|
第8回
・EM批判は 由々しき「沖縄差別」
・朝日を問題にしたら、“毒矢”が飛んできた ・フリーライター、片瀬久美子氏の「ブログ」 EM(有用微生物群)のボランティア活動が、膨大なデマ情報と誇張のツイッター・アビューズにさらされている。微生物の力、その有用なEMの効果や可能性が国内外で数多く実証されているのにも関わらずそれらを一切否定し、ツイッターなどでデマ情報を拡散し、「効果がない」とか「害しかならない」と排斥しているのだ。
その理由のひとつに「EMが琉球大学発で沖縄の微生物だから」とした「沖縄差別」を公然と口にする輩もいる。これは由々しき事態ではないか。このネットによる”サイバーテロ“のような「集団的イジメ」の背後には、朝日記者の“仲間たち”が関係したいくつかの複数の特定グループの介在が浮かび上がってきた。「ニセ科学論」、「と学会」、「暗黒通信団」、「ジャパンスケプティクス」、「WEB論座」、「理科の探検」などだ。公的機関の類などで他にもある。「WEB論座」は、朝日新聞のウェブメディアである。 DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111101.jpg :ヘドロが消え、砂地が広がってきた沖館川の西滝橋右岸、左手は環境活動に熱心な青森市議の里村さん ◇エスカレートする「沖縄差別」
ツイッター・アビューズとは、ツイッターでの悪意のある誹謗・中傷のことを言うのだが、EMに関していえば、この「沖縄差別」が、ますますエスカレートしている。陰湿でしかも悪意に満ちた投稿が連続すると、もう誰にも止められる術がないのが現実だ。間違いが朝日側にあるのに、作り話や嘘っぱちで事実を歪め、白を黒とすり替える輩が複数、蠢く。朝日新聞を擁護しているつもりなのだろうけれど、それらのツイッターやブログの内容が幼稚で、例えばライターを名乗ってはいるが、嘘八百を並べるから、かえって朝日新聞を窮地に追い込む始末だ。フリーライターの件は、末尾に書いている。 ◇朝日新聞と朝日系のウェブで挟み撃ち
朝日新聞青森版の不適切な記事でEM潰しの動きが激化した。朝日の東京本社は、元青森支局員、長野剛氏の取材姿勢や記事の問題点を認め、「(長野記者が比嘉照夫氏に)直接取材をしなかったことは、比嘉氏には申し訳ないことをした。また(記事掲載の5年前のネットからの)引用先を明記しなかったことは、配慮にかけていた。重ねてお詫びいたします」と口頭と文書でその都度、詫びた。 ところが、お詫びしたのだから紙面で訂正するのかと思えば、そうではなかった。読者にわかるように紙面での訂正は拒んだままで、書いた記者にも少しも反省の色がみられない。今度は、この記者の取材席に連れ添ったことがある“友達”がWEB論座で、EM批判をやった。そのEM批判の根拠にこの問題の記事を引用しているのだ。 お詫びしたはずの朝日記事を朝日新聞のウェブメディアで恥かしげもなく使いまわす、というのは非常識だと思う。 ◇効果を実証した沖館川のヘドロ現地調査
もう一度、整理すると、取材しないで無断で掲載したのだから、あの比嘉氏の「談話」はでっち上げと言う以外適当な言葉が見つからない。朝日の記者行動基準に違反するものだ。長野記者がEMの効果について「改善確認されず」と否定した青森市内を流れる沖館川のヘドロ調査については、県庁の部長は「EMに効果がないとは言っていない」と語り、別の課長は、記事については「こちらが被害者、ともて迷惑している」と証言した。 長野氏の取材は、この個所も1本の電話だった。 ぼくは、当時の沖館川のヘドロ調査報告書を入手し、県庁の担当者に数度面談、調査の受託会社の専門技師からも直接確かめた。それで、朝日の記事が事実と違うことが確認できた。いまその西滝橋の右岸は、ヘドロがすっかり消えて幅5m、長さ十数mにわたって砂地と化している。地元の里村誠悦市議と歩いてぼくも確認した。調査以降、引き続いて毎年、EMの投入が継続されている。 ◇恥ずかしい、科学かぶれ
「科学的に検証」という宝刀をちらつかせてやり込める。科学かぶれ丸出しだ。青森県の現場から、EMに対するなんらかの批判や被害の報告が一つも見あたらない。「科学的か?」どうか、という切り口で迫り、それを説明できないからと言って「非科学的だ」と悪者扱いする。この稚拙な電話取材で、なんと「EM菌の効果『疑問』、検証せぬまま授業」(2012年7月3日付)という否定的な見出しが躍り、続報では「科学的効果疑問のEM菌」(同7月11日付)と断定していたのだ。 自分の描いたストーリーの素材を拾い集め、一部は加工しながら都合のいいものに仕上げていた。これは報道と呼べるものだろうか。 世界56か国に及ぶEMの数々の成果や論文、そして実証の結果を一切無視して、挙句の果てに比嘉氏の「談話」をでっち上げて貶めるというのは、そもそも新聞記者のやることではない。それだから、この記事はもはや記事と呼べるものではなく、いわば悪意に満ちた“作り話”と変わらないのではないか。 ◇大学の講演会を妨害
しかも、この朝日の記事が、こんな風に特定グループの連中によって次々に流用され、比嘉氏の講演会やイベント等が中止に追い込まれるなど、朝日記事に連動した妨害が執拗に繰り返されている。大学への妨害は、後日、詳しくお伝えする。 気に食わないからといって故意に捻じ曲げるのはイエロー・ジャーナリズムといって忌避されている。戦前には流行ったことがあるが、いまはそんなことは週刊誌だってやらない。週刊誌の方がしっかり取材して書いている。 前にも述べたように、長野氏の記事について疑問があったので、現地に飛んでその事実関係を取材し、メルマガで取り上げた。すると、今度は、デマ、虚言、誹謗の類の夥しい“毒矢”が、ぼくの周辺に飛んできた。ツイッター・アビューズにさらされているのだ。発信元は、それも朝日記者の近くにいる”仲間たち“からだ。 ◇DNDメルマガで緊急に取材、すると…。
2012年7月3日付青森版の「EM菌効果疑問」とした批判記事について、ぼくは7月18日に青森に出向いて青森支局などを訪ねた。そして7月25日、8月1日、8月6日と3回にわたり、以下のようにDNDメルマガで長野氏の取材姿勢の問題点や事実誤認の背景を浮き彫りにした。取材は、青森に3回、朝日新聞青森支局や東京本社に出向いて裏付けを取った。 A■2012年7月25日配信 朝日新聞が比嘉照夫氏の談話をWebから無断引用の疑い ・朝日新聞青森総局、長野記者のEM批判記事の虚妄 ・「非科学的」との批判記事、その大半が電話取材のお粗末 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm120725.html B■2012年8月1日配信 朝日のEM批判記事検証:青森からの現地報告 ・県の水質調査報告を「改善確認されず」と誤報 ・EM潰し‐の筋書きにそった記事構成の危うさ ・青森総局訪問、長野記者から80分の事情を聴く http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm120801.html C■2012年8月6日配信EM批判記事で、朝日東京本社がEM研究機構に陳謝 ・取材記者に、数々の「記者行動基準」違反の疑い ・EM潰しを画策した偏向報道が明らかに http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm120806.html http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111104.jpg ◇片瀬久美子氏という人のブログ
それから3年あまり、なぜ、再び、その朝日の記事を持ち出すかといえば、それにはもう一つ別の理由がある。朝日記事を批判したために、あらゆる方面から毒矢が飛んでくるのだ。気が付くと、その背後にいくつもの特定のグループが控えており、野犬のように集団で襲い掛かってくることを知った。科学という大義を掲げてリアリティのない錆びたナイフで切り付けてくる。 まず、自称、フリーライター、片瀬久美子氏(ペンネーム)の存在である。彼女は、長野記者のお友達で、憤然と上記のDNDメルマガにかみついてきた。 彼女は、ぼくのメルマガから1年余りたった時に突然、「事実と違うのは(長野記者の記事ではなく)出口氏の方だった」というブログを書いた。へぇーと思って読んでみると、8月1日配信のメルマガ(A) の中の一部を問題にした。 青森市立西中学校の大内義行校長(当時)氏とのやり取りが、「事実と違う」というのだ。ぼくは当初、彼女が何を勘違いしているのだろう、と思ってメールで、「ぼくに確認をすべきなのではないか」と伝えた。そして面会を求めた。ぼくが書いたメルマガの証拠をいつでも説明できるからだ。 取材するなら相手に会うのがまず基本だ。相手の顔を見て、その話しに信ぴょう性があるのか、ウソをついているのかどうか、表情をみて真実を探る。取材というものは、そういうものだ。相手がこう話したから、それが「事実」と思いこむのは幼稚すぎるのである。 彼女は、フリーライターを名乗るのだけれど、基本的な取材の訓練をうけていないせいか、詭弁を多用する癖があるようだ。ツイッターではその悪しき本領をいかんなく発揮している。 彼女は、朝日の記事が出た10ケ月後の2013年5月15日にブログを載せた。ぼくのメルマガの大内校長に関係する個所だけを取り上げて、ご丁寧に、○×式で、出口氏が書いたこの個所のこれは○、この部分は×と勝手に評定を下した。 残念なのは、その確認の仕方だ。 彼女の大内校長への確認は、電話だった。電話口で、こういったのか、ああいったのか、どうかと言われても、メルマガを見ていない大内校長は要領を得なかったに違いない。さて、どう質問したかわからない、校長の記憶の信ぴょう性もはっきりしない。電話で10分程度の取材、そんな荒っぽいやり方で、すぐさまブログに書いてしまった。 ブログを読むと、大内校長がぼくに話した内容がいくつか肝心なところで否定されていた。