化学物質に過敏。食材はEM育ち。 ∞いのちはつながっている∞

■6000ベクレルを越える放射線量もEM使用で、検出限界値以下■心臓は1%機能しなくなっただけで25%が機能不全に

「検証 朝日新聞とツイッター」

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◆ DND大学発ベンチャー支援情報 ◆ 2016/02/20 http://dndi.jp/

「検証 報道被害・朝日新聞とツイッター」
 -そこまでやるか、EM叩き- 


 
第13回 第4の権力、恣意的に行使されたら-筑紫哲也氏の憂慮
・朝日の記者行動基準に反した7つの言語道断
・朝日新聞本社、記者を注意したのなら紙面で謝罪を!

◇朝日記事の検証をもう一度
 2012年7月に報道された朝日新聞青森版のEM批判記事について、検証のおさらいをしてみたい。朝日新聞の大先輩が、取材の重要性をいくら強調しても現場記者にその真意が伝わらないのは、残念なことだ。
 文章論といってもその要諦は取材にある。勝負は取材、でなければいい文章はかけない、とは疋田氏の遺言だった。“疋田飯場”のDNAはもはや引き継がれていないのだろうか。
朝日、長野剛記者のEM批判記事は、疋田氏が厳しく戒めた(1)安易なレッテル貼り(2)予断が多い(3)決めつけをし過ぎる-という3点を破っているうえ、その取材の多くは「朝日聞記者行動基準」に反したものだった。
記事中の「疑似科学に詳しい科学者」と権威づけした学者二人は、EM批判の急先鋒的な立場にあり、長野記者とはかねてから親しい関係にあった。そのきわどい長野剛記者の取材ぶりを点検してみた。

http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/16022001.jpg


 DND編集長、ジャーナリスト  出口俊一

◇記者行動基準に反する行為

朝日元青森総支局の長野剛記者の取材方法について、朝日新聞記者行動基準に照らしてみようと思う。【 】内は記者行動基準に明記されたもの。その結果は、ひどいものだった。まず、「取材方法」から。

(1)「取材方法」
 【当事者に直接会って取材することを基本とする。特に、記事で批判の対象とする可能性がある当事者に対しては、極力、直接会って取材する】。
評価は、行動基準に反するので「×」
※長野記者は、批判する比嘉氏に反論の余地を与えず、取材をしていない。申し込みすらした形跡がないのだ。それで比嘉氏の「コメント」を記事の都合のよいようにでっち上げる卑劣さだ。こんなことが許されていいはずがない。朝日新聞本社は、謝罪を口にするが、紙面での訂正はしていない。加えて、記者本人は「注意」されているのにもかかわらず、まったく反省の色すら見せていないうえ、問題を指摘されてからもEM批判の特定グループの討論会などに複数回登壇してEM批判記事を話題にしていた。

(2)「インターネットからの取材」
【その際、情報が古くなっていないかを確認する。ホームページから引用する場合は、記事にその旨を明記することを原則とする】
 評価は、これも行動基準に反するので「×」
※長野記者が使った、比嘉氏のコメントは、記事する5年前のネットから引用したものだった、という。「引用に伴って出典元を記載していない」のは致命的なミスで、新聞業界ではそれを剽窃といって厳しく咎められている。引用したのは比嘉氏の著作物から、1行ちょっとの16文字で、それを捉えて「独自理論」と決めつけていた。それを仲間の科学者に、「原理は物理的にナンセンス、非科学的」と言わせ、それをそのまま見出しに仕立てて、世間や一般読者に「EMは非科学的」という誤った認識をふりまいた。それを仲間らが一斉にネットで拡散したのである。その文節の冒頭にある「関英雄先生が確認した」という、そのよってきたる根拠についてはバッサリ削っていた。これはEMを貶める罠のように思えてくる。

(3)「記事内容の事前開示」
【取材先であっても、原稿や記事を掲載前に開示しない。編集への介入を招いたり、他の取材先の信頼を損なったりする恐れがある】
 評価は、行動基準に反するので「×」
※長野記者は、ツイッターでEM批判の記事を掲載することを事前に流していたことが判明している。記事になったのが2012年7月3日付朝刊の青森版だが、長野記者はその1ケ月前の6月7日には「昔は県庁でEMにはまりかけた例があったらしいけど、未然で治まったそうです。(これは良かったですが。)なにか、県内にとっかかりはないものか)」とツイートした。
6月19日には「先日、このEM検証シンポをリードした土壌肥料学会の先生とお話した。EMが諸外国にも輸出される中、日本としてきちんと検証しておかないと、外国から信頼を失う、と思われたそうです。近く、記事化します」と取材の手の内を明かしていた。
 7月1日、記事になる2日前には、「だいぶ前に近く載せます、とツイートして久しいEM記事。やっと載せてもらえる目処が立ってきて、私もホッとしているところです」とツイートすると、ハンドルネームの「呼吸発電」が「お知らせありがとうございます。東京EMサミットと全国一斉投入の日が迫っています。EMの暴走に釘を刺したいですね」と応じた。この辺からEM批判に伴うデマ情報がにわかに拡散されてくのである。

(4)「公正な報道」その1
【原稿はもちろん、取材メモなど報道に関わる一切の記録・報告にも虚偽や捏造、誇張があってはならない】
 評価は、これは記者行動基準に疑問符なので「▲」
※長野記者からの電話取材で、違うことが書かれた、と、青森県庁の担当者が証言した。記事では、沖館川の実地調査の結果が「改善確認されず」と誇張された。県の担当者は、「明瞭な傾向が確認されなかった」と言った。むしろEM投入によってヘドロが一時的にも全地点で減少し、悪臭も緩和されたのだ。が、夏場にはその数値が増加に転じる傾向もあったため、(EMによってヘドロが減少するという)明瞭な傾向が確認できない、と説明しているのであって、ヘドロの減少がEMの効果なのか、どうかについて県の担当者は慎重な構えを崩していない。この年は、台風の当たり年で、その影響もあったのかもしれない。
いずれにしてもEMの効果を否定するものではないことは確かだ。取材は、電話だったらしい。国内外のEMによる河川浄化の事例や業績には目もくれず、青森県のそれも河川のヘドロ調査の断片をほんのひとつまみして、「EM菌効果『疑問』」というトップの見出しに仕立てた。7月11日付続報では、「科学的効果疑問のEM菌」とエスカレートし、過度に追い打ちをかけるような記事になっていた。それ以来、ネットで盛んに「EMは非科学的で、効果なし」というデマが執拗に喧伝される事態になった。

(5)「公正な報道」その2
【記事が特定の個人や法人などを批判したり、意に沿わない内容になったりすると想定される場合、その当事者の主張や反論も十分、取材したうえで、掲載すると時は、読者にもその主張や反論が明確に伝わるように努める】
 評価は、記者行動基準に反するので「×」
 ※長野記者は、そもそも批判相手の比嘉氏に取材をしていないのだから、批判する比嘉照夫氏の反論を載せられるわけがない。極めて公正を欠いた記事だった。長野記者は、7月3日に記事が出たあとになって、沖縄のEM研究機構の当時係長に対し、以下の3つの質問に本日中に答えてください、とメールした。その質問はあまりに抽象的で担当者は、回答に苦慮した。しかし、またそれがまた歪められる懸念があるので取材の目的を確認したが、回答がないので、長野氏への回答はためらった、という。その質問もどこか、ぼんやりして意味がつかみにくい。たぶん、植物に触れたことがないのであろう。
 質問の1は、貴機構は、EMぼかしなど、EMによる農業資材により作物の成長はどのように改善するとお考えですか?
その2は、それはどのようにご確認されましたか?
その3は、貴機構の主張にもかかわらず、土壌肥料学会の報告のような結果がでるのは、なぜだとお考えですか?

 さて、土壌肥料学会の報告では、として長野記者は、1996年の土壌肥料学会のシンポジウムの資料を引き合いに、タイ政府がEM菌の検証研究をした結果、EM菌以外による肥料と変化がないことが示されている、というのだ。つまりEM菌の効果を検証したところ、その効果が明確ではなかった、という指摘だ。長野氏が取り上げたものは20年前の古い情報だ。現在のタイ政府のEM活用の状況をまったく知らないのだ。国を挙げてEM活用を徹底しているタイ政府の現状を知らずして、よくもまあ、こんな愚問を投げかけるものだ、とEM関係者は、あきれている。取材姿勢とか記者の能力がどうかというより、この記者の人間性に疑問を抱いてしまう人は多いだろう。
(※参考:国策的にEMを活用するようになったタイ国)
 そもそもEMによる作物の成長はどのように改善するのか、という質問もどこかおかしい。具体的に何を指しているのかさっぱりわからない。作物って、いったいどんな作物を言うのだろうか。トマト、玉ねぎ、いちご、梨、アスパラ、ニラ、キュウリ、ニンニク、シイタケ、ナス、ホウレンソウ…作物といっても何百種類とあり、地域差もある。作物の成長はどう改善するのか? 相手の事情を考えずにメール一本で、無理難題をおしつける。次から次にと相手を困らせるような質問攻めをする。少しは事前に、自分で調べたらどうなのだろうか。
 そもそもこのような質問は記事を出す前に取材をしておくべきだ。その挙句、続報の7月11日の記事では、その末尾に「EM菌の効果を認めない多数の報告について、朝日新聞はEM研究機構に見解を求めたが、回答はなかった」と、自らの不始末を棚に上げて、その責任をEM側に擦り付けるのである。

