてきた、アオコが消えた、エビや貝が増えたようだ、夏場に魚が浮かなくなった、草が増えてきたようだ・・・などなどである。 このような変化は、EMの投入量と頻度にもよるが、1年3年と続けなければ分からない。 彼らの実験は、初めっから自然を観察する気もなかった、と思われてならない。 既に述べたように、EMの効果が分からなかった、実験方法が悪かった、 観測期間が短くて十分な観測ができなかった、のである。 EMによる水質浄化は、決して簡単にはいかない。 EMの成功事例には、 ・多くのボランティアたちが、各自で作ったEM活性液を貯めて持ち込んで皆で投入する、 ・毎週または月に数回 ・水質浄化の拠点となるEMダンゴ(微生物叢の拠点)も投入する このような活動の結果として、半年後か1年後3年後に表れる、経験も重要である。 再三言うが、EMは水質浄化製剤ではない、 自然界のもっとも底辺で活躍する微生物叢を改善するキッカケを作るものである。 その微生物叢の変化を直接観察するか、さもなくば、環境や生態系などの変化を観察することでしか、EMの効果は確認できない。 ④ 「EM菌を汚濁水域に投入することは、外来生物による既存の生態系への侵略である」 について、 彼らの生態系を支える微生物叢の役割と認識が極めて乏しいことがハッキリした。 微生物たちや生態系による水質浄化のメカニズムが全く分かっていないばかりか、想像や推測すら念頭にない様子までも伺われ、水系汚染の回復を根本から解決する方策などないものと推察できよう。 このような曲解や認識不足に対し、以下反論する。 ・EMを構成する乳酸菌や酵母は、食品加工などに持ちられている安全なものであり、 光合成細菌は自然界のどこにでもいる微生物である。 ・EMは嫌気的な性格が強いので、環境が浄化され酸素が多くなると増殖が抑制され、 健全な自然界ではメジャーになることはなく、自然界に蔓延することはありえない。 なお、EMの菌体や死骸は、他の微生物たち等のエサになってしまう。 ・EMによる水質浄化活動で投入するEMの量は、大海の1滴にも満たない量である。 ・日本だけでなく世界中のEM活用の経験では、生態系を乱し悪さをしたという事実は1件もない。 ・EMを投入すると、EMを構成する微生物だけが増殖するのではなく、自然界のさまざまな有用菌が目覚めて有用微生物叢に加わることで、多様な効果が出せる。 EMはあくまでも水質浄化を担う微生物叢づくりのスターターに過ぎない。 ・他国でEMを製造する場合は、種菌を日本から持ち込むことはせず、自国の作られた微生物を使っている ⑤ 参考までに、EMによる水質浄化成功事例を 紹介する 比嘉照夫氏の投稿記事(甦れ!食と健康と地球環境) より引用: 第10回 EMで国造りを目指すコロンビア(2) 09/06/23
・世界最高水準のエビ養殖/週最大600トンのEM活性液の投入能力ある設備 第11回 グアテマラのEMによる都市汚染の浄化 09/07/15 ・アマテトラン湖 第15回 EMで甦った東京の日本橋川(1) 09/10/15 ・浄化されても、行政担当部署や報道機関は無視している現状 ・日本橋保存会の行事の一環として平成18年からEM投入を開始 (日本橋川の堀留橋付近にEM活性液培養装置を設置、週10トン投入) ・EMダンゴは区内の小中学校やボランティアが作って9年間で数十万個を投入 ・結果は、開始数か月で悪臭は消え、ヘドロはかなり分解され、ゴカイやミミズが発生、1年後には大腸菌が1㏄30個以下となり、水泳可能な水質になり、多様な生態系が戻った。 第16回 EMで甦った東京の日本橋川(2) 09/11/10 ・集中豪雨が起こっても悪臭は出なかった、生態系が安定に保たれている ・投入は日本橋川だが、満潮時の逆流により、神田川まできれいになった ・鮎が戻ってきた、 ・潮流により東京湾岸がきれいになってきた(浜離宮・お台場・芝浦運河・羽田空港) ・広島市太田川の事例 ・日本橋・神田川に清流をよみがえらせる会 環境フォーラム「甦れ!日本橋川」 第17回 首都圏におけるEMの水質浄化活動の意義 09/12/02 ・大震災が起こった時、トイレ・風呂などの生活水にも使える 第18回 EMできれいで豊な海に甦った三河湾 09/12/24 ・事例 よみがえる三河湾(その1) (その2 矢作川) 第19回 EMによる漁業振興(1) 10/01/13 ・三重県志摩市英虞湾の事例 真珠組合の取り組み ・大阪市漁業協同組合の取り組み 淀川シジミの復活(3年で5倍以上の漁獲量) 第20回 EMによる漁業振興(2) 10/02/03 ・全国アサリ収穫量調査/EMによる浄化活動地区は右上がりに伸びはじめている 第72回 7年目を迎えた日本橋川EM浄化プロジェクトの成果(1) 13/07/12 ・環境評価基準はCからAに改善、遊覧船が周遊しあじめた ・日本橋川から投入したEMが、神田川・隅田川・古川・目黒川など東京湾沿岸がきれいになった ・多摩川のアユ遡上が年々増えてきている ・これまでのEM投入量の報告 第73回 7年目を迎えた日本橋川EM浄化プロジェクトの成果(2) 13/07/31 ・喜ばしい異変が次々と現れてきた東京湾・・・アサリ、シジミが急増 ・多摩川河口・京浜運河の生物調査 2013.5.25 ・EMによる効果を、当局も報道機関もEMによる効果だとは認めない悲しい性である 第86回 水産養殖におけるEMの活用(1) 14/09/05 ・世界のエビ養殖のウイルス対策に活用されているEM技術 第87回 水産養殖におけるEMの活用(2) 14/10/01 ・海ガニの養殖におけるEMの活用事例 1.3 (参考)「EMによる学校でのプール清掃の実態調査」 これは、Lions Club国際協会(336-B地区)が鳥取および岡山を対象にしたアンケート調査(2009年)結果である。 http://www.lc336b.org/em/em_questionnaire.pdf ・EMによるプール清掃を実施した小中学校の凡そ95%が「良い」「やや良い」と答えている。 ・岡山県でも学校への普及がかなり進んでいるが、全てボランティア活動である。 ・生徒たちによるEMプール清掃には、環境学習としての意義もある。 ・汚いプール水の素足での清掃は感心しない、より安全な水質に分解できること ・生徒たちがEMを米のとぎ汁で培養〜投入〜清掃は、環境浄化の体験とし最適であること ・生徒だけでなく父兄も地域も環境に関心を持つようになる ・岡山県環境保家センターにお願いしたいことがある。 ・EM清掃の実施/未実施の清掃時の汚濁水の水質調査をし、大腸菌が激減していることを知って欲しい ・プール清掃排水は、EM化されているので、水系の汚染を回復する力があることを知って欲しい ・この排水に関しては、「塩素剤を投入することを義務化」しないよう要望したい ・塩素剤は、水系の微生物を殺し、自然回復力を弱めます、 ・下水処理場に流れ込む場合は、処理の負荷を軽減します。 2。 2003年 広島県「EM菌推進しません」 と発表 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/q00605q54d08e2fddae6.png この報道の元となる報告書は、広島県保健環境センターのサイトで見つけれなかったが、要点は入手できた。 ① 広島県の実験は、1996年岡山県環境保健センターと同じ視点の水質重視である。(評価項目:ph,BOD,COD,窒素濃度,リン酸濃度,藻類増殖抑制効果,底質改善効果,低質改善効果) ② 「汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)や化学的酸素要求量(COD)の数値が上昇し、 国の環境基準を上回ったまま、戻らないケースもあった。」 について、 ・EMは微生物群(生命体=有機物)なので、水槽に投入したならBODやCODは上昇するのは当たり前である。 ・投入後に徐々に減少したのは、少しは微生物が働いたのであろう。 ・数値が試験前から下がらなかったのは、投入した微生物の生・と死骸も合わせて計測されるからである。 ③ 「魚介類に悪影響を及ぼす窒素やリンの数値も上がり、赤潮を生むアオコの増殖も抑えられなかった」 について、 すでに岡山県の実験に対する反論/コメントと同じ事になるが、改めて反論したい。 ・有機窒素やリン酸塩は、植物プランクトンや水生植物の肥料成分なことは誰でも知っていることである。、 これによって動物性プランクトン・エビや貝類・小魚などの生態系ができあがり、また、植物は光合成によって水中に酸素を放出し、水系の善循環が維持されるのである。 ・富栄養は必ずしもアオコ発生に直結するものではない、アオコが好むのは、 ・有機物が分解して生成する(有害の)アンモニウム)や、 ・アンモニウムが分解して生成する(有害)の亜硝酸であり、 これらは(EMに含まれない)自然界の微生物たちによって分解・生成される。 ・微生物叢が豊かなら、亜硝酸塩は硝酸塩(無害・植物栄養成分)に分解され、一部は気化する。 リンは気化しないので、閉鎖系では絶対量は減ることはない。 ・EMは環境を浄化する微生物叢の働きを引き起こすキッカケとなるものである、EMに仕事をさせることのない実験ではEMの効果はわからないのである。 ・広島県の実験での、水槽に単にEM液を投入すれば、 ・その分だけ有機窒素やリン酸が増えるのは当たり前である 窒素は一部気化する可能性はあるが、リン酸は減ることはない。 ・実験者たちは「木を見て森を見ず」と指摘したい、 (木とは)実験室や測定器で囲まれて「お得意の水質分析」に頼るだけの判断であり、、 (森とは)自然界の生物循環系(微生物・産生物質・水生植物・・・)の自然浄化力のことである。 EMによる水質浄化の効果は、実験室では確かめることは難しく、大自然の中で技術が確立した。 大自然(生態系)を模すことのない実験室での実験ではEMの本質を評価することはできない。 水槽実験でも、私の熱帯魚水槽の事例のように、本気になって取り掛かれば 「EMで植物プラントンの発生の抑制を実現できる」のである。 参考までに、微生物による水質浄化メカニズムに関して、環境保健センターとEMとでは認識が違う、 【環境保健センターの認識】 浄化する微生物は好気性・酸化発酵分解菌である、 水中に酸素が豊富なら有機物を分解し、酸素不足なら分解できず水系淀みに沈殿し、そして川底・海底付近は更に酸素不足で有機物はヘドロ化し堆積が進む。(お手上げ状態) 【EM投入】
浄化する微生物は嫌気性・有用発酵分解菌類なので酸素が薄い処で働きはじめる。 有機物は乳酸菌や酵母によって低分子に分解され、有害物質は光合成細菌が分解する。 EM微生物群が産生した物質は、常在菌のエサとなり、有用微生物叢が形成され、多くの微生物たちの共生・共同によってへドロの分解が進む http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/r00610r54dabc8f7b475.jpg EMによる水質浄化活動は、環境保健センターの尻拭いをしていことが一目瞭然であろう。 ④ 「EM菌による浄化運動は、福山市や瀬戸田町など県内の約二十市町が取り組んでいる。 条例で利用をうたう安芸津町の公衆衛生推進協議会は「EM菌を投入した海底では、ヘドロが確かに減っている」と、地元の運動に水を差す県の実験に反発」 について、 ・広島県内の市民は、この実証実験の結果を「まるで評価していない」ということである、 むしろ、成果が上がり始めている県内各所のボランティア活動を否定するどころか、市民住民の水質を浄化したい想いと熱意を逆なでし、行政不信を助長することになっている。 ⑤ 環境保健センターには、汚染された水系を、誰が回復するのか、の認識がまるでない、 まるで他人事である、誰がヘドロを除去するのでしょうか?! 環境に目覚めた市民・住民や漁業関係者などの協力をえなければならないのではなかと考えます。 3。 2009年 福島県が「EM菌投入は河川の汚濁源」と発表 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/t00606t54d1a97f9fa7a.png 「実証実験を行った」としているが、手元にある資料によると、 ・EMの培養液そのものの水質(BOD,COD,T-N,T-P)を測定し、 ・下水道や浄化槽から放水する環境基準とを単に比較した だけのものである。つまり、EMの水質浄化の働きを調べる意図は初めからなく、すでに用意した結論「 EMは汚濁源である 」をまとめただけのものであった。引用:有機物濃度を示す生物化学的酸素要求量(BOD)と化学的酸素要求量(COD)が、合併浄化槽の放流水の環境基準の約200倍から600倍だった ・EMは生きた微生物であり、その菌体は有機物そのものなので、BOD,COD等は高いのは当然である。 ・EMを「水質回復のための微生物資材である」という重要な点には一切ふれず、最初から、汚物とし見なす姿勢には、悪意すら感じられよう。 この理不尽な論法をそのまま借りるとするなら、例えば、 ・医者が処方する薬は(病気に効くものだが)身体に毒なので飲んではいけない、塩素剤は(排水の大腸菌などを殺菌するものだが)人の健康や環境を害するので使ってはならない、ということがまかり通ることになる。 さて、報道にある上記講習会の資料には「微生物資材の水環境中での利用に関するQ&A」があった。要点引用:Q1)河川や湖沼において、微生物はどんな役割をはたしているのか? A1)微生物は有機物を分解する(水質を浄化する)という大きな役割を担っています」 Q2)有機物の分解に係わった微生物はどのようになるか? A2)食物連鎖の説明のあと)微生物の死骸などで構成される汚泥やガスが発生する Q3)河川や湖沼の水質浄化をするためにはどうすればよいか? A3)人為的な汚濁である有機物や窒素、リンなどの栄養塩をできるだけ流入させないことです Q4)微生物資材には水質浄化に有用な微生物がふくまれているのに、なぜ河川などに投入してはいけないのか? A4)微生物による培養液には高濃度の有機物が含まれているから Q5)河川などの投入した微生物資材はどのようになるか? A5)汚泥として蓄積する Q6)微生物資材は、環境保全に使用してはいけないのか? A6)微生物資材に期待されている効能がマイナスに働かないような使用法に限定して利用することが必要である。 河川や湖沼に投入することは、水質汚濁につながるおそれが高いので慎むべきです。 要約すると、EMは有機物であり汚泥として堆積するので河川への投入は慎むべきである、と、講習会の参加者を誘導していたのであった。 これに対して反論する。 ① 河川汚染が進行し河口などにヘドロが堆積する要因 ・社会の発展に伴う商工業事業所や浄化槽などから処理排水が多くなってきたものだが、これらの排水には、水質汚濁法による環境基準の遵守を徹底しているはずであるが、個々の排水に含まれる栄養塩は少量でも、河川に合流すれば膨大な量になること。 ・他にも、農業排水や生活雑雑排水なども汚染の要因になっている。 ・また、ダムや堰堤などの取水によって従来の河川水量が寸断または減少し、更にコンクリート護岸の比率が大きくなれば生態系が貧弱になること。 ・また、事業所での処理水に混入が義務付けられている塩素剤の河川での総量は、水系の自然浄化能力を低下させ、更に塩素イオンによる環境悪化に繋がっている。 EM投入量は、河川流量に比べて大海の一滴程度であり、 投入によって河川汚濁が増加する、とする環境保健センターのシナリオは説得力に欠けよう。 なぜなら、EM投入以前から、すでに水質汚染やヘドロ堆積が進んでおり、水辺環境や漁業などの悪影響を及ぼしはじめている現実を認識しているのである。 