そのため、今度は大内校長と再び、校長室で向かい合うことになった。 ◇ 「電話があったのですよ、この片瀬という人から」と前置きして、そのやり取りの一部始終を語ってくれた。彼女が書いているブログの内容が、どうもおかしい。事実と違うことを知らされた。作り話っぽく、嘘っぱちのようでもある。 大内校長は、手帳を持ち出してこう語った。 5月15日の午後に、片瀬と名乗る女性から、突然かかってきた。10分程度だった、と大内校長はいう。 「あんなこと言ったのか、どうかを聞かれた。記憶がはっきりしないのですよ。それで、私さぁ、びっくりたまげたのよ、最後に、片瀬という人が、いままでのお話は全部録音させていただいています、というのさ。あれっ、ちょっと待ってください、と、言ったんだ。もし取材をするのなら、初めから録音しますからと、断りがあってのことならばいいが、何もなくて最後に言われても、えーって、何に使うつもりですかって聞いたら、ブログがどうのこうのって、しかし、まったく了承はしていません。」 彼女は、このブログは「大内校長と相談して書いた」と自慢した。また「録音をしている」とか、「大内校長の名誉のために載せた」とか言っている。が、大内校長が了承していない、の一言で、それらの前提がみな崩れた。 ぼくのメルマガを相手にみせないで、こんなふうに言ったのかどうか、というような取材方法は適切なやり方ではない、というか、やんちゃだ。記事には文脈というものがあるのだから、メルマガを見せずして一方的にこんなふうにやるのは、あまりに行儀が悪い。朝日記事の問題は、「談話」のでっち上げであり、前にも書いたようにいくつもの事実誤認があるのだ。 片瀬氏のブログの中味には、DNDメルマガで指摘した長野氏の記事の事実関係に何一つ触れていなかった。それじゃ、DNDメルマガが間違っていて朝日記事が正しい、ということにはならないのだ。それで、「事実が違うのは出口氏の方だ」というのは、たんなる言いがかりに等しい。なぜ、こういうことが起こるのか。それは、個人的な資質の問題もあるが、取材という特別な訓練を受けていないからこんなことを平気でやるのかもしれない。 ◇「捏造」とツイート
ぼくの記者仲間は、「騒ぎ立てることを狙っているようなので相手にしないほうが無難だ、他人を名指しで批判をし、自分は本名も所在も明らかにしないというのは、ライターを名乗る資格はない」という意見だった。まあ、しばらく様子をみよう、ということだったのだが、放置していると、どんどんエスカレートしてくる。 片瀬氏のブログがネットやツイッター上で拡散され続けた。後述するが、DNDメルマガが捏造記事という悪質な書き込みに加え、ヤクザまがいという個人的な中傷まで表れる事態になった。よくないなあ、どこかで抑えておくべきじゃないか、という声が知人らから上がってきた。なぜか、福島県庁を訪問した時、担当の課長が薄笑いを浮かべながら、「片瀬さんに反論はしないのですか」と聞いてきた。 ああ、片瀬氏は、福島県庁でもこんなデマをふりまいているのだろう、と感じて、近いうちにちゃんと書かないといけないと思っていた。 ◇大内校長の判断「出口さんの方が正しい」
ぼくから大内校長に、DNDメルマガと片瀬氏のブログのどちらが正しいのか、と聞いた。大内校長はそれを読み比べていた。ぼくは大内校長の話をメルマガにした。その一方で、電話口で片瀬氏には、ぼくの記事の一部を否定するようなことを言ったのかもしれない。 ぼくのメルマガと彼女のブログを並べて見せて、じっくり記憶をたどってもらった。大内校長は、しばし考えあぐねて、「これも録音されているのですね」と確認してこういった。 「出口さんの方が正しいと思います」と証言した。間違っていたのは、片瀬さんの方だ、というのである。 さて、この片瀬氏のブログがツイッター上に載って、ぼくはとんでもない誹謗にさらされる羽目になる。いまだに続いている。ぼくの個人的なことで恐縮だが、ツイッターでの貶められ方の典型と思うので、次回、その実際を詳細に述べる。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111105.jpg http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111107.jpg http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111108.jpg http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15111106.jpg ≪続く≫ 「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き- 第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php 第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php 第3回:EM攻撃は朝日から始まった http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php 第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞) http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php 第5回:国立天文台執行部が下した決断 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php 第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php 第7回:EMによるプール清掃、驚きの効果を実証 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151101.php |
「検証 朝日新聞とツイッター」
[ リスト | 詳細 ]
|
・EMによるプール清掃、驚きの効果を実証
・新潟・南魚沼の塩沢小、岡村校長の見識 ・EM批判の朝日記者、取材先で教師を”威圧“ EMを批判した朝日新聞、元青森支局員の長野剛氏が使った比嘉照夫氏の「談話」は、おおよそ新聞記者の常識では考えられない”でっち上げ“だった。比嘉氏に取材をしていないというのは記者として致命的なミスだろう。ネットからの引用ならその引用先を明示するのが新聞編集の決め事だ。いずれも朝日の記者行動基準に違反している。間違った記事を書いて謝罪したのなら、速やかに紙面で訂正すべきではないか。
そうしないから、いまだに多くの読者に「談話」との誤解を与え、「水質浄化に重力波?」といったデマや風評がツイッター上で撒き散らされている。その結果、EMの効果が歪められ、比嘉氏の社会的信用が著しく損なわれることになってしまった。加えて、主に朝日記者の”仲間たち“によるツイッターで、大学での比嘉氏の講演会が複数中止に追い込まれるなどの甚大な影響が顕在化し、EMに近い関係者や業者を叩くという”サイバーテロ“のような危うい事態を引き起こしているのだ。 ◇取材先を威圧 さらに長野氏は、彼の意に沿わない発言をした取材先の学校の教員らに対して威圧的だった。詳しくはこの原稿の末尾に触れるが、青森市立のある中学の校長には「頭、悪いのじゃないか」との暴言を吐いた。校長がその時の悔しさを口にした。長野氏は、第三者の女性を同席させていた。そういうやり方も記者の常識が疑われることだ。 地方に勤務する記者は、まず「街の人を応援する」というのはぼくが地方勤務時代に朝日記者の大先輩に教わったことだ。茨城新聞、新潟日報、河北新報、地方の新聞はどこの新聞を見てもわかるように地方の記者らは現場に寄り添いながら読者目線でEMの取り組みを伝えている。 EMがいかに効果的か、現場で役にたっているか。EMを活用した学校に足を運べば、たくさんの事例や成果が確認できる。今回の安全なプール清掃などはその典型だ。学校がEMでプール清掃を行うには、それなりの合理的で科学的な理由があるからだ。 DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15102901.jpg ◇新潟日報が報道
この4月上旬、新潟県南魚沼市の塩沢小学校で、有用微生物群(EM菌)を使ったプール清掃が始まった-という記事が新潟日報の社会面に写真入りで掲載された。見出しに『プール清掃 環境にやさしく』、『南魚沼、塩沢小、EM菌を活用』とあり、EMの活性液を流しいれる児童らの晴れやかな姿が写真でとらえられていた。 塩沢小のように学校のプール清掃にEMを導入する事例は全国規模で広がりを見せており、いまやそれほど珍しいことではない。 新潟日報が取り上げるには、昨年の8月28日に起きた事故がきっかけだった。近くを流れる伊田川で魚が大量に浮いているのを作業員が発見し、南魚沼署に通報した。現場では、ウグイやフナなど約300匹が死んで浮いていた。塩素のような臭いが立ち込めていた。その後、警察や市の調査で塩沢小のプールから流れ出た塩素濃度の高い水が原因と判明した。南魚沼署に伺うと、その春に着任したばかりという広報担当の副署長が新聞のスクラップを持参して対応してくれた。夏場のプール使用を終えたため、担当の教諭が固形塩素剤160キロを処分のためプールに投入した。そのことを知らされていなかったプールのろ過器の点検にきた業者が、約1トンのプールの水を排水溝に流した。塩素の水は川に流れ出た。ミスは重なった。別の男性教諭は、容器に残っていた塩素水溶液を薄めようとして水道水を入れ続け、あふれた約850Lの塩素の水を川に流出させた。 県警生活保安課と南魚沼署は、11月12日にこの教諭らを県内水面漁業調整規則違反の疑いで書類送検した。県環境対策課はこれに先立って、水質汚濁防止法、新潟県プール条例に基づいて南魚沼市に対して再発防止等の指導をおこなった。プールで使う塩素剤の処分方法についての規定がないということが判明した。県教育委員会は、他の小中学校から聞き取り調査を始めた。 ざっと事故のあらましはこうだった。プールの使用期間中の塩素剤の投入はやむを得ないことだ。プールの清掃にこれほどの大量の塩素剤が投入されていたとは驚きだ。全国どこでもこのような大量の薬品を購入し処分しているのだろうか。 ◇南魚沼市立塩沢小の岡村校長に面談