(6)「著作と引用」
【記事の素材として、著作物から文章、発言、数字等を引用する場合は、出典を明記し、適切な範囲内で趣旨を曲げずに正確に引用し、引用部分は明示する。盗用、盗作は許されない】
 評価は、記者行動基準に反するので「×」
※繰り返しになるが、長野記者は、引用のコメントをについて出典を明記していないうえ、引用した文章の冒頭にあった『関英雄先生が確認した』の部分を削除しており、全体としても1行半の引用では意味がよくわからない記事になっている。まず、正確な引用とはいえない。このネットからの引用も現物からの引用ではなく、EMを批判している当時、長崎大学准教授(現文教大)、長島雅裕氏の資料を参考にしたとの疑いがもたれている。(長野記者は、否定)。直接面談して、このコメントは、どこから引用したのか、と質問したら、DNDサイトとか、なんとか、意味不明な答えだった。

(7) 「独立と公正」
今回の記事の問題点の中でも特徴的なのは、取材記者とEM批判グループの関係である。
 【特定の個人や勢力のために取材・報道してはならならず、独立性や中立性に疑問を持たれるような行動をとらない】
これは記者行動基準の基本姿勢にある「独立と公正」の項で示しているものだ。朝日新聞本社が「取材姿勢が不適切だった」と問題視しているのにも関わらず、その後もEM批判グループの討論会に登壇していたことは前に書いた通りだ。特定のグループ、つまりEMをニセ科学として貶めるグループの考えを代弁したような内容なのだ。
 EM批判グループの中心的存在の阪大教授、菊池誠氏を疑似科学に詳しい科学者として、この記事の中でEM批判をさせている。記事は、菊池氏の発言をうけて、EMは「非科学的」とレッテル貼りをやった。そもそも、「重力波と想定される波動によるもの」という取材なしで仕組まれたEMの効果に関するコメントだった。水質の浄化に関するEM効果について、比嘉氏は、「重力波」という言葉は使うことはない。長野記者は、それを「独自理論」と決めつけ、菊池氏が「原理的にナンセンス」と一蹴してみせているのだ。
EM批判が記事になったことについて、国立天文台の准教授、大石雅寿氏は、「菊池さんと長野さんの成果だね」とツイートした。大石氏はEM批判記事が出たその日に青森県庁にメールしたり、またEMから手を引けという意味の電話をかけたりしていたことが判明している。
 しかも、長野記者と菊池氏の関係は、これまでにもホメオパシー批判の取材でもタッグを組んだ〓功績“がある。菊池氏と長島氏の二人は、大阪大学大学院時代の師弟関係で、長島氏が教え子だ。長島氏は、「私がニセ科学の問題を単なる趣味以上のものにするきっかけになったのは、大阪大学教授の菊池誠さんのブログの影響が大きいです」と述べている。
長野記者と長島氏は、趣味の世界でも親しいと言われている。さらにEMを批判する国立天文台の大石氏と長野氏も”友達“で、長島氏は、かつて国立天文台に在籍していた。知人のジャーナリストは、菊池氏をトップに仲間の面々がこぞって仕掛けたEM潰し、集団リンチの様相で、組織的な威力妨害の臭いがする、と言った。
 特定の個人や勢力のために取材、報道してはならないと定めても、やろうと思えばなんでもできるのがメディアの怖さだ。新聞社には記者行動基準という“憲法”があるが、それを遵守しないとなると、そんな記者行動基準も虚妄に過ぎなくなる。

◇朝日記事による、報道被害の現実

 私には、朝日の記事に端を発したEM批判は、「集団的リンチ」、「組織的なイジメ」、「新手のサイバーテロ」のように映るのである。朝日新聞のEM批判によってどんな影響が起こったか。それを列記してみた。
1,青森県内の学校におけるEM活用が中止に追い込まれた。
2,膨大なデマ情報がツイッターで拡散され、「水質浄化に重力波?」、「詐欺的ビジネスだ」「オウム真理教と同じカルト教」などの風評被害が広がっている。
3,明治大学や諏訪理科大など大学で開催が予定された比嘉氏らの講演会が中止になった。背景に「効果が疑問のEM」,「ニセ科学だ」との誹謗メールが大学事務局に送られたことが判明している。
4,青森県庁に「カルト的なEMから手を引け」という意味の抗議が長野記者の友人から県庁に送りつけられた。
5,朝日新聞系列のウェブ論座などに青森版の朝日記事を引用したEM批判記事が、長野記者の友人のフリーライターから投稿された。
6,国会内の有用微生物群利活用推進議員連盟の会長や自治体の長に毎日新聞関係者から朝日記事などを使った妨害のメールが送られた。
7,EMイベントが妨害され、宮城県や福島市の後援名義が取り消される。
8,ジェトロの要請でロシアにEMが進出という地元の記事が出たことで、妨害のメールが地元新聞やジェトロに殺到した。
9,ツイッター上におけるEMを中傷、誹謗する投稿が、朝日記事がきっかけで連日、繰り返し行われる事態になっている。誹謗は、EMへの営業妨害から、比嘉照夫氏への人格的信用棄損にまで発展している。
10,比嘉照夫氏を誹謗するツイートが、「呼吸発電」というハンドルネームで、この3年間、毎日、執拗に繰り返されている。「呼吸発電」の人物は特定されている。
11,季刊誌「理科の探検」で、EM批判の特集が組まれ、事実と違う情報が流された。
12,EMを誹謗する講演会が岡山理科大で二年連続で開催された。講演者は、阪大の菊池誠氏、法政大学の左巻健男氏で、内容が酷すぎるという指摘に、大学側がEM研究機構に陳謝した。
◇筑紫哲也氏の憂慮
新聞は第4の権力であり、それが恣意的に悪用されたなら、「何が、だれがそれを掣肘(せいちゅう)できるのか」と、その特殊性や危うさ、難しさに言及したのは、元朝日新聞記者でニュースキャスターを務めた故・筑紫哲也氏だ。
それはピューリッツアー受賞のジャーナリスト、ハルバースタム氏著の『メディアの権力』の翻訳に携わった筑紫氏が、訳者まえがきに寄せた一文で指摘していた。
筑紫氏は、デモクラシーの下では行政、立法、司法の三権とその分立関係が憲法などで明文化されているが、それに対して第4の権力、新聞などマスメディアにはそのような規定がない。その意味で、きわめて特殊な権力だ、とその処方に戸惑いをみせる。
つまり新聞などマスメディアの、権力として巨大なシステムができあがってくると、その特殊性の故に別の問題が生ずると指摘し、以下のような問題を提起しているのである。

「他の三権の間には分立、相互抑制の制度的、法的保証があるが、マスメディアに対しては、そういうものがない。すぐれて個人的努力に負うところが多い営為なのだ」として、「その個人たちが自分の持っている権力(影響力)を恣意的に行使した時に、何が、だれがそれを掣肘できるのか」と訴えるのである。記者が、その影響力を恣意的に行使すれば、仲間と組んで第三者を貶めたり、犯罪者扱いにしたりすることも難しいことではない。EM批判を仕組んだ朝日新聞の問題は、まさしく筑紫氏が危惧した通りの構図になっているのである。
しかも、さらに厄介なことに、と前置きして「この掣肘役を他の政治権力や法規定に委ねることにすると、今度は言論の自由そのものを扼殺(やくさつ)しかねない危険がある。元も子もなくなってしまう」と危惧し、第4の権力は、その特殊性と危うさはらんでいるために、恣意的な権力の行使は許されないことであり、それを掣肘する、それら権力の乱用を抑止するものは唯一、記者自身の個人的な努力に委ねられるもの、というニュアンスをわずかに読み取れるのである。
そのために新聞各社は記者の行動基準を定めているのであり、その行動基準に照らして違反している行動や取材姿勢が明らかになれば、厳しく対処すべきなのは言うまでもない。
比嘉氏に取材をせずに「重力波」という難解なコメントをネットから引用し、それも出典を明示しないために読者に誤解を与えた長野記者のEM批判記事について、朝日新聞本社は、本人(長野記者)に注意し、EM研究機構に対して口頭と文書で謝罪した。
が、新聞紙面での謝罪、訂正、記事の削除には応じておらず、間違った記事がいまだに引用されネットで拡散されている。朝日新聞とツイッターによる、新しい形態の「報道被害」は、日ごとにダメージを強め、やむことを知らない。

 ≪次回に続く≫

【訂正】
シリーズ「検証 報道被害・朝日新聞とツイッター」
-そこまでやるか、EM叩き-の第8回
・EM批判は由々しき「沖縄差別」
上記の記事中、写真のキャプション等に「(EMで〉ヘドロが消え、砂地が広がってきた
沖館川の西滝橋右岸」とあるのは、正しくは「相野橋右岸」でした。訂正します。

■【朝日新聞記者行動基準】
http://www.asahi.com/shimbun/company/platform/kisha.html

「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き-
第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php

第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php

第3回:EM攻撃は朝日から始まった
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php

第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php

第5回:国立天文台執行部が下した決断
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php

第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php

第7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151101.php

第8回:EM批判は 由々しき「沖縄差別」
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151111.php

第9回:片瀬久美子の記事に虚偽浮かぶ
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php

第10回:「捏造」という片瀬久美子の現実
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151127.php

第11回:「捏造」という片瀬久美子の現実 続報
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151209.php

第12回:朝日大記者、疋田桂一郎氏の3つの戒め その1
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151226.php

◆ DND大学発ベンチャー支援情報 ◆ 2015/12/26 http://dndi.jp/

「検証 報道被害・朝日新聞とツイッター」
 -そこまでやるか、EM叩き- 


 
第12回 朝日大記者、疋田桂一郎氏の3つの戒め その1
・「報道被害」を提起した「ある事件の間違い」レポート
・もう一度『新聞記者 疋田桂一郎とその仕事』に学ぶ
・柴田鉄治氏、外岡秀俊氏、鎌田慧氏らの秀逸な人物評
・朝日新聞に問う! “疋田飯場”のDNAはどこに消えた?