EM投入による河川浄化活動は、既に顕在化した汚染を軽減しようとする為のものであり、 日本各地や世界に多くの成功事例があり公開されている。 この情報は、環境保健センターはすでに入手しているはずである。 しかし、環境保健センターは、直面する汚染問題に真っ向から取り組もうともせず、汚染の責任や対策をウヤムヤにしようする姿勢すら感じられるのは嘆かわしい限りである。 ② 環境保健センターが理解している水質浄化メカニズムに関して ・「水系に流れ込む有機物は、微生物によって分解されで水質は浄化される」ことは正しい。 ・ただ、この微生物は好気性の酸化発酵分解菌なので、水中の酸素を消費するものであり、有機物の総量が多くなると、水中の酸素は消費されて希薄になり、ついには、有機物は処理しきれなくなって、未分解有機物はヘドロとして堆積していくのである。 ・QA(2)の「ヘドロは投入微生物の死骸である」は限りなくウソに近い、 EMを汚濁源に誘導するための恣意的作文であると思われる。 ③ EMによる水質浄化メカニズムについて ・EMは、嫌気性・有用発酵分解菌群なので、酸素が薄い状態で活発に働きはじめる。 ・乳酸菌は、多糖類などを発酵分解し、それが他の微生物のエサとなり、乳酸は病原菌の増殖を抑える。 ・酵母は、タンパク質などの有機物をアミノ酸などの低分子に発酵分解したり、生理活性物質を産生して、他の微生物たちとの共生を促進する。 ・光合成細菌は、腐敗菌が出すアンモニアや硫化水素などの有害物質を分解して光合成エネルギーを得る。 ・このように、EMを構成する微生物群が産生した物質は常在菌のエサとなり、EMの仲間としての有用微生物叢が形成しはじめる。 ・そして、次第に自然界の常在菌が集まり増殖することによって、EMに含まれていない乳酸発酵菌や酵母類や光合成細菌類や更に多様で多くのバクテリアたちの微生物叢が大きく形成される。 ・この微生物叢の大元となるエサはヘドロ(腐敗有機物)である。 これが、EMによる汚染された水質やヘドロを分解辞去する「水質浄化メカニズム」である。 EMは「 汚染源(ヘドロ)を浄化源(有用なエサと有用菌叢)に変える働きをする」ものである。 「EMは汚濁源である」なんて トンデモナイ! ④ 水質浄化成功事例をもっと詳しく調べるべきである 環境保健センターたる組織が、このような間違いを犯し、公的機関の信用や品格を落とす原因は、 ・EMによる成功事例を全く調査をしなかったこと ・河川の水質管理の権限は環境保健センターにあるという過剰な自意識によること、 ・他県の環境保健センターのEM批判に軽薄なまでに便乗したこと、などが推察されよう。 もはや、堆積するヘドロを解決するためには、環境保健センターには「ヘドロを除去する考えもノウハウも施策すらない」ってことを、真摯に直視すべきではなかろうか。 ヘドロ対策は急務である、環境保健センターの意識を転換すべき時であろうと考えたい。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/l00618l54ea50a1b5c59.jpg なお、EMで甦った東京の日本橋川(1)およびEMで甦った東京の日本橋川(2)をご覧いただきたい、 ・EM活性液の投入場所は一カ所である、たかだか最大週10トンの投入だが、 東京湾の潮流に乗って、上流の神田川、東京湾沿岸(多摩川河口域〜隅田川河口域)の水質が浄化されたのである、そして徐々に湾内に広がってきているのである。 この地域の沿岸には、首都中枢の膨大の量の処理排水が流れ込んできているにもかかわらず、である。 ・汚濁防止法では、平均日量50トンの排水に対して適用されるものであるが、日本橋川では、その規制量の遥かに少ないMAX週5トンである、誰も汚濁法や基準値云々を騒ぐものはいない、もはや騒ぐどことか、歓迎なのであり、水路周辺の商業や観光などが復活しはじまってきた。 さて、福島県でいま最も深刻な問題は放射能汚染であろう。 しかし、今の政府方針による放射能汚染対策では、これから100年は汚染は回復できない。例えば、大雨などによって除染対象外の山林原野や除染基準外の平地等から流れ出す放射能は河川に流れ込み、沿岸漁業産品や農畜産物や水道水などに紛れ、微量でも人体蓄積による内部被ばくの懸念が消えないばかりか、行政や県民が本気になって放射能汚染に対決する姿勢が見えない限り、決して風評は消えないと思われる。 ところが、EMは放射能染対策に有効である事例が福島から次々と報告されているのは朗報である、 つまり、EMによる河川浄化活動は、水質浄化だけでなく、そのままの活動で放射能対策にもなっている、ってことである。 EMを流し続けていくと、ヘドロに含まれる放射能が低減する、ということである (詳しくは「反論(放射能汚染分野)」を参照されたい) 県・保健センターは、県民の健康を守ることが最大の使命であるはずである、EMへの疑念は払拭できないだろうが、ぜひ可能性を信じていただき、市民との協働を切に願っています。 4。 EMを使う河川浄化に「研究者が待った」 (朝日新聞) 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/d00607d54d6f28872014.png 引用:「三重県四日市の環境部によると、 浄化は、EM活性液のほか、液体に米ぬかやでんぷんを混ぜた団子を川に入れる方法。 上下水道局、環境部ともに、一定の効果が出ていると認め、他の川にも広がっている。 そのとおりである、例えば三重県英虞湾における水質浄化実験(平成15年度〜平成17年度)の考察によると、EMの評価は次のとおり。 ・アマモなどの海草藻類調査等においては実験区では経年で藻場分布の拡大が見られたが、対照区では顕著な拡大は確認されなかった。 ・底質については、実験区において、腐敗・還元性・悪臭の指標であるAVS(神明地区)及び汚濁指標であるCODに減少傾向が確認された。 なお、対照区等においてはその傾向が確認されなかった 更に 地域漁業者に対する聞き取り調査においても「マモが増えた」 「悪臭がなくなった」などの回答があり、底質改善への一定の効果があると推定されている。 ・「なお、実験の全期間を通して、底質、藻類等に対し、投入微生物により悪影響を与えるような事象は確認されていない。」と報告にはあった。 三重県は、EMに対して、一定の評価をしているのである。 しかし、引用:四日市大学の松永勝彦教授(環境化学)が警鐘を鳴らす。同教授によると、EM団子にはリンが約2%、窒素が約7%それぞれ含まれる。 ヘドロの分解効果はあるものの、EM団子の分解でリン・窒素濃度が高くなった水や未分解の団子が海に流れ込む恐れがあると言い、 「リン、窒素は伊勢湾での赤潮発生の原因になる」と指摘する。 ・この先生は、広島県や福島県の間違った実験と軽薄な判断を「そのまま鵜呑みにしている」 と思われてならない。 ・EMダンゴについては「ヘドロの分解効果ある」と正直に認めているではないか。 EMダンゴは、それに含まれるEMによってヘドロの分解がはじまり、常在菌と共生してヘドロ分解が広がっていき、藻が再生しはじまって富栄養状態が改善される環境回復資材である。 なお、この先生は、微生物群による水質浄化メカニズムをほとんど知らない、とは思えるが、 善意に解釈すると、朝日新聞の記者の編集のしかた(途中を省くなど)によっては、EMへの懐疑心を煽る意図があったとも考えられよう。 5。 1997年 浄化槽の実験について P42- 引用:http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/k00604k54c6f8049cba0.png 《EMの投入の仕方について》 ・投入したEMの量が足りなかったものと考えられる。 ・EM活性液をなぜ20倍に希釈したのか解せない、対象が液体なので一般には原液を投入するものである。 ・EMは生き物なので、初期始動が肝心である。 量を殖やしたり、投入頻度を上げたりして様子を見る、悪臭が消えたら効いてきている証拠。 ・その後はEMを浄化槽に定着させるに、最低でも週に1回は投入したいものである。 ・定着したとしても、汚水分解能力の限度を超える可能性もあり得るので、月1回程度は投入したい。 《EMの品質について》 ・自農センターからもらった物、とあったので、EMはEM一次培養の活性液だと思われるが、活性液の品質も疑われる、つまり作製ご1〜2週間以内に使い切らないと品質は劣化するものである。 滅菌処理水で希釈したとしても、すぐに使わなけば劣化する。 《曝気について》 ・EMの有用発酵分解は嫌気状態で行われる。 ・曝気(好気状態)では、EMが働かないだけでなく、好気性細菌が優勢となる。 ・実験では嫌気槽があるので、ここでEMが働くことができそうであるが・・・。 結論を言えば、この実験は失敗である、ということだ。 ・EMの投入量が少な過ぎる(初期の投入量と頻度) ・悪臭が消えるまで投入量と頻度を上げるべきであった。 主な成功事例を紹介しよう。 引用:●沖縄県うるま市立図書館における浄化システム ・初期投入量は多いが、安定してからは3か月に1回 ・間欠曝気5界(曝気総時間2時間/日) ・水質は良好、汚泥も減少 ・処理水は中水として再利用(トイレ水洗、洗車、カーペット洗浄等) ●千葉県ショッピングセンターサンモール ・悪臭が無くなった ・汚泥が減少した ●福井県三方上中群若狭町内の集落排水処理施設 ・汚泥が60%減少 ・排水先の川が確実に綺麗に回復した ●岩手県北上市菊池氏事務所 ・10年間汚泥が全くでない ・すべての槽で透明度が高い ・中水として再利用(トイレ水洗等) ・大腸菌は基準を大幅に下回る(塩素使用せず) ・排水は隣接する水田に利用 成功事例は他にもあるが、岡山県環境保健センターの「実験は失敗である」ことが明らかである。 しかし、彼らは、すでに成功事例とその概要を入手でき、調査もできたはずである、特に、沖縄県うるま市図書館の成功事例などを調査や参考した形跡は全く見えないことから、真剣に浄化槽実験EM効果を確認・検証する気は薄かったのではないかと思えてならない。 ・このことは、稼動から1週間でEMが効いているかどうかの判断は出来るはずだが、 ・更なるEM追加投入もしなかったし、原因を専門家に聞くこともしなかったし、 ・その後500日近くも稼動し続けたのは、無駄骨であったと言わざるをえない。 ------------------------------------------------------------------------------ 最後に、各都道府県の環境保健センターの皆さまにに要望したい ① EMによる水質浄化の事例は幾らでもあるので、ぜひ調査され、研究していただきたい。 ② 既に汚染が進んだ河川や堆積ヘドロは、誰が解決すべきものなのか? 考えて対策していただきたい。 よろしくお願い申し上げます。 |
|
「EMバッシングに反論(総論)」:▼
EM農業/土壌微生物叢の重要性について考える:▼
「EMバッシングに反論(総論)」では、国や行政に対する環境回復施策や微生物活用技術等について、
・国や行政は、なぜか「EMを嫌っている」こと ・微生物への認識と利用技術のない技術職員による次元に低い検証報告であること、 ・国や行政や農学の専門家たちの「土壌微生物叢」への認識や活用技術が遅れていること ・EMは国内外で効果が証明されており「科学的・技術的な体系が既に確立」していること ・環境回復の活動に対し、行政は「ボランティアな社会貢献活動」を苦々しく思っているフシがある、などなどを指摘した。 EMは、生き物である微生物資材なので、その効果は「施用環境」と「使い方」に大きく左右される。 EMで効果をあげるためには、例えば農業分野であれば、 ① まずは、農作物に好影響を及ぼす微生物叢の考え方をしっかり理解すること ② 次は、施用対象先の微生物叢を善玉菌優勢系に転換すること。 ③ そして、微生物叢を発酵合成型に育成し維持管理していくこと。 しかし、公的機関が実施したとする実証報告(要点)を拝見すると、 基本的な①に関しては、認識どころか視野にも入っていないし、②および③の考えも技術もないのである。 このような検証側の能力レベルでは、EMを正しく評価できようはずがないと考える。 さて、公的機関のEM検証報告に反論する前に、 EM栽培の「微生物や微生物叢への取り組み」について整理したので、 公的機関が「慣行栽培」で培われてきた考え方との差異を明確にしてみた。 (8) 「EM栽培」と「慣行栽培」の土壌微生物叢の認識と活用技術について比較する 慣行栽培もEM栽培も、ともに収量の向上、病害虫の抑制、品質の向上を目指しているが、根本的な違いは 「化学肥料と合成農薬の施用の有無」と、植物と土壌のマイクロバイーオーム(微生物叢)理念の違いにある。 ① 微生物叢のあり方を中心とした比較 この図は、決して慣行栽培を否定したものではない、しかし人間だって腸内微生物叢が貧弱なら健康は悪化するという常識的感覚から、EM栽培の微生物群の作物に対する健全性を強調したいためのイラストである。 なお、「環境保全型農業」は減・化学肥料と減・化学合成農薬および畜産糞尿や食品廃棄物等の堆肥化をうたってはいるが、土壌微生物叢の考え方や理念から「慣行栽培」の範疇とした。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/f00585f54bb0fffbb7de.jpg しかし、EMをパラパラと撒いた程度で、収量が向上し、病害虫も減り、品質も向上する、という訳にはいかない。 EMの効果をあげるためには、例えば農業分野であれば、 ① まずは、農作物に好影響を及ぼす微生物叢の考え方をしっかり理解できていなければならない。 ・土壌の微生物叢の分類:腐敗型/浄菌型/発酵型/合成型 (腐敗型)悪玉菌が優勢な土壌、病原性細菌も増える、 継続した慣行栽培で腐敗型になる => 易分解有機物を投入すれば腐敗し作物が育たない (浄菌型)悪玉菌が少ない土壌、完熟堆肥づくりで切り返しを行うと高温になり、雑菌が死滅する (発酵型)有機物を嫌気環境で低分子な有機物に分解する、乳酸発酵菌類・酵母などの有用発酵菌 (合成型)光合成細菌:CO2から糖を合成、有害物質を分解、アミノ酸も合成する 窒素固定菌類:空気中の窒素を固定する
・EM栽培が目標とする土壌微生物叢は、発酵菌類と合成菌類が共生し、更に作物と共生する。 ・作物の根から吸収する栄養としての無機態/低分子タンパク質について、 ・慣行栽培では、植物は無機態栄養しか吸収できないとの考えである、完熟堆肥づくり=無機態窒素 ・EM栽培では、植物の根は、低分子のタンパク質、糖類、ビタミン、生理活性物質などを吸収する、 即ち、作物の生育にすぐに役立つ機能的でパワーのある栄養を微生物が作り出す。 ② そのうえで、施用対象先の微生物叢を善玉系に改善すること。 ・慣行栽培の継続によって腐敗型になり、連作によってフザリウムなどの病原細菌が増えやすい。