5月上旬、その塩沢小に向かった。残雪の校庭からは、堂々たる金城山を仰ぎ見ることができた。伸びやかな学校だ。雪解け水が勢いよく流れているのが伊田川だろうか。約束の面談まで時間があった。遠回りだが三国街道塩沢宿の牧之通りを歩いた。ノスタルジックな昔の街が再現されていた。校舎の正門前に背広姿の男性がこちらに目を向けて立っていた。校長の岡村秀康さんだった。姿勢の正しい、さわやかな人だ。ぼくの到着を待ってくれていたらしい。 校長室で面談した。事故の概要を聞いた。岡村校長は「高濃度の塩素水が原因だが、県の担当の話では、通常の薄い濃度でも河川になんらかの影響はある、ということでした。そのような関係があるとは思いも寄らなかった。人間の生活と自然の営みが断絶していたということかもしれません」と語り、「自分たちの生活と自然は深いところでつながっている。そのことを児童に説明をしこの事故のことでは児童に詫びた」という。 続けて、「そのスタートが、EMではないか。私たちの生活と自然がつながっているとうことを、職員だけではなく子供たちと一緒にEMを使うことによって微生物の力が実感できるのではないか」と心境を述べた。 訪問取材から6ケ月、久々に南魚沼市のホームページをのぞいてみると、塩沢小の4年生が伊田川で地元漁業組合などの協力で、イワナの稚魚4410匹の放流を行ったことが写真入りで紹介されていた。その説明に、塩沢小では昨年8月のプールから伊田川への塩素流出事故をきっかけに地域の自然を見直し環境教育に力を入れてきた、と書かれていた。誠実な岡村校長の「命と自然を大切にする環境教育」が着実に進んでいることを知ってうれしくなった。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15103003.png :塩沢小の岡村秀康校長 南魚沼市塩沢は、日本一のコシヒカリの米どころで地酒「鶴齢」の醸造元があることで知られている。米と酒、その源は豊富で清らかな水だ。微量でも塩素剤を河川に流すことでなんらかの影響があるかもしれない。EMなら河川の浄化にも役立つという岡村校長の認識は、河川や自然を大切にしようとする地元、南魚沼市にふさわしい考えだと感心した。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15103005.jpg http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15103004.png :校庭から金城山を望む ◇プール清掃でEMの効果を実証
岡村校長によると、EMの導入は、前の学校で実証済みでその効果は驚くべきものがあったからだ、という。そのEMは、市内のボランティアでつくる「合成洗剤問題研究会」が提供している。 学校の屋外のプールといえば、コンクリートの壁面に黒カビが付着し、底にはヘドロがたまる。塩素剤や除藻剤の化学薬品でゴシゴシやっても汚れが落ちず、なにより”悪臭の巣”と化すことで、どこの学校も壁面のカビや悪臭には手を焼いているのだ。それを児童がやっている。コンクリートの壁を削り取るくらいの力を込めても黒カビや汚れはそう簡単には落ちない、という。 が、プール開きの1ケ月ほど前にEM活性液を投入しておくと、清掃作業がスムーズで、悪臭が消え、汚れが落ちやすく、プールの透明度が増した、などとの報告がもたらされている。プールへのEM投入は、シーズンが終わった8月下旬以降にも行われている。児童がプール内で飛沫を浴びながら作業を行うので、塩素剤の薬品を扱うより、体に触れても心配がないというところも、安全なEMが全国各地の学校で普及する理由だ。 ◇ライオンズクラブのアンケート調査、学校側から驚きの声
ライオンズクラブが、岡山と鳥取エリアにおける公立小中209校のプール清掃にEMを活用している事例などについてのアンケート調査を行った。主な市町名は、岡山市、津山市、真庭市、勝中町、美作市、奈義町、倉敷市、井原市、笠岡市、矢掛町、新見市、高梁市、鳥取市、三朝町、米子市、大山町、境港市などだ。これを見ると、EMがどのような働きをしているかよくわかる。また学校側の感想では、「掃除がラクでしかも短時間で終わった」、「苔やヘドロが少なかった」、「子供の負担がすくなかった」、「水に透明度が増した」などEM効果を高く評価し、中には「これほど違うものか」と驚きの声が寄せていた。 【学校側の意見&要望】その一部を紹介する。 ・「ヘドロの状態が非常によくプール清掃がかなり短時間で終了した。来年度に向けてもぜひEMの投入をお願いしたい。」 ・「これほどプールの清掃がスムーズにできたことはない、と担当者が言っていた。清掃時間が大幅に短縮できた。生徒の負担も少なかった。」 ・「いままでと全然違います。ありがとうございました。」 ・「昨年とは比べものにならないくらい苔の付着がすくなかった。塩素を使用する必要がありませんでした。」 ・「水が透明で、汚れが浮き上がっていました。いままではこびりつきをタワシでこするのが大変だったのに、楽でした。」 ・「臭いが少なく、子供たちも楽に清掃ができた。ヘドロも取れやすくプールの底は水を流すだけできれいにとることができた。」 ・「例年、深く藻がはびこり、よどんだ状態で冬を越しました。今年は、水の色が緑色ですが、底のラインも見えるほどで水を抜くと同時に、その緑色の濁りもすべて流れ出ていきました。清掃も大変ラクで、いままでのプール開きまでの苦労がウソのようです。」 ・「コンクリートに付着する黒カビがほとんどなくプール清掃が大変やりやすかった。水の透明度が増したように思います。」 ・「ヘドロが激減し、掃除がとても楽だった。これほどまでに違うものかと驚いた。」 ・「プール清掃がとてもやりやすかった。臭いもなく汚れもよくおちた。」 ・「プールの壁の汚れもほとんどなく、底のヘドロは臭いを感じません。ヘドロの状態も例年の10分の1程度と薄い。最後の水抜けもよく、本当に助かりました。」 ◇仙台でこの秋に新たに6校のプールに投入
このような声はどこの現場でも聞かれる。宮城県のEMボランティアの会のひとつ「EMイズミの会」(小林康雄代表)の報告では、この秋、仙台市内の学校のプールにEMを投入したのはこの会だけで6校でそのうち2校が2年目、4校が初めてだった。ボランティアは、タンクローリーでEMを運ぶ平野勝洋さんを筆頭に、会長の小林さん、そして学校との調整役を務めた安斎かずえさんらが奔走した。どこでも学校関係者から大変喜ばれたという。それほど悪臭やカビ、ヘドロなどがはびこるプール清掃に手を焼いているということだろう。しかし、どうだろう。EMを批判するグループは、声をそろえて「EMは効果がない」という。朝日の青森版の記事の主見出しが、「水質浄化の環境教育」、「EM菌効果『疑問』」という否定的なものだった。 ◇朝日記者、小学校プール電話取材の傲慢
『朝日のEM批判記事検証:青森からの現地報告』(2012年8月1日配信のメルマガ)からの引用です。http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm120801.php ■現地からの報告 急ぎ、青森に行った。記事の検証のため長野記者が取材した現場を回った。「談話」を取材もせずに無断で仕立てるくらいだから、記者の取材ぶりはおおよそ想像がついた。すると、案の定と言うか、もっぱら電話取材に頼っているうえ取材先に不快な思いをさせていた。まず取材先に取材の趣旨を正しく伝えていない。取材と称してEMを使っている学校や自治体に電話をかけては、「EMの効果は科学的に疑問」と触れ回って、窓口の女性教師らにEMの使用を止めるように圧力をかけていたこともわかった。 青森県・JR八戸駅。元教員でEMの学校の利用に詳しい工藤正義さんが友人の古市忠雄さんと連れ立って車で出迎えてくれた。高齢だが、人の良さが柔和な表情に現れていた。こういう人たちに近づいて、親しくしている現場の関係者を聞き出して取材の餌食にし、何の遠慮もなく不躾な質問を浴びせた挙句、誤った記事で悲しい思いをさせる。それは悪魔のやることだ。 工藤正義さんが、とつとつと語った。 それは6月中旬ごろだった。突然、朝日を名乗る記者から、EMを使っている学校を教えてほしい、との電話があった。記者の名前に憶えなかった。が、やあ、立派に成功している学校は、八戸の多賀台小学校ですね、と教えた。また何か、EMのいい記事がでるんだ、と疑わなかった。電話でもそんなそぶりの欠片も感じさせなかった。教えた学校は、ボランティアで地域を支える「南郷EM会」会長の古市さんが、長年、お世話している学校だ。 30分ほど走ったら住宅街の一角に多賀台小学校はあった。沿道の植え込みが手入れされていて、清々しい学校だ、と思った。事前にアポを取っていたので校長先生らが待っていてくれた。すれ違う児童らが、元気にあいさつをする。この学校では、プールの清掃にEMを使っている。EMの活性液は古市さんが提供した。 プール開きを控えた6月20日に、子供たちと一緒に水を抜いたり、黒ずんだ藻を洗ったり、する。その1ケ月前にプールにEMを流しておくだけだ。汚れが、よく落ちる。軽くこすっただけでも壁面のくすみがきれいになった。EMなら害がないので安心だ、とみんな口にした。塩素系の洗剤の使用も少量で済む。経費もかからないのだ。多賀台小学校のようにプールの清掃をEMで行っている学校は全国に普及し1500ケ所に及んでいる。 