 戦後を代表する新聞記者のひとり、と紹介すれば、どれだけのことを知ってそう言うのですか、と無言のうちに睨まれそうな気がするのだが、その無礼を承知の上であえて申せば、看板コラムを担当し、ある事件記事を検証したレポート「ある事件の間違い」などの筆者で、朝日新聞記者の故・疋田桂一郎氏をまず挙げたい。「ある事件の間違い」、その冒頭、「警察発表は疑いながら聞くもので疑わない方が記者の怠慢といえる」とズバリ本質に切り込む。このレポートをベースに書かれた『支店長はなぜ死んだか』(上前淳一郎著)をご存知の方もあるでしょう。75年5月、ある銀行のエリート行員が重度障害児の幼女を「餓死させた」という罪で逮捕された。その後、有罪判決を受けて自宅に帰る途中に電車に飛び込んで自ら命を絶った、という痛ましい事件だ。「報道被害」、メディアの責任が問われた事件でもある。疋田氏は、記者の取材メモや聞き取り調査を進め、供述書や公判記録を丹念につき合わせながら、報道の矛盾と問題点を浮き彫りにした。事件記者の現場を踏んだ一人としてこのレポートには、強い衝撃を受けた。疋田氏の人物像を詳細に綴った『新聞記者 疋田桂一郎とその仕事』(柴田鉄治/外岡秀俊編、朝日新聞社、2007年11月刊)には、その一部始終が収められている。記者必読の書だろう、と思う。いまでも何かあると、書棚から抜いてページをめくると、ジャーナリストの気構えを再び呼び覚まされる思いがする。 DND編集長、ジャーナリスト 出口俊一


◇外岡秀俊氏が見た疋田氏
 「記者という生き方」について、この本の編者で朝日元ジェネラルエディター(編集局長)の外岡氏がその「序にかえて」の中で触れている。「新聞記者は、組織ジャーナリストの一構成員であり、一職業である」としながらも「新聞記者は一つの生き方を指すのかもしれない、という気もする」として、「ジャーナリストである記者であるかどうかを判断する場合も、組織に所属しているか、それで生計をたてるかどうかは、本質的な基準ではないだろう。裏を返せば、職業としての記者を任じている人の中にもジャーリストの名に値しない人は多くいるだろうし、職業についていない人の中にも、ジャーナリスト精神に富む人々は数多い」と語り、疋田氏はその本来の意味で、「骨の髄まで記者という生き方を貫いた人であった」と紹介していた。


◇柴田鉄治氏の疋田評
 もう一人の編者、柴田氏は、この本の巻末の「結びにかえて」の中で、今回、疋田桂一郎記者の仕事をまとめて世に問おうとしたのは、「いうまでもなく、疋田さんの仕事を通じて、新聞とは何か、新聞記者とはそもそもどういうものなのかを、多くの人たちに知ってもらいたいと考えたからだ」と出版の意義に触れ、さらに疋田氏は、新聞がネットなどに足元を脅かされるずっと以前から「読者の信頼を少しずつ失ってきたことにいち早く気づき、警鐘を鳴らしつづけるとともに、新聞改革の必要性を叫び続けてきた人なのだ」という。疋田氏になる事件記事の検証レポートが社内報で紹介された数年後、犯罪報道、事件報道の在り方が問題になり、「報道被害」という言葉が生まれた。朝日新聞をはじめ各メディアでもその対応を迫られ、取材方法を改めたり、事件報道に関する新たなマニュアルを作ったりしたのである、として「疋田レポートは時代の先取り」だったと柴田氏は語っている。

◇鎌田慧の疋田評
 本書にはもうひとり、疋田氏について語った人物がいる。ルポライターの鎌田氏は、疋田氏の印象について「やさしい眼差し、風のような身のこなし方から、あの透明感のある文章が生まれたのだ、と私は納得させられていた。すべて控えめで、静かで、かつての大記者というよりは、隠遁した無欲な老師という風情だった」と語り、彼の文章の極意である「無味無臭、真水のような」構え、「それはさまざまな修羅場をくぐり抜けてきた錬達の士の自然体でもあった」と書いている。
その鎌田氏も「ある事件記事の間違い」に言及している。「その人となりのように、ち密にして沈着な文章」と前置きして、「いつものように華やかさはなくいかにも重いのは、同じ社の後輩の文章を槍玉に上げ上げなければならない躊躇いもあるが、決して一記者の錯誤を突いているだけでなく、自分が依拠してきた新聞記事そのもののあり方への糾弾となっているからである」と疋田氏に理解を寄せる。
「警察につかまるのは悪人にきまっている。悪人については何を書いても構わない、とでもいうのだろうか。このような事件報道が、人を何人殺してきたか、と思う」という疋田氏の憤怒の叫びに呼応して、「この指摘は、ほかならぬ新聞記者自身の自己批判として時代に先駆け、いまなお燦然と輝いている」と続けた。
そして、「(新聞が)欠陥商品であったなら、経営者にとってのダメージのはずだ。製造者責任ばかりか、人権侵害がくわわる。職業意識と品質管理の徹底、あらたな記事の評価基準の設定、それは疋田さんの遺言でもある」と喝破しているのである。鎌田氏の疋田評も深く感じ入った。

◇日本記者クラブ賞で「新聞不信の声」
 疋田氏は、新聞改革の提言として「わたしの言い分」欄を創設した。「少数意見を大事にしよう」という趣旨で、自らその実践の場として1ページの大型インタビュー記事を載せる欄を作った。この企画記事によって疋田氏は、1980年度の日本記者クラブ賞を受賞した。
 さて、この受賞の時の挨拶を含め、新聞記事、記者の在り様について、疋田氏が何を語ったのか。その極めて重要と思われる主張をふたつほど、少し長めの引用になるが紹介したいと思う。
そのひとつは『1980年度日本記者クラブ賞「わたしの言い分」受賞の言葉』だが、35年前とはいえ、まったく古さを感じさせないばかりか、いよいよ疋田氏の杞憂が現実的に深刻の度を増しているような気がしてくる。


 「日ごろ記事を書き、取材で歩いている間に、ひとつ、気になってならないことがあります。世間各界各層の方々から聞かされる新聞不信の声です。どうも近頃の新聞は困る、というさまざまな指摘です。私の実感では、これが年々厳しくなってきているような気がします。(略)いったい今日の新聞不信の由来は何なのか」
  新聞不信の声を指摘して、その背景をこう述べているのだ。
 「私の考えるところでは、一般に、世間の方が新聞に求めている情報の正確さと公正さの水準と、今日の新聞がこたえている情報の質との間に、多少のズレがあるのではないか。世間で実生活者が常識的に描いている世界像と、新聞が映している世界像との間に、少し隙間があいてはいないだろうか。あるいは、ものごとをより多角的、多面的な鏡で乱反射させなければ、今日の読者は満足してくれない。ところが、新聞は依然として一枚の鏡ですべてを映している、というふうなことはないか」

◇記者研修で「勝負は取材」
本書の第3章では、「取材の原点にかえれ-10年記者研修講義」の内容が詳しく紹介されている。新聞文章の質について語ったそのエッセンスを引用する。
とくに冒頭の「文章論」の中で、「われわれの仕事の勝負は取材にあるんだ、ということです」と述べて、
・よい取材なしによい仕事ができるわけがない
・説得力のある記事とか、人の心を打つような文章とかいうものは、必ず、材料が素晴らしいものである結果そうなるのであって、その逆ではない。
・文章だけでは人の心をうつことはできない。
 と確かな取材の重要性を強調して、「勝負は取材にある」と断じるのである。
そして、いくつかの記事のチェックポイントを教えてくれている。
「記事のどういうところに問題があるのか。新聞文章について私がよく品質を問いたい、チェックしたいと考えることをいくつかあげてみます。まず、人物なり、出来事、現象、事柄に対して安易にレッテルをはることをチェックしたい。それから、すべて世の中の姿を一枚の鏡に映して見がちであること。もっと何枚かの鏡で多面的に映し出す努力をしないと、世の中の姿は見えてこないんじゃないですか。どうもわれわれ、物事をわかったような顔をして書きすぎているんじゃないか。先ほどのレッテルばりもそうですが、予断が多い。決めつけをしすぎる。私だけの感じ方でしょうか。何か、さっと割り切った、気持ちよさそうに断定的に書かれている記事というのは、そのことだけでなんとなく疑わしいという感じがこのごろしてならない」

疋田氏の指摘するのは、以下の3つの戒めだ。
(1)安易なレッテル貼り
(2)予断が多い
(3)決めつけをし過ぎる
以上を読んで、そうだなあ、とか、そういうことって多いのではないか、という印象をもたれたのではないか、と思う。