・中途半端な量のEMを投入しても腐敗型土壌がすぐに改善されるわけではない、 ・思い切って、EM発酵ボカシと一次活性液の量を多くして、を深耕することで、フザリウム菌などの病原細菌が抑制されるはずである。 ・重要なことは、品質良いEMボカシづくりとEM活性液づくりである。 ③ そして、その微生物叢を発酵合成型に管理・育成していくこと。 ・私ごとで恐縮だが、親が行ってきた慣行栽培から私がEM栽培に切り替えた0.7aほどの家庭菜園の病害虫例である、 ・初年度から、化学肥料と農薬を使わなかったので、害虫ドウガネブイブイやテントウムシダマシが爆発的に増えて、秋ダイコンは8割が発芽直後にやられてしまった。 ・3年目にして、テントウムシダマシは皆無となり、益虫であるテントウ虫が目立ってきた、ドウガネブイブイやヨトウムシの被害はほとんど目立たなくなった。 ・EMボカシはさほど入れず、完熟堆肥だけ入れた、EM活性液は月2・3回ほど全面に散布していた。 ・発酵型や合成型の土壌でも、EM散布等を続けていかないと、いつしか腐敗型に戻ってしまう。 収量の向上、品質の向上、病害虫抑制は、土壌微生物叢と作物との語らいを深めることで実現する。 ② EMの発酵培養技術と活用技術について ・EMの目的は、(慣行栽培継続等による)悪玉菌優勢の土壌(腐敗型土壌)を善玉菌優勢の土壌に転換することである。 ・EMは、微生物が休眠状態ぎみのEM1原液をそそのまま使うことはせず、糖蜜(サトウキビ由来の廃糖蜜)などで発酵培養(1次培養)のEM活性液を作ることから始まる。 ・良質の一次培養液「EM活性液」ができれば、更にニ次まで培養できるが、三次培養は微生物群が偏るため勧めない。 ・EMボカシは、米ぬか等を良質のEM活性液発酵液で嫌気発酵させたパワーのある土壌改良資材である。 ・EM原液を数千倍に殖やした活性液は、農地や葉面への散布は更に数百倍に希釈して散布する。 ・腐敗型土壌とは悪玉菌が優勢な土壌のことだが、すべての微生物が「悪玉菌」であるのではなく、大半の微生物は日和見菌(悪玉・善玉どちらにも共生する)なので、腐敗型土壌の主役・悪玉菌をEMで抑え、圧倒多数の日和見菌類と共生することで健全な微生物叢を形成するものである。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/i00579i54b0d06f4d624.jpg 有機栽培でもEM栽培でも、「畜産糞尿」は重要な有機資源である。 ・畜産糞尿は、家畜にEMを施用する(飲ませる、食べさせる、畜舎に散布する)ことで、畜舎は悪臭とハエは激減し、家畜は健康になり、糞尿はすでに善玉菌優勢な半熟有機堆肥となっている。 ・放射能に汚染された牧草地には、スラリー液肥+EM活性液の散布によって収穫した牧草は、放射能の吸収が抑制されるので、サイレージ(飼料)に使うことができる。 (9) 日本土壌学会の「公開シンポジウム報告」に反論する EMバッシングは、財団法人日本土壌肥料学会の「公開シンポジウム報告」(1996年)が原点になっている。 この報告書は現在でも公開されているため、EM懐疑派や批判者が好んでEMバッシングの拠り所として今も使われている。 以下、タイ国の国内共同研究の「EMの効果がない」ことを印象づける箇所について反論する。 (引用は、報告書の画面コピー画像から当該部分を切り取ったものである) ① 「光合成細菌は含まれていない」等について P9より引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/x00588x54bf19a108c88.png
・光合成細菌に関しては、 ブログ 「杜の里から」 農業編 によると、 「スーパーEMは現地製造したものであり、光合成細菌は含まれていない」という情報がある。 もしそうだとすると放線菌も含まれていないと推測する。 (参考までに) 現在のEM1の主要な微生物は、乳酸菌、酵母菌、光合成細菌である (海外生産のEMには、この3種しか入っていない) 乳酸菌と酵母が強く働けば、自然界の常在する光合成菌・糸状菌・放線菌などが増えて共生関係が出来上がるからである。 もし初めっから光合成細菌を重視したいのなら、EM3という資材を利用すればいい。 ・「DNAが含まれていない」は、意味も意図も不明である。 EMに含まれている乳酸菌や酵母菌などの微生物は培養でき、DNAがあるから複製できる。 ・「抗微生物活性は認められなかった」とあるが、これも意味も意図も不明である。 いったい、どのような方法で確認したのだろうか? ・もしEM原液を直接調べたとしたのなら、原液には乳酸などによってPh3.5近辺なので、雑菌や病原性細菌は殺菌されるか増殖すらできない。 ・もしEM活性液を正しく培養できているなら、それもPh3.5近辺なので、同じである。 ・もし、EMを希釈液して散布した結果であるなら、その前提と施用状況を付記すべきである。 ・推測だが、土壌や葉面に散布したら、すぐに病害が抑制できる、と勘違いしているのではないだろうか。 ② 農薬としての効果について P11より 引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/y00590y54c0285061a51.png
・どうやら、実証実験に係わった人たちは、EMを農薬の代用資材であると勘違いしているようだ。 EMの考え方は、 ・土壌微生物叢が有用に働いているなら、病気には掛らない掛りにくい、 土壌が腐敗型だから病気にかかりやすいし、害虫も寄ってくる。 ・EMは、土壌微生物叢を改善するための資材である。 たぶん実験土壌は化学肥料や農薬を使用した土壌であると考えられるので、微生物叢の考えが浅く、EMの土壌への施用方法と施用量が適切でなかったと思われる。 大半の人は、慣行栽培をEM栽培に切り替えた直後には病害虫の発生に悩まされるものである。 自然由来の害虫忌避剤をいろいろ試すのもこの頃である。 しかし、諦めずにEMを施用し続けると、年々病害虫の発生は必ず減少する。 ・キュウリのウドンコ病は、EMセラミックスパウダーを葉面散布して活性液を散布すれば数日で確実に消え失せる。これは殺菌効果ではなく、作物が強くなった結果である、 根元の土壌微生物叢を優勢することで、植物が元気に健康になるからである。 (私の場合、セラミックスパウダー散布は一度だけで、その後その畝は病気は発生していない) ・ま、そうは言っても、キャベツの青虫だけは手ごわい、ネット施用が安心だ http://www.em-platform.com/blm/uploads/smil3dbd4d4e4c4f2.gif 土壌微生物叢が健全になれば、確実に病害虫は減少する。 タイの研究だけでなく、土壌肥料学会の専門家たちや行政の研究指導者たちも、みな土壌微生物叢の重要性に対し真摯に取り組んでこなかったことは、上記(8)からも明白である。 タイの研究結果に疑問すら感じず、EM批判キャンペーンに使ってきたことは、過ちであったことに気付いて欲しい。 ③ 肥料としての効果について P11より引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/g00591g54c0285dd2b02.png
EMをどのように施してコンポストを作製したのか? 対比した他の肥料資材は何か? そしてどのように施用したのか? など全く不明なので、適切なコメントはできない。 しかし、すでに上記などで明らかなように、実証実験者たちの微生物叢に対する認識は低く、EMや微生物の活用技術が全く無いため、病害虫抑制効果や収量向上に関する実証実験の結果報告はまったくもって信用できるものではないと断言したい。 ・EMでの「収量の向上」のカギは微生物叢にあり、全ての有用微生物群が巧みに関係していく。 a) 土壌中の残根・残渣や鋤込まれた緑肥や表面を覆う刈り草マルチなどの有機物は、EMを散布するなどで有用発酵分解されて、作物が吸収しやすい肥料になる。 b) 有用微生物叢では、土壌は団粒化して保湿性排水性と微生物環境が整う。 c) 光合成細菌と窒素固定菌類は、無(無機物)から有(有機物)を創りだす。 ・光合成細菌は、無尽蔵にある二酸化炭素と光エネルギーから糖を合成するだけでなく、腐敗有機物や腐敗することで発生するメタンや硫化水素などの有毒物質からアミノ酸を生成する。 ・根粒菌などの窒素固定菌類は、空気中の窒素を固定して作物と共生する。 つまり、外部から肥料を投入しなくとも、肥料成分を産生できる。