工藤さんも古市さんも、そして学校の関係者らもきっと、きれいなプール清掃を通じた環境教育の効果を取材してくれるのだろう、と期待した。が、それは見事に裏切られた格好だ。 教師が、記者とのやり取りを語ってくれた。記者は、長野剛と名乗った。取材は、電話だった。それも、どういう意図で取材をしているのか何も言わず、どうやって授業しているのか?と聞くので、ポロっと環境教育って言ったらすかさず突っ込んできました、と、あの時のやり取りを振り返った。 お宅では、EM菌を使った授業をしているが、どうしてEM菌なのか、という。環境を考えるという意味もあってやっています、と言ったら、どういう環境なのか、とたたみかけてきて、岡山県環境保健センターなどの公的機関が出している報告書では、川の浄化でも効果が無いって実証されているのだが、ご存じか、といい、EMの根拠をちゃんと検証しているのかとか、責めたてられた。 そんな検証している場合じゃないですよね、私達はね、この記者は何を言っているんだろうと思ってしまった、という。うちの学校では川に流すとか、培養して環境に使うとか、には力は入れていない、と返した。 「EMをプールに入れておくときれいになるし掃除が楽ですよ」と説明したら、今度は、「それでほんとにきれいになるんでしょうか」と聞く。「EMを使わなかったプールの掃除の時と、使った時の検証というのは出来ないんじゃないか」って再び否定的に言うので、私の前任校と比べて体験的に知っています、多くの先生方がそう口にされます、と言い返した。そうしたら、記者は、なんといったと思いますか。 「プールの材質が違うんじゃないですか」という。この記者は、なんの取材をしているのか、だんだんあやしくなってきた。自分で、プールの現場も確かめもせず、ただ電話でケチをつけているように感じたので、プールの材質なんかどこも同じでしょ、市がやっているのだから。多賀台だけプールに汚れが落ちやすい特殊な材質を使う訳ないでしょうって、たしなめた。 EMが憎いのか、恨みでもあるのか。最後には、「とにかくEM菌による水質浄化とかボカシとかっていうものは効果がない。それだけは覚えておいて下さい」と、捨て台詞を吐いて電話は切られた、と呆れ顔だ。この取材電話は、いったいなんだったのだろう、といぶかった。 これは取材の一線を越えている。頭からEMを否定して、EMを使わないように圧力をかけているのである。これは取材とは言わないし、こんなの聞いたことがない。(中略) EMの効果かどうか、検証したのか、とか、アホらしいことをいきなり質問するだろうか。大切なことは、この澄み切ったプールで子供たちが、安全にそして元気に水しぶきをあげられるかどうかだろう。清掃が生き届いた清潔なプールは、教育現場にいま何が大切か、を無言のうちに伝えている。百聞は一見に如かず、記事は足で書くことの大切さを教えている。 長野記者は、このプールをみていない。手を抜いたのではない。EMによる清潔なプールは、長野記者が狙う記事の構成には不都合な素材だったのであろう。だから意図的に記事にはしないのである。これを偏向といったら言い過ぎだろうか。(以上、メルマガからの引用) ◇飛躍過ぎる譬えと、奇妙な菊池氏の持論
現場の検証をせずにいかにデマ情報を拡散しているか。EM叩きの実態は、このように卑劣なものだ。朝日の長野氏に影響を与えたとされる大阪大学教授の菊池誠氏は、講演会の会場で配布する資料「ニセ科学とつきあうために」で、こんなことを書いている。 -ホメオパシーであれEM菌であれ「使ってみたら効果があった」という体験をした人は少なくないはずです。そうでなければ流行らないでしょう。しかし、前にも書いたように、それはなんの証拠でもないのです。使ったことと効果とはなんにも関係もないのかもしれません。 たとえば、宝くじの一等なんて、まず当たりっこないですが、でも必ず誰かには当たります。その人はもしかしたら、宝くじを買う前にどこかの神社でお守りを買っていたかもしれません。たぶん、その人は「ご利益」だと思うでしょうね。もちろん、それはただの偶然です。たとえば、ホメオパシーが訊(原文のママ)いたかに見えても、それはホメオパシーの効果ではないことが既にはっきりわかっています。ホメオパシーには効果がないからです。-(以下、略) どうでしょうか。これが大阪大学の教授の持論だ。使うことによってたくさんの効果があれば、それは証拠の何物でもない。論より証拠とはそういう意味だ。しかし、「それはなんの証拠でもない」とうそぶくのである。めちゃくちゃだ。ホメオパシーとEMの効果を宝くじの「ご利益」とまぜこぜにするのは詭弁とはいわないが、論理の飛躍、かなり無理があるのではないか。ホメオパシーを「ご利益」という風に切り捨てるのも失礼な話だ。 まあ、菊池氏や天羽氏は、一応、その論理をひねくり回すだけまだましな方なのだ。EMを叩くグループの中に、言葉汚く個人攻撃を繰り返す法政大学の教員、そして自称ライターがいる。この二人がタッグを組んでやるから酷いことになる。個人的に関係するところなので控えめながら次回以降はその核心を報告する。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15103001.jpg ※比嘉照夫教授の連載、通算100号を達成!おめでとうございます。 EMの開発者で琉球大学名誉教授の比嘉照夫氏が連載している『甦れ!食と健康と地球環境』がこの回で100号の節目を迎えました。人類が避けて通れない食、健康、そして地球環境の課題解決に向けたあるべき方途を明らかにした珠玉のコラムはますます光彩を放っていくことでしょう。 第1回は、7年前の平成21年1月で、タイトルが大変革のスタート、リーマンショックで世界の金融市場が揺れていたころでした。その冒頭、 「明けましておめでとうございます。平成21年は世界同時大不況の対策元年となりました。極めて悲観的な経済見通しですが1929年の大恐慌とは本質的に異なっており、これを機会に人類の質的進化が起り、世の中は、更に良くなるものと確信しています。」 以来、月1から2回、コンスタントに投稿を続けられておられます。 有用微生物群、EMへの期待の高まりとともに読書の一人として比嘉先生のますますのご健筆を期待いたします。 比嘉照夫氏の緊急提言 甦れ!食と健康と地球環境 第100回 EM(有用微生物群)は人類の抱えるすべての問題を解決する力を持っている http://dndi.jp/19-higa/higa_100.php ≪続く≫ 「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き- 第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php 第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php 第3回:EM攻撃は朝日から始まった http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php 第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞) http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php 第5回:国立天文台執行部が下した決断 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php 第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php |
|
第6回:悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151019.php 第6回・悪臭が消えた!常総市の学校にEM散布 ・教頭「EMは凄い効果ですね」 ・タイは国を挙げてEMプロジェクトを推進 ・「農業は科学だ」とノーベル賞の大村智氏 署名活動をツイッターで煽って文部科学省に提出するのだという。そうかと思えば、今度は、小中学校の教育現場からEMを排除する、という趣旨の意見と資料を揃えた奇妙な雛形が、デマ情報と一緒にツイッターでばらまかれている。これは、ツイッターという”つぶやき”投稿を悪用した業務妨害の疑いがあるのではないか、と危惧する。何かEMに関して法律違反でも侵したというのだろうか。そんな摘発の事例や被害の報告は何一つないのである。それが事実だ。朝日新聞が、直接取材をせずに「効果に疑問」などと書くから、こんなサイバーテロのような騒ぎになるのだ。
むしろEMを活用した地域や学校に足を運べば、そこには有益な微生物群(EM)の働きによって甦った明快な効果が確認できるはずだ。批判する前に、まず農業、環境、そして今回のテーマである災害現場で活用されるEMの効果を正しく捉えるべきではないか。 彼らの根本的な間違いは、ツイッターという疑似イメージの世界に溺れリアルな現実から目を背けるところにある。ネットに隠れて攻撃するところが、実に卑劣というか、いやらしい。 DND編集長、ジャーナリスト、出口俊一 ◇茨城県常総市の決壊の現場へ
関東・東北豪雨から1ケ月余り、鬼怒川の決壊で大規模な水害をもたらした常総市三坂町の現場に入った。長さ150mにわたって決壊した堤防は、真新しいコンクリートが積み重ねられて修復を終えていた。が、堤防沿いの県道357号線は、土砂の流出で路面は崩れ電柱が連続して傾いていた。全面通行止めだった。車を降りて見て回った。 多くの家屋が流された堤防反対側一帯は、手つかずのまま荒涼としていた。土砂が流されて地盤沈下が激しいのだ。道路の片側は1m以上もえぐられていた。復旧には大量の土砂が必要になるらしい。残った家屋といえば倒壊寸前で無残だった。工事関係者の一人は、元の生活を取り戻すには、この先1、2年はかかるのではないか、といった。 ◇EMで泥の校舎を洗浄、カビなどの悪臭が消えた!