◇朝日記事の検証をもう一度
 次回は、もう一度、2012年7月に報道された朝日新聞青森版のEM批判記事について、検証のおさらいをしてみたい。朝日新聞の大先輩が、取材の重要性をいくら強調しても現場記者にその真意が伝わらないのは、なぜか。“疋田飯場”のDNAはもはやどこにも引き継がれていないのだろうか。
 勝負は取材、でなければいい文章はかけない。取材なしでコメントをでっちあげるのだから言語道断なのだ。しかし、3つの戒めどころか、取材先で、まさか「だまし討ち取材」を働く記者がいようとは、疋田氏だって想像しなかったに違いない。「新聞不信の声」、長野記者の取材を受けた大半が、嫌な思いをさせられていた。わたしは、こちらも新聞不信に拍車をかける罪深いことだと思う。次回、EMを一方的に批判した長野剛記者の取材姿勢を点検してみたい。

 ≪次回に続く≫

「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き-
第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php

第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php

第3回:EM攻撃は朝日から始まった
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php

第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php

第5回:国立天文台執行部が下した決断
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php

第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php

第7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151101.php

第8回:EM批判は 由々しき「沖縄差別」
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151111.php

第9回:片瀬久美子の記事に虚偽浮かぶ
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php

第10回:「捏造」という片瀬久美子の現実
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151127.php

第11回:「捏造」という片瀬久美子の現実 続報
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151209.php

11回 「捏造」という片瀬久美子の現実 続報
-面談取材は、取材のイロハのイ-
どうする、消えない片瀬の嘘八百
 
 ペンネームに敬称は不要と考えているので、フリーライターの彼女は、片瀬久美子と呼ぶことにしている。本名は、ネットで検索するとすぐに判明したが、またよからぬ騒動になりそうなのであえて触れない。前回のメルマガ、「『捏造』という片瀬久美子の現実」の続報である。
  DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一


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:Synodos』に寄稿した片瀬の記事から、赤線は筆者
 
片瀬からの回答
大沼には、たとえ試験沼だろうが、予備実験だろうが、小さな湖だろうが、函館市が提供した沼だろうが、片瀬が言うようなそんな実験を含めて1滴もEMを投入してはいなかった。しかし、それでもやった、と抗弁するのであれば、具体的にいつやったのか、片瀬はその日時を明示すべきなのだが、「指標が頭打ちで効果がなかった」というばかりで、いつやったのか、肝心の「When」、いつ、だれが、どこで、というニュースの基本、そのいつが、すっぽり抜け落ちているのだ。
朝日新聞、長野剛氏の記事をはじめ、EMを批判するグループの嘘を見抜くには、ふわふわしたあいまいな時間軸を探ればいい。虚偽や捏造というものには、常に時間軸が揺らぐものだ。
「効果がなかった」、「指標が頭打ち」、「投入を断念して別の方法に切りかえた」などとデタラメを書かれた北海道函館市の環境保護グループ「大沼水質浄化研究会」会長の榊清市さん、副代表の沖田豊さんらは連名で片瀬に訂正を求めて質問状を送付した。その質問状への回答が届いた。お二人は、その文面をみて「なんと失礼な回答だろう」と互いに顔を見合わせたという。
榊さん75歳、沖田さん65歳、彼らもまた茨城県のNPO緑の会理事長、恒川敏江さんらと同じような志をもって函館の環境のために活動している。片瀬は科学者なのだという。そんな科学者を装って社会貢献に徹する尊いお年寄りに牙をむく。
 
片瀬の釈明、いくらなんでも・・・
回答書によると、「重大な虚偽にあたる」として榊会長らが強く訂正を求めた105日付『Synodos』の寄稿の本文中、「実例として」の部分について、片瀬は、「EM投入だと効果がでるのに時間がかかるというのを、『EMを投入し続けても水質の指標は途中から頭打ちとなり期待したほどの効果がでなかった』という意味と理解していた」と釈明したという。
実際にその記事をみると、記述した当該部分に線を引いて「削除」します、と手を加えた。訂正してみせたが、謝罪はしない。そのかわり、6項目に及ぶ倍返しの質問を求めてきた。どうして本名がわかったのか、という質問もあったらしい。
さて、この片瀬の釈明、どうすればこうなるのだろうか。「効果に時間がかかる」というEMの説明を聞いて、「水質の指標は途中から頭打ち」になり、「期待した効果が出なかった」というEMの効果を否定するような結論にすり替えて、「という意味と理解していた」との言い訳は、あまりに見苦しい。どうも正しく見る、という資質に欠けている。こういうのをメディアの世界では「歪曲」とか、「捏造」というのである。
 
片瀬のブログも線で削除、「誤認した」
2013
4月の片瀬のブログ「新聞記事とEM菌(2)考察偏」でも「EM菌の大沼投入」に加え、「EM菌を投入することで水質が悪化してきている…」と書いていた。が、ここでも一部訂正していたことがわかった。
 新たに差し替えた文面は以下の通り。
 「次に紹介するのは、水質が悪化してきている沼を改善する方法としてEM菌を投入する検討をしていた市民団体(大沼水質改善研究会)の例です。(←誤読回避のために、語順を変えました)本沼から分離している小さい沼を試験用の沼として、EM菌を投入して水質改善を検討していましたが、ある程度の効果はあったものの、どうしても満足のいく水質までには達成できずにいました。(←誤認がありましたので、この部分を削除します)」
  しかし、一部削除、訂正としているが、修正前の原稿はこうだった。
「次に紹介するのは、EM菌を投入することで水質が悪化してきている沼の改善を試みていた市民団体の例です。本沼から分離している小さい沼を試験用の沼として、EM菌を投入して水質改善を検討していましたが、ある程度の効果はあったものの、どうしても満足のいく水質までには達成できずにいました。新たな対策として水中に不足している酸素を供給できる細かい空気を送り込む装置を設置して試したところ、元々沼に生息していた好気性菌(活動に酸素を必要とする菌)が活性化して問題となっていたヘドロを効率良く分解できたそうです。この酸素供給による方法は、EM菌を投入した場合よりも良好な水質を達成できました」

 どこが違うか、もうお気づきでしょう。
A
:【20134月、元の記述】
「次に紹介するのはEM菌を投入することで水質が悪化してきている沼の改善を試みていた市民団体の例です。」
B
:【榊会長からの指摘で訂正】
「次に紹介するのは、水質が悪化してきている沼を改善する方法としてEM菌を投入する検討をしていた市民団体の例です。」

片瀬は、榊さんから「重大な虚偽がある」と指摘されるまで、「大沼水質改善研究会」は大沼にEM菌を投入して沼の改善を試みていた市民団体と説明していた。その後、やはりさすがに不味いと判断したのだろう、沼を改善する方法としてEM菌を投入する検討をしていた市民団体、と表現を変えたのだ。「試みていた」と「検討をしていた」では、虚と実、実行したのかしていないのか、殺人事件なら、「殺害」と「計画」ほどの差がある、というものだ。大沼へEM菌を投入したという件について、なんら具体的な説明も謝罪もなくこっそり”隠ぺい“の上書きをしていたのだ。
EM菌を大沼への投入を試みた市民団体」というのは、榊さんらが言うようにこれは重大な虚偽、つまり嘘なのである。しかし片瀬は、それでも今回の回答書で「大沼にEMが投入されているとする誤情報は私が流した事実は一切ありません」と開き直る。
それでは、20131013日の「JAPAN SKEPTICS」の公開討論会「EMについて考える」での発言をもう一度、確認してみよう。
片瀬の発言:
「環境浄化活動にEM菌を投入する活動を函館の環境保護団体がやっていまして、そちらも直接取材させていただいて、まだきちんとした記事にはしていないんですけど、大沼っていうのも水質が悪化して窒素とリンと有機物濃度が悪化して、函館市の方で、環境浄化活動を検討したいっていう団体に、ちょっと小さな脇に湖になっている沼があって、そういうところを一部貸し出して、浄化実験を積極的に手を上げている団体にやらせてあげてるみたいなことがあるのですけど、その中でEMを使った団体が試みた団体がありまして、やっぱりあの、ちょっと一時的には良くなっている気がするんだけども、データをきちんと取っていくと、全然頭打ちになって良くならないんですね。」


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:訂正前の片瀬のブログから。赤線は筆者


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:訂正した片瀬のブログから

EMを使った団体が試みた団体がありまして」は、「試みていない」のだから事実と違うし、「ちょっと一時的には良くなっている気がする」というのもデタラメ、「データをきちんと取っていくと、全然頭打ちになって良くならないんです」は真っ赤な嘘で、そんな根拠はどこにもない。EM投入を試していないのだから、片瀬が言うような「データ」なんかあるわけがない。データを取っていくと、というのであれば、そのデータを示してください。
函館市が一部、そういうところを貸し出しているという「小さな脇に湖になっている沼とは、どこを言うのだろうか」と副代表の沖田豊さんは首をかしげる。「いつ」という時間軸が定まらないうえに、「どこで」という場所もおぼろげなのだ。そもそも函館市が貸し出している、というのも「ありえないことですよ」という。
「捏造」とは、実際にはなかったことを事実のように仕立て上げることをいう。片瀬の言動は、あきらかに「捏造」にあたるのではないか。
 ぼくが朝日新聞のEM批判記事を問題にしたら、片瀬は「長野記者を中傷した」とかみついた。そして、「事実が違うのは出口さんの方だ」と難癖をつけてきた。元校長に10分程度、電話取材で、前後の確認もしないで書き飛ばした。それで、「事実が違う」が、いつの間にか「虚偽だ」と騒ぎ立て、ついには「捏造者」とツイッターでエスカレートしていくのである。それを法政大学教授で、EM批判を季刊誌「理科の探検」のネタにしている左巻健男氏や「呼吸発電」がリツイートするなど、”仲間“らがグルになって煽っているのである。
 