・なお、光合成細菌も窒素固定菌類も、乳酸菌や酵母などが働らく環境で力を発揮する。 d) EMによる土壌微生物叢は、作物の生育を阻害するさまざまな要因を除去してくれる。 ・EMを施用すると、酸化発酵腐敗菌が劣勢になり、土壌中の酸欠は起こらない ・光合成細菌は、土壌の有害物質を分解する ・乳酸や放線菌は、病原性細菌の発生を抑えたり、作物の耐病性や耐虫性を高める e) EMによる土壌微生物叢では有機物は作物が吸収しやすいタンパク質などに分解される。 このことは、作物の根・茎・葉・花・実・種子などを効率よく合成できることに繋がる。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/n00594n54c16f5287f9a.jpg f) 収量の向上には、良質の発酵堆肥を施用することはもちろんだが、EMによる土壌微生物叢は、慣行栽培に比べて、はるかに高収量の可能性が期待できる「食料生産システム」(理想の農業)なのである。 ④ 汚水処理剤として p11から引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/n00598n54c184ee4ca60.png
・「処理剤として」の表現から、EMを化学薬剤的なイメージで捉えていると思われる。 (先の「病害虫」の殺菌効果の評価でも、農薬次元の比較であった) EMは微生物資材である、有用微生物が優勢になって初めて効果が出るものである。 ・「豚の糞による嫌気的処理と生物ガス生産では、EM処理とEMを餌に混ぜて育てた豚の糞による処理とでは低い効果しかみられなかった」について、 この実験で何をやろうとしているのか意図は不明だが、糞尿処理の効果を「生物ガス生産を指標」として見ているフシがあるのは驚きである。 彼らの常識では「糞尿は好気状態で堆肥化する」ことからすると、「嫌気」では堆肥化できない、ってことを言いたかったものと推測する。 EMによる堆肥化は、好気発酵(酸化発酵)で有機物を燃やしてしまう完熟堆肥づくりではなく、有用菌による嫌気発酵によって有機物を植物が吸収されやすい低分子タンパク質に分解したり、植物が健全に成長することに役立つ生理活性物質などを作るものである。 ・豚の糞は液状に近いので堆肥化は難しいく、かなり多くのEM活性液散布なども必要である。 (参考)EMの畜産利用 実証実験者たちには(報告書の行間から察しられるが)EM活性液を作る技術がないと思われる、 そして、適正なEM処理が行われていないと断じたい。 ・「・・・化学肥料と比べて収量が著しく低い」については、 EMによる糞尿処理が不十分と思われだけでなく、不完全な半生肥料は作物の生育を阻害する。 なお、ここでも「土壌微生物叢」に全く目を向けていないことがわかり、EMを評価する能力は全くない。 ⑤ ナマズ養殖での水質の影響 p11から引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/v00596v54c182e43a951.png ・単にEMを流しただけではダメである、エサに活性液を混ぜたか、少量でもEMボカシを混ぜるかしなければ生産性は上がらない。 ⑥ EM施用による環境への影響 p11から引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/f00597f54c182f4b7d41.png ・「違いがないことが判明した」については、 わざわざ報告することで、化学肥料や農薬と同じである、と印象付ける狙いであるなら、とんでもない! 化学肥料は水系を富栄養にし、農薬は水系の微生物叢を弱め生態系を悪化させる要因になっていることは、いまや誤魔化しようのない常識であろう。 以上、主な主張に対して内容面で反論してみたが・・・、 ・ついぞEMによる土壌微生物叢の「本質」に迫ることが一切なかったのは、非常に残念である。 ・この報告は、日本土壌肥料学会が「EM批判の目玉となる根拠」としたものである、 土壌肥料学会の専門家リーダーたちの「土壌微生物叢への認識の程度」が知れた、とも言えよう。 ・植物の健全な成長は「土壌の良し悪しで決まる」とは常識ではあるが、「土壌の微生物叢の良し悪しで決まる」というのが本質である。 (ヒトの健康を語るとき、腸内細菌叢の良し悪しが基本であると同様のものである) ・もう一度、上記(8)にイラストを見て欲しい、 土壌肥料学会が推し進める「慣行栽培」と健全な土壌微生物づくりを目指す「EM栽培」との格差が判然とする。 学問は農学に限らず、研究も実践も普及も自由であるべきである。 なぜ、日本土壌肥料学会はEMを批判するのだろうか? いったいEMの何を恐れているのだろうか? EMに限らず、有機栽培などで健全な土壌微生物叢を志向する栽培に対する評価は、 ・国や行政や土壌肥料学会が決めるものでは決してない、 ・農と食と環境と家族の健康を大切に思う「生活者」によってなされるものであろう、 ・いや、将来を見据えたとき、生産者からも評価・支持されるうるものと期待できよう。 ※ この反論は、EM利用者の私(高橋剛)が独断で行ったものである。 もし間違いがあればご指摘いただきたい、間違いがあれば修正いたします。 最後に、農学の一専門家による論文があったので紹介する ⑦ 日本土壌肥料学会のEM批判を憂う専門家の意見を紹介する 総合農学代5巻1997.11.30より 引用: http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/o00589o54c021ef9b81f.png
いま、まさに岸田氏の仰る予感どうりに、EMは着実に進歩してきている。 日本土壌肥料学会をはじめ、国や行政の実証実験の複数の報告を見ると、 ・どれ一つとっても、「EMの成功事例」を調査や仕組みの研究など、してこなかった。 実験をする前に、EMの専門家にも成功者にも、活用技術を仰いだ形跡がないのである。 ・このような姿勢では、EMによる健全な土壌微生物叢づくりは出来ない、正統な評価ができないだけでなく、 多くの難題を抱えている日本の農業の、未来を切り拓くことはできない失望感すら漂ってくる。 (10) 日本土壌学会1995年/東京農大「EM農法の評価」について
論文引用:(その1)EMボカシの化学性 (その2)慣行農法との比較
http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/v00599v54c20c1420f30.png (その1)について ・「有機農業は「慣行農法の残効や流出肥料成分のお余り・お流れ農法」である」について、有機農業をまともに考えていない人だということが分かった。 ・「環境保全型農業を推進するには」について、 環境保全型農業とは、化学肥料を減らし、畜産糞尿や有機廃棄物物を完熟堆肥にして利用し、農薬も減らすというものである。 しかし、減らす基準は曖昧であり、掛け声的であることが2014年現在の私の農村の実態である。 所詮、化学肥料と農薬使用の慣行農法とほとんど変わらない。 その環境保全型農業を推進しいている人だということが分かった。 ・「ボカシ材料に『EM』を添加しても化学性と窒素無機化量 になんら変化は認められなかった」について、 EMボカシは、単なる有機肥料の一種である、とする認識しかないことが分かった。 EMボカシの主たる目的は、慣行栽培を続けてきた腐敗型土壌を改善ことである。 「窒素無機化量」は、植物は「無機態窒素しか吸収できない」という過去の学説であって、 植物は、低分子タンパク質やアミノ酸を吸収することはいまや常識である。 ・この人は、EMの目的も知らず、利用技術もないことが分かった。EMを評価する資格も能力も無い。 (その2)(実験-2) ・「EM区の野菜収量は慣行区の平均収量に対し48−53%に過ぎなかった」について、 EM区で使用したEMボカシ肥は3.1〜4.0N/10a、慣行区で使用した肥料は15kg/10aなので、EM区の方が肥料成分が1/4〜1/5と少ないので、低収量が少ないは当然であろう、むしろ収量50%前後なら慣行区よりも善戦している、圧勝レベルではないだろうか。 ・「還元糖、ビタミンCが慣行区の1.8倍に達した」についての要因などの考察はなかったが、慣行区に比べて「おいしさと栄養価」が高くなったことが証明されたことになる。 (なぜそうなるのかは、EMを実践してる方ならみな知っている ) ・「しゅう酸は慣行区の1.4倍を示した」について、 シュウ酸は大量に摂ると健康に良くないと言われてるので、この報告では敢えて強調したのだろう、 でも、生で大量に食べるわけではないので健康を心配するはないと言われている。 それよりも、シュウ酸は、エぐ味など野菜・山菜の独特の「風味」「好み」でもあり、EMによって「野菜本来の風味が取り戻せた」ってことが証明された。 以上のことから、この東京農大の実証報告は、 ・EMを批判したい箇所は、ことごとく「まと外れ」で、評価に値するものではない。 ・それどころか、断片的ではあるが、EMの効果を(意に反して)証明したことになっている。 本気で「EM農法を評価する」つもりなら、 上記(8)のどれか一つでも、的確なる論戦なり、的確な実証実験をしてもらいたいものである。 それなら、お互いに刺激や勉強になり、交流の可能性だって繋がるものと期待できよう。 --------------------------------------------------------------------- まだまだ多くの行政でのEM批判の実験報告があるが、その要点を見る限り、 ・EMの本質である土壌微生物叢の切りこんだもはなく、 ・化学肥料効果と化学合成農薬との即効的な効果比較をしたものであった。 もし、EMの本質に迫る公的機関の実EM批判的な調査・研究の報告書があれば、喜んで意見交換したいと考えている。 ********
高橋剛さんの、他のエントリーもご覧いただけます
↓
********
地球環境・共生ネットワークが過去に発行した印刷物のPDFファイルをダウンロードいただけます。http://www.unet.or.jp/download/
は、
ぜひご覧ください。
2014年の4ページに、EM培養拠点の位置が載っています。
EM活性液を使って掃除し、家の周りに散布することで線量が下がります。
定期的にEM活性液の散布を・・・。
使ってみたい方は、EM培養拠点に話してみてください。 ********
|
|
o EM農業/土壌微生物叢の重要性について考える
(go, 2015/1/24 13:54)
http://www.em-platform.com/blm/modules/d3forum/index.php?post_id=59EM農業/土壌微生物叢の重要性について考える「ヒトは微生物たちによって生かされている」とは日経サイエンス誌「特集マイクロバイオーム」の一節である。
食物の消化だけでなく、酵素生成や免疫までもがマイクロバイオームの働きによるものであることは、今や常識となってきた。 農業においても、土壌微生物叢(マイクロバイオーム)が健全でなければ安全・安心・健康に役立つ野菜・果物はできない。 1.慣行農法、有機農法、EM農法の微生物活用 EM(有用微生物群)の積極的な利用による土壌微生物叢(そう)の考え方を説明する前に、慣行農業、有機農業、EM農業について概観してみる。 (1) 慣行農業(化学肥料と農薬を多用) [肥料] 化学肥料、完熟堆肥や微量要素肥料を使う人もいる [作付け] 主に単作、連作することもある [病害虫対策] 農薬散布(殺虫剤・殺菌剤) [雑草対策] 除草剤、ビニールマルチ、刈取り [連作障害] 土壌消毒、天地返し、客土 [生産物] 見た目きれい、虫食い無し、えぐ味、日持ちしない、残留農薬に不安あり [土壌微生物] 腐敗(分解発酵)菌、病原細菌 [補足]・化学肥料の継続使用により土壌微生物は(有機物の投入が少ないために)、悪玉菌(生の有機物を投入するとすぐ腐敗する)や病原菌などが優勢となるため害虫が発生しやすいく、そのためにさまざまな農薬を施用せざるをえなく、ますます土壌微生物は貧弱になる。 ・土壌微生物叢を豊かにする考えがなく、研究もされていない、 ・根から吸収できる養分は分子の小さい無機態である、とする考えが基本にある。 ・収量は多い ・化学肥料や農薬を半減した「特別栽培」の農産物もある (2) 有機農法 (化学肥料や化学合成農薬は一切使用しない) [肥料] 畜産堆肥(完熟元肥・半熟追肥)、緑肥、液肥、ボカシ肥 [作付け] 少量多品種、輪作 [病害虫対策] 輪作、混作、天敵益虫、天然素材忌避液、防虫ネット、耐病性品種 [雑草対策] 手作業、マルチ(ビニール、ワラ、刈り草)、アイガモ(水田) [連作障害] 輪作、混作、 [生産物] 見た目良くないものもある、自然な味、日持ち良い、身体によい、虫食いも混じる [微生物] 完熟たい肥、半熟堆肥づくりに腐心、微生物資材を利用することもある [補足] ・生産物に「有機栽培」を表示するためには厳格な栽培管理などの規定がある。 (3) EM農法 (農作物の成長に不可欠な微生物叢の高度活用) [肥料] 基本は「有機農業堆肥+EM活性液散布」、EM発酵半熟堆肥、EM利用畜産堆肥(半生熟性)、 EMボカシ肥(慣行農法からの転換期) 生ごみ発酵堆肥(家庭菜園) [作付け] 単作や連作が可能(輪作を推奨) [病害虫対策] (慣行農法からの移行直後の病原細菌抑制対策)EM発酵ボカシ+EM活性液、 土壌微生物層が出来上がれば病害虫発生は激減、 適時のEM活性液散布、天然由来の忌避材散布、有機農業と同じ [雑草対策] 生刈り草マルチ(+EM散布は有機追肥効果)、有機農業と同じ [連作障害] 無し(土壌微生物叢が完成の場合)、適時な輪作が望ましい、有機農業と同じ [生産物] おいしい・からだに良い、日持ちが良い、高値で売れる、虫食いは激減 [微生物] ・発酵合成型(発酵菌+合成菌)微生物叢の土壌を志向する。 発酵菌:乳酸生成菌、酵母菌、放線菌 合成菌:光合成細菌、窒素固定菌 ・これらは互いに共生しあって豊かな微生物層叢を形成し、植物の成長を促進する物質を産生する。 光合成微生物:光エネルギーとCO2から糖を合成したり、硫化水素や有毒アミンなども分解して、他の微生物たちや植物に栄養を提供する。 窒素固定菌類:空気中の窒素を固定して、酵母菌類や植物に栄養を供給する。 乳酸生成菌類:光合成細菌や酵母菌から栄養をもらい病害虫抑制物質をつくる。 酵母などの有用菌類:光合成細菌や他の微生物から栄養をもらい、整理活性部室などを産生する。 放線菌類:抗菌物質を作り、病原気の殺菌または増殖抑制したり、植物の免疫を高める。 ( 詳しくは「2.EMによる微生物叢の形成」にて説明する) ・植物の根からの養分吸収に関しては、慣行農法では、無機態(元素に地近い分子)しか吸収できない、とする古典的な考え方であるのに対し、EM農法では、糖や低分子のアミノ酸などのタンパク質類、ビタミンなどの生理活性物質も吸収できる、とする考えに立ち、土壌微生物や菌根圏微生物を豊かにすることを主眼としている。 (人間の健康は、今では腸内細菌叢の豊かさによって保たれているという常識と同じ考えである) 2.EMの活用による土壌微生物叢の形成 (1) EM栽培と慣行栽培の土壌微生物叢の取り組み方の違い 慣行農業(慣行栽培)とEM農業(EM栽培)の土壌微生物叢に対する考え方は大きく異なっている。 ・慣行栽培では、化学肥料および合成農薬の施用を主体とするので、土壌微生物叢の認識は希薄であるのに対し、 ・EM栽培では、農作物と土樹微生物群との良好な共生(マイクロバイオーム)を基軸においている。 