常総市平町にある市立大生(おおの)小学校は、避難指示が出た9月10日午後から泥水があふれ出し浸水は床上2mを超えた。校舎1階は沈んでしまった。水が引いたのは4日後だった。が、水は引いた職員室や教室は泥に埋まった。泥は取り除かれたが、ひどい悪臭になす術がなく困り果てていた。まったくの手上げ状態だったのだ。 この窮状に動き出したのが、茨城県内で活動するEMのボランティアの方々だった。やはり悪臭に悩まされていた常総市や隣の水海道市の民家から協力を求められていた。その家屋の洗浄のため9月16日にはいち早く現地入りしていた。EMの噴霧でたちまち悪臭が沈静化していくのをご近所の多くの方々が見ていた。それが、町内会を通じて口コミで広がった。一般の民家からごみの仮置き場へと発展し、学校はもっとひどい状況になっている、どうにかならないか、という連絡をうけた。 学校へのEM散布となれば、少人数では対応しきれないため、EMの災害復興支援の経験が豊富な吉澤文五郎氏をリーダーに、地元のNPO法人「緑の会」(会長・恒川敏江さん、取手市)をはじめ県内の5地区から総勢12人が市立大生小に駆けつけた。10月5日のことだった。その様子は、地元の茨城新聞に報道された。 自家培養したEMのタンクを積んだトラック数台が校舎脇に横付けされた。教室や職員室、トイレ、それに体育館などにホースを長く引き込んでEM活性液を噴霧した。作業は夕刻まで続けられた、という。 悪臭の現場に立ち向かうボランティアの方々の平均年齢は70歳近い。が、動きは機敏で疲れを知らない。はつらつとして若く見える吉澤さんは、75歳だ。みんな自発的に参加している。もちろん無報酬だし、資材や活性液は自前で持ち込んだものだ。いやあ、その懸命な姿は、涙ぐましいほどだ。 ◇「凄い効果ですね」と教頭、校舎のEM散布に密着取材
僕が同行したのは9日で、昼過ぎに吉澤さん、NPO緑の会理事長の恒川敏江さん、芳克さん夫妻、福留一徳さん、若林正子さんら5人が3台の車に分乗して学校にきた。4トントラックと軽トラックの荷台にはEMの活性液が入ったタンクが積まれていた。この学校の訪問は今回で3回目だという。手慣れたもので、さっそく校舎一階に入り、手分けして教室や宿直室、校舎の植え込み周辺などに散布した。 作業に立ち会った浅岡国夫教頭は、「凄い効果ですね、全然違います。EMのお蔭です」と言った。浅岡教頭によると、EMの散布で教室の悪臭が消えた、という。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/15101906.jpg 「凄い臭いだったのですよ。臭くて、臭くて、むちゃくちゃでした。教室には入れないくらいの臭いで、その悪臭というかカビ臭にはどうにもならなかったのです。とくに私はカビアレルギーなので、校舎に入っただけで咳き込んでしまって、マスクしたぐらいではどうにもなりませんでした」と振り返る。それが、カビ臭が消え、アレルギーがなくなった、と証言した。 その作業の途中で、ひょっこり作業現場に姿を見せたのが常総市教育委員会の山口大教育長だった。「いやあ、本当に皆さんのお蔭で、よくなりました。やっと落ちつきを取り戻した感じがします」とその労苦をねぎらった。 「教育長自ら、現場の一線に入るなんて気構えが違いますね」と話すと、「いやあ、気になるところが多すぎて学校の災害現場を回っているんです」と言った。責任感の強い人なのだなあ、と感心した。そこで山口教育長は、「実は…」と申し訳なさそうにしながら、大生小のほかに小学校1校、中学2校、公立の幼稚園2園が浸水し悪臭が酷いのだという。「今後、学校だけでも引き続きEM散布の協力をしてもらえないだろうか」と吉澤さんにお願いした。さらに浸水で掃き出された家具や畳、衣類等のごみの一時集積場所となっている石下地区の地域交流センター東駐車場でのEM散布も要請した。吉澤さんらは、いや、とは言わない。「ハイ、わかりました」とにこやかに快諾した。 ◇凄惨な状況だった「ごみの集積場」
ごみ集積の悪臭の現場は、それは想像以上に過酷だった。吉澤さんらは被災した常総市内や水海道市の一般住宅へのEM散布を終えて、休む間もなく教育長からの指示があったその現場へ向かった。付近のシンボルは堂々たる豊田城だ。が、ただならぬ悪臭が漂っていた。教育長は、そばの市立石下小学校へ流れ込むごみの悪臭を何とかしなければ、と気にやんでいたのだ。 「うーむ。これはやばい」と僕は、正直、ごみの山から沸き立つカビのすえた臭いに腰がひけた。ジャケットを脱ぎ首にタオルを巻きマスクを二重にして、尻込みしながらごみの山に近づいた。大型のクレーンが数台、エンジン音を唸らせながら粗大ごみを右に左に積み上げている。 吉澤さんと福留さんは、EMタンクを積んだトラックを横づけにしたと思ったらホースをもって走り、悪臭が激しい腐敗した畳の山に上って頂上から散布を始めたのだ。恒川芳克さんはタンクと動噴の調整に余念がなかった。見事な連携だ。数時間、タンクが空になるまで噴霧は続けられた。一心不乱にホースを握るボランティアの彼らの姿をみて、僕は胸が詰まった。 現場には、山口教育長、それに茨城県会議員で土木委員長の神達岳志氏らが立ち会っていた。理事長の恒川敏江さんは、みなさんにEMのことや効果的な対応の仕方について説明していた。 ◇タイでは国をあげてEMプロジェクトが稼働中
災害現場でのEM散布、悪臭対策は、この連載の第1回で紹介した宮崎県の口蹄疫まん延防止に優れた実績をあげたほか、東日本大震災では消臭、衛生対策への取り組みがみられた。気仙沼では家屋店舗が流された失意のなかで「三陸EM研究会」の足利英紀さんが敢然と立ち上がっていた。ぼくは震災から2ケ月後の5月に釜石から気仙沼に入り、避難先の足利さん宅に泊めてもらってその取り組みを取材した。 足利さんらは、地震、津波、そして火災を続く恐ろしい震災を体験しながら、三日三晩火の海と化した気仙沼市内の他、近隣の被災地に出向いてフカヒレ工場や市街地区、避難所を回ってトイレなどにEMを散布した。また時には、遺体安置所にも足を運び自衛隊関係者に快く迎えられた。EMによる浄化作業は現在でも福島などは継続的に行われ放射能対策を含めその効果が確認されている。 EMの活用は国内にとどまらず、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国に及び、タイの大洪水では政府主導でEMが活用されたくさんの大きな成果を上げた。いまでも国家プロジェクトが動いて着実に成果をあげている。環境や農業、畜産、養殖などあらゆる分野でのEM効果は、世界の多くの国々が認めているのである。 ※比嘉照夫氏連載 第99回 国策的にEMを活用するようになったタイ国 http://dndi.jp/19-higa/higa_99.php ※気仙沼をEMで復興 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm110602.html ◇批判グループは何者?
EMは役に立つ技術だ。それなのに、である。一部の大学教員らが、効果が明確で役に立っているのに「効果がない」とか、国内外にたくさんの論文があるのに「論文がない」とか、科学的な検証がされているのに「非科学的」だとか、多くのボランティアに支えられているに「悪徳商法」だとか、被害の実態がないのに「詐欺的ビジネス」などと執拗にツイッター攻撃を繰り返している。酷いのは、無差別殺人事件を犯したオウム真理教と同列にして危険な「カルト教団」だとまで貶めるのだ。 その挙句、EM排除の署名活動を始めたり、奇妙な請願の雛形をばら撒いてみたり、大学での講演会を妨害したり、とまるでEM潰しの”集団的なイジメ“の様相なのだ。 大阪大教授の菊池誠氏、山形大准教授の天羽優子氏、法政大教授の左巻健男氏、神田外語大准教授の飯島明子氏、文教大准教授の長島雅裕氏、それに国立天文台准教授、大石雅寿氏ら主に教員グループだ。まだ他にもいる。 取材もしない、確認も取らない、本人の了解もなければ、引用先の明示もない、という記者の倫理基準に違反するような比嘉氏の「談話」を改ざんした罪深い朝日新聞の長野剛氏の“仲間たち”なのだ。やっていることは一方的で稚拙だ。いったいこのグループは何者なのだろうか。朝日新聞との関係は、その狙いは何なのか。そこを解き明かさねばならない。 批判や批評は、それはおおいにやればよい。表現の自由なのだから。が、風評を撒き散らし悪意の個人攻撃はまずい。事実を曲げてウソをつくなんて許されない。まして教員らが、汚い言葉で人の心を傷つけるなんて、学校での”集団的なイジメ“より酷くないか。 ◇悪意のツイッターには厳格な規制を!
ネットでの署名活動を仕掛けたのは、山形大学准教授、天羽優子氏だ。ところが結果は惨憺たるものだった。ネット署名のシステムの不都合で混乱した。菊池氏をはじめ、仲間内からもブーイングが起こる始末だったという。 騒ぎ立てて執拗に煽る。ツイッター上では、菊池氏のフォロワーだけでも3万数千人はいるはずだから、”仲間たち“の力で一気にデマ情報を拡散すれば、多くの賛同者が見込めるはずだった。が、結果は「3000人」ぐらい。その実際、実名の署名かどうかも定かではない。 小中学校からEMを排斥しようという呼びかけ人は、「善玉菌太郎」というハンドルネームを使っている。その雛形をツイッター上でばらまいて地域の自治体や議会にEM阻止の「請願」を出してくださいという触れ込みだ。 なんら問題も被害もないのにEMを排斥するというのは、サイバーテロのような極めて危険な行為じゃないか。今日の法治国家にはなじまないやり口だ。 「呼吸発電」というハンドルネームの主の場合もそうだが、ネットの裏側に隠れて攻撃するというのは卑怯者のやることだ。国家公務員や大学教授という社会的な影響力のある立場の者の悪意のツイッターには、より厳格な規制を設けるべきではなかろうか。 ◇ノーベル賞の大村智氏「農業は科学だ」との至言
今年のノーベル医学・生理学賞に決まった北里大学栄誉教授、大村智氏は、その記者会見で「微生物の力、微生物のおかげです」と語り、微生物の深淵なる有用性を示唆した。その数日後、NHKのクローズアップ現代に出演して、「農業とは科学者のやることなんですよ」と喝破された。その科学の意味をもう一度、問い直すきっかけとなったはずだ。大切なことは、「Science for society」なのだろう。日本学術会議で提唱された「社会のための科学」という視点を思い起こさせた。 ※ 吉川弘之氏の提言 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm100707.html 社会に役立つ科学を「ニセ科学」というおぞましいレッテルを貼って排斥するなんて、それこそ科学への冒涜だと思った。 やはり農業からスタートした比嘉氏と、二重写しになったのは僕だけではないと思う。大村氏は祖母から、比嘉氏は祖父からという違いはある。が、それぞれ「社会に役に立つ」ことを強く教えられその教え通りに貫く人生なのだ。微生物で地域、社会、そして世界に貢献している姿は、まばゆいほどだ。「農業は科学」というメッセージは、素晴らしい。これがどれほど価値をもたらすことか、まさに至言だと思った。 番組キャスターの国谷裕子さんから、「あの時、夜間高校の先生をせずに地元で就職していたら農家の長男坊として、農家の傍ら先生をしていたかもしれない人生だったと思いませんか」と聞かれたのだ。大村さんは、「いやあ、日本一の農家をつくってやるという気持ちはあった」と語り、その後にこう続けた。「農作業というのは科学者のやることなんですよ。気候を気にする、温度を気にする、それから水分がどうであるとか、まさに科学者なのですね。