911日と94日の符号
だが、その「事実が違う」とぼくのメルマガを問題にした片瀬の指摘は、はからずも青森の中学元校長の証言でひっくり返ってしまった。事実と違ったのは、片瀬の電話取材の方だったのだ。これも訂正して謝罪してもらわねばなるまい。片瀬が、このブログは校長と相談して書いた、と説明していたが、元校長は「了承していない」と否定し、電話口で録音していた件について、「なんで…」と片瀬にクレームをつけたのだ。また片瀬のそのブログでEMの関係者が継続を訴えにきたことについて、「その働きかけ方が新興宗教などを連想させる様な雰囲気があり、逆に学校側は警戒を強めた様子です」と書いた。校長に確認したら、校長は、新興宗教とか、警戒したなどとか、そんなことは言わないですよ、とそれも否定した。EM関係者と言われた中には、元小学校教員や自民党で地元のベテラン市議がいたのだから、新興宗教を連想させる様な雰囲気があった、などというわけがない。
片瀬がその校長から話を聞いた、というのは、EM批判記事を書いた朝日の長野剛氏について行った2012911日のことで、校長が長野氏の取材姿勢にクレームをつけたら、長野氏から「アタマ、悪いのじゃないの_?」と罵声を浴びせられた時だった。
片瀬が、函館の「大沼水質改善研究会」会長、榊さんに連絡して、「EMが好きで興味がある」と近づき、榊さんの車で沖田さんの事務所に行ったのが、201294日午後3時、ちょうど青森の中学校訪問の1週間前だった。時間軸をたどると、自ずと、片瀬の訪問の意図が透けてみえてくる。
 
面会を求めたら「ヤクザ」
前に、片瀬の取材姿勢について、基本的な取材の訓練を受けていないせいか、詭弁を多用する癖があるようだ、と書いた。「あるようだ」を「ある」にすべきかもしれない。
ぼくは、片瀬が朝日記事を問題にしたぼくのメルマガについて「事実が違う」とブログで一方的に書かれたので、批判するのなら本人に確認すべきではないか、と面談を申し入れていた。 20131031日、
「片瀬久美子様 初めてメールをいたします。
下記、(片瀬の)ブログで取り上げられたジャーナリストの出口俊一です。このブログについて、私の信用に関わる内容が指摘されておりますので、ぜひ、ご確認のためにご面会の時間をとっていただけないでしょうか。場所は、どこでも伺います。日時は複数、ご指示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします」
また、「批判する側の責務として、批判するときは相手に確認を取るというのが批判する側の責務と思いますが、なぜ、確認をとらなかったのでしょうか?」などと質した。
しかし、片瀬からは、面談はお断りする、といい、「私のブログの記事では、この出口さんの記事に書かれている範囲を出るものではありませんので、新たに確認をとる必要はないと考えます」という回答が返ってきた。重ねて面談を求めたが、拒否された。まあ、それ以上のことではないから、その後は、相手にしなかった。メールはあとにも先にもそれだけだった。が、しかし…。
本来のジャーナリストとして、必ず本人に直接会う、というのは基本であるはずだ。が、あろうことか、「強硬に面談を求める」行為に及んでいる、と逆に、攻撃にさらされたのだ。そこでまた法政大の左巻氏らは、「要するにやっていることはヤクザそのものである。記事に対して記事による反論ではなく、著者と面談して個別撃破しようとするスタンスは、そもそもジャーナリストですらない」と書かれた「暗黒通信団」のサイトを引用してツイッターで煽り立てるのだ。左巻氏からの執拗な攻撃については次回以降、詳しく書く。
さしずめ、「暗黒通信団」、「と学会」のサイトで「シ」というハンドルネームを名乗ってぼくを誹謗している人物は特定できていない。が、左巻氏が編集長を務める雑誌の編集委員の一人であるらしい。

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:暗黒通信団、記事から

本人に直接取材することが、「圧力」として排斥される事態は誠に由々しきことだ。取材の問い合わせもなく、面会もせずに誤った記事を書かれたら、誰だってその事実を質す権利はあるはずだ。その一方で書いた側は、説明する責任があろう。それがかなわないとすれば、健全な取材が阻害されかねないというものだ。
 
「極力、直接あって取材する」
相手に取材しないで、批判記事を書くのはよくないことだ。また出典を明示せずにコメントを勝手に引用したりしてはならない。そんなこと当り前のことだ。朝日の長野氏は、EM批判記事でそれをやってしまったのだ。
朝日新聞の記者行動基準の「取材方法」の4項では、
「出来事の現場を踏み、当事者に直接会って取材することを基本とする。特に、記事で批判の対象とする可能性がある場合は当事者に対しては、極力、直接会って取材する」と定めている。決して、朝日新聞に限らず、新聞メディア、テレビ、週刊誌等の記者、フリーのジャーナリストにおいても直接会って書く、というのは基本だ。

直接本人に面会を求めるのが取材の在り様と理解している。産経新聞社会部で事件記者等を経験する中で、ぼく自身に叩き込まれた取材する側の鉄則でもある。またそれはメディアに従事する者の共通した矜持だろう、と確信している。しかし、それが一部から「(片瀬に)面談して脅そうとしたのでは」と故意に歪められ、「強硬だ」とでっち上げられているのだ。

片瀬は、自ら面談を拒否しながらこんなことをつぶやくのである。他人に向けては少しのためらいもみせず「捏造」という言葉を浴びせる。それが自称、サイエンスライターの片瀬の「現実」なのだ。

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片瀬の「論より証拠」の「証拠」がない
 さて、話を戻そう。片瀬のツイッターから。
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ご覧の通り、酷いことをツイートしている。水質改善に働くというのは眉唾です、とやる。この歪曲に対してどうすればいいのか。ことは重大だ。これでも片瀬は、「大沼にEMが投入されているとする誤情報は私が流した事実は一切ありません」と言い張るつもりかしらね
「北海道の大沼へのEM菌投入を阻止した、渡島総合振興局環境生活課は偉いです。。。大沼はラムサール条約にも登録されており、生態系の保護が重視されています」(201414日)

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調べたが、渡島総合振興局環境生活課が、EM菌投入を阻止した、という事実はどこにもみあたらなかった。これもすみやかに撤回されねばならないでしょう。

「私は、記事で紹介した大沼の水質改善に取り組んでいる団体に直接取材して詳しく話を聞きました。論より証拠、外来の微生物(EM菌)を足しても、結局ダメでした」(2014729日)
 
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「論より証拠」とうそぶくが、外来微生物(EM菌)を足しても…という「証拠」は、それもどこにもないのである。空想でつぶやいているのだろうか、嘘のひとつやふたつ、それは見逃してもよかろう、と思うが、片瀬のケースは、「嘘八百」なのである。
 
「訂正するのならまず謝罪を」と榊会長
 「大沼水質浄化研究会」の会長、榊清市さんによると、繰り返しになるが、(1)大沼でも試験沼でもEMの投入は、2008年の会の発足以来、一滴も投入していない。むろん、2008年以前にも行っていない(2)だから水質の指標が頭打ち、というのは嘘だ(3)代表者とは私のことだが、そんなことは一言も話していない。これは明らかに捏造ではないか(4)大沼のEM投入に関して片瀬から取材されていない(5)だから、別の対策に切り替えた、という判断は誰もしていない-と全面的に否定していた。

 片瀬からの回答書を受けて、榊会長らは、「片瀬氏が発言しているような、大沼の水質改善のために『試験沼』や他の沼などで『予備実験』としてEM投入をした事実はいっさいありません」と前置きして、「事実を歪めたEM批判するのはやめてもらえませんか、また(訂正箇所は)棒線ではなく完全に削除し、謝罪してもらえませんか?と文書で伝えた。
そして、老婆心ながらと断って、「サイエンスライターを名乗るのであれば、自分の言動に責任をもって対処するよう」諌め、「事実誤認で訂正するのなら謝罪すべき」と申し入れたという。
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:片瀬に、事実と違うことを書かれて訂正と誠意ある謝罪を求めている副代表の沖田豊さん
続く

「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き-
1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒

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2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状
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3回:EM攻撃は朝日から始まった
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php

4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php

5回:国立天文台執行部が下した決断
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php

6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php

7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
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8回:EM批判は 由々しき「沖縄差別」
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151111.php

9回:片瀬久美子の記事に虚偽浮かぶ
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10回:「捏造」という片瀬久美子の現実
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151127.php
 
10回 
・「捏造」という片瀬久美子の現実
・荻上チキの『Synodos』に寄稿
・ジャパンスケプティクスの討論会で公表
・榊会長ら、「謝罪と削除」を求めて抗議へ
 
 EM(有用微生物群)のボランティア活動が、膨大なデマ情報と誇張のツイッター・アビューズにさらされている。微生物の力、その有用なEMの効果や可能性が国内外で数多く実証されているのにも関わらずそれらを一切否定し、朝日シンパの媒体やツイッターなどで「効果がない、害しかならないニセ科学」などとデマ情報を拡散し、ひどいのになると地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教とだぶらせて危険視しているのだ。いくらなんでもそれはちょっとやり過ぎだろう。EMボランティアが地域のために日々、汗を流している。鬼怒川堤防の決壊で2m以上も泥水に浸かった常総市の大生小では本日27日もNPO「緑の会」(恒川敏江理事長)ら十数人が朝から悪臭対策に取り組んでいる。児童が50日ぶりに学校に戻ってくるからだ。気持ちよく学習に取り組めるように念入りに最後の仕上げをする、という。この心意気を見習いたい。このように現場に身を投げて涙ぐましい活動を続けるボランティアグループを「カルト的なEM教」とレッテルを貼って排斥するのは悪魔のやることだ
  DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一
 