このように対比してみると、概念や目的、栽培技術、環境保全、生産者のメリット、生活者のメリットなど、慣行栽培の未来にさまざまな難し局面が予想されるが、EM栽培の未来への可能性は一目瞭然である。 しかし、EMをパラパラと撒くという安易な考えでは、収量の向上も病害虫対策も品質の向上などに成果は期待できない。植物と微生物群の良好なマイクロバイオームづくりにノウハウを蓄積する必要がある。 (2) EMの発酵培養技術と活用技術 ・EMを使う基本は、微生物が休眠状態になっているEM1原液をそそのまま使うことはせず、糖蜜(サトウキビ由来の廃糖蜜)などで発酵培養(1次培養)のEM活性液を作ることから始まる。 ・良質の一次培養液「EM活性液」ができれば、更にニ次まで培養できるが、三次培養は微生物群が偏るため勧めない。 ・EMボカシは、米ぬかを良質のEM活性液発酵液で嫌気発酵させるパワーのある土壌改良資材である。 ・このようなEM培養技術は、原液を数千倍に殖やし、農地や葉面への散布は更に数百倍に希釈する。 ・慣行農法で腐敗型に疲弊した土壌や連作障害のある土壌は、EMボカシ+EM活性液等の深耕で、初年度から土壌が改善できる。 なお、畜産から発生する堆肥は、家畜にEMを施用する(飲ませる、食べさせる、畜舎に散布する)ことで、悪臭は抑えられだけでなく、良質の半熟有機堆肥として(熟成期間大幅短縮し切り替えなしで)使うことができる。 放射能に汚染された牧草地では、EM化スラリー液肥+EM活性液の散布によって作られた牧草によるサイレージは、放射能の吸収が大幅に抑制され、肉牛や乳牛への蓄積がなく、牛乳は基準値を大幅に下がったという事例もある。 (3) 発酵合成型土壌における農作物と微生物叢との共生関係 この図は、EMによって形成された土壌微生物群の共生関係を表したものである。 ・有機物は、発酵菌類によって、他の微生物や植物に有用で利用可能な有機物に分解される。 ・特に光合成細菌は微生物叢の中核的な役割を果たしている。 ・腐敗有機物や有毒ガス類の分解 ・光合成による糖の合成、アミノ酸の生成 ・産生された有機物質は、他の微生物のエサになる、 ・光合成細菌は、腐敗型土壌で腐敗菌とも共生することができるが、M活性液の乳酸生成菌や酵母菌類の働く環境では、盛んに増殖し活性化して発酵合成型土壌の中核となるものである。 ・光合成細菌は、太陽エネルギーや二酸化炭素から糖などの有機物を作り、窒素固定バクテリア類(合成菌)と相まって植物に必要な肥料成分を直接または間接(他の微生物系を経由)に作り出してくれる。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/b00577b54a61c570079f.jpg EMによる土壌微生物群の働きの詳細は、健康宣言21号、健康生活宣言22号および健康生活宣言24号 をご覧いただきたい。 3.国が主導する慣行農業への雑感 (1) 慣行農業について ・戦後の数々の農業政策のもと、慣行農法(化学肥料・農薬・機械化等)の農業技術に進展によって、食糧の安定供給の役割は果たしたものと評価できる。 ・社会が成熟しライフスタイルの変化などにより、環境と健康意識が高まり、有機農業への関心は高まってはいるが、大半の農家は有機農業に切り替えることは出来ず、これからも慣行農業は続くものと思われる。 ・しかし有機農畜産物の人気は、健康志向やグルメ志向や生産者たちとの交流などの「癒しの価値」の観点などから、ますます高まってきており、新たに農業を始めたい若者たちは慣行農業に夢を馳せることはないと思われる。 ・EMによる農業や畜産は、環境・安全・安心・おいしいし、生産者と都市生活者と交流や産直は、ネットやスマホの普及とともに、ますます市民権を確立できるものと考える。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/r00566r548f8622b526a.jpg ・世界主要国における農薬使用量は、欧米に比べて日本はダントツだったが、中国は急激に上昇している。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/x00581x54b2f57349f65.jpg (2) 放射能汚染について ・北関東や南東北は、日本の食料基地でもあるが、放射能汚染によって、農畜産物への潜在的な不安は治まっていない。 ・国の農畜産に対す放射能汚染対策は、極めて限定的であり、除染や減容によって移動した放射能の処理や再拡散の不安は全く解決されていない。 ・放射能汚染に対し、慣行農法では全くの「無力」だが、EMによる農畜産では、放射能汚染から食を守ることができるばかりか、農地の放射能そのものをも低減することができ、各所でその報告が増えてきている。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/y00570y548f8692781bd.jpg --------------------------------------------------------------------- ● 慣行農業によって使用する農薬は、個々には害がないレベルだし残留性も薄れてきていると言われてはいるが、生活者の食への不安は、放射能汚染が加わることによって、ますます健康への不安が懸念される。 ● 参考までに、主要国のガン死亡率をみると、主要国は安定または低下しているのに対し、日本はものすごい勢いで伸び続けている。 http://www.em-platform.com/blm/uploads/webphoto/photos/s00583s54b2f5d6c2519.jpg ガン死亡率の高さは、農薬の使用量と因果関係にあるとは言うつもりはないが、食の問題であることは間違いない。 ・食品に含まれる、残留農薬、合成着色料・甘味料、トランス脂肪酸(=マーガリン、主要国では製造販売禁止) ・医療による放射線被ばく(日本のCT所有率はダントツ)、喫煙など・・・ ● 食は、生きるためには摂り続けなければならない食糧ではあるが、安全・安心だけでなく医食同源でもある。 慣行農業は国民に生きるための「食糧」を供給してきたが、成熟しつつある社会の生活者や病気気味な家族を持つ主婦たちは「健康な食」をますます強く求めはじめている。 有機農産物やEM農畜産物の役割は、安全安心な食の面だけでなく、有機農畜産農家たちとの交流は、ストレスの多い都市生活者を心から「癒す役割」や子どもたちの「健全な心の教育」にも繋がっていくなど、その役割と価値は、ますます重要になっていくものと考えたい。 4.比嘉教授の日本の農業の再生論
比嘉照夫氏の緊急提言 『 甦れ! 食と健康と地球環境 』をご覧いただきたい。 第21回 食と健康、環境を守る農業の未来像(1)10/02/17 第22回 食と健康、環境を守る農業の未来像(2) 10/03/10 第23回 食と健康、環境を守る農業の未来像(3) 10/03/30 第24回 食と健康、環境を守る農業の未来像(4) 10/04/147 第58回 ついに明確となった福島のEM有機農業への道筋 12/06/13 第80回 EMによる創造的な農業生産(1) 14/03/04 第81回 EMによる創造的な農業生産(2) 14/04/03 第82回 EMによる創造的な農業生産(3) 14/05/02 第83回 EMによる創造的な農業生産(4) 14/05/02 第84回 EMによる創造的な農業生産(5) 14/07/03 *********************
高橋 剛(GO)さんのサイトです ↑
↑ 他のエントリーも、ご覧いただけます ↑
**********************
|