だから、私が土から菌を採るなどのことは農業の延長なのです」。 土壌を豊かにし化学肥料を使わずに多くの恩恵をもたらすEMの効果は、それだけでも確かな科学の証明であるということではないか。小さな菜園づくりでもいい、地元の環境への清掃活動でもいい、ボランティアでも結構だが、そこに携わってみると、EMがいかに安心で快適なものかがわかる。一流の科学者、一流の人物は、小さな動きや変化を見逃さないものだ。現実をしっかり捉えられる人のことを言うのであろう。 日々、ツイッター上の疑似イメージの世界に溺れ、国家公務員という安全な高みに身を置いて手を汚さずデマを撒き散らしひねた薄笑いを浮かべるようにして、社会に汗を流す善意の人々を傷つけ回る姿は、あまりにおぞましい。もはや科学者でもなければ教員と呼ぶ資格すらない。たった1回きりの貴重な人生を無駄にしていないか。その一方で、あまりに気の毒で憐憫の情を禁じ得ない。 ≪続く≫ 「検証 朝日新聞とツイッター」-そこまでやるか、EM叩き- 第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php 第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php 第3回:EM攻撃は朝日から始まった http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php 第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞) http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php 第5回:国立天文台執行部が下した決断 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php |
|
第5回:国立天文台執行部が下した決断
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150926.php 「「ニセ科学」というレッテルで、EM(有用微生物群)の環境活動が、膨大なデマ情報と誇張のツイッター・アビューズにさらされている。ツイッター・アビューズとは、ツイッターでの悪意のある誹謗・中傷のことを言うのだが、近年、ますますエスカレートして社会問題になっているのだ。陰湿でしかも悪意に満ちた投稿が連続すると、もう誰にも止められない。それは集団的なイジメのようなものだ。このまま放置すれば人を死に追いやる危険すらあるのではないか。朝日新聞の偏向した記事がでるタイミングを狙って直接的な妨害に及ぶ国立系の准教授がいた。 国家公務員、それに準じる公務員らがその立場を利用して善意のボランティアを断罪し、EMを排斥しようとしているのだ。ツイッターの内容を見て上司らも首をかしげた。ツイッターは、“ウソ発見器”でもある。心ある人はその奸計を見抜くものだ。国立天文台執行部が動いた。 DND編集長、ジャーナリスト・出口俊一 ◇「厳重注意した」と国立天文台の副台長から
「国立天文台の小林です。 先日、国立天文台にお出でになり、伺った大石の件ですが、 Twitterに掲載されている内容を確認し、本人に厳重注意を行い ましたので、ご連絡いたします。 今後ともよろしくお願いいたします。」 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/2015092702.jpg 2013年12月19日の午後、国立天文台の副台長で教授の小林秀行氏からEM研究機構(本社・沖縄)宛てにメールが届いた。表題が「大石雅寿の件について」とあった。 EM研究機構側は、国立天文台の姿勢を評価しつつ、大石氏の今後の言動を注視していくことを伝えた。国立天文台が、准教授の大石雅寿氏を厳重注意処分に踏み切ったのには、それなりに重い理由がある。 同執行部は当時、「(大石氏は)我々の意図をくんでその後、自分からのツイッター発信はしていない状況になっていると思います」と胸を張った。が、果たしてどうだろうか。 ◇勢いづく自治体へのクレーム
再び、青森に飛んで、青森県庁の担当者と面談した。担当の課長は、クレームがきた大石氏本人と電話でやり取りしたことを認めた。記事が出た3日後の7月6日の時点で、大石氏がツイートしたように青森県庁が「EMを今後は止める」と答えていたのだろうか。 別の担当者は、「そんなことはありません」と否定した。県の担当者が軽々に口にする内容ではない。役人は、責任がないから平気でウソをつく。大石氏の思い込みか、県がはぐらかしたのか。いずれにしても県庁へメールを送り、EMを「カルトに近い活動」と誹謗し、「EMから手を引け」と圧力をかけたのは大石氏自身であることがはっきりした。 青森県庁へのクレームで味をしめたのか、大石氏の動きは、さらに勢いづくのだ。次に、福島市をターゲットにしたことをツイートした。 「先日、福島市が『うつくしまEMパラダイス』を後援している件について意見を送った。先ほど、福島市環境部長から回答が届いた。(続く)」(2013年10月18日金、午後3時31分)。 大石氏のクレームで、福島市は後援の承認を取り消す事態となった。これと前後して、7月には福島県庁の「福島県文化振興課」にEM批判の意見書を送った。11月には「宮城県庁」に「第18回全国EM技術交流会東北大会in七ヶ浜」の後援名義取り消しの妨害に出た。その都度、日記を公開するように陽気につぶやくのだ。 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/2015092701.png ◇問題の投稿の数々、狂騒のツイッター
さて、職務とは別にツイートの日常は、どうなっているのか。どのくらいの頻度でどれだけ投稿されているかを分析したTwilog Stats(統計情報)によると、ざっと2011年12月9日から2015年9月25日の1387日の3年と9ケ月余りの間で、ツイート総数は2万9048件、つぶやかなかった日がわずか14日でほぼ毎日ツイッターにむかっているのだ。一日の平均ツイート数が21.1件、一日の最高ツイート数は130件に及ぶ。その中には、ネットの陰に隠れて本人の知らないところで一方的に個人攻撃を仕掛けるのだから、そのやり方に疑問の声があがるのは当然だ。 EMや比嘉氏に浴びせられたツイートは、揶揄と中傷、それに謀略めいた投稿が連続する。年月日と時間は、ツイートした日時である。「 」がつぶやきの内容だ。 ・2012年10月18日(木)19時2分 「すがる思いでEMに頼る人々を騙している。この罪は深い」 ・同年11月29日(木)11時33分 「なぜ、比嘉さんがノーベル賞候補に挙がらず、批判ばかりされているのか。そこのところをよく考えてみれば分かると思うよ」 ・同年12月18日(火)13時6分 「ホント、EM教の布教活動をやっているのにふさわしいですよね」 ・同年12月25日(火)12時11分 「EMのようなものは、表舞台に出ないで細々と存在できるもの。表舞台に出てしまうと却って困る状況になると思われる」 ・2013年3月19日(火)11時22分 ・「比嘉先生、素人を騙してはいけませんよ」 ・同年7月19日(金)13時7分 「南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土へ導かれる」と「EMを撒けばすべての問題が解決する」とはどう違うのか。 ・同年10月6日(日)13時35分 「EMは、要するに宗教活動なんだ。教祖様の教えをEMを使うという行動により実践するわけだから」 ・同年10月25日(金)20時48分 「EMは日陰の存在として生きるしかない。日の光に当たると消滅する運命。この際、国際問題になって表舞台に出る方が社会のためになるのではないか」 ・同年12月12日(木)17時33分 「だから、デタラメばかり言うEM(比嘉照夫氏)は、許しがたい存在となる」 しかし、なんというものの言い方なのだろう。デタラメばかり言って許しがたいのはどっちだろうか。次に、景品表示法に問えないか、とか、国民生活センターに持ち込むといい、などと過激に煽っていくのだ。そのツイートがこれ、それにコメントしてみた。 ・2012年11月28日(水)8時58分 「国民センターあたりにEMの件を持ち込むといいかもしれない」 【コメント】 悪質なツイートだ。明らかに扇動だ。 このような投稿は、ほかでもあった。香川県の小豆島で、阪大の菊池氏を招いて開くニセ科学のセミナーを宣伝する県の嘱託職員が、ツイッターでEMを批判し、こんな風に国民センターとか、消費者センターに声を届かせる、と言ったツイートを繰り返していた。調べると、小豆島はもちろん、香川県内においてすら、過去、EMへの苦情や相談は、1件もなかった。こちらも一連の”仲間たち“なのかもしれない。 ・同(水)18時35分 「プラズマクラスターと同様に、EM関連商品の勧誘についても『実際のものよりも著しく優良であると示し』(不当景品類及び不当表示防止法第4条)ているのだから、措置命令(同法第6条)を出してもらえると思う」 【コメント】 さて、さて、大石さん、勧誘って、何をいっているのですか。「実際のものよりも著しく優良であることを示しているのだから」と不当景品類及び不当表示防止法第4条に触れている、と断定している。あたかも違反行為をしているかのような投稿は、悪質で、無礼千万だ。傍観している場合じゃない。 ・2013年10月27日(日)23時8分 「再現性のない論文は大いに問題だけれど、論文にすらしないEMはまさに問題外の存在。景品表示法違反に問えるのではないの?」 【コメント】 こちらも酷い。よくまあ、そこまで言うものだ。「論文にすらしない」とはデタラメだ。国立の准教授が、こういうツイートは止めた方がいい。削除して謝罪すべきだ。子供がインターネットで調べて、これを真実と理解したら、それこそ、あなたの言う「大変不幸」というものだ。科学者なら、ほかの研究者の実績や論文に真摯に向き合うべきだ。 誹謗中傷のツイートを繰り返す一方で、 「EM研究機構からクレームが入るのかなあ」とか、 「私もだいぶEM批判をしているので、きっと私も被告団の一員に入るのだろうな。ワクワク。」と言った、ひねたつぶやきが複数確認されている。 ◇「(これは)業務妨害ですね」と幹部
国立天文台に大石氏という人物が在籍しているかどうか、まず問い合わせた。幹部の方との面談の機会があり、問題視した幹部の一人は沖縄までわざわざ事情説明にきたほどだ。勤務時間中という点については、「裁量労働」でかわしたが、どうにも歯切れが悪い。 国立天文台の小林副台長は、こちらが指摘する前に、「(これは)業務妨害」との認識を示した。その後、事実関係を調べたうえで、事情を聴いたようだ。 面談したある幹部は、「(大石氏は)研究者ですからね、第3者の情報を基にそれを信じて批判をするという行為は、科学者として、たぶん許されないことで、それについては、重々本人にはですね、私の方から個人的に伝えました」と述べた。 なぜ、ここまでやるのか? 「彼自身、少し思い込みが非常に強くてですね…ちょっと、なんというか誤った信念的なものが強いのかもしれません。彼自身が天文台の中でやることもたくさんありましてね、ぜひ、そういうことに力を注いでほしいと思います」 「厳重注意」に対して、どんな態度なのか? 「大石さんの性格からして多分ご本人が内容について反省しているということは少し考えにくいかもしれませんね。我々としては努力をしていきたいと思っております」。 ◇ソーシャルメディアのガイドラインは虚妄?