デマ拡散のツイッター
なぜ?その理由に「EMが琉球大学発で沖縄の微生物だから」とした「沖縄差別」を公然と口にする輩や、EM批判を出版ビジネスのネタにする大学教授も現れた。由々しき事態ではないか。このネットによる「集団的イジメ」の背後には、朝日記者の“仲間”が関係した複数の特定グループの介在が浮かび上がっている。
火付け役は、朝日、元青森支局員、長野剛氏だが、取材しないで架空の「談話」を載せた記事の欺瞞をDNDメルマガで指摘したら、青森の元中学校長に関係したわずかな箇所だけを抜き取って、「事実と違うのは出口氏の方だった」とブログでクレームをつけてきたのが、長野氏の知人で自称、フリーライター、片瀬久美子(ペンネーム)だった。
「事実が違う」という指摘は、当事者の長野氏本人からあったわけではない。元校長や学校関係者からも皆無だ。むしろぼくのメルマガに噛みついた片瀬のブログの方が間違いだった。片瀬は「元校長と相談して書いた」というが、「それは了承していない。最後に、電話口で録音しているというから、なんで、と問いただした」と青森の元校長は片瀬のブログの記述を否定し、「出口さんの記事が正しい」と直接そう語った。片瀬のブログの信ぴょう性が疑われているのだ。
この2年間、この件についてぼくが触れずにいたのは、元校長がこの春まで現職の校長だったから、こんなことで校長の周辺が騒がしくなるのを心配したためだ。
なぜ、片瀬が、事実を歪曲してまで、こんな風にしゃしゃり出てきたのか。長野氏を擁護しようとしたのだろう。その画策は潰えたというより、かえってアダとなってしまった格好だ。その安易な電話取材のブログの不手際に加え、彼女のツイッター上での発言は、さらに卑劣だ。実例を紹介してみよう。

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 いやはや、なんというか、「記事にして知らせた」とか、「捏造して書いている」など、まず本題の前に指摘しないといけないのは、その稚拙な書きっぷりだ。駄文のお手本のようだ。片瀬によると、ぼくがメルマガで事実を歪曲し、長野氏を中傷し、そして、捏造したという。現実は、彼女が「事実を歪曲し、ぼくを捏造者呼ばわりして中傷した」のだが、まあ、駆け出しライターの戯言なんか、無視すりゃいいじゃない、とも思う。あえて取り上げるのは、このような中傷、誹謗が、複数の特定グループによってリツイートされ拡散されているからだ。被害がぼく個人のレベルならまだいいが、信用を棄損するような社会的な影響が周辺にも及んできているのだ。
例えば、


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 ここに登場する左巻健男氏は、法政大学の教授だが、まあ、なんとも激情タイプというか、ご覧のようにその発言は醜いほど攻撃的だ。「圧力をかけた」とうそぶき、所属先の金沢工業大学やずっと以前にお世話になった東京農工大学にまで侮辱する。彼が法政大学に在籍しているからと言って、法政がそんな酷い大学とはぼくは思いたくはない。大学当局は、その辺の事実関係をしっかり認識しているはずだからだ。
ぼくを誹謗する片瀬のツイッターを左巻氏がリツイートし、次に左巻氏の発言を片瀬が、あるいは左巻氏の仲間の「呼吸発電」がリツイートする。こんな風に誹謗、中傷の連鎖はとどまることを知らない。よってたかって罵声を浴びせる”集団的イジメ“と変わらない。特定の個人を狙って社会的に”抹殺“しようとする。
 フリーライターが平気で嘘を書く、指摘されても謝らないし削除もしない。教職にあるものが公然と人を傷つける。EMを批判するグループの中心的人物は、こんな顔ぶれだ。
「朝日新聞とツイッター」の背景を検証していくと、徒党を組んでEMを排除し、執拗に個人を貶める忌まわしい実態が浮かび上がった。左巻氏は、仲間とグルになってもっと過激な発言で執拗にぼくの名誉を棄損している。次回以降、彼の異常な言動を扱うことにする。
 
捏造じゃないですか、片瀬さん!
 さて、今回の本題に入る。
前回指摘した通り、荻上チキらが主宰するWebマガジン『Synodos』(シノドス)で、片瀬久美子が寄稿したEM投入に関した内容に重大な虚偽が発覚した。片瀬が書いた「函館近郊の大沼の試験沼にEM菌を投入し続けても水質の指標は頭打ち、代表者によると、EM投入は断念し、別の対策に切り替えた」というもっともらしい一文は、全部、デタラメだった。
「談話」をでっち上げられた「大沼水質浄化研究会」の会長、榊清市さんによると、(1)大沼でも試験沼でもEMの投入は、2008年の会の発足以来、一滴も投入していない。むろん、2008年以前にも行っていない(2)だから水質の指標が頭打ち、というのは嘘だ(3)代表者とは私のことだが、そんなことは一言も話していない。これは明らかに捏造ではないか(4)大沼のEM投入に関して片瀬さんから取材されていない(5)だから、別の対策に切り替えた、という判断は誰もしていない-と全面的に否定した。

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:大沼公園付近の散策路、大沼に面したこの一角で浄化試験が行われたがEMの投入は一度も行われていない
片瀬のブログでも発覚
 片瀬による、EM菌大沼投入の虚偽事実は、読者からの指摘や情報提供で、『Synodos』への寄稿のほか、あっちこっちで使っていたことが新たに判明した。
2013
4月の片瀬のブログ「新聞記事とEM菌(2)-考察編-」でも「EM菌の大沼投入」の捏造に加え、「EM菌を投入することで水質が悪化してきている」と嘘を書いていた。サイエンスライターが、想像で書いちゃいけない。これは即刻、謝罪して削除されねばならない。片瀬のブログより。
 「次に紹介するのは、EM菌を投入することで水質が悪化してきている沼の改善を試みていた市民団体の例です。本沼から分離している小さい沼を試験用の沼として、EM菌を投入して水質改善を検討していましたが、ある程度の効果はあったものの、どうしても満足のいく水質までには達成できずにいました。新たな対策として水中に不足している酸素を供給できる細かい空気を送り込む装置を設置して試したところ、元々沼に生息していた好気性菌(活動に酸素を必要とする菌)が活性化して問題となっていたヘドロを効率良く分解できたそうです。この酸素供給による方法は、EM菌を投入した場合よりも良好な水質を達成できました。この団体は、水質改善として在来の菌を活性化させる方向が望ましいと方針を変え、環境保全の面からもEM菌は沼には入れずに、別な場所で酸素供給装置の洗浄などの補助的な使用に留めることにしたそうです」。
 『Synodos』の寄稿と同様に、これも作り話なのである。そして、片瀬は、「EM団子を投入すれば水が綺麗になってバンザイの様な、安易な解決策の提示で終わってはいけないと思います。EM菌さえあれば、自然環境が汚れても挽回できるという短絡思考になってしまえば、環境を汚さない様に気を付ける気持ちが薄らいで本末転倒になってしまうでしょう」と続けていた。何を書いているのか、EM菌さえあれば、というような短絡思考にはなっていないでしょう。そんな風に勝手に決めつける方が短絡だわ。
 
「非科学的で荒唐無稽」な片瀬の主張
 EMによる学校のプール清掃にもいちゃもんをつける。プールを見ていないのだろう、つまり取材をしていないのではないか、と思われる。
 「EM菌を学校教育に取り入れる場合に気になる事として、プール清掃に微生物の性質を利用しようとするくらいは否定しませんが、EM菌の提唱者である比嘉氏がEM菌の効果について非科学的で荒唐無稽な主張を繰り広げており、それを科学的であるかの様に宣伝している問題があります。尚、プールの汚れがEM発酵液で落ちやすいと感じるのは、この発酵液は酸性(pH2-3)なので、拭き掃除にお酢やクエン酸などが使われるのと同様の効果による可能性があり、EM菌の働きそのものは関係ないのではないかと推測されます」と書いている。
 文中の「比嘉氏がEM菌の効果について非科学的で荒唐無稽な主張を繰り広げている」という個所は、朝日の元青森支局員が、取材しないででっち上げた比嘉照夫氏の「談話」を問題にしている。比嘉氏の発言であるかのように仕立て上げられて、片瀬の言う「非科学的荒唐無稽」というレッテルが、ネット上にあふれた。これも謀略めいているじゃないか。
 よくまあ、こんなデタラメを書くものだ。酸性だから、お酢やクエン酸を投入しても同様という。それならお酢を大量に購入してやって科学的に検証してみたら、どうですか。どれくらい費用がかかるか、具体的にどんな作業となるのか、他人には科学的検証を押し付けるが、彼女らの主張にはまったくリアリティがない。まして、「EM菌の働きそのものは関係がない」と“推測”するのだが、すでに現実的に全国の数多くの学校実証済みだ。推測するのではなく現場にいって確認すればよいだけだ。非科学的で荒唐無稽なのは片瀬の方だろう。
 