厳重注意を受けた大石氏は、それ以降、ツイッターの名前の欄に( )で、「個人としての発言」と表記し、「勤務先の仕事とは一切無関係です」と断りを入れた、という。しかし、大石氏のツィートは、繰り返されている。 内閣府に問い合わせると、みなし公務員を含む国家公務員のソーシャルメディアの私的利用にあたっての留意点として、国家公務員法、著作権法を遵守することを定めている、とし、「個人や団体の批判がそのように執拗に繰り返されていることは問題で、国立天文台で解決しなければ、上部団体の自然科学研究機構に問い合わせてみる必要があるでしょう」と問題視した。この留意点、つまりガイドラインをみると、国家公務員法に規定する、信用失墜行為の禁止や政治的行為の制限に違反する発信を行わないこと、として具体的にいくつかの事例を紹介している。 ・職務の公正性又は中立性に疑義を生じさせるおそれの内容のある発信 ・他人や組織を誹謗中傷する内容や他人に不快又は嫌悪の念を起こさせるような発言 ・公序良俗に反する内容の発信、他人の権利権益を侵害するおそれがある内容の発信 及び社会規範に反する発信(差別的発言等) さて、大石氏の職制上、裁量労働とはいえ、職務専念義務が課せられていることから、出張中の移動時間や超過勤務時間を含め、勤務時間中の発信はやってはいけないことになっている。大石氏の場合、発言が悪質で、それを拡散している。しかし、誰も止められない。実際は、野放し状態なのだ。国立天文台の執行部は、「これ以上は、大石本人と(裁判などで)決着をつけてもらいたい」という。 ◇5回の連載を振り返って
ネットで不都合な署名活動をやって、文部科学省に提出するのだという。そうかと思えば、今度は、小中学校の教育現場からEMを排除する、という趣旨の意見書と補足資料を一括して揃えた雛形を、これまたネットで無差別にばらまいているのだ。やることがえげつない。 前者の仕掛け人は、山形大学准教授、天羽優子氏だ。後者は、「善玉菌太郎」という匿名の主だが、またぞろこれもその”仲間たち“に関係した人物に違いない。国家公務員かどうか、早晩、それは特定されていくことだろう。 その趣意書をのぞくと、「活性液の安全性に不安がある」とある。これも著しく事実を歪めている。「不安がある」なんて聞いたことがない。そんなデマ情報を拡散し、県や市の教育委員会や議会に働きかけて、EMの利用を止めさせようというのは卑劣な行為だ。 これに一部の地方議員が加担する気配がある。現に、共産の板橋区議がEMの排除を議会で叫んでいた。板橋区内にどんな問題が起きているというのだろうか。そういう事実にはなんにも触れない。これはデマ拡散による弾圧ではないか。ほら、戦前、共産党を弾圧した治安維持法のやり方もウソで容疑をでっち上げた。まさか、その共産党がどこかの政党と組んで政権をとったら、「ニセ科学根絶法」なんてできてしまうのだろうか。そんなことはないはずだ。 が、新聞と教授と、それに政治家が手を組んだら、EM叩きのような事態を招く懸念は否定できない。その通報に一連の”仲間たち“が暗躍しないとも限らない。ぼくは、事実を正しく捉えない政治家の関与を深刻に受け止めている。 戦後の混乱期に、放火や窃盗などの事件の容疑を在日韓国人に押し付けた。憎い相手を貶める時は、事実を歪めるのが常套手段だ。大石氏のデマ拡散はその延長線上にあるように見える。EMを排斥する側にこそ、重大な疑義がある、というものだ。メディアは、本来その辺を注視すべきなのだが、朝日の科学部の記者らがそのEM潰しに加担しているのだから、極めて憂慮すべき事態と認識している。この連載は、社会貢献を第1に掲げる琉球大学発のベンチャーを応援する目的がある。 EMの商品は、ごく普通の経済の一環として市場に流通している。しかも法律に違反するようなことはない。過去、EMが国内外に普及して30年余り、甚大な被害を及ぼすような問題は何も生じせしめていない。製造物責任は、その趣旨にそって対応するものだ。市場経済なのだから、「効果がない」ならとっくに淘汰されているはずだ。法治国家なのだから、人を騙して売りつけるようなことがあれば訴えられるでしょう。それにもかかわらず、定義がいい加減な「ニセ科学」というレッテル一つで、使ってもいない、現場を見てもいない者がなぜ、批判できようか。 共産党員を弾圧したごとく、黒い噂をふりまいてデマ情報垂れ流す、という一点で、国家公務員らの“仲間たち”の怪しさが浮かび上がってくる。いくら徒党を組んでEMを潰そうとしても却って彼らの異様さが際立つばかりなのだ。この連載でぼくは取材に基づいて彼らの「怪しさ」と「異様さ」を取り上げているつもりだ。まだまだ、ある。 さて、この狂騒に乗じて根拠もなくEM排斥の意見書を出した本人が特定されれば、その真意について教育委員会や議会側が事情を聴く必要があろう。意見書の中味を精査するのは当然だ。次回は、このネットでの妨害がいかに現場の声を無視した暴挙か、それを現場から報告する。 ≪続く≫ 関連:人事院 義務防止違反防止ハンドブック
http://www.jinji.go.jp/fukumu_choukai/handbook.pdf 4 信用失墜行為の禁止(国公法第99条) 職員は、その官職の信用を傷つけ、又は官職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。 【事例8】 ソーシャルメディア上で不適切な発言を行い、重要課題に対する政府の信頼を傷つ けた 関連:
「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php 「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php 「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第3回:EM攻撃は朝日から始まった: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php 「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞): http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php EM関連論文・報告:
●Effective microorganisms and their influence on vegetable production - a review http://www.jhortscib.org/Vol88/88_4/2.htm ●微生物の代謝を利用した重金属汚染土の浄化効果 https://web.archive.org/web/20150223234658/http://www7.civil.kyushu-u.ac.jp/geotech/pp_geoenv/09-2.pdf ●Laboratory Scale Bioremediation of the Yamuna Water with Effective Microbes (EM) Technology and Nanotechnology http://www.omicsonline.org/2155-6199/2155-6199-3-160.pdf ●長崎県 EM 菌活用による内海湾の浄化について (幡鉾川河口の環境回復を図る) http://www.doboku.pref.nagasaki.jp/keiji/gijutuhappyo/h16/ronbun/11.pdf ●三重県 閉鎖性水域(英虞湾)における水質浄化実験 http://www.eco.pref.mie.lg.jp/earth/100150/em/doc-report/1-3.pdf ●Functions of effective microorganisms in bioremediation of the contaminated harbor sediments. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22217081 比嘉照夫教授の連載より ●第94回 水系改善と生物多様性の回復(3) http://dndi.jp/19-higa/higa_94.php ●第95回 水系改善と生物多様性の回復(4) http://dndi.jp/19-higa/higa_95.php ●第96回 水系改善と生物多様性の回復(5) http://dndi.jp/19-higa/higa_96.php ●第97回 水系改善と生物多様性の回復(6) http://dndi.jp/19-higa/higa_97.php |
|
第4回:浮かぶEM根絶やしの構図(大阪大学・国立天文台・朝日新聞)
http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150924.php 「ニセ科学」というレッテルで、EM(有用微生物群)の環境活動が、膨大なデマ情報と誇張のツイッター・アビューズにさらされている。ツイッター・アビューズとは、ツイッターでの悪意のある誹謗・中傷のことを言うのだが、近年、ますますエスカレートして社会問題になっているのだ。陰湿でしかも悪意に満ちた投稿が連続すると、もう誰にも止められない。それは集団的なイジメのようなものだ。このまま放置すれば人を死に追いやる危険すらあるのではないか。朝日新聞の不適切な取材記事で、ツイッターによるEMへの攻撃が激化した。その証拠に、記事がでるタイミングを狙って直接的な妨害に及ぶ国立系の准教授がいた。どういう人物なのか。上司らも首をかしげた。このような不適切でアンフェア-な朝日記事、集団でのツイッター攻撃、それらに連動した妨害の数々、大阪大学教授、山形大の准教授、そして今度は国立天文台の准教授まで加担していることが浮かび上がった。国家公務員がその立場を利用して善意のボランティアを断罪し貶めている。そんなことが許されていいはずがない。その現実を2回に分けて報告する。 DND編集長、ジャーナリスト・出口俊一 http://dndi.jp/mailmaga/mm/images/2015092401.png
《国立天文台、大石氏のツイッターから。酷いなあ。独裁のヒットラーがやったユダヤ人の大虐殺、障害者への迫害の惨劇を思うと、たとえ冗談でもこのような揶揄は許されるものではない。》 ◇自治体にメールや電話で圧力
国立天文台に在籍するクレーマーは、准教授の大石雅寿氏のことだ。ツイッターの投稿回数は、天文学的ですらある。その内容は、ひねた薄笑いを浮かべながら書き込んでいるようで気味が悪い。偏屈、独断、野卑といったおおよそ国立大学機関に従事する研究者とは思えないほど著しく品位を欠いたものだ。EMや開発者の琉球大学名誉教授、比嘉照夫氏を「許しがたい存在」などと誹謗し、その矛先は政権にも向けられている。 写真は、大石氏の投稿だ。今年7月16日(木)、ちょびヒゲを描いた安倍首相をヒットラーに見立てたコラージュのプラカードを掲載し、「安保法制にむけた安倍晋三氏の本心を表している」とやった。確かに、これは酷すぎる。7月31日(金)には、反安保法案共同デモに参加してきました-とつぶやくのである。おもしろおかしく拡散されるのだ。国家公務員の服務規程なんかあったものじゃない、やりたい放題なのだ。 所属の国立天文台は、沿革をたどると、1888年(明治21年)創設の東京天文台を前身とする由緒正しい研究機関だ。そこに名を連ねる科学者がかつて、敵意をむき出しで他人を汚く罵ることがあっただろうか。業務とかかわりないところで、しかも勤務時間中にもツイートしたり、メールしたり、あるいは電話までして嫌がらせを繰り返していた。 ◇稚拙な意見、不正確な引用