ジャパンスケプティクスの討論会
 客席にいた片瀬が、熱っぽくその「事例」を激白した、という。
 「JAPAN SKEPTICS」(ジャパンスケプティクス)、この組織は非科学に傾く風潮を危惧して「超自然現象」に批判的な研究者の交流の場として1991年に発足した。朝日新聞の関係者や、EM批判の大阪大学教授、菊池誠氏が関与しているとされる。まあ、それは大いに科学的な研究を推進すればよろしい。
 20131013日、「ジャパンスケプティクス」が主催した公開討論会は、「EMについて考える」と題して行われた。EMに関わる各地での実践について、科学的な観点から批判を加えよう、という狙いだと開催趣旨にそうある。
京都女子大の教授、小波秀雄氏、神田外語大准教授、飯島明子氏、そこに朝日、元青森支局員、長野剛氏が、青森版のEM批判記事を引き合いに取材自慢を展開していた、という。比嘉氏の「談話」を取材しないで書いた、とは説明しない。
 パネル討論には、阪大の菊池氏が加わった。飯島氏は、EMについて「『除染』をうたって人の不安につけ込む悪徳商法多し」「オウムにひっかかったことを忘れてはならない」と、オウム真理教とEMをなぞらえて批判するパネル展示を学会でやった。無差別殺人を犯した危険なテロ集団と、善意のボランティアを同一視するのは、阪大の菊池氏の影響なのか、謀略めいている。その具体的根拠は何一つ示さない、まさに悪質なデマ情報なのだ。
 その件で大学広報に「こんなことをやる飯島明子氏は在籍しているのかどうか」などを問い合わせた。大学の広報なのだから、広報は外部からの問い合わせに対応するのが仕事だ。しかし、飯島氏から連絡はないかわりに、数日後に彼女が「職場に恫喝の電話があった」とツイッターに投稿した。それがツイッター上で拡散された。まあ、なんというか、その反応は正常ではない。飯島氏が、EMを悪徳商法と決めつけて公けの場で発表するからだ。
 さて、講演や討論が始まると、ツイッターでの発信がリアルタイムで動き出した。投稿者は、山形大学の准教授で、天羽優子氏だったという。天羽氏は、EMを憎しみ抜いているようだ。会場は30数名ほどの参加だったが、登壇者が語るEMへの批判が次々とネット上にあふれ出していた。
片瀬がしゃしゃりでた。
 長野氏の発表の途中で、会場にいた片瀬がしゃしゃりでた。飯島氏が登壇、そしてパネル討論の質疑応答に入ると、再び、客席半ばに陣取っていた片瀬が手を上げた。確かに、黙っている性格じゃないらしい。

片瀬の発言:
「環境浄化活動にEM菌を投入する活動を函館の環境保護団体がやってまして…」と語り始めたのだ。
続けて「そちらも直接取材させていただいて、まだきちんとした記事にはしていないんですけど、大沼っていうのも水質が悪化して窒素とリンと有機物濃度が悪化して、函館市の方で、環境浄化活動を検討したいっていう団体に、ちょっと小さな脇に湖になっている沼があって、そういうところを一部貸し出して、浄化実験に積極的に手を上げている団体にやらせてあげてるみたいなことがあったみたいなんですけど、その中でEMを使った団体が試みた団体がありまして、やっぱりあの、ちょっと一時的には良くなっている気がするんだけども、データをきちんと取っていくと、全然頭打ちになって良くならないんですね。」
発言が続く(一部、略)。
 「そこである業者がマイクロバブルっていう装置、そのヘドロのところに気泡を強制的に酸素を送り込む手段を試したら一気にほら、微生物の活動をちゃんと調べると、もともと自生していた細菌が凄く増えて活発になっていてそれで一気に目標に到達して、EMを投入しても全然(効果が)出せなかったというんです。」

 片瀬のデマを天羽氏が「大沼@函館にEM菌投入中」とツイッターで書き込んだ。片瀬は、その後、ツイッターで修正を申し出る。EM菌を投入したのは、大沼ではなくて試験用の小さな沼だった、というのだ。いずれにしても嘘なのだから、また修正せねばならない。
「全部、嘘、なんで嘘を書くのだべな」
片瀬の説明があまりに具体的なので、まさか、それが“作り話”だなんて誰も疑わなかった。「データをきちんと取っていくと…」と具体的に言うのだが、やっていなのだから、データなんかとれるはずがない。
 実際に足を運んでみたら、大沼に面した岸側の奥まった一角で、周辺を散策路が縁取っている。炭素繊維の実験を実施したのだろうか、木製の筏が黒く浮いていた。案内してくれた「大沼水質改善研究会」の会長、榊清市さんは、「ここにEMを投入すれば、沼続きになっているので、いわゆる大沼に直接投入したのと変わらない」という。そもそもこの沼の提供は、片瀬の言う函館市ではなかった。
 後日、片瀬は、ツイッターで大沼のEM菌投入について、「私は、記事で紹介した大沼の水質改善に取り組んでいる団体に直接取材して詳しく話を聞きました。論より証拠、外来の微生物(EM菌)を足しても、結局ダメでしたよ」と投稿し、さらに「北海道の大沼へのEM菌投入を阻止した渡島地域振興局環境生活課は、えらいです。」とつぶやくのだ。デマの拡散、これらのツイート、1回のつぶやきは15千人を超える彼女のフォロワーにばらまかれている。「論より証拠」と片瀬は強がるが、その証拠がみあたらない。EM菌の投入を渡島地域振興局が阻止した、というのも事実ではないらしい。
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 「大沼水質浄化研究会」の副代表の沖田豊さんによると、201394日に「EMが好きで興味があるので話を聞かせてほしい」と片瀬が近づいてきた。それは夫の出張の関係で函館に立ち寄った、として「函館在住」を明かしていなかった。そのことは前回触れたが、そんなことはまだいい。榊さんが車に乗せて彼女を送り迎えした。また、面談の時は、取材というものではなかったし、大沼へのEM投入の件は、やっていなのだから、これっぽっちも話題にはなっていない。大沼のEM投入について、いつ投入したのか、その日付けが欠落しているし、「直接取材した」というのもウソっぽい。
 「それをねぇ、大沼へのEM投入を直接取材した、とか、データがどうだとか、頭打ちになったとか、EMの効果がなかったとか、論より証拠とか、会長が別に切り替えたとか、それに函館市が沼を提供したとか、したら渡島地域振興局環境生活課EM投入を阻止した、なども全部、嘘ですよ。会長が言うように重大な虚偽になるべさ。なんでこんな嘘を書くんだべ。許せないなぁ-」と沖田さんは眉をひそめた。
片瀬に謝罪と記事の削除を求める
 大沼へのEM投入について書いた「シノドス」をはじめ、ブログ、ツイッター等の一連の片瀬の記事は、どうにかしてもらわねばならない、という。サイエンスライターなら潔く謝罪して訂正すべきだ。榊さんらは、片瀬に質問状を送付し、謝罪と記事の削除を求める方向だという。
 続く
「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き-
第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php

第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php

第3回:EM攻撃は朝日から始まった
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php

第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php

第5回:国立天文台執行部が下した決断
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php

第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php

第7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151101.php

第8回:EM批判は 由々しき「沖縄差別」
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151111.php

第9回:片瀬久美子の記事に虚偽浮かぶ
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php


 
9回:片瀬久美子の記事に虚偽浮かぶ
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php
9
・片瀬さん、これはちょっとやりすぎじゃない?
・投稿の『Synodos』に「重大な虚偽」浮かぶ
・「大沼のEM投入、効果頭打ち」は事実無根
・函館新聞の報道部長らが証言
 
 自称、ライター、片瀬久美子(ペンネーム)について、彼女はフリーライターを名乗るのだけれど、基本的な取材の訓練を受けていないせいか、詭弁を多用する癖があるようだ、と前回、具体的に指摘したら、DNDメルマガの読者から、「彼女は、詭弁どころか、問題のすり替えの達人で、例えば、北海道の函館の大沼で、『大沼@函館EM菌投入中』というデマをネットで拡散しています。お調べください」との情報が寄せられた。その情報を裏付けるいくつかの事実が判明した。
  DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一
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:大沼の実験場所、いわゆる実験沼でマイクロナノバブルなどの水質改善の実験は行われたが、片瀬が指摘しているようなEMの投入は一度も行われていないーと証言する「大沼水質浄化研究会」会長の榊清市さん
 
偏見に満ちた”作文“
彼女の記事は、Webマガジン「Synodos」(シノドス)の105日付に掲載されていた。「自然水系へのEM投入から『環境教育』を考える」というもので、水質浄化に「EMは効果がない」という実例として北海道函館市近郊の大沼でのEM菌の投入を指摘しているのだ。さて、片瀬の書いた「EM菌の投入」が、まったくの事実無根だったとしたら、どうだろうか。確かに、詭弁どころか、「でっち上げ」、「ねつ造」となる。その疑いが出てきたのだ。
(参考、シノドスの記事、http://synodos.jp/science/15275
記事は、おおよそ推測と偏見にみちた一方的な“作文”で、そりゃ汚れた川を戻すのはそう簡単でもないのに、「新たな微生物(EM)を入れてもその状況が“簡単に変わる”とは思えない」とか、汚れてもいいなんて誰も考えていないのに、「EMさえあれば、自然環境が“汚れても挽回できる”という短絡思考」などと詭弁を弄する。
それに青森の中学元校長が、年度いっぱいでEMの活用を切り替えた理由は、朝日青森版の記事で「EM菌の効果疑問」、「科学的効果疑問のEM菌」と否定的に報道されたためだ。それを彼女は「効果の検証が不確かであるということがポイントになった」とすり替えていた。彼女が取材した、とあるのは、朝日の青森支局員、長野剛氏に付き添って行ったことを言うのだろうけれど、その席で長野氏は、校長が取材の仕方にやんわりクレームをつけたら、「(記事を)読んだのか、頭、悪いのじゃないか」と、端末を突き出して罵倒した。
シノドスに話を戻そう。また、片瀬は「EMについて肯定的な見解を出しているものは私が調べた範囲ではみつかりません」と否定している。公的機関でEMを評価する試験データや見解は山ほどある。彼女は、その事実を無視するのだ。この手の専門的な記事を書くのなら、EM研究機構に問い合わせるか、もっと確かな取材をしないといけない。「私が調べた範囲では、肯定的な見解は見つかりません」と断じるのは、ご自身の技量の稚拙さを暴露しているようなものだ。
結論は、取材しないで琉球大学名誉教授、比嘉照夫氏の「談話」を載せた朝日新聞青森版の記事を引き合いに出して、EMは「効果がないばかりか逆に害を及ぼしてしまう可能性がある」と批判する。朝日新聞が、この記事に対して長野氏の取材姿勢が間違っていた、と文書で謝罪するのなら、潔く紙面で訂正をすべきだ。そうしないから、片瀬がやるようにいたずらに何度も引用され、風評被害の拡散をもたらすのだ。
 
唯一のFactが根底からゆらぐ
 さて、片瀬がシノドスに投稿した記事のなかで、いわゆるFactに関する部分は1ケ所、本文2枚目の、彼女が「実例として」と指摘しているところだ。その信ぴょう性がぐらついている。
「実例として、北海道の函館近郊にある大沼の水質改善に取り組んでいる市民団体が試験沼でEM投入の効果を試しましたが、EMを投入し続けても水質の指標は途中から頭打ちとなり期待したほどの効果は出ませんでした。取材に応じていた頂いた代表者によると、この団体はEMを直接大沼に投入するのは断念し、2011年からは別の対策方法の検討に切り替えています。(函館新聞による関係記事)(注2)函館新聞:大沼の水質浄化『小さな泡有効』」

実例として、片瀬が、指摘している内容について、確認のため裏取材を行った。それほど、難しい取材ではなかった。
EM菌を大沼に投入したが効果がなく頭打ち」と決めつけられた市民団体とは、「大沼水質浄化研究会」で、榊さんは、片瀬が書いた記事のことをまったく知らなかった。取材された記憶すらなかった。これはいったいどういうことなのだろうか。

http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111801.jpg

 事実を確かめるために、函館に飛んだ。榊さんのオフィスで面談した。片瀬の記事をお見せしながら、記事を読み上げた。榊さんは、表情を曇らせながら、その都度、コメントした。

・片瀬の記事
「実例として北海道の函館にある大沼の水質改善に取り組んでいる市民団体が試験沼でEM投入の効果を試しましたが…」

・榊さん
「そんなこと、まったく、ないのにねえ」

・片瀬の記事
EMを投入し続けても水質の指標は途中から頭打ちとなり、期待したほどの効果は出ませんでした。」

・榊さん
「嘘だねえ。重大な虚偽ですよ。(EM投入は大沼にも試験沼にも)やってないのにねえ。」

・片瀬の記事
「取材に応じていただいた代表者によると…」

・榊さん
「これが、私のことだね、」

・片瀬の記事
「取材に応じていた頂いた代表者によると、この団体はEMを直接大沼に投入するのは断念し、2011年からは別の対策方法の検討に切り替えています。(函館新聞による関係記事)

・榊さん
「言ってないしやってないからね。まったくやってないのに、よくこういうこと書けるね。私が、答えているようだけれど、やっていないのだから、断念した、だなんてデタラメですよ。」

・出口
「これは嘘ですか?」

・榊さん
「いやあ、とんでもない嘘です。でっち上げというのでしょう。数年前に、突然、電話がかかってきてね、確か大学教授とか、言っていた。EMは興味もあるし好きだから、いろいろ取り組んでいる人達に話を聞きたいと。こうやって近づいてきたのはいいんだけど、まあ初めてだから片瀬さんという人のことは、私はわからないけど、そんな詳しい話はしていない。ただやっぱりあれでしょうね。大沼で、ナノバブル水のテストもしたので、それをうまくそこに結びつけたのかねえ」

「とんでもないねぇ、やってないことをあたかもやって、それがうまく行かなかったから取りやめたみたいなね。まあ、これからやろうとしているのに。EMのこといついては私より、副代表の沖田さんが詳しいので、車で沖田さんのところに連れていった」
高齢者を貶めるネットの罠
こういうEM批判の情報やツイッターなどをつぶさに検証していくと、EM潰しというか、黒い罠の一端が透けてみえてくる。榊さんは75歳、高齢者がネットに疎いというのをいいことに、どうせわからないだろう、とネットの裏で、こんな人を貶めるような謀略に走るのだ。ネットならなんでも許されるというこの風潮は厳しく糺さなければならない。あまりに狡猾というか、やることがえげつない。
片瀬は、朝日の元支局員、長野氏とはEM批判グループの“仲間“の一人だが、そのやり方は長野氏の取材姿勢とよく似ている。責任メディアの朝日がちゃんとやらないから、取材の心得のないにわかライターが、こんなふうに朝日のまねをする。
 
函館新聞、山崎報道部長の証言
片瀬は、20111018日付の「函館新聞」を記事の根拠として引用している。函館新聞には、「水質改善に効果があるとされているEM菌の活用」とあるが「大沼に投入した」とは1行も書かれていないのである。つまり、榊さんの研究会が、大沼での水質浄化の実験に酸素の微少気泡、マイクロナノバブルを投入して微生物の活性化をはかる実験に成功した-という報道を曲解して、「この団体はEMを大沼に投入するのは断念、別の対策に切り替えた」と、でっち上げたことが明らかになった。こんな世の中を惑わすようなお粗末な記事を書き飛ばす彼女は、もはやサイエンスライターを名乗る理由どころか、ペンを握る資格すらない。
函館新聞の山崎純一報道部長に、この記事の真意について聞いた。
「確かに、記事では水質改善に効果があるとされるEM菌、という記述がみられますが、よく読むと、大沼に、あるいは大沼の実験沼にEMを投入したということは何も触れていません。実際、研究会の会長、榊さんとも面識がありますが、大沼にEMを投入して浄化活動をすれば必ず取材をすることになります。これまでそういう事実はないです。EMを大沼に投入したというのは、何かの間違いではないでしょうか」と証言する。
 山崎部長は、水質浄化に関わるEM投入の取材について、「それはいまから7-8年前、函館市の了承の下で五稜郭のお堀の水質の浄化をEMで試したことがありました。私自身、EMの効果は確認済みです」と語った。
もうひとりの証言、“取材”は3年前、「EM菌が好きで…」。
片瀬は、「EMの効果が頭打ちで断念した」という根拠について、「取材に応じていただいた」と自ら会長の榊さんに取材した結果だと書いている。が、榊さんは、ひとこともそんなことは話していない。この「談話」も朝日記事と同じで、ねつ造された疑いが濃厚だ。
片瀬氏がいう“取材”当時ことをよく憶えている人がいる。同研究会の副代表の沖田豊さんだ。沖田さんによると、それは201294日の午後のことだった。手帳のメモをみながら回想した。
「会長の榊さんから、EMの説明をして欲しいという女性の大学教授がいるので、これから事務所にお連れします、と電話があった。午後3時ごろにお二人が見えて、名刺交換した時、私は、すぐに『あの時の女だ』と気付き、やや警戒しながら対応しました。EMについて1時間半ぐらい話したと思います。大沼でのEM投入は話題になっていません、そもそも投入していないのですから」と。
片瀬は、大学教授を名乗っていた。榊さん、沖田さんもそう聞いていた。この時は、たまたま夫の出張の関係では函館に立ち寄ったと説明し、「EM菌が好きで興味があるので…」と話していたという。

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:副代表で、片瀬と面談した沖田豊さん
 
会場からつまみ出された女性
それっきり音沙汰なしだが、沖田さんが、ピーンときたというのは、その半年前の4月下旬、函館市の地域交流センターの会議室で夕方からある講演会が開かれた。参加者は30人程度で、講演が始まると、後ろの方から「それは違うでしょう」、「間違っているよ」、「本当はこうではないか」というように盛んにヤジを飛ばす女性がいた。それが片瀬だというのだ。女性は講演の妨害となるようなヤジを3-4回繰り返していたら、最前列に座っていた男性がいたたまれず立ち上がって、「おまえの話を聞きにきたのではない。うるさいから出ていけ!」と怒鳴った。女性は、係員に会場からつまみ出されたが、休憩後に舞い戻って席についていた、という。

  榊さんらは、やってもいないことをやっているように書かれ、言ってもいないことを言っているかのように嘘を書かれてしまったけれど、これを削除とか訂正とか、謝罪とかを求めるのにどこに連絡したらいいものか、と対応に苦慮している。名刺には、電話番号や住所の記載はなく、「函館在住」の事実も明らかにしていなかった。 片瀬の寄稿は、ウェブ論座、シノドスなど一部に偏った媒体にシフトしている。片瀬の記事は、片瀬自身に問題があるが、それを掲載したウェブマガジンにも責任は及ぶだろう。
 もう一方で、片瀬による”大沼騒動“はこれだけに止まらないことが浮かんでいる。
続く

「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き-
1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒

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2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状
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3回:EM攻撃は朝日から始まった
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4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
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5回:国立天文台執行部が下した決断
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7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
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