さて、問題の朝日記事が出た7月3日の大石氏の投稿には、 「青森県のHPから、早速意見を提出した。さっさとEM菌から手を引きなさい、と」 とあった。「さっさと手を引け」とは穏やかではない。長野記者が書いた記事が青森版に出たその日のうちに関東在住の大石氏が青森県庁にメールを送っていたのだ。あらかじめ準備していたかのような素早さは計画的だ。 青森県庁のHPをのぞくと、確かに「EM菌の利用について」と題した意見があった。それは意見というよりは、EMを「カルト」呼ばわりしている点からして中傷、誹謗の類のなにものでもなかった。ここ3年余り、掲載したままだ。信用棄損の二次被害を招いていることに気付かないのだろうか。 その全文を引用すると、 ≪ニュースでEM菌のことを知った。あまりに非科学的なことをやっているので、ぜひ、意見をしたい。子供がインターネットで調べているようだが、こんな非科学的なこと(重力波と菌のこと)を調べた結果として、「真実」として理解すると大変不幸だ。 東青地域県民局の方は、「環境に興味をもってもらえるから良い」として報道されているが、興味さえ喚起できれば何でもよいわけではない。極端に言うならば、真実とかけ離れた誤ったことを土台にしている点で、これはカルトに近い活動にも思える。「誤った事実によっても関心さえもたせればよい」との倫理が大きな間違いであることは明白であると言える≫ 何度読んでもわかりにくい。何を問題にしているのか。
「真実として理解すると大変不幸だ?」 「真実とかけ離れた誤ったことを土台?」 「これはカルトに近い活動にも思える?」 「誤った事実によっても?」 「倫理が大きな間違いであることは明白?」 いやあ、なんともあきれるほど稚拙な文章だ。なにひとつ具体的なことが指摘されていない。県の担当者が言った「環境に興味をもってもらえるから良い」というのは、正しくは「学校が水質浄化に関心を持ち、活動してくれること自体がありがたいことだから」と伝えている。ほんとうに担当者がそういったのかどうかはわからないが、一応、記事ではそうなっている。「極端に言うと」って、それも変でしょう。この手の批判は抑制を効かせるのが識者の心得だ。まして「カルトに近い活動だ」なんて、近いも遠いもない。カルトはカルトだ。中学生だってもう少しまともな文を書くだろう。ひょっとしたら別人が書いたのかもしれない。まあ、ご本人が意見を出したというのだから、それを信じた方が無難だ。
やはりね、このように不適切な朝日記事が、世間に大いなる誤解を与え、EM批判を扇動し、悪しき集団的イジメを助長させてしまうのだ。これはその典型となろう。 この「重力波」、その架空の「談話」であった、という点については前の連載で繰り返し言及した。取材をしていないのは致命的だ。自分で問いかけて自らがネットから答えをひねり出すというマッチポンプをやらかした「談話」でもある。 ◇新聞の「 」は、会話か、引用が主だ
新聞で使う「 」は、会話とか、文献の引用などを示すという約束事ごとが厳然とある。引用先を明示していないのだから、誰しもが「談話」と読んでしまうのだ。この「談話」で、大石氏も「非科学的」と読み、「カルトに近い活動」と非難したのだろう。 こんな風に、長野記者が仕組んだ「重力波」が、「非科学的」というレッテル貼りの根拠とされている。 朝日記事をみた読者が、どんな感想を述べたか、その膨大な証拠がネット上にある。この記事によって比嘉氏への中傷、誹謗のツイッター・アビューズは凄まじい攻撃にさらされた。比嘉氏が、朝日新聞を提訴したのは当然のことだろう。 カルトとは、危険思想を持つ異端的宗教のことをいう。現在では極端に危険な、そして反社会的な思想を持った宗教または団体を意味する。千人近い集団自殺を招いたブラジルの教団や、地下鉄サリン事件にみる無差別殺人事件を起こしたオウム真理教などをカルト教団と言うのが一般的だ。 大石氏に問いたい。EMのどこが「カルトに近い活動」なのか、反社会的な行為や事件を引き起こしたとでもいうのだろうか。そんな事実はどこにもないではないか!。大阪大学教授の菊池誠氏や、神田外語大学准教授の飯島明子氏らは、EMをオウム真理教と同列に扱って「危険だ」と言いふらしている。 善意のボランティアを潰そうとする、彼らの背景や狙いは何なのだろうか。 ◇朝日の記事は、「仲間たち」の代弁か?
これまで4回にわたった連載「朝日新聞とツイッター-そこまででやるか、EM叩き-」を見ていくと、ある点と線がつながった。それぞれが偶然に、ニセ科学批判、EM叩きをやっているのかと思いきや、どうもそうではないらしい。EM根絶やしの人脈、その構図が浮かんできたのだ。 長野記者の記事に談話を寄せた一人、大阪大学教授の菊池氏はこの連載でEM批判の急先鋒と紹介した。もうひとり、コメントを寄せた長崎大学准教授の長島雅裕氏(現在、文教大学)は、阪大大学院時代にその菊池氏の授業を受けていた。いわば“教え子”だ。長崎大で、そして昨年4月に移籍した文教大の授業で、ニセ科学と称したテーマでEMの商品を挙げて批判している。なんら犯罪に関与したわけでもないのに特定の商品や会社を問題にするなんて、おかしな話だ。ニセ科学というデタラメな審判を勝手に市場経済に潜り込ませるという在り様は、勘違いも甚だしい。社会主義じゃないのだから。 論文があるのに「ない」と叫ぶ。根拠が明確なのにこれまた「ない」と風評を撒き散らす。その多くの成果を確かめもしないで騒ぎ立てるのである。まず、正しく見るように努めてもらいたい。論より証拠というじゃないですか。 さて、その長島氏は、2000年4月から2001年8月の期間、国立天文台研究員、任期付き助手など3年余り在籍し、2008年から2010年3月の2年間は天文台の客員准教授だった。つまり、今回、新たに登場した国立天文台の大石准教授とは、顔見知りだった可能性が高い。 長野記者と菊池氏の関係は、言うまでもない。ある講演会で、長野記者と大石氏が親しげに談笑している様子がブログで捉えられていた。大阪大学と国立天文台、それに朝日新聞、ぐるっと、奇妙にも繋がってくるのだ。 長野記者のEM批判記事は、こういった”仲間たち“の考えを反映させたものだ。記事は、”仲間たち”の偏見を代弁しているようにみえるのだ。あるいは彼らの思惑に誘導されたとなれば、新聞記者の独立性が根本から揺らいでくる。 「記者は自分が属する組織以外のために働いたり、報酬を得たりしてはならない」(中馬清福氏私案・新聞記者行動規範)と戒めている通りだ。 記事が出た3日のその日のうちに、大石氏が青森県庁に「EM菌から手を引け」と抗議のメールを出したのは、あまりにタイミングが良すぎると思った。その周辺に朝日記者+仲間たちによるEM根絶やしの"策謀"が渦巻いているようだ。 大石氏らは、同級生ら青森県庁の人脈をたどってEM潰しを仕掛けたのであろう。ツイッターで、大石氏は県知事が地元の高校のひとつ先輩だとして、長野記者に直接取材するよう働きかけていた。朝日新聞をテコに”仲間たち“がどのようにEM潰しに関与したか、その構図が透けて見えてくる。 次回は、国立天文台が下したある処分に触れる。 ≪続く≫ 関連:人事院 義務防止違反防止ハンドブック
http://www.jinji.go.jp/fukumu_choukai/handbook.pdf 4 信用失墜行為の禁止(国公法第99条) 職員は、その官職の信用を傷つけ、又は官職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。 【事例8】 ソーシャルメディア上で不適切な発言を行い、重要課題に対する政府の信頼を傷つ けた 関連:
「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第1回:「ニセ科学」糾弾の急先鋒: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150716.php 「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第2回:大阪大学、菊池氏に汚された口蹄疫感謝状: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150805.php 「検証 朝日新聞とツイッター」 -そこまでやるか、EM叩き- 第3回:EM攻撃は朝日から始まった: http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm150909.php EM関連論文・報告:
●Effective microorganisms and their influence on vegetable production - a review http://www.jhortscib.org/Vol88/88_4/2.htm ●微生物の代謝を利用した重金属汚染土の浄化効果 https://web.archive.org/web/20150223234658/http://www7.civil.kyushu-u.ac.jp/geotech/pp_geoenv/09-2.pdf ●Laboratory Scale Bioremediation of the Yamuna Water with Effective Microbes (EM) Technology and Nanotechnology http://www.omicsonline.org/2155-6199/2155-6199-3-160.pdf ●長崎県 EM 菌活用による内海湾の浄化について (幡鉾川河口の環境回復を図る) http://www.doboku.pref.nagasaki.jp/keiji/gijutuhappyo/h16/ronbun/11.pdf ●三重県 閉鎖性水域(英虞湾)における水質浄化実験 http://www.eco.pref.mie.lg.jp/earth/100150/em/doc-report/1-3.pdf ●Functions of effective microorganisms in bioremediation of the contaminated harbor sediments. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22217081 比嘉照夫教授の連載より ●第94回 水系改善と生物多様性の回復(3) http://dndi.jp/19-higa/higa_94.php ●第95回 水系改善と生物多様性の回復(4) http://dndi.jp/19-higa/higa_95.php ●第96回 水系改善と生物多様性の回復(5) http://dndi.jp/19-higa/higa_96.php ●第97回 水系改善と生物多様性の回復(6) http://dndi.jp/19-higa/higa_97.php |



